Secret Talk With Carol And Humberto For H&M Collaboration

TRENDS | Nov 2, 2016 6:00 PM
ついに明日より世界同時発売となる「KENZO x H&M」コラボコレクション。グランドローンチに先立って今週には Kenzo (ケンゾー) デザイナーの Carol Lim (キャロル・リム) と Humberto Leon (ウンベルト・レオン) も急遽来日。2日夜に開催されたショッピングイベントでは、業界関係者のほかに一般招待客が多数押し寄せ、本コラボの話題性のほどを見せつけた。

ついに明日より世界同時発売となる「KENZO x H&M」コラボコレクション。グランドローンチに先立って今週には Kenzo (ケンゾー) デザイナーの Carol Lim (キャロル・リム) Humberto Leon (ウンベルト・レオン) も急遽来日。2日夜に開催されたショッピングイベントでは、業界関係者のほかに一般招待客が多数押し寄せ、本コラボの話題性のほどを見せつけた。

何故 H&M のコラボはこれほど人を動かすのか、そしてデザイナーに2人は今回のコラボにおいてどんなストーリーを思い描いたのか。Carol Humberto のインタビューをもとに、「KENZO x H&M」のコラボ秘話を5つのキーワードで紹介したい。

毎年恒例デザイナーコラボ、何が新しい?

2004年に初めて発表された H&M のデザイナーコラボ。お相手は、泣く子も黙る Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) 大帝。その後 Viktor & Rolf (ヴィクター&ロルフ) Roberto Cavalli (ロベルト・カヴァリ) など名だたるラグジュアリーメゾンとのコラボを発表した後、2008年に発表された COMME des GARÇONS (コムデギャルソン) とのコラボが日本中で大騒ぎになったことも記憶に新しいだろう。

その後も Lanvin (ランバン) Versace (ヴェルサーチ)Maison Martin Margiela (メゾン・マルタン・マルジェラ) などトップデザイナーとのコラボを矢継ぎ早に展開し、「アイコニックなデザインをアフォーダブルに」というコンセプトで着実にファンを増やしてきた。

そして本年度、12回目のコラボ相手に選出されたのが、Kenzo。言わずと知れた日本人デザイナーの雄、高田賢三が1970年に設立し、70年代のパリモードシーンを牽引した同ブランドは、H&M コラボにおける初の LVMH 傘下ブランドという点においても画期的だといえる。そしてこれらコラボシリーズの中で、初となる本家デザイナーを迎えたローンチ。聞くところによると、筋金入りの日本ファンである Carol Humberto たっての希望で来日が決まったといい、2日のイベントでは例年通りの H&M チームに加え Kenzo チームも参戦した。

Carol Lim と Humberto Leon | Photo by Keisei Arai

Carol Lim と Humberto Leon | Photo by Keisei Arai

高田賢三へのオマージュ満載、年代別にインスピレーションを探ってみよう

Kenzo のアイコニックなシルエットに、Carol と Humberto のテキスタイルを融合させた一着

Kenzo のアイコニックなシルエットに、Carol と Humberto のテキスタイルを融合させた一着

Kenzo の創設者である高田賢三といえば、1968年に Jungle Jap (ジャングル・ジャップ) という皮肉めいた名前のブティックをパリに開き、ノスタルジックなフォークロアスタイルや多国籍スタイルで一世風靡し、そしてストリートムーブメントをパリに持ち込んだことでも知られている。その後 Gilles Rosier (ジル・ロズィエ)Antonio Marras (アントニオ・マラス) によって継承されていったブランドは、2011年より現在のデザイナーデュオにバトンタッチ。「中国系アメリカ人として、高田賢三というアジア人の功績は計り知れないほどの意味を持っている」と語る Humberto の言葉通り、Kenzo のコレクションでは毎シーズンどこかに高田氏、そして日本へのオマージュが込められている。

今回 H&M とのコラボでは、自分たちのコレクションはもちろんのこと、70年代の高田氏の作品を含むブランドのアーカイブ全編を網羅。1969年のフェイクファーコート、1979年に発表されブランドのシグネチャーとなったオフショルダーのティアードドレス、1978年のフローラルプリント、そして T シャツに施されたロゴやタイガーモチーフは1972年に用いられていたものだ。

コラボコレクションの要であるフルレングスのドレスでは、ヴィンテージのシルエットに、Carol Humberto が作り出したプリントを折衷したもの。「一つ一つのアイテムにフォーカスして、それぞれにストーリーを与えられるのはコラボならでは」と語るのは Carol。このワンピースを買った人は、是非この裏話を心に留めておいて欲しい。

キャンペーンビジュアルを手がけたのはジャンポール・グード。日本からは坂本龍一が抜擢

Spike Jonza (スパイク・ジョーンズ) とコラボしたショートフィルムや、『桃太郎』をテーマに日本人キャストで構成された2016年プレフォールキャンペーンなど、毎シーズンユニークなキャンペーンで話題を集める Kenzo だが、今回のコラボキャンペーンでは「多様性」にフォーカスしたビジュアルを制作。クリエイターは Jean Paul Goude (ジャンポール・グード)。「高田氏も大ファンだった Jean Paul Goude とキャンペーンを制作出来たことを誇らしく思う」と語るのは Humberto。「プレフォールキャンペーンみたいに、原宿キッズがキャンペーンで見たかった!」とワガママを言ってみると、「それもアイデアにあったんだけど、今回はグローバル全体で個性を体現出来るパーソナリティにフォーカスしたかったんだ。」とのこと。

プレショッピングパーティーにはセレブリティが集結、彼らが熱狂するパフォーマーはあの2

こればかりはメディアの特権と言わざるを得ないだろう。H&M のコラボコレクションでは毎回業界関係者やセレブリティを対象としたプレショッピングイベントが開催される。そして今回もイベントは大盛況。来場セレブリティの一覧を見ても、Miyavi BENI Kris Webb Yoshiko など華やかな面々が集結。ライブパフォーマンスでは、我らが Mademoiselle Yulia (マドモアゼル・ユリア)、今をときめく Ayabambi (アヤバンビ) に加え、なんと TLC が急遽参戦。90sキッズのアンセム、『Waterfall (ウォターフォール)』のパフォーマンスには、セレブリティ慣れした生意気なファッションキッズもノックアウトされたことだろう。

パフォーマンスを行った YULIA | Photo by Keisei Arai

Mademoiselle Yulia による DJ プレイ | Photo by Keisei Arai

TLC のパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

TLC のパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

TLC のパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

TLC のパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

TLC のパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

TLC のパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

Ayabambi によるパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

Ayabambi によるパフォーマンス | Photo by Keisei Arai

Ayabambi と Humberto Leon | Photo by Keisei Arai

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毎年恒例、H&M の大名行列。今年は無し?

毎年大行列の記録を更新し続ける H&M のデザイナーコラボ。しかし今年は些か様子が異なるようだ。発売当日の混雑を避けるため、そして転売目的のバイヤーを防ぐために、今年はエントリー制で購入者を制限しているという。運良く抽選に当たった人は運に感謝しながらショッピングを、そしてあえなく落選してしまった人は、明日のオンラインでの解禁を待つのが吉だ。

HP: www.hm.com

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