TFP Recommended Movies

【上映中】 今週のTFP的おすすめ映画

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【上映中】 今週のTFP的おすすめ映画

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「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を週替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。

 2月27日〜3月4日

『52ヘルツのクジラたち』

©︎2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会

2021年に本屋大賞を受賞した町田そのこの小説「52ヘルツのクジラたち」を、豪華キャストを迎え待望の映画化。主演の貴瑚役には杉咲花、トランスジェンダー男性という繊細な役には志尊淳、貴瑚の初めての恋人となる上司の役には宮沢氷魚を抜擢するなど、現在の日本映画界を代表する俳優陣が集結。『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』などで話題を呼んだ成島出が監督を務めた。自分の人生を家族に搾取されて生きてきた主人公の女性・貴瑚は、ある痛みを抱え東京から海辺の街へ引っ越す。そこで出会ったのは、母親から虐待を受け、声を発することのできない少年。貴瑚は少年と心を通わせるうちに、かつて自分を救ってくれた人物との過去を遡り始める。「52ヘルツのクジラ」とは、鳴き声があまりに高音のため他の鯨には聞こえず、世界で一番孤独といわれている鯨のこと。この鯨のように、深い孤独を抱えて生きる登場人物たちが、人と関わる豊かさや優しさに向き合うヒューマンドラマ。

公開日: 3月1日(金)
監督: 成島出
出演: 杉咲花、志尊淳、宮沢氷魚
HP: gaga.ne.jp/52hz-movie

『アーガイル』

©2023 Universal Pictures. All rights reserved.

『キングスマン』で一躍人気となった Matthew Vaughn (マシュー・ボーン) 監督による、スパイ・アクション映画の最新作。ストーリーは、作家のエリー・コンウェイと彼女が手がけるベストセラー小説「アーガイル」を巡って巻き起こるスパイ達との物語。エリーは愛猫と静かに生活していたが、彼女の小説が偶然にも現実のスパイ組織の行動と一致していたことが判明。エリーは移動中に命を狙われるが、エイダンと名乗るスパイに助けられる。エリーの空想の世界と現実の世界が混ざり合い、敵の一歩先を行くべく世界中を駆け巡るアクションが始まっていく。主人公のエリーを、映画監督 Ron Howard (ロン・ハワード) の娘として知られる Bryce Dallas Howard (ブライス・ダラス・ハワード) が演じ、彼女を助けるエイダン役を演じるのは、『グリーンマイル』といった名作からインディペンデント作品まで幅広く活躍する Sam Rockwell (サム・ロックウェル)。出会うはずのなかった2人の危険な旅路の行方をファンタジックに描いたフィクション。

公開日: 3月1日(金)
監督: Matthew Vaughn
出演: Bryce Dallas Howard、Sam Rockwell、Bryan Cranston (ブライアン・クランストン)
HP: argylle-movie.jp

『水平線』

©︎2023 STUDIO NAYURA

舞台は福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら娘の奈生と2人で暮らしている。ある日彼のもとに、かつて世間をおびやかせた通り魔殺人事件の犯人の遺骨が持ち込まれ、井口は遺骨の扱いについて悩み、最終的にある決断を下す。本作のメガホンをとったのは、代表作に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』などが挙げられる俳優・小林且弥で、主演には『凶悪』で共演したピエール瀧を迎え、初の長編作品に挑戦。心に傷を抱える井口を、重厚な雰囲気で人間味豊かに演じきった。そんな彼の娘役を演じるのは、『青葉家のテーブル』に出演し、女優だけでなくアーティストとしても活動する新進気鋭の栗林愛希。遺骨を巡って葛藤を繰り返し、積年の思いをぶつけ合う親子の様子が描かれている。正しさについて自問しながら前へ進もうとする姿から、なにか大切なものを感じてほしい。

公開日: 3月1日(金)
監督: 小林且弥
出演: ピエール瀧、栗林愛希、足立智充
HP: studio-nayura.com/suiheisen

『愛のゆくえ』

©︎吉本興業

14歳で母を亡くした孤独な少年少女・愛と宗介の、喪失から再生までを幻想的な世界観で表現。宗介の母は夫を亡くして心を病み、愛の母親がひとりで愛と宗介を育てていたが、ある日その母親が他界する。愛は父に連れられ東京に引っ越し、北海道に残る宗介と離れ離れに。悲しみにくれながら生きることを諦めない2人の成長を描く。内気な愛を演じるのは、『ちひろさん』をはじめテレビCMなどにも出演し、徐々に話題を集めている長澤樹で、窪塚洋介の息子として人気を博している窪塚愛流が宗介を演じる。本作は、宮嶋風花監督が高校生の頃に母親を亡くした実体験をもとに制作され、脚本の完成までに3年が費やされた。多感な年頃に監督自らが感じた複雑な気持ちに真正面から向き合い、赤裸々かつ繊細に表現。監督の慣れ親しんだ北海道を舞台に、自身の半自伝ともいえる青春譚。

