5 Things You Can’t Miss At David Bowie Retrospective In Tokyo

ART | Jan 7, 2017 8:00 AM
ついに1月8日より開催される「DAVID BOWIE is」展。2013年にイギリスの V&A (ヴィクトリア&アルバート博物館) にて開催され、記録的な大盛況で話題をさらった大回顧展を心待ちにしていたファンも多いはずだ。

 


DAVID BOWIE is trailer

 

ついに1月8日より開催される「DAVID BOWIE is」展。2013年にイギリスの V&A (ヴィクトリア&アルバート博物館) にて開催され、記録的な大盛況で話題をさらった大回顧展を心待ちにしていたファンも多いはずだ。

昨年の1月に惜しまれながらこの世を去った David Bowie (デヴィッド・ボウイ) だが、なんとアジアで同展覧会が開催されるのは東京のみとのこと。昨年の1月に惜しまれながらこの世を去ったレジェンドの生涯を編纂した貴重な作品群、その数300点以上。ロック史に残る名盤からビジュアル、映像作品、衣装、そして幼少時代の資料に至るまで、ファン垂涎のラインナップは到底1日では消化しきれないボリュームだ。

開催に先立って、本展の見どころを5つのキーワードでご紹介。なお初日の8日は既にチケット完売とのことで、前もってチケットをオンラインで予約するのがオススメ。

会場の入り口付近に展示されている山本寛斎による「Aladdin Sane (アラジン・セイン)」ツアーのビジュアル。鋤田正義撮影。| © Sukita/ The David Bowie Archive

会場の入り口付近に展示されている山本寛斎による「Aladdin Sane (アラジン・セイン)」ツアーのビジュアル。鋤田正義撮影。| © Sukita/ The David Bowie Archive

デビュー前の David Bowie の幼少時代を振り返る貴重な資料たち

1947年、ロンドン南部のブリクストンに生を受けた David Jones (デヴィッド・ジョーンズ)。左右で瞳の色が違う「オッド・アイ」で知られる David Bowie の幼少時代のエピソードはファンの間で知れ渡っている語り草だが、ミュージシャンとしての活動を始める前には画家として活動したり、広告代理店に勤めていたこともあるという。

本展のイントロでは、これら「デヴィッド・ボウイ生誕前夜」にまつわる貴重な資料が所狭しと展示されている。これらの展示物からは、Eric Dolphy (エリック・ドルフィー) のモダンジャズを聴き、難解な哲学書を読み漁ることで、オルターエゴを形成していく過程を垣間見ることが出来る。

 

『スターマン』の衣装と、「Top Of The Pops」の映像 | © Eikon / G.Perticoni

『スターマン』の衣装と、「Top Of The Pops」の映像 | © Eikon / G.Perticoni

伝説のパフォーマンスが蘇る、名曲『スターマン』の再現映像

初のヒットシングル『Space Oddity (スペース・オディティ)』がリリースされたのが、人類初の月面着陸を果たした「アポロ計画」の直前のこと。その後1972年に発表された大5作目のアルバム「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars (ジギー・スターダスト)」に収録された『Starman (スターマン)』により、”異星人・ボウイ” はイギリス中の若者を熱狂の渦に巻き込み、その後の世界的な活躍へとステップアップを遂げる。

本展では、この伝説的な楽曲を披露した1972年7月6日の「Top Of The Pops (トップ・オブ・ザ・トップス)」の再現映像を特別公開。パフォーマンス中に着用した衣装とともに展示されたダイナミックな映像を目の当たりにしたら、さながら70年代のロンドンにタイムスリップしたような錯覚を覚えるに違い無い。

 

Alexander Mcqueen とのコラボで製作されたユニオンジャックのコート。横には McQueen 直筆のメモが拡大して展示されている | © Eikon / G.Perticoni

Alexander Mcqueen とのコラボで製作されたユニオンジャックのコート。横には McQueen 直筆のメモが拡大して展示されている | © Eikon / G.Perticoni

山本寛斎からゴルチェ、マックイーンまで、ファッションファン垂涎の衣装群

1980年にリリースされた楽曲に『Fashion (ファッション)』があるが、この曲に限らず David Bowie (デヴィッド・ボウイ) は生涯をかけてファッションを体現していたといえる。

ファッションアディクトなら間違いなく卒倒するであろう豪華な衣装たちは、本展の最大の見どころの一つだ。展示会場の入り口で最初にお目見えする、山本寛斎によるブラックPVCのボディスーツをはじめ、象徴的なレッドヘアにブルーのアイシャドウというルックを完成させるに至ったインスピレーションの数々。1997年に Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン) によってデザインされたアイコニックなユニオンジャックのラッフルコート。とにかく展示作品が多いので、それぞれのキャプションとともにじっくりと鑑賞するのがオススメだ。

 

山本寛斎による漢字柄のマント | © Eikon / G. Perticoni

山本寛斎による漢字柄のマント | © Eikon / G. Perticoni

デヴィッド・ボウイと日本、固く結ばれた絆

歌舞伎のメイクやパフォーマンスから着想を得て独特のスタイルを作り上げた David Bowie。そのほかに先の山本寛斎によるステージ衣装、ドイツ時代に出会い親友となった三島由紀夫とのアーティストとしてのコラボ、日本人写真家の鋤田正義が捉えた数々の作品など、彼が日本の文化や歴史、そして日本人クリエイターから大きなインスピレーションを受けていたことは、1977年にリリースされた『Blackout (ブラックアウト)』に綴られた「I’m under Japanese influence (僕は日本の影響下にある)」という歌詞からも伺い知ることが出来る。

今回の東京での展示では、前回 V&A で展示された作品に加え日本オリジナルの展示も登場。「日本人で良かった」と身勝手に誇らしく感じるファン心理も、この機会ばかりは許されるはずだ。

 

「ショウ・モーメント」セクションの展示風景 | © Eikon / G.Perticoni

「ショウ・モーメント」セクションの展示風景 | © Eikon / G.Perticoni

目で見て、耳で感じる。新感覚の「聴く展覧会」

観るだけでなく、耳でも楽しむことが出来るのが「DAVID BOWIE is」展の特徴。まず入り口で手渡される音声ガイドは真っ先に耳に当てるべし。それぞれの展示スペースと連動して、代表曲やキャプションが流れるインテラクティブなサウンド体験を味わうことが出来る。

また展示会場の終盤で登場する「ショウ・モーメント」スペースでは、イギリスの 59 Productions (59プロダクションズ) が会場デザインや音響、映像の監修を手がけたバーチャルライブハウスがお目見えする。エネルギッシュなネオンライトに照らされた会場演出と迫力のデジタルディスプレイ、そして臨場感溢れるサウンドテクノロジーは、何時間滞在しても飽きる事がない。

「DAVID BOWIE is」展の開催は1月8日から4月9日まで。会場は天王洲アイルの寺田倉庫G1ビル。ファンなら1度ならず何度も足を運びたくなること必至の豪華ラインナップを見逃すことなかれ。

HP: davidbowieis.jp

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