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【 上映中 】 今週のTFP的おすすめ映画

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【 上映中 】 今週のTFP的おすすめ映画

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「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を週替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。

10月4日〜10月10日

『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』

©︎2017 Mr.Valentine LLC

1990年代、数多くのスーパーモデルやセレブたちを虜にしたKevyn Aucoin (ケヴィン・オークイン) の人生に迫るドキュメンタリー映画が上映。細眉やリップライナー、さらに「コントゥアリング」も流行らせるなど、革新的なメイク技術で世界を圧巻した。天才メイクアップ・アーティストとして名を広めたが、人気絶頂だった頃にオピオイド中毒で、2002年に突然死を告げた。Kate Moss (ケイト・モス)、Naomi Campbell (ナオミ・キャンベル) らセレブや家族へのインタビュー、過去の映像などを通し、美しくも儚い人生が描かれた。

公開日:10月7日(金)
監督:Tiffany Bartok (ティファニー・バルトーク)
主演:Kate Moss (ケイト・モス)、Linda Evangelista (リンダ・エヴァンジェリスタ)、Naomi Campbell (ナオミ・キャンベル)、Cher (シェール)
HP:www.uplink.co.jp/aucoin

『愛する人に伝える言葉』

©︎Photo 2021 : Laurent CHAMPOUSSIN – LES FILMS DU KIOSQUE

フランスを代表する名優、Catherine  Deneuve (カトリーヌ・ドヌーヴ)  とBenoît Magimel (ブノワ・マジメル) が共演。人生半ばにして、ガンで余命宣告を受けた男とその母が穏やかに彼の最期を見守る姿が映された。監督を務めたのは、第68回カンヌ国際映画祭オープニング作品を飾った『太陽のめざめ』(2015) を手掛けたEmmanuelle Bercot (エマニュエル・ベルコ)。同氏が「この映画は人生の讃歌だ」と語る、「死」を通して逆説的に「生」が描かれた作品。

公開日:10月7日(金)
監督:Emmanuelle Bercot (エマニュエル・ベルコ)
主演:Catherine Deneuve (カトリーヌ・ドヌーヴ)、Benoît Magimel (ブノワ・マジメル)、Gabriel Sara (ガブリエル・サラ)、Cécile De France (セシル・ド・フランス)
HP:hark3.com/aisuruhito

『バビロン』

©︎1980 National Film Trustee Company Ltd

圧倒的な人種差別にさらされながらも、音楽に魂をぶつける若者の姿を描いたレゲエムービー。サウスロンドンに住み、昼間は整備士、夜は地元のクラブで DJ として活動する青年ブルーだが、白人たちからは激しい嫌がらせを日々受けており、この街ではどこにも居場所がない。仲間と奏でるレゲエのリズムこそが彼のアイデンティティであり、音楽活動の拠点であるガレージだけが彼らにとってかけがえのない場所。しかし、あるサウンドシステム競技で、決勝まで勝ち抜き心躍らせている時、ガレージが何者かによって荒らされてしまった。1980年のロンドンストリートから40年の時を経て、2019年にニューヨークのプレミア上映で大きな反響を呼び、ついに日本初上陸。劇場でこの傑作が上映される機会を絶対に見逃したくない。

公開日:10月7日(金)
監督:Franco Rosso (フランコ・ロッソ)
主演:Brinsley Forde (ブリンズリー・フォード)、Karl Howman (カール・ハウマン)、Trevor Laird (トレヴァー・レアード)、Brian Bovell (ブライアン・ボーヴェル)
HP:babylonfilm2022.jp

『夜明けまでバス停で』

©︎2022「夜明けまでバス停で」製作委員会

2020年の冬にホームレスの女性が突如襲われた事件を基に制作された社会派ドラマ。以前まで、焼き鳥屋で住み込みアルバイトとして働いていた北林三知子だが、突如訪れたコロナ禍が原因で、家も職も失ってしまう。新しい仕事は見つからず、漫画喫茶なども閉まっており、途方に暮れていた矢先に辿り着いたのがポツリと佇むバス停だった。『痛くない死に方』(2020) や『禅 ZEN』(2008) を手掛けた高橋伴明監督が「今、これを世の中に発信しなければ」という思いを込め、日本の「社会的孤独」の現状を描いた物語。

公開日:10月8日(金)
監督:高橋伴明
主演:板谷由夏、大西礼芳、三浦貴大
HP:yoakemademovie.com

『ドライビング・バニー』

©︎2020 Bunny Productions Ltd.

 

離れて暮らす幼い娘の誕生日を一緒に祝いたい、という小さな願いも取り上げられてしまった母親のバニー。娘とは監視付きの面会しか許されず、経済的に困難な状況にある上、居候先の妹の家もついに追い出されてしまう。過酷ながらも前向きに生き、離れて暮らす娘を取り戻すために戦うバニーの姿がユーモアを交えて描かれた。第20回トライベッカ映画祭の審査員特別賞を受賞した、深刻なテーマを慈愛と温かみに包んだ映画。

公開日:9月30日
監督:Gaysorn Thavat (ゲイソン・サヴァット)
主演:Essie Davis (エシー・デイヴィス)、Thomassin McKenzie (トーマシン・マッケンジー)
HP:bunny-king.com

『プリンセス・ダイアナ』

©︎2022 DFD FILMS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

イギリスの Diana (ダイアナ) 元皇太妃が1981年に Charles (チャールズ) 皇太子と婚約する数週間前から、1996年の突然死までの16年間を追ったドキュメンタリー。当時のニュースやホームビデオなどあらゆる映像を繋ぎ合わせて制作された。「ダイアナ元皇太子の半生には、愛、悲劇、裏切り、復讐 – その全てが詰まっている。まさに、現代を象徴する物語だ」と、本作の監督を務めた Ed Perkins (エド・パーキンズ) は語る。「史上最も愛されたプリンセス」とも讃えられた彼女の軌跡を劇場で振り返ってみていかが。