公開日: 3月1日(金)
監督: 宮嶋風花
出演: 長澤樹、窪塚愛流、田中麗奈
HP: ainoyukue.official-movie.com

『コットンテール』

©︎2023 Magnolia Mae/ Office Shirous

実力派として名高い俳優陣と、イギリスの新進気鋭 Patrick Dickinson (パトリック・ディキンソン) 監督がタッグを組み、東京とイギリスを舞台とした日英合作映画。キャストには主演を務めるリリー・フランキー、多彩な顔を持つ錦戸亮、『ぐるりのこと』でリリー・フランキーと共演し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した木村多江が招かれた。物語は、リリー・フランキー演じる作家の大島兼三郎が亡き妻の願いを叶えるため、東京からイギリスの湖水地方へと向かう、ロードムービー仕立てのヒューマンドラマ。最愛の妻をなくし心を閉ざしたままの大島と、ずっと家族を顧みなかった息子を錦戸亮が演じる。贖罪や和解をテーマに、新たな一歩を踏み出す家族の心の軌跡を表現。切なくも愛おしい旅路が、美しい風景とともに映し出される作品。

公開日: 3月1日(金)
監督: Patrick Dickinson (パトリック・ディキンソン)
出演: リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江
HP: longride.jp/cottontail

『落下の解剖学』

©︎LESFILMSPELLEAS_LESFILMSDEPIERRE

昨年に開催された第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。監督はフランスの新進気鋭 Justine Triet (ジュスティーヌ・トリエ) で、女性監督がパルムドール受賞に輝くのは本作で史上3作目となる。人里離れた雪山の山荘で起こった殺人事件の物語で、視覚障がいをもつ11歳の息子、転落死した父親、そして夫殺しの容疑をかけられた母親・サンドラの3人の家族を中心としたストーリー。事故の前日に夫婦喧嘩をしていたこと、目撃者が息子のみであることから、サンドラは周囲から疑いの目を向けられ、最初は無実を主張していた彼女だったが、次第に本当のことを語り始める。仲睦まじいと思われていた家族像からは想像のできなかった秘密や嘘とはなんだったのか。すべてが露わになっていく中で、登場人物の数だけ真実が隠されているという、最後まで予想できない展開を演出した。主人公サンドラを演じたのは、ヨーロッパ映画賞女優賞の受賞歴を持つ Sandra Huller (サンドラ・ヒュラー) で、ポーカーフェイスに隠された冷酷な人間性を巧みに表現。観る人の恐怖や緊張感を煽る演技力に注目だ。

公開日: 2月23日(金)
監督: Justine Triet
出演: Sandra Huller、Swann Arlaud (スワン・アルロー)、Milo (ミロ・マシャド・グラネール)
HP: gaga.ne.jp/anatomy

『コヴェナント 約束の救出』

©︎2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

『スナッチ』『シャーロック・ホームズ』シリーズで知られ、母国イギリスだけでなくハリウッドなど、世界中で人気を誇る Guy Ritchie (ガイ・リッチー) 監督の最新作。アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て作られた社会派ドラマだ。舞台は2018年のアフガニスタン。部隊を率いる米軍曹長のジョン・キンリーは優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇い、アフガニスタンを実効支配するイスラム主義組織・タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探していた。部隊は敵兵により全滅し、キンリーはアーメッドに救出され母国のアメリカに無事帰還。その後、自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ旅立つ。米軍兵士と現地通訳者という、国境や立場を超えた2人の絆が胸を打つ作品。

公開日: 2月23日(金)
監督: Guy Ritchie
出演: Jake Gyllenhaal (ジェイク・ギレンホール)、Dar Salim (ダール・サリム)、 Emily Beecham (エミリー・ビーチャム)
HP: grtc-movie.jp

『ソウルメイト』

©︎2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.

