Chanel's Latest Short Film Once And Forever Directed By Karl Lagerfeld Is Here

Karl Lagerfeld (カール ラガーフェルド) による Chanel (シャネル) の最新ショートフィルム『Once and Forever』が公開

Chanel's Latest Short Film Once And Forever Directed By Karl Lagerfeld Is Here
Chanel's Latest Short Film Once And Forever Directed By Karl Lagerfeld Is Here
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Karl Lagerfeld (カール ラガーフェルド) による Chanel (シャネル) の最新ショートフィルム『Once and Forever』が公開

Chanel's Latest Short Film Once And Forever Directed By Karl Lagerfeld Is Here

Chanel (シャネル) の最新ショートフィルム『Once and Forever』が公開された。12月1日にローマにて開催された2015/16年 メティエダールコレクション「パリ イン ローマ」に合わせてプレミア上映された今回のフィルムのテーマは、架空の伝記映画。これまでにも Gabrielle Chanel (ガブリエル・シャネル) を題材にした伝記映画は数多く公開されてきたが、本作において監督の Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) は、敢えて映画の撮影裏を作品として捉えることにより、現代における Gabrielle のスピリットを浮き彫りにしている。

<『Once and Forever』出演者インタビュー>

Chanel (シャネル) の最新ショートフィルム『Once and Forever』が公開された。121日にローマにて開催された2015/16年 メティエダールコレクション「パリ イン ローマ」に合わせてプレミア上映された今回のフィルムのテーマは、架空の伝記映画。これまでにも Gabrielle Chanel (ガブリエル・シャネル) を題材にした伝記映画は数多く公開されてきたが、本作において監督の Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) は、敢えて映画の撮影裏を作品として捉えることにより、現代における Gabrielle のスピリットを浮き彫りにしている。

架空の映画内において、若かりし日の Chanel を演じるのは、『トワイライト』シリーズでも知られるアメリカ人女優の Kristen Stewart (クリステン・スチュワート)1950年代の彼女の姿を演じるのは Geraldine Chaplin (ジェラルディン チャップリン)1950年といえば、当時ファッションシーンから遠ざかっていた Chanel が華々しいカムバックを果たし、アメリカで大成功を収めた時期だ。当時の様子は本作のほかに、2013年に開催された 2013/14年 パリダラス メティエダールコレクションにおいてもそのストーリーが見て取れる。

「最終的な Chanel のイメージは、年齢を重ねたひとりの女性。若い頃の姿でもなければ、彼女の恋人達でもなく、その美貌でもありません。Geraldine Chaplin 扮するシャネルはまさに見所のひとつ。このフィルムでは、Gabrielle がどのような女性だったのかではなく、彼女のこれまで語られることのなかった人生や愛、そしてファッション界へのカムバックのストーリーが語られるのです。」と語る Karl Lagerfeld。彼が思い描く現代の Chanel の女性像は、気難しい高慢なハリウッドスターのふるまいとオーバーラップさせることにより、リアルかつ等身大の姿として描かれている。

映画のプロデューサーが若い優秀なフランス人監督を紹介するも怪訝そうな顔を見せ、共演する俳優をも拒絶。彼女につきまとうメディアに対してわめき散らす。Chanel 演じるという大役を前にしながらも身勝手なふるまいを取ってしまう若手女優という、何とも皮肉な役を見事に演じる Kristen もさることながら、タバコを吹かしながら電話に向かって「クチュールはアートなんかじゃないの、仕事よ!」と叫ぶ Geraldine Chaplin の真に迫る演技は一見の価値ありだ。

そして更に注目すべきは、絢爛豪華な衣装。エレガントなラッフルカラーのブラウスとグレンチェックのジャケット、アイコニックなツイードジャケットと何重にも重ねたパールネックレス、シンプルなホワイトのコットンドレス、煌びやかなブラックのスパンコールガウン。これらは全て、Chanel 1900年初頭から1960年代にかけてのアーカイブに所蔵される貴重なピースだ。中でも目を引くのが、ラストシーンで Kristen が纏うシルバーのドレス。このピースはなんと、1919年に制作された現存する唯一の作品だという。「年代もののオートクチュールピースを前に、空いた口が塞がりませんでした。」と語る Kristen。有名なコロマンデル屏風を前に、若き Chanel への回想に耽るその姿は、さながら Chanel のスピリットが彼女に宿ったかのような錯覚を覚えさせる。

問い合わせ先/シャネル (ファッション) 0120-525-195
HP: www.chanel.com