公開日:9月30日
監督:Ed Perkins (エド・パーキンズ)
HP:diana-movie.com

『響け!情熱のムリダンガム』

©︎Mindscreen Cinemas

インドの伝統的な打楽器「ムリダンガム」の職人を父に持つピーターは、ある日、巨匠の演奏に心動かされ奏者を目指し始める。カースト差別や伝統など様々な障壁にぶつかりながら奮闘する姿を描いた青春音楽映画。『スラムドッグ$ミリオネア』でオスカー賞に輝いた A.R.Rahman (エー・アール・ラフマーン) が楽曲を手掛け、インドの CM 業界では名高い Rajiv Menon (ラージーヴ・メーナン) が監督を務めた。東京の南インド料理店「なんどり」が惚れ込み配給まで手掛けた本作、お見逃しなく。

公開日:10月1日
監督:Rajiv Menon (ラージーヴ・メーナン)
主演:G.V.Prakash Kumar (ジー・ヴィー・プラカーシュ・クマール)、Aparna Balamurali (アパルナー・バーラムラリ)、Nedumudi Venu (ネドゥムディ・ヴェーヌ)
HP:thendral.co.jp/mridangam

『LAMB ラム』

©2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON

『ローグ・ワン/ スター・ウォーズ・ストーリー』(2014) の特殊効果を担当したValdimar Johannsson (バルディミール・ヨハンソン) の長編デビュー作。処女作ながらも、第74 回カンヌ国際映画祭で「Prize of Originality」を受賞するなど、評論家から高く評価された。ある日、アイスランドに暮らす羊使いの夫婦が羊の出産に立ち会うが、羊でない「何か」が誕生する。二人はその存在をアダと名づけ育て始めるが、やがて破滅へと導かれてしまう。「甘美で、感動的な悪夢」とも表された A24の最新ホラー作品、是非劇場でご堪能あれ。

公開日:2022年9月23日
監督:Valdimar Johannsson (バルディミール・ヨハンソン)
主演:Noomi Rapace (ノオミ・ラパス)、Hilmir Snær Guðnason (ヒルミル・スナイル・グズナソン)、Björn Hlynur Haraldsson (ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン)
HP:klockworx-v.com/lamb

『秘密の森の、その向こう』

©︎2021 Lilies Films / France 3 Cinéma

セザール賞に輝いた『燃ゆる女の肖像』(2019) を手掛けたCéline Sciamma (セリーヌ・シアマ) が革命的な最新作を完成させた。ベルリン国際映画祭で上映、英国アカデミー賞にノミネートされるなど、高い評価を得ている本作がついに日本に上陸。大好きだった祖母を失ってしまった8歳の少女ネリー。両親と共に森の中に佇む祖母の家を片付けに訪れるが、母は少女時代の思い出に胸が締め付けられ、何も言わず家を出てしまう。残されたネリーは、森を探索した際に母と同じ名前である「マリオン」と名乗る同い年の少女と出会う。時代を超え、娘、母、祖母の3世代を繋ぐ癒しと喪失の物語、是非観てみてはいかが。

公開日:2022年9月23日
監督:Céline Sciamma (セリーヌ・シアマ)
主演:Joséphine Sanz (ジョセフィーヌ・サンス)、Gabrielle Sanz (ガブリエル・サンス)、Nina Meurisse (ニナ・ミュリス)、Margot Abascal (マルゴ・アバスカル)
HP:gaga.ne.jp/petitemaman

『あの娘は知らない』

©︎LesPros entertainment

喪失感を抱える2人の出会いと心境を描いたドラマ。主人公の中島奈々が営む海辺の町にある旅館が休業中の9月上旬、一人の青年・藤井俊太郎が「どうしても泊めてほしい」と訪ねてくる。彼は一年前に恋人を失ったらしく、その死を理解するために昼も夜も町や海を彷徨う。その姿を見た奈々は、町の案内をし、いつしか彼と行動を共にするようになる。脚本と監督を手掛けたのは、『NO CALL NO LIFE』(2021) といった映画から GUCCI (グッチ) のショートムービーなど、幅広く活躍する井樫彩。『なつぞら』(2019) で話題を呼んだ福地桃子が主演を飾り、『ポエトリーエンジェル』(2017) への出演以来高い評価を得ている岡山天音が共演。演技力も申し分ない若手俳優2人の演技にも注目だ。

公開日:2022年9月23日
監督:井樫彩
主演:福地桃子、岡山天音
HP:anoko.lespros.co.jp

『よだかの片想い』

©︎島本理生/ 集英社 ©︎2021年映画『よだかの片想い』製作委員会

直木賞作家の島本理生の恋愛小説を『Dressing Up』(2012) で高く評価された安川有果監督が映画化。幼い頃にからかわれた顔のアザが原因で恋や遊びに消極的になってしまった前田アイコ。しかし、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにしたルポタージュ本の取材を受け状況が一変した。監督の飛坂逢太と出会い、本の映画化の話が進んでゆく内に彼の人柄に惹かれてゆく。恋心に正直に、不器用に距離を縮めてゆく一方で、自身のコンプレックスと正面から向き合わなければならない。そんなアイコの姿は、誰もが内に秘める弱さと響き合い、前へ進む力を与えてくれるだろう。

公開日:2022年9月16日
監督:安川有果
主演:松井玲奈、中島歩、藤井美菜
HP:notheroinemovies.com/yodaka

『3つの鍵』

©︎2021 Sacher Film Fandango Le Pacte

隣人の扉の向こう側の顔を気にしたことはあるだろうか。『息子の部屋』(2001) でカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを受賞した名匠、Nanni Moretti (ナンニ・モレッティ) のスリリングな最新作。ローマの高級住宅街に暮らす、互いに顔見知り程度の3つの家族。ある夜、3階に住むアンドレアが建物に車を衝突させてしまう一つの事件をきっかけに、それぞれの家族の関係が乱され追い詰めてゆく。次第に明らかになってゆく3つの家族の素顔、是非劇場でご覧あれ。

公開日:2022年9月16日
監督:Nanni Moretti (ナンニ・モレッティ)
主演:Margherita Buy (マルゲリータ・ブイ)、Riccardo Scamarcio (リッカルド・スカマルチョ)、Alba Rohrwacher (アルバ・ロルヴァケル)
HP:child-film.com/3keys

『ディーバ』

©︎1981 STUDIOCANAL

『ペティ・ブルー 愛と激情の日々』(1986) など多くの傑作を生み出した Jean-Jacques Beineix (ジャン=ジャック・ベネックス) 監督の代表作が再び上映される。オペラ歌手のシンシア・ホーキンズの熱烈なファンである郵便配達員のジュール。レコーディングを拒否する彼女の歌声を無断で吹き込んだテープが原因で、不可解な事件に巻き込まれてしまう様が描かれたドラマ。ハイカルチャーとサブカルチャー、西洋文化と東洋文化、スリラーとアクションとロマンスなど、対照的な要素が混ぜ合わせられており、40年以上経った現在でも輝き続ける名作がデジタルリマスター版で蘇る。

