SIHH 2017: Vacheron Constantin’s Ultimate Unique Pieces

JEWELRY & WATCH | Apr 3, 2017 12:05 PM
1月に開催された世界最大の宝飾と時計の見本市のひとつである SIHH (Salon International Haute Horlogerie、通称ジュネーブ サロン) から、中でも個性が際立つ選りすぐりの新作をブランドごとにご紹介。
© Vacheron Constantin

© Vacheron Constantin

誇張かもしれないが、時計を作るということは、さながら森羅万象を解き明かすようなものだ。1分は60秒、1日は24時間。時間を確認する、という極めてシンプルな作業のために作られたこの道具は、長い年月をかけて多様な進化を遂げてきた。そして中でも最も稀少性が高いのが、オートオルロジュリーと呼ばれる高級機械式時計。機械工学から天文学、そして芸術に至るまで、ありとあらゆる文明の粋を結集させたこれら小さな機械が生み出す際限なきロマンは、まさに人類の叡智と呼ぶに相応しいだろう。

今回、『The Fashion Post (ザ・ファッションポスト)』では、1月に開催された世界最大の宝飾と時計の見本市のひとつである SIHH (Salon International Haute Horlogerie、通称ジュネーブ サロン) から、中でも個性が際立つ選りすぐりの新作をブランドごとにご紹介。もちろん、どれも極めて生産数が限られている上に、お値段も気軽に手が出せる代物ではない。しかし腕時計に馴染みの薄いミレニアル世代だからこそ、今一度オートオルロジュリーのストーリーに触れ、その崇高な世界に憧れを抱いてもらえたらこの上ない幸せ。

ヴァシュロン・コンスタンタンのストーリー

1755年、時計師の Jean-Marc Vacheron (ジャン=マルク・ヴァシュロン) によって創設された時計メーカー。18世紀から現代まで伝わる時計メーカーは数える程度しか無く、中でも創業時から一度も絶えること無く時計作りを行ってきたマニュファクチュールの Vacheron Constantin は「世界最古の時計メーカー」としても知られている。

「レ・キャビノティエ」が作り出した世界で1本の天文時計

世界に一つしかない天文時計、「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・ グランド・コンプリケーション 3600」

世界に一つしかない天文時計、「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・ グランド・コンプリケーション 3600」(ブティック限定)

Vacheron Constantin の高い技術力を体現する「レ・キャビノティエ」。2015年には「史上最も複雑な機械式時計」として57もの複雑機構を搭載した「リファレンス57260」を発表したことも記憶に新しいが、本年度2017年SIHHでは天文学と時計製造技術を融合させ、23ものコンプリケーションを搭載した新作「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・ グランド・コンプリケーション 3600」を発表し、また新たに時計業界の常識を打ち破っている。

「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・ グランド・コンプリケーション 3600」が示すのは、3つの異なる時間。ホワイトゴールドの針が示す「常用時」、そしてゴールドの針が示すのが太陽の目視可能な軌道に基づく「太陽時」。文字盤を裏返すと姿を表すのが、恒星の動きに基づく「恒星時」を示すもう一つの文字盤だ。まずそもそも、普段何の疑問も無く見聞きしている時間という概念がこれほど多様に解釈されているという時点で驚きだが、このタイムピースが凄いのはこれら複雑さを極めたムーブメントを僅か8.7mmの一体型ムーブメントに仕上げているところだ。また、これほど奇々怪々な内面でありながら、ホワイトゴールドのケースに、ソリッドなスレートカラーのオパーリンの文字盤を取り入れたミニマルなデザインもスタイリッシュだ。

白紙の状態から開発に5年の歳月を要し、1人のマスター・ウォッチメーカーが専任で製作したという「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・ グランド・コンプリケーション 3600」。世界1点限定のユニークピースだが、オーダーメイドで作りたいという人は銀座ブティックに併設されたビスポーク・サービス「レ・キャビノティエ」で相談することも可能だ。

ヴァシュロン・コンスタンタン初の「グラン・ソヌリ」

Vacheron Constantin 初の「グラン・ソヌリ」を搭載した究極の名機「レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860」

Vacheron Constantin 初の「グラン・ソヌリ」を搭載した究極の名機「レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860」(ブティック限定)

複雑機械式時計の中でも、他に類を見ないほど高度な技術を要する「グラン・ソヌリ」。1時間に1度の間隔で時を知らせる鐘が鳴り響くこの機構は、数あるコンプリケーションの中でも最高峰として知られている。

そして今回 SIHH 2017 において Vacheron Constantin が初となる「グラン・ソヌリ」腕時計を発表したのが「レ・キャビノティエ・シンフォニア・グラン・ソヌリ 1860」。「レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・ グランド・コンプリケーション 3600」と同じく、世界1点のみのユニークピースのこちらは、10年以上もの歳月をかけて開発され、500時間以上をかけて組み立てられた新ムーブメントを搭載。「グラン・ソヌリ」、「プチ・ソヌリ」、「ミニット・リピーター」という3つの異なる音系機構を搭載しているほかに、これまでに前例のないチャイムのモードも選択可能となっている。

ホワイトゴールドのケースにシルバートーンのオパーリン文字盤がインダストリアルな印象のこちらは、リクエストに応じてブティックにてカスタムオーダーも可能だ。

コペルニクスに着想を得たユニークなメティエダール時計

コペルニクスへの精神を崇高なアートウォッチに、「メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT」

コペルニクスへの精神を崇高なアートウォッチに、「メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT」(ブティック限定)

複雑機械式時計で知られる Vacheron Constantin のもう一つのお家芸が、伝統的な装飾技法を取り入れた「メティエ・ダール」ウォッチ。オートクチュールさながらの意匠を取り入れた Vacheron Constantin の「メティエ・ダール」最新モデル「メティエ・ダール・コペルニク・スフェール・セレスト 2460 RT」では、 16世紀の数学者であり哲学者の Nicolaus Copernicus (ニコラウス・コペルニクス) の著書『天体の回転について』をテーマに、17 世紀に活躍した地図製作者 Andreas Cellarius (アンドレアス・セラリウス) の描画に着想を得た3つの異なる装飾技法を取り入れている。

「グラン・フー (高温焼成)」による「シャンルべ・エナメル」。バロック様式を現代へ蘇らせた「ハンドエングレービング」による彫金細工。そしてサファイアクリスタルに描かれた「レーザー・エングレービング」の天空図の立体彫金。そのいずれも、Vacheron Constantin が誇る世界最高峰の技術力が生かされた芸術的傑作だ。

問い合わせ先/ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
HP: www.vacheron-constantin.com

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