香港の Derek Tsang (デレク・ツァン) 監督が手がけた『ソウルメイト 七月と安生』を、韓国・済州島に舞台を移して新たに映画化。幼い頃から親友だった2人の少女のすれ違いや絆を、切なくも温かい雰囲気で捉えた友情の物語。絵を勉強しながら世界中を旅したいという夢を抱く自由人のミソと、そんな彼女に憧れを抱きながらも堅実に生きることを願うハウン。性格も価値観も真逆な2人の幼なじみは、楽しい時もさみしい時もずっと一緒だった。そんな日々がずっと続くと思われたが、ある出会いをきっかけに2人の関係は急激に変化。互いのことを思い合いながらもすれ違い、やがて疎遠になって16年が過ぎたある日、ハウンはミソにある秘密を残し、こつ然と姿を消してしまう。ミソ役を演じるのは、大ヒットドラマ「梨泰院クラス」で注目を浴びた Kim Da-Mi (キム・ダミ) で、ハウン役には2014年にデビューを果たし、韓国ドラマ「ボーイフレンド」「花様年華 ~君といた季節~」などで活躍する Jeon So-nee (チョン・ソニ) を抜擢。2人の飾らない演技が映画に柔らかい雰囲気をもたらす。

公開日: 2月23日(金)
監督: Min Youg Keun (ミン・ヨングン)
出演: Kim Da-Mi、Jeon So-nee、Byeon Woo-Seok (ピョン・ウソク)
HP: klockworx-asia.com/soulmatejp

『ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争』

©︎SAINT LAURENT – VIXENS – L’ATELIER – 2022

2022年に他界したフランスの名匠 Jean-Luc Godard (ジャン=リュック・ゴダール) の遺作となり、2023年カンヌ国際映画祭クラシック部門で上映された本作がついに日本上陸。『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などが代表作に挙げられ、数多くのクリエイターに影響を与える Jean-Luc Godard。映画界から永遠に去る直前まで彼はこの短編映画に手を加え続けたといわれ、自身の手で書き、色をつけ、紙や文章をコラージュした。作中の音楽とサウンドトラックの切れ目には、本人の年老いた、それでも情熱を持ち続けた肉声を聞くことができる。自ら「最高傑作だ」と言わせしめた本作の全貌がスクリーンで明らかに。この貴重な機会は見逃せない。

公開日: 2月23日(金)
監督: Jean-Luc Godard
出演: Jean-Luc Godard
HP: godard-phonywarsjp.com

『ヴェルクマイスター・ハーモニー』

©︎Goess Film, Von Vietinghoff Filmproduktion, 13 Production

Jim Jarmusch (ジム・ジャームッシュ) 監督など、映画業界に強い影響を与えてきたハンガリーの鬼才 Tarr Béla (タル・ベーラ) による長編作が、4Kレストア版になって再上映。現代ハンガリー文学を代表する作家の1人 Krasznahorkai Lázló (クラスナホルカイ・ラースロー) の小説「抵抗の憂鬱」をもとに、モノクロで表現した。本監督が過去に手がけた『サタンタンゴ』も同作家の作品が原作であり、2人は映画監督と脚本家という立ち位置で数回コラボレーションを果たしている。舞台はハンガリーの荒涼とした田舎町で、天文学が趣味の郵便配達員ヤーノシュは、音楽家の老人・エステルの身の回りの世話をしている。ある日、町の広場に移動サーカスと見世物である巨大クジラが姿を現す。住人たちは扇動者に煽られるように広場に集まり、町中に暴力と破壊の渦を巻き起こす。狂った世界の無秩序、崩壊をラディカルな目線で映し出した、色褪せない名作。

公開日: 2月24日(土)
監督: Tarr Béla
出演: Lars Rudolph (ラルス・ルドルフ)、Peter Fitz (ペーター・フィッツ)、Hanna Schygulla (ハンナ・シグラ)
HP: bitters.co.jp/werckmeister

 

『ボーはおそれている』

©︎2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.​​

『ミッドサマー』『ヘレディタリー 継承』などを手がけ、カルト的人気を誇る鬼才 Ari Aster (アリ・アスター) 監督と、『ジョーカー』でアカデミー主演男優賞に輝き、世界中から注目を浴びた Joaquin Phoenix (ホアキン・フェニックス) がタッグを組んだミステリー作品。日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボーは、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう「いつもの日常」ではなかった。実家へ帰る道中、彼の身に奇怪なことが次々と降りかかり、現実なのか妄想なのか分からない世界で、ボーの里帰りは壮大な旅へとなっていく。ロードムービーのようなミステリーのような、ジャンルレスでどこか不気味な雰囲気を放ち、Ari Aster らしい意表をつくようなラストにも注目。

公開日: 2月16日(金)
監督: Ari Aster
出演: Joaquin Phoenix、Nathan Lane (ネイサン・レイン)、Amy Ryan (エイミー・ライアン)
HP: happinet-phantom.com/beau

『ザ・パイロット』

©︎Interfest, Star Media, DaProduction, 2021.