公開日:2022年9月16日
監督:Jean-Jacques Beineix (ジャン=ジャックス・ベネックス)
主演:Wilhelmenina Wiggins Fernandez (ウェルヘルメニア・ウィギンズ・フェルナンデス)、Frédéric Andréi (フレデリック・アンドレイ)、Richard Bohringer (リシャール・ボーランジェ)
HP:divafilm2022.jp

『LOVE LIFE』

©︎2022映画「LOVE LIFE」制作委員会 & COMME DES CINEMAS

再婚した夫の二郎と愛する息子の敬太と3人で幸せを手にしたはずが、突然の悲劇に襲われる妙子。悲しみに沈む中、失踪したはずの元夫パクが再び現れる。再会を機に耳の悪いパクの身の回りの世話をし始める妙子だが、その間、二郎も以前付き合っていた山崎と親しくしていた。『淵に立つ』(2016) で監督として国際的に評価された深田晃司の最新作。ミュージシャンの矢野顕子の楽曲『LOVE LIFE』(1991) をモチーフに揺れる夫婦の心情が描かれた。深田監督が「愛」と「人生」に向き合い制作されたという映画は、一体どのような視点と感情をもたらしてくれるのだろうか。

公開日:2022年9月9日
監督:深田晃司
主演:木村文乃、永山駒斗、砂田アトム
HP:lovelife-movie.com

『靴ひものロイド』

©︎Photo Gianini Fiorito/ Design Benjamin Seznec/ TROIKA

Domenico Starnone (ドメニコ・スタルノーネ) の小説『靴紐』(2019) が、『ワン・モア・ライフ!』(2019) など名作を手がけたイタリアの監督Daniele Luchetti (ダニエレ・ルケッティ) により映画化。1980年代のナポリで幸せに暮らす4人家族の穏便な日々は、父の浮気の告白により一瞬にして崩れた。子供に支えられながらも、精神的に壊れてしまった妻を置いて夫は家を出てしまう。しかし数年後、些細なことを機に再び4人で暮らし始めるが、一度崩壊した家族の絆を再び繋ぐことは難しい。『幸福なラザロ』で知られる Alba Rohrwacher (アルバ・ロルヴァケル)、『いつだってやめられる』のLuigi Lo Cascio (ルイジ・ロ・カーショ) が若かりし夫婦を、そして Laura Morante (ラウラ・モランテ) と Silvio Orlando (シルヴィオ・オルランド) が老年期を演じるなど、イタリア映画界の名優が集まった。第77回ヴェネチア国際映画祭のオープニングで上映された映画、観る者に不気味な衝撃が待ち受けているだろう。

公開日:2022年9月9日
監督:Daniele Luchetti (ダニエレ・ルケッティ)
主演:Alba Rohrwacher (アルバ・ロルヴァケル)、Luigi Lo Cascio (ルイジ・ロ・カーショ)、Laura Morante (ラウラ・モランテ)
HP:kutsuhimonorondo.jp

『アザー・ミュージック』

©︎2019 Production Company Productions LLC

2000年代のアメリカのインディーミュージック シーンに多大な影響を与えたニューヨークのレコードショップ「OTHER MUSIC」。その開店から閉店までの怒涛の21年間がドキュメンタリー映画として上映される。最先端のレコードが集まるだけでなく、限定レコードやインストアライブの開催でNYの音楽シーンを盛り上げ、特に若者から熱狂的な支持を得たショップ。その歴史を、当時スタッフと客として出会ったドキュメンタリー作家夫婦の Puloma Basu (プロマ・バスー) と Rob Hatch-Miller (ロブ・ハッチ=ミラー) が深掘りした。音楽ファンもそうでない者もこの熱気を振り返ってみてはいかが。

公開日: 2022年9月10日
監督: Puloma Basu (プロマ・バスー)、Rob Hatch-Miller (ロブ・ハッチ=ミラー)
主演:  Martin Gore (マーティン・ゴア)、Jason Schwartzman (ジェイソン・シュワルツマン)、Benicio Del Toro (ベニチオ・デル・トロ)
HP: gfs.schoolbus.jp/othermusic

『MIRRORLIAR FILMS Season 4』

©︎2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

©︎2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

性別、職業、年齢などの隔たり無く選抜された36名の監督が、「変化」をテーマに制作した短編映画を4シーズンにわたりオムニバス形式で公開するプロジェクト、『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)。今シーズン監督を務めたのは、演技のみに留まらず多方面で活躍をみせる池田エライザ、斎藤工、ムロツヨシや、初監督を飾る水川あさみ、『アイヌモシㇼ』(2020) の監督を務めた福永壮志、『新聞記者』(2019) で日本アカデミー賞に輝いた藤井道人、そして選定クリエイター枠からGAZEBO (ガゼボ)、真壁勇樹、村上リ子の全9名。多種多様な作品が集結した今シーズン、映画ファンとしては絶対に見逃したくない。

公開日:9/2 (金)
監督:池田エライザ、GAZEBO、齊藤工、福永壮志、藤井道人、真壁勇樹、水川あさみ、村上リ子、ムロツヨシ
主演:アイビー愛美、伊東蒼、伊藤沙莉、大西礼芳、川窪保晴、窪田正孝、園田あいか、Dirk Rebel、中島侑香、西田薫子、廣岡聖、フリッツ リオ、前田旺志郎、三浦健人、ムロツヨシ、若林拓哉
HP:films.mirrorliar.com

『重力の光:祈りの記録篇』

©︎2022 Gravity and Radiance

主に愛や社会などをテーマに扱う、映画監督兼アーティストの石原海による実験作。イエス・キリストの十字架と復活を描いた受難劇と、その練習風景や日常、インタビューなどを掛け合わせたドキュメンタリー映画。北九州の教会で撮影が行われ、そこに集う元ホームレス、元極道、虐待を受けていた人、教会で働く夫婦などを含む9人が描かれている。「ギリギリに張り詰めた中で、どうにか崩れ落ちないように踏ん張っている人に、この映画の光が届いて、重力から解放される瞬間が訪れますように」という思いが込められて制作された作品。観る者にこれまでにない刺激を与えるだろう。

