Dive Into Chanel's Special Exhibition Mademoiselle Privé At Saatchi Gallery

Chanel (シャネル) のクリエイションを紐解く旅、「マドモアゼル プリヴェ」がロンドンの Saatchi Gallery (サーチ・ギャラリー) にて開幕

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Chanel (シャネル) のクリエイションを紐解く旅、「マドモアゼル プリヴェ」がロンドンの Saatchi Gallery (サーチ・ギャラリー) にて開幕

Dive Into Chanel's Special Exhibition Mademoiselle Privé At Saatchi Gallery

Chanel (シャネル) のクリエイティビティに迫る特別展「マドモアゼル プリヴェ」が10月13日よりロンドンにて開幕した。本エキシビションは、Gabrielle Chanel (ガブリエル シャネル) と Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) という2人のカリスマによって織りなされる Chanel (シャネル) の魅惑の世界へと来場者を誘う。

Chanel (シャネル) のクリエイティビティに迫る特別展「マドモアゼル プリヴェ」が10月13日よりロンドンにて開幕した。本エキシビションは、Gabrielle Chanel (ガブリエル シャネル) と Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) という2人のカリスマによって織りなされる Chanel (シャネル) の魅惑の世界へと来場者を誘う。

会場となったSaatchi Gallery (サーチ・ギャラリー) で、来場者を迎え入れるのは英国のランドスケープデザイナー Harry and David Rich (ハリー&デビッド・リッチ) がマドモアゼルの人生へのオマージュとして構想した現代的なイギリス式庭園。秋らしいゴールド、バーント オーク、シルバー グラナイトを用いて作られたこの庭園は、マドモアゼルの自由への渇望を表現する「リバティ」、彼女の人生を賭けた愛を表現する「ボーイ カペル」、彼女の星座であり強さのシンボルでもある「レオ」という3つのパートから構成される。

庭園から続くのは、マドモアゼルのアパルトマンを彷彿させるコロマンデルの塀風で区切られた空間だ。ここからが Chanel の神髄へと迫るギャラリーの始まりであり、1階は5つの部屋に仕切られている。パリのカンボン通り31番地、ヴァンドーム広場、マドモアゼルが初めてブティックをオープンしたドーヴィルなど彼女にまつわる最もシンボリックな場所が再現されたり、マドモアゼルが愛したダイヤモンドをテーマにした部屋があり、彼女のインスピレーションの源へと迫っていく。また、彼女と Karl Lagerfeld が生み出したメゾンのシンボリックなアイテムが展示された部屋、オートクチュール職人の技を感覚的に体験できるスペース、不朽の名作であるフレグランス「シャネルNo5」のラボラトリーがそれに続く。


2階では、1932年に発表されたメゾン最初のハイジュエリーコレクション「Bijoux de Diamants (ダイヤモンド ジュエリー)」の復刻版と Karl Lagerfeld が本エキシビションのために特別にデザインしたオートクチュールのサヴォアフェールが融合されている。この「Bijoux de Diamants」は、マドモアゼルが唯一発表したハイジュエリーコレクション。1932年にロンドンで展示される予定であったのに英国の厳しい税関の規定によって止められてしまったというこの幻のコレクションが、93年という長い年月を経て本エキシビションで蘇ることとなった。また、同フロアには Julianne Moore (ジュリアン・ムーア) や Kristen Stewart (クリステン・スチュワート)、Keira Knightley (キーラ・ナイトレイ)、そして Lily-Rose Depp (リリー=ローズ・デップ) といった Chanel のミューズである女優やモデル、友人達のポートレイトも展示されている。彼女達はメゾンのオートクチュールと「Bijoux de Diamants」を身に纏い、マドモアゼルのアパルトマンで Karl Lagerfeld によって撮影された。3階では、メゾンのクラフトマンシップとサヴォアフェールにフォーカスしたワークショップやあらゆる年代の来場者に向けての教育的プログラムが用意されている。


本エキシビションは、最後に18世紀のフランス式庭園で幕を閉じる。メゾンのシグネチャーでもある交差する「C」のロゴは、マドモアゼルが幼少期に過ごしたオバジーヌの孤児院にあるステンドグラスの窓に施されていた模様から誕生した。この庭園は、その模様からインスパイアされており、マドモアゼルが孤児院で過ごしたブランドの原点と Karl Lagerfeld の18世紀のフランス式庭園に対する知識と情熱が融合されているのだ。

ファッションのみならずフレグランス、ジュエリー、コスメティックまでトータルブランドとして、世界中の女性にとって永遠の憧れとなっている Chanel。そして、そのメゾンを今日まで世に送り出し、ファッション史において最も重要と言っても過言ではないであろう Gabrielle Chanel と Karl Lagerfeld。その2人が時代を超えて共有したビジョン、その大胆不敵な精神を感じることの出来るまたとない機会を見逃さないで。

<展覧会情報>
「マドモアゼル プリヴェ」
場所: SAATCHI GALLERY
住所: Duke Of York’s HQ, King’s Rd, London SW3 4RY, United Kingdom
会期: 2015年10月13日 – 11月1日
時間: 10:00 – 18:00 (水曜日は22時まで)
入場料: 無料

HP: www.chanel.com