The Look Starring emma In Prada

—セルフプロデュースしたビジュアルスタイルブック『emma』出版のキッカケは？

文化 (文化服装学院) に通っていましたし、昔から“物づくり”が好きなんです。他の人がやっていないような企画を出したり、写真を撮影したりする裏方の仕事に興味があったので、思い切り自分の世界を表現できるスタイルブックをやってみたいと思いました。ストーリーにまつわる文章も自分で書いているので、新しいガールズカルチャーを発信できればと。

—ピンク、バッドガール、セクシーなどキャッチーなテーマが気になりますが、どこからインスパイアされたものですか？

自分の好きなものや、これまでのお仕事でできなかったこと、やっていなかったことを意識して決めました。モデルとして一番初めに撮影してもらったフォトグラファーさんが藤田一浩さんだったので、今回書籍を出すことが決まった時はすぐにお願いしました。実は『emma』の初めての撮影が藤田さんとだったのでドキドキが止まらなかったです。モデルのお仕事でも普段はあまり緊張しない方なんですけど、自分が考えた構成で撮影を進めたのでこの時は本当に緊張しました。今回のビジュアルイメージについてはオール国内ロケですが、旅行先でインスピレーションを受けていることがあるかもしれないです。

—最も気に入っている写真は？

出身地の北海道で撮影したファミリーフォトが一番気に入っています。家族と一緒に撮影するのは初めてでしたし、家族も私の撮影現場を見たことがなかったのでとても新鮮でした。プライベート感たっぷりの現場は本当に楽しかったです。それに、大好きな家族との写真には、他にはない素の顔が写ってると思います。

—数年後はどんな自分でいたい？

内面は変わらないでいたいですね。今のこの気持ちを大切にしていきたい。今回スタイルブックを作ってみて本当に楽しかったですし、クリエイターの仕事により興味が湧いてきたので、どんな形であれ、これからも何かを発信することは続けていきたいです。