公開日:9/3 (土)
監督:石原海
主演:菊川清志、森伸二、西原宜幸
HP:gravity-and-radiance.com

『オルガの翼』

©︎2021 POINT PROD – CINÉMA DEFACTO

2013年、ユーロマイダン革命直前のウクライナを舞台に、生きるために祖国を去った15歳の少女、オルガのドラマを描いた映画。体操選手としてスイスに移住したオルガだが、大会が近づくにつれ激しさが増してゆく革命に揺れる故郷の様子をSNSで目の当たりにする。暴力的な現実、家族や友人への思い、夢への情熱、故郷を離れた孤独などを抱き、幼い彼女が懸命に運命を切り開いてゆく様子を実際の映像を交えて制作された。スイス出身のEile Grappe (エリ・グラップ) が監督と脚本を務め、初長編作品にも関わらず、第74回カンヌ国際映画祭で優れた脚本を称える「SACD賞」を受賞し高い評価を集めた。

公開日:9/3 (土)
監督:Elie Grappe (エリ・グラップ)
主演:Anastasiia Budiashkina (アナスタシア・ブジャシナ)、Subrina Lyubov (サブリナ・ルプツォワ)
HP:pan-dora.co.jp/olganotsubasa

『NOPE/ ノープ』

©︎2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

『ゲット・アウト』(2017) と『アス』(2019) で絶大な人気と評価を得た Jordan Peele (ジョーダン・ピール) 監督の待望の最新作。ロサンゼルスの広大な田舎町の空に突然現れた飛行物体の謎を明かそうと試みる兄妹の物語。半年前に亡くなった父親の事故現場でも一瞬目にした、この物体を動画に収めようとする二人だが、その時点から怪奇現象が連続する。『ゲット・アウト』でアカデミー賞男優賞に輝いたDaniel Kaluuya (ダニエル・カルーヤ) が再び起用された。キャストの演技も目を離し難いが、スタッフも腕利きが揃えられている。とりわけ『TENET テネット』(2020) でカメラマンを務め、『ダンケルク』(2017) ではアカデミー賞撮影賞にノミネートされた撮影監督 Hoyte van Hoytema (ホイテ・ヴァン・ホイテマ) の手腕にも注目。結末の「最悪の奇跡」を劇場にて是非確かめてほしい。

公開日:2022年8月26日
監督:Jordan Peele (ジョーダン・ピール)
主演:Daniel Kaluuya (ダニエル・カルーヤ)、Kiki Palmer (キキ・パーマー)、Steven Yeun (スティーヴン・ユァン)
HP:nope-movie.jp

『Zola ゾラ』

©︎2021 Bird of Paradise. All Right Reserved

2015年、デトロイトに住む一般女性アザイア・ゾラ・キングのTwitter で話題を及ぼした148の投稿と『ローリング・ストーン』誌の記事が映画化した作品。昼はウェイトレス、夜はストリッパーとして働いているゾラ。そんな日常の中、ステファニーとの出会いは突然だった。二人はすぐ意気投合しフロリダに一攫千金を狙いに出発するのだが、これが悪夢のドライブ旅行になるとはこの時は知らない。監督を務めたのは『レモン』(2017) を手掛け、MIU MIU (ミュウ ミュウ) のショートフィルムプロジェクトにも登場するなど幅広く注目されている女性監督、Janicza Brave (ジャニクサ・ブラフォー)。

公開日:2022年8月26日
監督:Janicza Brave (ジャニクサ・ブラヴォー)
出演:Taylour Paige (テイラー・ペイジ)、Riley Keough (ライリー・キーオ)、Nicholas Braun (ニコラス・ブラウン)
HP: transformer.co.jp/zola

『スワン・ソング』

©︎2021 Swan Song Film LLC

老人ホームに住む元腕利きのヘアメイクドレッサー、パット。そんな彼に亡き親友から最後の仕事依頼が届いた。旅路を通して忘れていた仕事への情熱、自身の過去と現在について様々な感情が巡る様を描いたストーリー。2021年東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門にも輝いた名作、絶対に見逃したくない。

公開日:2022年8月26日
監督:Todd Stevens (トッド・スティーブンス)
出演:Udo Kier (ウド・キアー)、Jennifer Coolidge (ジェニファー・クーリッジ)、Michael Urie (マイケル・ ユーリー)、Linda Evangelista (リンダ・エヴァンス)
HP: swansong-movie.jp

『彼女のいない部屋』

©︎2021 – LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM

「家出をした女性の物語、のようだ」の一行のみが公開され、物語の詳細が伏せられている謎に包まれた作品だ。監督・脚本を手掛けたのは、『007 慰めの報酬』などで名優として国際的に知られ、監督としても活躍中の Mathieu Amalric(マチュー・アマルリック)。さらに、『ファントム・スレッド』(2017) などで知られる、旬の女優 Vicky Krieps (ヴィッキー・クリープス) が主演を務めた。カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門に選抜され、フランスの「セザール賞」でも各主要部門にノミネートされた本作、気になる方は是非劇場まで足を運んでみてはいかが。

公開日:2022年8月26日
監督:Mathieu Amalric (マチュー・アマルリック)
出演:Vicky Krieps (ヴィッキー・クリープス) 、Arieh Worthalter (アリエ・ワルトアルテ)
HP:moviola.jp/kanojo

『セイント・フランシス』

©︎ 2019 SAINT FRANCES LLC ALL RIGHTS RESERVED

SNSを開くと、充実した友人の生活と自分の人生を比較して落ち込んだり、自分では一生懸命生きているはずなのに、周囲からは歳相応の生活ができていないと同情的な視線を浴びたり。本作は、そんなうだつのあがらない人生を過ごす34歳独身の女性ブリジットが、夏の間だけ子守りを任された少女フランシスや彼女の両親であるレズビアンカップルとの出会いをきっかけに、少しずつ変化が訪れる様子を描き出す。ブリジットのように周囲と比べて落ち込んだり、不安に苛まれたりという経験がある人は、この映画を通して何かヒントをもらえるだろう。

