CHANEL Fall-Winter 2019/20 Ready-To-Wear Collection

ピュアな白銀の世界で、カール・ラガーフェルド最後のシャネル 2019/20年秋冬 プレタポルテ コレクション

CHANEL Fall-Winter 2019/20 Ready-To-Wear Collection
CHANEL Fall-Winter 2019/20 Ready-To-Wear Collection
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ピュアな白銀の世界で、カール・ラガーフェルド最後のシャネル 2019/20年秋冬 プレタポルテ コレクション

CHANEL Fall-Winter 2019/20 Ready-To-Wear Collection

by Terumi Hagiwara

CHANEL (シャネル) は Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) と Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) によるコレクションを発表した。カール・ラガーフェルドの最後のコレクションでもある。グランパレの会場はパリジェンヌたちの冬のリゾート、スイスの雪山を思わせる白銀の世界だ。いくつも並ぶロッジの前に客席を作り長いキャットウォークをモデルが闊歩する。

CHANEL (シャネル) は Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) と Virginie Viard (ヴィルジニー・ヴィアール) によるコレクションを発表した。カール・ラガーフェルドの最後のコレクションでもある。グランパレの会場はパリジェンヌたちの冬のリゾート、スイスの雪山を思わせる白銀の世界だ。いくつも並ぶロッジの前に客席を作り長いキャットウォークをモデルが闊歩する。

真っ白な雪一面の会場にしんと張り詰めた空気の中、1分間の黙祷を捧げた。カールの肉声が流れてショーはスタートした。

ファーストルックはブラック&ホワイトのざっくりしたロングコートにハイウエストのパンツを合わせている。Vラインにぐっと開いた胸元にはチェーンとコスチュームパールのネックレスを幾重にも重ねている。ツイードの帽子をかぶってシャネルスタイルが完成だ。ツィードオンツイードのコーディネイトは膝下のパンツにスカートを重ねてコートを羽織るスタイルも登場した。アウターと同じ素材をボトムスに使うのが今年のトレンドになりそうだ。

モノトーンのルックの後、パープル、フューシャピンクなどのパディングジャケットが並んだ。足元はスノーブーツだ。

チロル風のざっくりしたニットドレスはウエストをベルトでキュッと締めてスカートの膨らみを強調している。首元に巻いたスカーフがフェミニンだ。

フェザーのバルーンスカートがスノーボールのような印象だったルックを纏いシャネルのアンバサダーである Penelope Cruz (ペネロペ・クルス) もキャットウォークした。

カールのお気に入りモデルたちは涙ながらにフィナーレを歩き、客席のスタンディング・オベーションはしばらく終わらなかった。

プレスリリースにはいつもカール・ラガーフェルドが撮影したルック写真が入っているが、今シーズンはガブリエル シャネルとカールが並んでいるカールのスケッチが添えられていた。

後任は30年以上カールと仕事をしてきたヴィルジニー・ヴィアールが抜擢された。

問い合わせ先/シャネル (カスタマーケア) 0120-525-519
HP: www.chanel.com