Stella McCartney Launches #StellaBy Artist Collaboration

【独占入手】ステラ マッカートニーからアーティストコラボシリーズ「#StellaBy」がローンチ、気鋭監督フィリッパ プライスが最新コレクションを撮り下ろす

Stella McCartney Launches #StellaBy Artist Collaboration
Stella McCartney Launches #StellaBy Artist Collaboration
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【独占入手】ステラ マッカートニーからアーティストコラボシリーズ「#StellaBy」がローンチ、気鋭監督フィリッパ プライスが最新コレクションを撮り下ろす

Stella McCartney Launches #StellaBy Artist Collaboration

Stella McCartney (ステラ・マッカートニー) から、最新のアーティストコラボシリーズ「#StellaBy」がローンチ。様々なアーティストのフィルターを通してコレクションの世界観を表現する同シリーズの第1弾では、Banks (バンクス) の最新シングル『F**k With Myself』や Pharell (ファレル)、Alicia Keys (アリシア・キーズ)、そして Lion Babe (ライオン・ベイブ) などのミュージックビデオを手がける気鋭映像監督 Philippa Price (フィリッパ プライス) を起用している。

 


The Uncanny Valley directed by Philippa Price

 

Stella McCartney (ステラ・マッカートニー) から、最新のアーティストコラボシリーズ「#StellaBy」がローンチ。様々なアーティストのフィルターを通してコレクションの世界観を表現する同シリーズの第1弾では、Banks (バンクス) の最新シングル『F**k With Myself』や Pharell (ファレル)Alicia Keys (アリシア・キーズ)、そして Lion Babe (ライオン・ベイブ) などのミュージックビデオを手がける気鋭映像監督 Philippa Price (フィリッパ プライス) を起用している。

The Fashion Post』では、明日のロンドンローンチに先駆けて、コラボショートフィルム『The Uncanny Valley』を先行入手。ノスタルジアとダークロマンティシズムが交錯するフィルムでは、モデルの Megan Nison (ミーガン・ネルソン) Bradley Soileau (ブラッドリー・ソイルー)、そして最新2017年ウィメンズのスプリングコレクションと、先日ローンチしたばかりのメンズコレクションをフィーチャーしている。Philippa Price とのインタビューと共に、Stella の “クァーキー” な世界へダイブしよう。

Q&A With Philippa Price

ディレクターとして、ビデオ作品ではサイファイやテクノロジーを超現実的な手法で 取り入れていますね。いつもこのような組み合わせに惹かれるのでしょうか?

常にそうですね。歴史、そして科学とテクノロジーが持つ将来の可能性に強い関心を持っています。私にとってそれ自体がとても超現実的でエキサイティングな世界です。科学オタクで自分の夢から常にインスピレーションを膨らませてきた私にとって、科学とシュルレアルが作品で融合することはごく自然なことだと思います。

Photo by Brian Ziff

Photo by Brian Ziff

記憶に残るミュージックパフォーマンスのディレクションもいくつか手がけていますね。パフォーマンスというアートはあなたにとって重要ですか?

はい。ビデオやビジュアルを世界に送り出す現在のプラットフォーム(インターネット)はそのアート自体を使い捨てのものへと押し進めていると思います。

しかし、パフォーマンス、またはビデオインスタレーションを作ることは全く異なります。まさにその瞬間にその「時」を作りだし、また同時にその「経験」を分かち合う。それは物理的環境、すなわち現実世界で人々を一つにします。とてもスペシャルなことだと思います。

作品を通じて伝えたいメッセージはありますか?また、あなたの作品は誰に語りかけていると思いますか?

ぱっと見たときに、私の作品が誰にとっても視覚的に面白くアイキャッチングであればと思います。しかし、よく見ると沢山のシンボリズムと何層にも重なる意味が隠されていて、表面に見えるものとは全く違うストーリーが作品に含まれていることに気が付くでしょう。なので、気づくこと、先を見ること、見た目通りのものは何も無いということがメッセージだと思います。

— Gully Queens (ガリー・クイーンズ)についてのプロジェクトで最近ジャマイカに行かれたそうですね。詳しく教えていただけますか?また、他にはどのようなプロジェクトに取り組んでいらっしゃいますか?