公開日: 2022年8月19日
監督: Alexander Thomson (アレックス・トンプソン)
出演: Kelly O’Sullivan (ケリー・オサリヴァン)、 Ramona Edith Williams (ラモーナ・エディス・ウィリアムズ)、 Jim True-Frost (ジム・トゥルー=フロスト)
HP: www.hark3.com/frances

『みんなのヴァカンス』

©︎ 2020 – Geko Films – ARTE France

自分勝手で不器用なフェリックスと、生真面目な性格のエドゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。南フランスの華やかな景色の中で、勢いに身を任せて夏を謳歌しようとする3人の若者たちを描いた物語。『女っ気なし』(2011)『やさしい人』(2017)などの Guillaume Brac (ギヨーム・ブラック) 監督が手がけ、第70回ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞特別賞に輝いた注目作だ。

公開日: 2022年8月20日
監督: Guillaume Brac (ギヨーム・ブラック)
出演: Eric Nantchouang (エリック・ナンチュアング)、Salif Cisse (サリフ・シセ)、Edouard Sulpice (エドゥアール・シュルピス)
HP: www.minna-vacances.com

サバカン SABAKAN』

©︎ 2022「SABAKAN」Film Partners

1986年の長崎を舞台に、「イルカを見るため」に冒険に出る二人の少年の友情と夏を描いた物語。監督・脚本をつとめたのは、TBSドラマ「半沢直樹」(2020)など主にテレビや舞台などで活躍する、金沢知樹。同氏にとって映画デビュー作となる本作品は、現代の子どもたちにとって「子供が初めて観る実写映画が『サバカン』になったら」という思いで制作。同じく本作が映画デビューとなる子役の番家一路と原田琥之佑が主演を演じたほか、尾野真千子、竹原ピストルらが脇を固めた。

公開日: 2022年8月19日
監督: 金沢知樹
出演: 番家一路、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草彅剛
HP: sabakan-movie.com

『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』

©︎ 2021 Inforg M&M Film Komplizen Film Palosanto Films Pyramide Productions RAI Cinema ARTE France Cinéma WDR/Arte

本作は、マルタ共和国のカフェで、船長のヤコブが友人と「最初に入ってきた女性と結婚する」と賭けたことから始まる大人のラブスロマンス。主演は、『アデル、ブルーは熱い色』(2013)でカンヌ国際映画祭史上初めて主演女優としてパルムドールを受賞するなど、フランスを代表する俳優 Léa Seydoux (レア・セドゥ)。共演には『グッバイ・ゴダール!』(2017)の Louis Garrel (ルイ・ガレル) が務めた。女性の装いが大きく変化した1920年代に生きる、モダンなファッションに身を包んだキュートなレア・セドゥから目を離せない。

公開日: 2022年8月12日
監督: Ildikó Enyedi (イルディコー・エニェディ)
出演: Léa Seydoux (レア・セドゥ)、 Gijs Naber (ハイス・ナバー)、 Louis Garrel (ルイ・ガレル)
HP: mywife.ayapro.ne.jp

『灼熱の魂 デジタル・リマスター版』

©︎2010 Incendies inc. (a micro_scope inc. company) – TS Productions sarl. All rights reserved.

母親の謎めいた遺言をきっかけに、これまで存在すら知らなかった父と兄を探すため、実の子で双子のジャンヌとシモンが母の祖国を初めて訪れる物語。2人は中東系カナダ人女性として生きた母親ナワル・マルワンの痛切な過去と向き合うことになる。第83回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた本作を、ぜひお見逃しなく。

公開日: 2022年8月12日
監督: Denis Villeneuve (ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
出演: Lubna Azabal (ルブナ・アザバル)、 Melissa Desormeaux-Poulin (メリッサ・デゾルモー=プーラン)、 Maxim Gaudette (マキシム・ゴーデット)
HP: incendies-movie.com

『キングメーカー 大統領を作った男』

©︎2021 MegaboxJoongAng PLUS M & SEE AT FILM CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

最高権力の座をめざして政治家同士がぶつかり合い、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。本作は、第15代韓国大統領の金大中 (キム・デジュンと彼の選挙参謀だった厳昌録 (オム·チャンノクの実話をもとに、恐ろしい大統領選の裏側を赤裸々に描いた。キャストは、韓国の名優 Sol Kyung-gu (ソル・ギョング) と『パラサイト 半地下の家族』(2019) の Lee Sun-Kyun (イ・ソンギュン)。

公開日: 2022年8月12日
監督: Byun Sung-Hyun (ビョン・ソンヒョン)
出演: Sol Kyung-gu (ソル・ギョング)、 Lee Sun-Kyun (イ・ソンギュン)、 Yoo Jae-Myung (ユ・ジェミョン)
HP: kingmaker-movie.com

ロミー・シュナイダー映画祭

オーストリア・ウィーンの名門俳優一家に生まれ、ヨーロッパを中心に多くの作品に出演し世界最高峰の女優として名を馳せた女優、 Romy Schneider (ロミー・シュナイダー)。本映画祭では、日本の劇場では初公開となる『マックスとリリー』と『地獄』をはじめ、ロミーのかつての恋人であった Alain Delon (アラン・ドロン) と共演した『太陽が知っている』、二人の男に愛される女性を演じた『夕なぎ』、戦時下を舞台にした切なく狂おしいラブストーリー『離愁』のほか、 Jean-Louis Trintignant (ジャン=ルイ・トランティニャン) や Jean-Claude Brialy (ジャン=クロード・ブリアリ) らフランスを代表する俳優たちが集う『華麗なる女銀行家』、彼女にとって最期の出演作となった『サン・スーシの女』の計7作品が上映される。

公開日: 2022年8月5日
出演: Romy Schneider (ロミー・シュナイダー)
HP: romyfilmfes.jp

L.A. コールドケース』

©︎ 2018 Good Films Enterprises, LLC.

1990年代にアメリカ音楽界に衝撃を与えた、HIPHOP界の大スター 2Pac (2パック) The Notorious B.I.G. (ノトーリアス・B.I.G.) が何者かに殺害された未解決事件を題材に描いたクライムサスペンス。彼らを演じたのは、ハリウッドのスーパースター Johnny Depp (ジョニー・デップ) と Forest Whitaker (フォレスト・ウィテカー)。作家 Randall Sullivan (ランドール・サリバン) 2002年に発表したノンフィクション小説をもとに、『リンカーン弁護士』(2011)Brad Furman (ブラッド・ファーマン) 監督がメガホンをとった。

公開日: 2022年8月5日
監督: Brad Furman (ブラッド・ファーマン)
出演: Johnny Depp (ジョニー・デップ)、 Forest Whitaker (フォレスト・ウィテカー)
HP: la-coldcase.jp

『きっと地上には満天の星』

©︎ 2020Topside Productions, LLC.All Rights Reserved.