舞台は1941年、人類史上最悪の戦闘と呼ばれる第二次世界大戦で起こったドイツとソ連との戦いを描いた実話戦争アクション。ソ連軍の空軍パイロット・ニコライは、ナチスドイツ軍の主力戦闘機の軍と激しい空中戦になり、雪原に不時着すると、そこはナチス占領地帯のど真ん中だった。ナチスの執拗な捜索部隊と凶暴な狼の群れに追われながら、極寒の森林地帯を進み自軍基地に戻ろうとする、命をかけた逃避行が描かれている。この物語は、重傷を負いながらもナチス部隊の追跡を逃れ、パイロットとして再起したソ連軍の兵士もとに作られ、現代の映像技術を持って再現された。スリリングな空中戦と雪の中でのサバイバル劇に迫真のリアリティが込められた、緊張感あふれる演出。

公開日: 2月16日(金)
監督: Renat Davletyarov (レナト・ダヴレチャロフ)
出演: Pyotr Fyodorov (ピョートル・フョードロフ)、Anna Peskova (アンナ・ペスコワ)、Pavel Osadchy (パベル・オサドチー)
HP: ttcg.jp/movie/1051500

『テルマ&ルイーズ』

©︎1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

『ブレードランナー』『オデッセイ』で知られる Ridley Scott (リドリー・スコット) 監督が1991年に発表し、「1990年代の女性版アメリカン・ニューシネマ」と評されたロードムービーが、監督自身の監修により4Kレストア版になってリバイバル公開。Tim Burton (ティム・バートン) 監督の『ビートルジュース』など出演歴を持つ Geena Davis (ジーナ・デイビス) がテルマを、1970年に映画デビューを果たし『ロッキーホラーショー』出演をはじめ着実にキャリアを重ねてきた Susan Sarandon (スーザン・サランドン) がルイーズをそれぞれ演じ、2人は本作で主演女優賞にノミネートされた上、キャリア初期の Brad Pitt (ブラッド・ピット) も起用されているなど、当時の魅力が残る演技にも目が離せない。主婦のテルマとウェイトレスのルイーズの波瀾万丈な旅路を描いたストーリーで、息ぴったりな2人と、「女性の正義」という現代にも通ずるテーマを掲げ、色褪せない名作として世界中で高い評価を得ている。性的被害を受けたトラウマを抱えながらも問題に向き合い、自分らしく生きることに目覚めていくテルマとルイーズの姿が、すべての人を前向きな気持ちにさせてくれるはず。

公開日: 2月16日(金)
監督: Ridley Scott
出演: Geena Davis、Susan Sarandon、Harvey Keitel (ハーベイ・カイテル)
HP: unpfilm.com/thelma_louise

『記憶の居所』

©︎Filmssimo

初長編作品『この日々が凪いだら』が第45回モスクワ国際映画祭で最優秀女優賞を受けるなど、現在話題を集めている監督・常間地裕が最新作を発表。『あのこは貴族』の山下リオが主演を務め、『花束みたいな恋をした』の小久保寿人、そして監督の前作にも出演したサトウヒロキなど、新進気鋭の俳優たちを起用し、今回は「記憶」をモチーフにオムニバス形式にチャレンジしている。仕事柄、人の死に慣れてしまった看護師と母娘の交流を描いた「味の話」、2人の少女の関係を瑞々しくつづった「音の話」、そして美術館で出会った男女が絵画と同じ景色を見に行こうと旅立つストーリー「香の話」の三編から成り、この3作品はそれぞれ俳優だけでなく制作スタッフも異なっており、作劇も演出アプローチも全く違う方法でつくられている。これら3つの作品が混ざり合うとき、どのような化学反応が生まれるのか、観る人の「記憶」にどのような感覚をもたらすのか。新たな取り組みに挑戦する常間地裕の最新作映画に目が離せない。

公開日: 2月17日(土)
監督: 常間地裕
出演: 山下リオ、小久保寿人、磯西真喜
HP: kiokunoidokoro.com

『カラー・パープル』

©︎2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

Steven Spielberg (スティーブン・スピルバーグ) 監督が1985年に手がけた名作映画『カラーパープル』が、ミュージカルとして生まれ変わって登場。主人公のセリー役にはブロードウェイ版でも同役を演じた Fantasia Barrino (ファンテイジア・バリーノ) を抜擢し、昨年公開された実写版『リトル・マーメイド』でアリエル役を務めた Halle Bailey (ハリー・ベイリー) など、豪華キャストによりさらにパワーアップした。ストーリーは、自分らしくあろうと強い一歩を踏み出す女性たちの生き様を描いている。主人公は横暴な父に虐待され、望まぬ結婚のせいで自由のない生活を送っていた。最愛の妹とも生き別れ悲しみに暮れていた時、自立した女性2人に出会う。2人の型破りな生き方に感銘を受け、セリーは少しずつ自尊心を取り戻し、ついに家を出ることを決意。不屈の精神とユーモアで人生を切り拓いていく姿とそのパワフルな歌声は、観る人に希望を与えるはず。

