Elein Fleiss Exhibition 'Disappearing' At Center for COSMIC WONDER

インディペンデント雑誌の先駆者、Elein Fleiss (エレン・フライス) の個展「Disappearing」が Center for COSMIC WONDER にて開催

Elein Fleiss Exhibition 'Disappearing' At Center for COSMIC WONDER
Elein Fleiss Exhibition 'Disappearing' At Center for COSMIC WONDER
News/

インディペンデント雑誌の先駆者、Elein Fleiss (エレン・フライス) の個展「Disappearing」が Center for COSMIC WONDER にて開催

Elein Fleiss Exhibition 'Disappearing' At Center for COSMIC WONDER

by Mikiko Ichitani

東京・南青山にある Center for COSMIC WONDER (センター オブ コズミックワンダー) では、編集者・林央子発案のもと Elein Fleiss (エレン・フライス) の個展「Disappearing」を10月16日(火)から10月25日(木)までの期間で開催している。

東京・南青山にある Center for COSMIC WONDER (センター オブ コズミックワンダー) では、編集者・林央子発案のもと Elein Fleiss (エレン・フライス) の個展「Disappearing」を10月16日(火)から10月25日(木)までの期間で開催している。

1992年にインディペンデント雑誌の先駆けである『Purple Prose』を刊行し、以降『Purple』『Hélène』など、アートとファッションを中心とした個人出版の雑誌をつくり続けてきた編集者、Elein Fleiss。彼女特有の私的 (詩的) な対象に目を向けた記憶と感覚により収集されたものを編成、構成することにより生み出されるリアルでジャーナリズムに長けた作品群は日本でも多くのファンを持つ。現在は、フランスの南西部トゥールーズに近い田舎町に暮らし、写真や文章による作家活動が注目されている。

©︎Elein Fleiss

©︎Elein Fleiss

本展タイトルの「Disappearing (=消滅する)」は、ごく最近訪れた旧友 Michel Butel (ミシェル・ビュテル) の喪失が重ねられており、失われていくこの世界そのものを映した言葉でもある。本展に寄せたテキストには、彼女が大きな影響を受けた Michel Butel の遺した以下のメッセージが添えられている。
「私は言論/ジャーナリズムを考えてきました、今も考えていますが、不慣れであると思って います。そして年月を経てもなお、私はアートと同じレベルで、出版は何を示すことができる か考えています。私は雑誌がアートやフィルムと同じくらい作り手と読み手にとって、美し く、大切な作品として存在すると思っている。」

初日の10月16日(火)には、写真展示に加え、Elein Fleiss と Cosmic Wonder によるパフォーマンス「Autre Temps」も発表する。「Autre Temps」とは、彼女が近年ライフワークとして集めている古着に、Cosmic Wonder の前田征紀と安田都乃が手作業を加えるというもの。パフォーマンス終了後には、仕上がった衣類や小物も販売される。

展覧会情報
展覧会名 Disappearing
会期 10月16日(火)〜10月25日(木)
場所 Center for COSMIC WONDER
住所 東京都港区南青山 5-18-10
開館時間 11:00~19:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ先 03-5774-6866
HP  www.cosmicwonder.com