ニューヨークの地下鉄のさらに下に広がる廃トンネルで暮らす親子の、地上への逃亡劇を描き、ヴェネチア国際映画や SXSW (サウス・バイ・サウスウエスト) 映画祭で上映された本作。廃トンネルで暮らしていたニッキーは、ある日不法居住者の取締りにあい、仕方なく5歳の娘リトルを連れて地上へと逃げ出す。生まれて初めて外の世界に出たリトルを連れて、ニューヨークの街をさまようニッキ―。2人は夜空に星を見つけることはできるのかー? 監督が自らニッキーを演じ、ヒップホップミュージシャンの Fatlip (ファットリップ)、『アメリカン・アニマルズ』の Jared Abrahamson (ジャレッド・アブラハムソン) が共演する。

公開日: 2022年8月5日
監督: Celine Held (セリーヌ・ヘルド)、 Logan George (ローガン・ジョージ)
出演: Zhaila Farmer (ザイラ・ファーマー)、 Fatlip (ファットリップ)、 Jared Abrahamson (ジャレッド・アブラハムソン)
HP: littles-wings.com

『長崎の郵便配達』

©️The Postman from Nagasaki Film Partners

元英空軍大佐で、退官後にジャーナリストとして長崎の地を訪れた Peter Townsend (ピーター・タウンゼンド) と、16歳で郵便配達中に被爆した谷口稜曄。本作は、この2人が出会ったエピソードをもとに誕生したドキュメンタリー。劇中ではピーターの娘である Isabelle Townsend (イザベル・タウンゼンド) が、父の著書とボイスメモを頼りに現在の長崎を訪れる姿が映されており、観ている側もイザベルと同じ目線で、ピーター・タウンゼンドと谷口稜曄の深い絆を感じることができる。

公開日: 2022年8月5日
監督: 川瀬美香
出演: Isabelle Townsend (イザベル・タウンゼンド)、谷口稜曄、 Peter Townsend (ピーター・タウンゼンド)
HP: longride.jp/nagasaki-postman

『1640日の家族

©︎ 2021 Deuxieme Ligne Films – Petit Film All rights reserved.

本作は、監督の少年時代の体験を基に、家族でいられるタイムリミットが迫る里子と里親の温かな絆を描く感動作。里親のアンナを『海の上のピアニスト』の Mélanie Thierry (メラニー・ティエリー)、夫のドリスを『キャメラを止めるな!』の Lyes Salem (リエ・サレム) がそれぞれ演じ、里子のシモンを演じたのは、母親と公園で遊んでいるところを監督とキャスティング・ディレクターに見出されたという Gabriel Pavie (ガブリエル・パヴィ)。『ディアーヌならできる』の Fabien Gorgeart (ファビアン・ゴルジュアール) が監督と脚本を務めた。

公開日: 2022年7月29日
監督: Fabien Gorgeart (ファビアン・ゴルジュアール)
出演: Mélanie Thierry (メラニー・ティエリー)、 Lyes Salem (リエ・サレム)、 Félix Moati (フェリックス・モアティ)
HP: longride.jp/family

『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』

©︎ 2020 – AGAT Films & Cie – Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms – Photo ©︎ Carole Bethuel

本作は、1985年、スウェーデンの俳優ヤン・ジョンヨンが体験した実話をベースに作られたヒューマンドラマ。刑務所での演劇ワークショップの講師として招かれた崖っぷちの役者エチエンヌが、不条理劇「ゴドーを待ちながら」を演目に選び、囚人たちとともに奮闘するさまが描かれる。監督は、バイプレイヤーとして俳優の実績を積む傍ら、Philippe Lioret (フィリップ・リオレ) 監督との共同脚本作品『マドモワゼル』や『灯台守の恋』などで高い評価を得ている Emmanuel Courcol (エマニュエル・クールコル) が務めた。

公開日: 2022年7月29日
監督: Emmanuel Courcol (エマニュエル・クールコル)
出演: Kad Merad (カド・メラッド)、 David Ayala (タヴィッド・アラヤ)、 Lamine Cissokho (ラミネ・シソコ)
HP: applause.reallylikefilms.com

『C.R.A.Z.Y.』

『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2015)など数々の名作を世に送り出してきた Jean-Marc Vallee (ジャン=マルク・ヴァレ) 2005年に手がけた青春ドラマ。196070年代のカナダ・ケベックを舞台に、保守的な家庭で育った青年ザックがアイデンティティを確立するまでの葛藤と成長を、 David Bowie (デビッド・ボウイ)、 The Rolling Stones (ローリング・ストーンズ) など時代を彩った名曲たちと共に描き出す。監督自身が「一生に一本でいい、こんな映画を作りたい、作らなければと思う映画に出会うことがある。『C.R.A.Z.Y.』も、そんな映画の一本であると思いたい」という言葉を寄せていた、特別な作品をお見逃しなく。

公開日: 2022年7月29日
監督: Jean-Marc Vallee (ジャン=マルク・ヴァレ)
出演: Michel Cote (ミシェル・コテ)、 Marc-Andre Grondin (マルク=アンドレ・グロンダン)、Danielle Proulx (ダニエル・プルール)
HP: www.finefilms.co.jp/crazy22

『映画はアリスから始まった』

©︎2018 Be Natural LLC All Rights Reserved

本作は、世界初の劇映画『キャベツ畑の妖精』(1896)を監督したフランス人女性 Alice Guy (アリス・ギイ) の仕事ぶりに迫るドキュメンタリー。映画会社の社長秘書として映画界へ入った当時は、列車の到着シーンに人々が驚いて逃げ出した時代だった。そんな映像を見ながら物語があった方が面白い、とストーリーを書いて劇映画を生み出し、設立した会社は夫に任せて映画を撮り続けた。ハリウッドの映画製作システムの原型を作り上げた世界初の映画監督となった女性は、なぜ映画史から忘れ去られていたのか? アリス自身と彼女の親族らへのインタビューとリサーチなどによって、 Alice Guy の功績とその生涯をめぐる謎が明らかになる。