公開日: 2月9日(金)
監督: Blitz Bazawule (ブリッツ・バザウーレ)
出演: Fantasia Barrino、Halle Bailey、Taraji P. Henson (タラジ・P・ヘンソン)
HP: warnerbros.co.jp/colorpurple

『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』

©︎Stephanie Branchu – Why Not Productions

18世紀フランス・ヴェルサイユ宮殿で、59年間にわたり在位した国王ルイ15世の最後の公妾ジャンヌ・デュ・バリーの、波乱に満ちた生涯を映画化。彼女は貧しい家庭で生まれながらも、その美貌と知性でたちまち社交界のスターになり、国王ルイ15世と恋に落ちる。やがて国王の公式の愛人・公妾となるが、その階級の違いや、王太子妃であるマリー・アントワネットの存在により、窮地に追い込まれるジャンヌ。2人の運命を巡って複雑化する、当時のフランス宮廷の実態を描いたドラマ。撮影は実際に舞台となったヴェルサイユ宮殿で行われ、衣装は CHANEL (シャネル) が大々的にサポート。ジュエリー提供のほか、本作のためにデザインされた美しいドレスが多数登場するなど、リアルを追求したラグジュアリーな世界観を再現。映画『レオン』に出演し、近年では監督や脚本としての顔も持つ Maiwenn (マイウェン) が監督・脚本・主演を務め、Johnny Depp (ジョニー・デップ) が全編フランス語でルイ15世を演じた。

公開日: 2月2日(金)
監督: Maiwenn
出演: Maiwenn、Johnny Dep、Benjamin Lavernhe (バンジャマン・ラベルネ)
HP: longride.jp/jeannedubarry

『夜明けのすべて』

『そして、バトンは渡された』などで知られる小説家・瀬尾まいこの同名小説を、『ケイコ 目を澄ませて』で国内外から脚光を浴びた監督・三宅唱が映画化。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音がW主演を務める。月に一度 PMS (月経前症候群) のせいでイライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚である山添くんのある行動をきっかけに怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりでやる気のなさそうに見える山添くんだったが、そんな彼もまたパニック障害を抱えていた。それぞれの問題を抱える2人が、自分と向き合いながらも助け合って生きていこうとする。松村北斗と上白石萌音が演じる、恋人でも友人でもない名前のない関係が不思議と心地よい空気感を生む、等身大の人間ドラマ。

公開日: 2月9日(金)
監督: 三宅唱
出演: 松村北斗、上白石萌音、渋川清彦
HP: yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp

 

『瞳をとじて』

©︎ 2023 La Mirada del Adios A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.

代表作に『ミツバチのささやき』が挙げられるスペインの名匠 Victor Erice (ビクトル・エリセ) が、第76回カンヌ国際映画祭にて31年ぶりに長編作品を発表。元映画監督と失踪した人気俳優の記憶を巡って繰り広げられるヒューマンミステリー。映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオが失踪した。その22年後、元映画監督でありフリオの親友であったミゲルは彼の行方を追うTV番組から証言者として出演依頼を受け、ミゲルは取材に協力し、彼との青春時代そして自らの半生を追想する。番組が終了した後、ミゲルを見たという一通の手紙が寄せられ、物語はラストへと向かっていく。『コンペティション』などに出演した Manolo Solo (マノロ・ソロ) がミゲルを、主にスペインで活躍し、さまざまな賞の受賞歴もある Jose Coronado (ホセ・コロナド) がフリオをそれぞれ演じた。未完のフィルムを発端にアイデンティティと記憶という2つのテーマを掲げ物語が進んでいく中で、映画は我々になにを語りかけるのか。自身の経験も交えながら監督自らが脚本も手がけた、Victor Erice の集大成。

公開日: 2月9日(金)
監督: Victor Erice
出演: Manolo Solo、Jose Coronado、Ana Trrento (アナ・トレント)
HP: gaga.ne.jp/close-your-eyes

 

『ゴースト・トロピック』

©︎Quetzalcoatl, 10.80 films, Minds Meet production

美しく繊細な映像美が特徴で、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭でも注目を集めるベルギーの映画作家 Bas Devos (バス・ドゥボス) の長編第3作。ベルギーの首都・ブリュッセルの町で、最終電車で乗り越してしまった主人公が真夜中の町をさまよい、その道中で出会う思いがけない出来事を描く。清掃作業員として働く女性・ハディージャは、帰り道の電車で眠りに落ち、終点で目を覚ます。徒歩しか帰る手段がないことに気づき、夜の田舎道を歩き始めると、さまざまな人々と出会い、徐々に心が安らぐような旅路となっていく。シンプルなストーリーながらも人とのつながりやぬくもりを感じられる作品で、物語が繰り広げられる夜の街を粒子のあらい16ミリフィルムで撮影することで、暗闇の中に柔らかさと温かみをもたらしている。

