中世ヨーロッパのヒエラルキーをハイブリッドに折衷、J.W.Anderson (J.W.アンダーソン) 2017年春夏コレクション

ファッションウィークの風は既にパリまで届いているが、少し時間を戻して J.W.Anderson (J.W.アンダーソン) の2017年春夏ウィメンズコレクションをスローバック。

ロンドンファッションウィーク期間中にあたる9月17日。ショーのベニューには今最も旬な Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) による最新コレクションを一目見ようと世界屈指のジャーナリストが集結した。

今季ファーストルックで登場したのは、スポーティーなキルティング素材で仕立てらたボマージャケット。スリーブ部分には、ルネサンス期の宮廷衣装を思わせるラッフル装飾が取り入れられている。ファーストルックに象徴されるように、今季コレクションで要となったのはアリストクラスティック (貴族文化) なスタイルとスポーティーな要素の融合。ランウェイではその後、ダランと垂らしたスリーブが “Low-key” な印象のギャザードレスや、右半身にビスチュエを取り入れたハイブリッドなスポーツトップスなどが登場した。

中でも注目は、中盤で Lina Hoss (リナ・ホス) が着用したストライプのニットワンピース。低めのウエストでマークしたリラックス感漂うルックには、ヘムとカフの部分が局部的に隆起したディテールが取り入れられており、切りっぱなしのアンダースカートと対比するロマンティックなシルエットに仕上げられた。

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HP: j-w-anderson.com