公開日: 2022年7月22日
監督: Pamela B. Green (パメラ・B・グリーン)
出演: Alice Guy (アリス・ギイ)、 Jodie Foster (ジョディ・フォスター)
HP: www.pan-dora.co.jp/aliceguy

『アウシュヴィッツのチャンピオン』

©︎ Iron Films sp. z o.o,TVP S.A,Cavatina GW sp.z o.o, Hardkop sp.z o.o,Moovi sp.z o.o

本作は、第2次世界大戦最中の1940年を舞台に、アウシュヴィッツから生き延びた実在のボクサー、タデウシュ・テディ・ピトロシュコスキの半生をもとに映画化したヒューマンドラマ。強制収容所で、娯楽として消費されることに葛藤しながらも、希望を捨てずリングに立ち続けた男の半生を描く衝撃作。監督は、自身もホロコースト生存者の孫である、Maciej Barczewski (マチェイ・バルチェフスキ)。『Bogowie(2014)に出演し、イーグル賞最優秀助演俳優賞を受賞した実力派俳優 Piotr Glowacki (ピョートル・グウォヴァツキ) が主演を務めた。

公開日: 2022年7月22日
監督: Maciej Barczewski (マチェイ・バルチェフスキ)
出演: Piotr Glowacki (ピョートル・グウォヴァツキ)、 Grzegorz Malecki (グジェゴシュ・マウェツキ)、 Marcin Bosak (マルチン・ボサック)
HP: unpfilm.com/COA

『ボイリング・ポイント 沸騰』

©︎MMXX Ascendant Films Limited

本作は、ロンドンの高級レストランを舞台に、崖っぷちのオーナーシェフの波乱に満ちたスリリングな一夜を描いた人間ドラマ。シェフとして15年間働いたという異色の経歴を持つPhilip Barantini (フィリップ・バランティーニ監督が手がけた本作は、90分を驚異のワンショット撮影で捉えており、忙しい厨房での感覚をリアルに再現するためノー編集で、CGも不使用という徹底ぶり。ワンショットならではの、レストラン内を縦横無尽に動き回るカメラワーク、俳優たちの即興演技がもたらす圧倒的な臨場感に加え、複雑な人間模様や、鋭い社会性をはらんだ心揺さぶるドラマが魅力となっている。リアルタイムで走り抜けていく、予測不能な展開に注目だ。

公開日: 2022年7月15日
監督: Philip Barantini (フィリップ・バランティーニ)
出演: Stephen Graham (スティーヴン・グレアム)、 Vinette Robinson (ヴィネット・ロビンソン)、 Jason Flemyng (ジェイソン・フレミング)
HP: www.cetera.co.jp/boilingpoint

『戦争と女の顔』

©︎Non-Stop Production, LLC, 2019

本作は、ロシアが世界に誇る巨匠Aleksandr Sokurov (アレクサンドル・ソクーロフ) の下に学んだ新鋭 Kantemir Balagov (カンテミール・バラーゴフ) 監督が、ノーベル文学賞受賞作家・Svetlana Alexievich (スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ) の証言集『戦争は女の顔をしていない』を原案に、第2次大戦後の PTSD (心的外傷後ストレス障害) を抱えた元女性兵士イーヤとマーシャを描く。戦争による後遺症を抱えた2人は、戦後の生活で希望を見出すことができるのか30歳を過ぎたばかりの監督をはじめ、戦争を知らない世代のスタッフ、キャストらが今も起こっている戦争の恐ろしさを伝える作品である。

公開日: 2022年7月15日
監督: Kantemir Balagov (カンテミール・バラーゴフ)
出演: Viktoria Miroshnichenko (ヴィクトリア・ミロシニチェンコ)、 Vasilisa Perelygina (ヴァシリサ・ペレリギナ)、 Andrey Bykov (アンドレイ・ヴァイコフ)
HP: dyldajp.com

『魂のまなざし』

©︎Finland Cinematic

モダニズムを代表する画家のひとりとして、近年世界的に注目を集めるフィンランドの画家 Helene Schjerfbeck (ヘレン・シャルフベック)。彼女の生誕160年を記念して公開される本作は、シャルフベックの画業と人生を決定づけた1915年から1923年の時代に焦点を当てる。シャルフベックは、ロシア帝国の支配下にあったフィンランドに生まれ、祖国の独立と内戦を経て封建的な世界が崩壊していく過程と歩調を合わせるように、画家として、女性として、ひとりの人間として自律的に生きていった。抑圧的な家庭や男性社会に臆せず、名誉よりも内から湧き出る情熱に従ったシャルフベックの姿が、北欧の透明な光に輝く自然や街並みとともに映し出される。

公開日: 2022年7月15日
監督: Antti J. Jokinen (アンティ・ヨキネン)
出演: Laura Birn (ラウラ・ビルン)、 Johannes Holopainen (ヨハンネス・ホロパイネン)、 Krista Kosonen (クリスタ・コソネン)
HP: helene.onlyhearts.co.jp

『WANDA ワンダ

©︎1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS

アメリカ・ペンシルベニア州に住むある炭鉱の妻が、離婚の末に盗難に遭い、1人でバーやモーテルを転々としながら、やがて犯罪者の男と逃避行してしまうという人生の崖っぷちを彷徨う女性を描いたロードムービー。1970年にヴェネツィア国際映画祭最優秀外国映画賞を受賞しながらも、本国アメリカでは黙殺された本作は、マーティン・スコセッシ監督設立の「ザ・フィルム・ファウンデーション」と GUCCI の支援により修復。ティファニーブルーを基調とした粒子の粗い16mmフィルムで、アメリカの風景をスクリーンに映し出す。

公開日: 2022年7月9日
監督: Barbara Loden (バーバラ・ローデン)
出演: Barbara Loden (バーバラ・ローデン)、 Michael Higgins (マイケル・ヒギンズ)、 Dorothy Shupenes (ドロシー・シュぺネス)
HP: wanda.crepuscule-films.com