公開日: 2月2日(金)
監督: Bas Devos
出演: Saadia Bentaïeb (サーディア・ベンダイブ)、Maaike Neuville (マイケ・ネービレ)、Stefan Gota (シュテファン・ゴタ)
HP: sunny-film.com/basdevos

『Here』

©︎ Quetzalcoatl

監督は『ゴースト・トロピック』と同じの Bas Devos で、こちらも同様に監督・脚本を担う。『ゴースト・トロピック』にも出演している俳優 Stefan Gota 演じる、建設労働者の男性シュテファンが森を散歩していると、以前レストランで会った中国系ベルギー人の女性シュシュと再会。彼女は植物学者であり苔類の研究をしていることを知り、シュテファンは彼女に促され足元に広がる世界に触れていく。今まで気にしていなかった植物の多様で緻密な世界に魅了されるうちに、2人の心はゆっくりと重なり合う。自然あふれる世界で2人が織りなす、繊細で優しい日常の断片を切り取ったストーリー。昨年行われた第73回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門にて、最優秀作品賞と国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)のダブル受賞を達成。現在、ベルギーだけでなく世界中で関心を集める Bas Devos の作品をお見逃しなく。

公開日: 2月2日(金)
監督: Bas Devos
出演: Stefan Gota、Liyo Gong (リヨ・ゴン)
HP: sunny-film.com/basdevos

『罪と悪』

©︎ 2023「罪と悪」製作委員会

13歳の少年が殺され遺体が橋の下に捨てられた事件を発端に、その22年後に起きた新たな殺人事件の行方を描いたミステリーで、本作が長編デビュー作となる齊藤勇起監督のオリジナル脚本作品。何者かによって殺された少年・正樹の仇を討つため、彼の同級生であった3人の少年が犯人だと目星をつけた男性の家に放火し、事件は幕を閉じた。だが事件から22年後、3人が故郷に揃うとかつてと同じように橋の下で少年の遺体が発見されるという出来事が起こる。3人は再会し、当時と同じ状況下に戸惑いながらもそれぞれが胸に仕舞い込んでいた思いを話し、新たな事件の扉が開かれる。メインキャラクターの3人を演じるのは、2006年にデビューして以来数々の作品に出演する高良健吾、『新・ミナミの帝王』や大東駿介、石田卓也など実力派キャストが共演。人の悪意や罪を描き、観る人に正義の在り方を問いかけるノワールミステリー。

公開日: 2月2日(金)
監督: 齊藤勇起
出演: 高良健吾、大東駿介、石田卓也
HP: tsumitoaku-movie.com

『哀れなるものたち』

©︎2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

アカデミー賞9部門10ノミネートを果たした映画『女王陛下のお気に入り』の Yorgos Lanthimos (ヨルゴス・ランティモス) 監督と Emma Stone (エマ・ストーン) が再びタッグを結成。昨年開催されたベネチア国際映画祭では、コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞し、世界中で高い評価を受けている。原作は、スコットランドの作家 Alasdair Gray (アラスター・グレイ) の同名ゴシック小説で、Emma Stone 演じる若い女性ベラの成長物語だ。ベラは自殺未遂を犯すが、風変わりな天才外科医によって奇跡的に蘇生。彼女は「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられ、大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の脳を持つベラは、純粋な視点で世界に触れ自我を形成していく。Emma Stone が主演だけでなくプロデューサーも担い、天才外科医役には『スパイダーマン』シリーズや、Wesley Anderson (ウェス・アンダーソン) 監督の作品にも数多く出演する俳優 Willem Dafoe (ウィリアム・デフォー) を抜擢するなど、注目の一作。

公開日: 1月26日(金)
監督: Yorgos Lanthimos (ヨルゴス・ランティモス)
出演: Emma Stone (エマ・ストーン)、 Mark Ruffalo (マーク・ラファロ)、Willem Dafoe (ウィレム・デフォー)
HP: searchlightpictures.jp/movies/poorthings

『コット、はじまりの夏』

©︎Insceal 2022

舞台は1980年代初頭のアイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす寡黙な少女コットは、夏休みを親戚夫婦のもとで過ごす。緑豊かな農場での慣れない生活にはじめは戸惑うコットだったが、夫婦の愛情を受け穏やかな生活を続けるうちに、これまでは経験したことのなかった生きる喜びを実感していく。9歳の主人公コットを、本作がデビュー作となる Catherine Clinch (キャサリン・クリンチ) が圧倒的な表現力と透明感を持って演じ、アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞の主演女優賞を史上最年少の12歳で受賞。アイルランドで活躍する小説家 Claire Keegan (クレア・キーガン) の小説『Foster』を原作に、子どもの視点や家族の絆を描くドキュメンタリー作品を数多く手がけてきた監督 Colm Bairead (コルム・バレード) が初の長編劇映画監督・脚本に挑戦している。

公開日: 1月26日(金)
監督: Colm Bairead (コルム・バレード)
出演: Catherine Clinch (キャサリン・クリンチ)、Carrie Crowley ( キャリー・クロウリー)、Andrew Bennett (アンドリュー・ベネット)
HP: flag-pictures.co.jp/caitmovie

『サン・セバスチャンへ、ようこそ』

©︎2020 Mediaproduccion S.L.U., Gravier Productions, Inc. & Wildside S.r.L.

