全米ナンバー1ヒットの超話題作、SNS世代に贈るリアルな青春SFアクション『クロニクル』がいよいよ公開

© 2011 Twentieth Century Fox

『クロニクル』は、自分を記録することが日常化しているSNS世代をリアルに描き、全米で初登場1位を獲得。“クロニクル現象”とも言われた超話題作が9月27日、待望の日本公開を迎える。

ひょんなことから特殊能力を手に入れてしまった男子高校生たちが、自らを映像に記録＜クロニクル＞しながら、そのチカラに次第に翻弄されていく姿を描いた本作。大友克洋の漫画「AKIRA」を彷彿とさせるアクションシーンを織り交ぜながらも、描かれているのは現代の高校生のリアルな心理描写だ。平凡な高校生がある日突然チカラを持ってしまったらどうするのか？ チカラを手にしても尚ままならない人生に対して若い彼らはどう立ち向かうのか？ 不意に手にしたチカラによって日常が破壊されていく姿を、主人公自らがカメラを回して記録していくという設定は、映像を動画サイトに気軽にアップする新世代にとってリアルすぎるSFアクションとなっている。

© 2011 Twentieth Century Fox

監督である28歳の新鋭ジョシュ・トランクは、動画サイトで1000万以上の再生回数を獲得した短編映画『Stabbing at Leia’s 22nd Birthday』でセンセーションを巻き起こした人物。まさにその経験が、映像を動画にアップする世代を描いた本作にも活かされている。さらに、彼の長編映画デビューとなった本作は、高校時代の知り合いだった脚本家マックス・ランディスとSNSでフォローし合っていたことをきっかけに生まれたという。短編の成功、脚本家との出会い。まさにその成り立ちからして、新世代の映画だと言える。

SFやアクション作品としても注目されている『クロニクル』。必見なのは、その斬新なヴィジュアルやカメラワークだ。“ファウンド・フッテージ映画” (撮影済みの映像が発見されたという設定の映画) の体裁をとっているが、このジャンルにありがちの映像のざらつきやブレは見られない。なぜなら現代の高校生である主人公たちは優れたヴィジュアル感覚と知性を持っており、カメラもプロ仕様のHDカメラを使っているという設定だからだ。さらに彼らはチカラを使ってカメラを宙に浮かべることも、飛行させることもできる。そんなジャンルを超えた独特のやり方でアクションをとらえた本作は、観客にこれまでにないような斬新な映像を見せてくれるだろう。

© 2011 Twentieth Century Fox

＜映画情報＞
『クロニクル』
公開日: 2013年9月27日 (金)
監督: ジョシュ・トランク
脚本: マックス・ランディス
主演: デイン・デハーン (『リンカーン』『欲望のバージニア』『アメイジング・スパイダーマン２』)、アレックス・ラッセル (『キャリー』)、マイケル・B・ジョーダン (『陽だまりのグラウンド』)
配給: 20世紀フォックス映画
2011年 / アメリカ / PG12 / 85分 / 英語・日本語字幕 / 原題: Chronicle ©2011 Twentieth Century Fox
URL: chronicle-movie.jp