『マルケータ・ラザロヴァー』

©︎1967 The Czech Film Fund and Narodni filmovy archiv, Prague

10年の歳月をかけて完成した本作は、13世紀半ばのボヘミア王国を舞台に、宗教と部族間の争いの中で生きる少女マルケータを描く。「過去の出来事をなぞるのではなく、歴史の内側を直感的に捉えたい」という監督の強い思いから、衣装や武器などの小道具を当時と同じ素材や方法で再現。実際に極寒の山奥で548日間にもわたって撮影が行われたのだという。モノクロで描かれた映像と独特な音楽、当時の生活が臨場感たっぷりに映し出される本作をぜひ劇場で味わってみて。

公開日: 2022年7月8日
監督: Frantisek Vlacil (フランチシェク・ヴラーチル)
出演: Magda Vasaryova (マグダ・バーシャーリオヴァー)、 Josef Kemr (ヨゼフ・ケムル)、 Frantisek Velecky (フランチシェク・ヴェレツキー)
HP: marketalazarovajp.com

『こちらあみ子』

©︎2022「こちらあみ子」フィルムパートナーズ

『星の子』などの原作者・今村夏子が太宰治賞と三島由紀夫賞を受賞した小説を映画化したヒューマンドラマ。少し風変わりだが純粋な主人公・あみ子の言動が、家族や周囲の人たちを変えていく様子を描く。監督は大森立嗣監督などの助監督を務め、本作が監督デビューとなる森井勇佑。あみ子は応募総数330名のオーディションの中から選ばれた大沢一菜が演じ、井浦新や尾野真千子らが脇を固める。

公開日: 2022年7月8日
監督: 森井勇佑
出演: 大沢一菜、井浦新、尾野真千子
HP: kochira-amiko.com

『リコリス・ピザ』

©︎2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

本作は世界中の映画ファンから熱い支持を受ける Paul Thomas Anderson (ポール・トーマス・アンダーソン) 監督の最新作。1970年代の米ロサンゼルス・サンフェルナンドバレーを舞台に、25歳のカメラマンアシスタントであるアラナと、子役として活躍していた15歳の高校生ゲイリーの恋模様を描いた物語だ。歳の差男女の微妙な距離感にドキドキが止まらないだろう。音楽やファッション、ヘアスタイルなど当時を再現した世界観にも注目。

公開日: 2022年7月1日
監督: Paul Thomas Anderson (ポール・トーマス・アンダーソン)
出演: Alana Haim (アラナ・ハイム)、 Cooper Hoffman (クーパー・ホフマン)、Sean Penn (ショーン・ペン)、Tom Waits (トム・ウェイツ)
HP: licorice-pizza.jp

『わたしは最悪。』

©︎2021 OSLO PICTURES – MK PRODUCTIONS – FILM I VAST – SNOWGLOBE – B-Reel – ARTE FRANCE CINEMA

理想の人生厳しい現実の間で揺れながら、自分の気持ちに正直に生きていくことを選択していく女性ユリヤの失敗と成長を描いた恋愛ドラマ。30歳を迎えるユリヤの人生はかなり直感的で、アートの才能や文才もあるのに決定的な道が見つからず、自分の人生なのにいまだ脇役のような気分を味わっていた。彼女とは対照的に作家として成功する恋人のことを窮屈に感じ、紛れ込んだパーティで若く魅力的なアイヴィンと出会い恋に落ちていく。

公開日: 2022年7月1日
監督: Joachim Trier (ヨアキム・トリアー)
出演: Renate Reinsve (レナーテ・レインスヴェ)、 Anders Danielsen Lie (アンデルシュ・ダニエルセン・リー)、 Herbert Nordrum (ハーバート・ノードラム)
HP: gaga.ne.jp

『エルヴィス』

©︎2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

エルヴィス・プレスリーは、ロックンロールを世に知らしめ、世界で最も売れたソロアーティスト。本編は未だ明かされていない、エルヴィスの裏側にあった危険な真実に迫る。伝説を誰が殺したのか?42歳という若さで逝去した彼の死にまつわる謎や、黒人音楽が隔離されていた50年代アメリカ社会、エルヴィスの素顔が描かれる。監督は「華麗なるギャツビー」(2013)の Baz Luhrmann (バズ・ラーマン)。多くの伝説的なライブとともに描かれる本作は、きっとエルヴィスのことを知らない人も楽しめるに違いない。まずは予告映像をチェックしてみて。

公開日: 2022年7月1日
監督: Baz Luhrmann (バズ・ラーマン)
出演: Austin Butler (オースティン・バトラー) Tom Hanks (トム・ハンクス) Olivia DeJonge (オリヴィア・デヨング)
HP: wwws.warnerbros.co.jp

『ベイビー・ブローカー』

©︎2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED

本作は、日本を代表する映画監督の是枝裕和が初めて手がけた韓国映画で、第75回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門に選出されるなど話題を呼んだ作品。子供を育てられない人が匿名で置いていくことができるように用意された赤ちゃんポストを巡って出会った人たちの物語を描く。キャストには、『パラサイト 半地下の家族』に出演した Song Kang Ho (ソン・ガンホ) や、 Gang Dong Won (カン・ドンウォン)、 Doona Bae (ペ・ドゥナ) といったスター俳優や Lee Jieun (イ・ジウン) として商業映画デビューを果たした歌手のIUら韓国を代表する名優たちが勢揃いする。

公開日: 2022年6月24日
監督: 是枝裕和
出演: Song Kang Ho (ソン・ガンホ)、 Gang Dong Won (カン・ドンウォン)、 Doona Bae (ペ・ドゥナ)、 Lee Jieun (イ・ジウン)、 Lee Joo Young (イ・ジュヨン)
HP: gaga.ne.jp

『PLAN 75』

©︎ 2022「PLAN75」製作委員会 / Urban Factory / Fusee

本作は、是枝裕和が初めて総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten YearsJapam』の一編『PLAN75』を新たに構築、キャストを一新した作品。早川千絵監督のオリジナル脚本による、自身初の長編映画だ。物語の舞台となるのは、超高齢化社会に対応すべく、75歳以上が自ら生死を選択できる制度「プラン 75」が施行された日本。年齢による命の線引きというセンセーショナルなテーマをモチーフを打ち出しつつも、懸命に生きる人々の姿を、繊細かつ丁寧に描いた。第75回カンヌ国際映画祭にて新人監督に与えられる、カメラドール特別表彰に選出された本作をぜひ劇場で堪能してほしい。

公開日: 2022年6月17日
監督: 早川千絵
出演: 倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹
HP: happinet-phantom.com

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