名匠・Woody Allen (ウディ・アレン) が、スペインで最大級の国際映画祭であるサン・セバスチャン国際映画祭を舞台に撮影した最新作。かつて大学で映画学を教えていた主人公のリフキンは、人生で初となる小説の執筆に取り組んでおり、妻のスーとともに映画祭に参加する。彼が街を歩いていると、『8 1/2』や『市民ケーン』、『勝手にしやがれ』など、名だたるクラシック映画の世界が急に目の前に現れるという不思議な現象を経験し、映画と現実の狭間で自分の人生の意味を見出していく。主人公を演じるのは監督の作品にたびたび登場している Wallace Shawn (ウォーレス・ショーン) で、妻のスー役には映画だけでなく舞台でも活躍する実力派俳優 Gina Gershon (ジーナ・ガーション) を抜擢。映画ファンもそうでない人も楽しめる、まさに映画のような人生を描いたロマンティック・コメディ。

公開日: 1月19日(金)
監督: Woody Allen (ウディ・アレン)
出演: Wallace Shawn (ウォーレス・ショーン)、Gina Gershon (ジーナ・ガーション)、Louis Garrel (ルイ・ガレル)
HP: longride.jp/rifkin

『笑いのカイブツ』

©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会

原作は、「伝説のハガキ職人」として熱狂的な人気を誇るツチヤタカユキによる私小説『笑いのカブツ』で、気鋭の監督・滝本憲吾が本作で満を辞して長編商業映画デビュー。NHK 連続テレビ小説「ひよっこ」や映画『キングダム』シリーズなどで話題を集める岡山天音が主人公のツチヤを演じ、そのほかツチヤを東京に呼び寄せる人気芸人を仲野太賀、良き友人であるピンクを菅田将暉がそれぞれ務めるなど、映画界に名を馳せる俳優陣の演技にも目が離せない。テレビの大喜利番組にネタを投稿することが生きがいのツチヤは、毎日狂ったようにネタを考える生活を6年続けていた。その実力が認められお笑い劇場の作家見習いとなるが、その不器用さと笑いへのこだわりから、周囲との摩擦により劇場を去ることになる。情熱や努力だけでは上手くいかない“人間関係不得意”な主人公のリアルな半生を描く、等身大の人間ドラマ。

公開日:1月5日(金)
監督: 滝本憲吾
出演: 岡山天音、片岡礼子、松本穂香
HP: sundae-films.com/warai-kaibutsu

 

『ガザ・サーフ・クラブ

© Niclas Reed, Middleton Little Bridge Pictures

イスラエル軍による攻撃を受けるパレスチナ・ガザ地区の、紛争地帯で自由と解放を求めてサーフィンをする若者たちの姿を捉えたドキュメンタリー作品が緊急公開。齢42歳で最年長のサーファーである Mohammed Abu Jayab (モハメド・アブー・ジャヤブ) は、若者たちにサーフィンを教えており、同じくサーファーである23歳の Ibrahim N. Arafat (イブラヒーム・アラファト) は、ガザでサーフショップを開くことを夢見ている。約200万人の人々が経済封鎖の続く狭い土地に閉じ込められていることから「天井のない監獄」と呼ばれるガザ地区。仕事も未来への展望もない若い世代は、自由や幸せを求め海に出る。多くの建物、人命が奪われる状況下で、多大な努力により厳しい社会的拘束に打ち勝ちサーフ・コミュニティの幅を広げている彼らが求めるものとは。今知るべき現実を映し出す、ノンフィクション作品。

公開日:1月13日(土)
監督: Philip Gnadt (フィリップ・グナート)、Mickey Yamine (ミッキー・ヤミネ)
出演: Sabah Abu Ghanem (サバーフ・アブ・ガネム)、Mohammed Abu Jayab (モハメド・アブー・ジャヤブ)、Ibrahim N. Arafat (イブラヒーム・アラファト)
HP: unitedpeople.jp/gazasurf

PERFECT DAYS』

©︎2023 MASTER MIND Ltd.