まずこの Gully Queens のプロジェクトをサポートをしてくださった Stella に感謝します。今までで最も感動的で人生観が変わるプロジェクトの一つです。Gully Queens は、同性愛が精神的異常で残忍な肉体的虐待、または時に殺人だと考えられる国で、勇敢にも自らのセクシュアルまたはジェンダーアイデンティティーを隠さずに生きる、ジャマイカのトランスジェンダーまたはゲイの若者たちのグループです。Mindy (ミンディ)Shadiamond (シャディアモンド)Beyonka (ベヨンカ)Sasha (サーシャ)。この4人の女性たちをフィーチャーする機会がありました。彼女たちは自信のセクシュアリティのために石打ちの刑に処されたり、殴られたり、火あぶりの刑に処されたり、刺されたり、銃で撃たれた。また人としてのほんの些細な基本的権利でさえも拒絶されてきました。彼女たちの物語は悲惨です。私たちは、車を装甲しボディガードをつけ、ロケーションごとに後を追われ、また大概は極秘で撮影を進めなければいけませんでした。

撮影の終わりに Mindy は、自分たちを人として接してくれた、と感謝していました。今まで人として扱われたことはないと言っていました。私たちはみな同じ人間で、まだこのような扱いを受けている人がいるという現実に心が砕かれました。現在は12月にマイアミで開催されるアートバーゼルで披露するビデオインスタレーションと、いくつかのミュージックビデオに取り組んでいます。また、初めての長編フィルムの書き出しを始めたところです!

Photo by Brian Ziff

Photo by Brian Ziff

なぜこのプロジェクトをネバダ州のクラウン・モーテルで撮影することにしたのですか?その他に撮影場所でお気に入りがあれば教えてください。

実を言うと、もともとは2016年秋冬コレクションを撮影する予定で、コレクションのシルエットに道化役者のようなテーマをなんとなく抱いていたのが、もともとクラウン・モーテルを選んだ理由です。

しかし新しい2017年春夏コレクションを見て、少し欧米の大恐慌時代のバイブを感じましたが、それでもぴったりだったと思います。ロケーションからインスピレーションを受け、撮影のストーリーを組み立てることが好きです。撮影のために奇妙でワイルドで、風変わりなロケーションは全て記録しています。

どのように私たちのコレクションを採り入れ、あなたの作品にフィットするように落とし込んだのですか?

全然難しくなかったですよ!ステラがすることは全て好きです。彼女が作る服にはどこか風変わりな部分があって、そこが私の作品に完璧にフィットしていると思います。

Photo by Brian Ziff

Photo by Brian Ziff

イメージショットとフィルムに明白なスタイルがありますね。メイクアップから音楽のセレクションまで全体的に力の抜けた感じがします。今回の撮影ストーリーの背後にあるクリエイティブプロセスを教えてください。

面白いことに、撮影のタイミングで全てが一気に1つになりました。ロケーションから沢山のインスピレーションを得たということもあると思います。メイクアップとヘアに関しては、オンラインで見たクラウン・モーテルの写真を基に事前にアイディアがありましたが、ロケーションに到着したら全ての物語が一気に一つになりました。クラウン・モーテル自体は実に奇妙で不思議なのですがその周辺の全てのエリアがこんなにもインスピレーションを与えてくれるとは思いもしませんでした。

モーテルの隣には1906年から1911年のお墓だけが並ぶ古い墓地があって、このすばらしい砂漠地帯があたかも車を雨のように降らせたように見えると気づきました。町の周辺を車で走り、不思議なロケーションをいくつも見つけたあと(不気味なことに、人には誰一人出くわすことなく)、偶然見つけたこの不思議な場所の奥へと進んでいくことに決めたのです。この場所はかつて1900年代初期に鉱山町で、1940年代には近隣に原子爆弾を落とし何が起こるかを調べる原子爆弾実験のフェイクタウンの一つだったようです。クレイジーですよね。そうしてそこから全てのストーリーが始まりました。

私たちの最新2017年春コレクションに見事にあなたらしさを落とし込みましたね。ボーイフレンドがウィメンズウェアを身につけ、また女の子のモデルがメンズウェアを着るというアイディアは最高です。なぜこのようなアプローチをしたのですか?

ファッションにおけるジェンダーの流動性が大好きです。私自身メンズウェアを沢山着ますし、男性がウィメンズウェアを自由に、自信を持って着ることはとてもセクシーだと思います。たとえば、ブラッドリーがステラのドレスを着てとってもかっこいい!みたいな。

その点を念頭において、ステラウーマンとステラマンを表現するとしたら?

風変わり、自信に溢れている、そして自分らしくいることを恐れない!

Photo by Brian Ziff

Photo by Brian Ziff

お問い合わせ先:ステラ マッカートニー ジャパン 03-6427-3507
HP: stellamccartney.com