『パリ、テキサス』『ベルリンの詩』などで知られ、ドイツの映画界を牽引してきた Wim Wenders (ヴィム・ヴェンダース) が、役所広司を主演に迎えた最新作。今年のカンヌ国際映画祭では、役所が日本人俳優として2人目となる男優賞を受賞したことからも注目を浴びる。撮影は日本で行われ、東京・渋谷区内のトイレを世界的建築家やクリエイターが改修するプロジェクトに監督が賛同したことから、実際に改修が行われた渋谷区内の公共トイレを舞台に選んだ。トイレの清掃員をする平山の、取り止めのないが小さな喜びに満ち溢れた日常を描くストーリー。音楽を聴くこと、中古の文庫本を買うことが趣味の平山が、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、閉ざされていた少しずつ過去が明らかになる。人間の内面に焦点を当て、日々の小さな揺らぎを繊細に捉えたドラマ。

公開日:12月22日(金)
監督: Wim Wenders (ヴィム・ヴェンダース)
出演: 役所広司、柄本時生、アオイヤマダ
HP: perfectdays-movie.jp

 

『ファースト・カウ』

©︎2019 A24 DISTRIBUTION. LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

西部開拓時代、アメリカン・ドリームを掴もうとする2人の男の友情を当時の美しい風景、心地よい音楽とともに映し出すヒューマンドラマ。本作を手掛けた監督 Kelly Reichardt (ケリー・ライカート) は、過去に『オールド・ジョイ』『ウェンディ&ルーシー』などで高く評価され、現在はアメリカのインディペンデント映画界で欠かせない人物の1人。今回は自身の7作目となる長編で、これまで何度も監督の脚本を書いてきた Jonathan Raymond (ジョナサン・レイモンド) が2004年に発表した小説『The Half-Life』を原作に映画化。オレゴン州という未開の地に移住した料理人のクッキーと中国人移民のキング・ルーが、たった一頭の牛から牛からミルクを盗み、ドーナツを作って一攫千金を狙うストーリーで、不安定な時代に甘く大胆なビジネスに励む2人の様子が描かれている。

公開日: 12月22日(金)
監督: Kelly Reichardt (ケリー・ライカート)
出演: Orion Lee (オリオン・リー)、Toby Jones (トビー・ジョーンズ)、Ewen Bremner (ユエン・ブレムナー)
HP: firstcow.jp

『枯れ葉

©︎映画『枯れ葉』

監督引退宣言をしたフィンランドの名匠 Aki Kaurismäki (アキ・カウリスマキ) が5年ぶりにメガホンをとり、待望の新作を公開。孤独を抱えながら生きる男女が、かけがえのないパートナーを見つけようともがく姿を捉えたラブストーリーで、自身の3作品『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』からなる“労働者3部作”の4つ目として発表された。貧しい生活の中で愛や喜び、人間としての誇りを失わない労働者をありのままに映し出す。フィンランドの首都ヘルシンキの街で、理不尽な理由で失業したアンサと、酒に溺れながらも工事現場で働くホラッパは、互いの名前も知らぬ間に惹かれ合う。過酷な現実に引き裂かれた2人は果たして再会できるのか。監督のミューズであったKati Outinen (カティ・オウティネン) を彷彿とさせる Alma Poysti (アルマ・ポウスティ) の演技にも目が離せない。

公開日: 12月15日(金)
監督: Aki Kaurismäki (アキ・カウリスマキ)
出演: Alma Poysti (アルマ・ポウスティ)、Jussi Vatanen (ユッシ・バタネン)、Janne Hyytiäinen (ヤンネ・フーティアイネン)
HP: kareha-movie.com

 

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』

© 2023 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

2005年、Tim Burton (ティム・バートン) 監督の大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』にて、Johnny Depp (ジョニー・デップ) が演じた工場長 Willy Wonka (ウィリー・ウォンカ) の始まりを描くファンタジー作品。監督は『パディントン』シリーズで知られる Paul King (ポール・キング) で、制作は『ハリーポッター』シリーズで知られるロンドン出身の映画プロデューサー David Jonathan Heyman (デヴィッド・ハイマン) が担当するなど、これ以上にないスペシャルな製作陣によってファンタジーアドベンチャーの世界が届けられる。主演を飾るのは『君の名前で僕を呼んで』で脚光を浴びた、若きハリウッドの大スター Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ)。人々を幸せにする魔法のチョコレートを作るチョコレート職人 Willy Wonka がチョコレート店を開くために奮闘するというストーリーで、純粋な心と夢を持ち続ける彼の姿がポップに描かれている。

公開日: 12月8日
監督: Paul King (ポール・キング)
出演: Timothee Chalamet (ティモシー・シャラメ)、Hugh Grant (ヒュー・グラント)、Calah Lane (キャラー・レイン)
HP: wwws.warnerbros.co.jp