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おすすめ映画
「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を月替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、
The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。
『デッドマンズ・ワイヤー』
©2025 Starlight Digital Ventures, LLC. All Rights Reserved.
『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』『ミルク』『エレファント』などで知られる名匠 Gus Van Sant (ガス・ヴァン・サント) が、1977年にアメリカ・インディアナポリスで発生した実際の事件をもとに描いたクライムスリラー。不動産投資会社に財産をだまし取られたトニーは、社長の息子で役員のディックを人質に取る。トニーは自分と人質の首をショットガンとワイヤーで結びつけ、動けば発砲される仕組みの「デッドマンズ・ワイヤー」を用いて立てこもる。現場からメディア出演を行うなど異例の行動を続ける中、世論は彼を非難する声と同情する声に分かれていく。犯人トニー・キリシスを演じるのは、『IT / イット』シリーズの Bill Skarsgard (ビル・スカルスガルド)、人質となるディック役で Dacre Montgomery (デイカー・モンゴメリー)、社長役には名優 Al Pacino (アル・パチーノ) が演じる。実話を題材にした衝撃の事件を、Gus Van Sant ならではの視点で描く本作。最後まで目が離せないサスペンスを、ぜひ劇場で味わってほしい。
公開日: 7月17日(金)
監督: Gus Van Sant
出演: Bill Skarsgard、Dacre Montgomery、Cary Elwes (ケイリー・エルウィス)
HP: movies.kadokawa.co.jp/deadmanswire
『新凱旋門物語』
©︎2025 AGAT FILMS, LE PACTE
パリの「新凱旋門」誕生の舞台裏で国家プロジェクトに翻弄された建築家の数奇な運命を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ。ジャーナリストの Laurence Cossé (ロランス・コセ) による著書「新凱旋門物語 ラ・グランダルシュ」を原作に、『ブレスレット 鏡の中の私』の Stephane Demoustier (ステファン・ドゥムースティエ) が監督・脚本を手がけた。1983年、フランス革命200周年を記念する新モニュメント建設計画で、無名の建築家 Johann Otto von Spreckelsen (ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン) が設計者に抜擢される。理想を貫こうとする彼は、政治や予算、周囲の思惑に翻弄されながら、ある決断を下す。『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の Claes Bang (クレス・バング) が主人公スプレッケルセンを演じ、彼と協働する建築家アンドリュー役で『落下の解剖学』の Swann Arlaud (スワン・アルロー)、俳優としても活動する映画監督 Xavier Dolan (グザビエ・ドラン) などが共演した。理想と現実の狭間で揺れ動くひとりの建築家の姿を描いた、実話に基づく感動作が、観る者の心をそっと揺さぶる。
公開日: 7月17日(金)
監督: Stephane Demoustier
出演: Claes Bang、Swann Arlaud、Xavier Dolan
HP: mimosafilms.com/thegreatarch
『また会えるよね』
© bathysphere productions – 2024
『みんなのヴァカンス』『女っ気なし』などを手がけたフランスの気鋭監督 Guillaume Brac (ギヨーム・ブラック) が、卒業を前にした高校生たちの日常を追ったドキュメンタリー。本作の舞台は、おだやかな陽光が降りそそぐ南フランスの田舎町。高校卒業を控えた子供達は、これまでの楽しい日々にもうすぐ別れを告げなければならない。高校生活最後の夏、小さな「家族」と離ればなれになる彼らの旅立ちを目前に、Guillaume Brac 監督が寄り添いながら一緒に映画をつくりあげていく。Guillaume Brac 監督が、フランス北部の町の高校生たちを描いた2023年製作の短編ドキュメンタリー『リンダとイリナ』。本作は、舞台や環境こそ異なるものの、前作と共鳴するテーマを持つことから、2部作として完成させた。場所や文化を超えて共鳴する青春のきらめきを描いた本作。Guillaume Brac 監督ならではのまなざしが、スクリーンにて映し出される。
公開日: 7月18日(土)
監督: Guillaume Brac
HP: www.eurospace.co.jp/works
『ヌーヴェルヴァーグ』
©︎JeanLouisFernandez
© 2025 ARP – Detour Development LLC
『6才のボクが、大人になるまで。』『ビフォア』シリーズの Richard Linklater (リチャード・リンクレイター) 監督が、1950年代に起きたフランスの映画運動 Nouvelle Vague (ヌーヴェルヴァーグ) の記念碑的作品となった『勝⼿にしやがれ』の舞台裏を描いた青春物語。舞台は1959年のフランス。映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』で執筆活動をしていた Jean-Luc Godard (ジャン=リュック・ゴダール) は、フランスの若手俳優 Jean-Paul Belmondo (ジャン=ポール・ベルモンド) とアメリカの人気女優 Jean Seberg (ジーン・セバーグ) を起用した初の長編映画『勝手にしやがれ』の制作をスタート。Jean-Luc Godard の斬新で自由奔放な撮影手法に周囲は振り回されるが、映画づくりへの情熱を共有した撮影現場は活気に満ちていく。本作には、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』の Zoey Deutch (ゾーイ・ドゥイッチ) に加え、写真家やモデルとして活動する Guillaume Marbeck (ギヨーム・マルベック) などが出演。映画史にその名を刻んだ若き映画人たちの情熱と創造の瞬間を、軽やかかつ情熱的に描き出した一本となっている。
公開日: 7月10日(金)
監督: Richard Linklater
出演: Guillaume Marbeck、Zoey Deutch、Aubry Dullin (オーブリー・デュラン)
HP: nouvellevague-movie.com
『トロフィー』
©︎2026 K2 Pictures
在日コリアンの少女を主人公に、家族・友人との関係や、自らのルーツと向き合う日常をつむいだドラマ。是枝裕和監督率いる映像制作集団「分福」のメンバーとして是枝監督などの助手を務めてきた孫明雅監督が長編初メガホンをとり、在日コリアンである自身の経験をオリジナルストーリーで描き出す。在日コリアンの少女・ソヒは、朝鮮学校で朝鮮舞踊に打ち込みながら日々を過ごしている。日本学校との交流会で出会った少女・未来と K-POP をきっかけに親しくなったふたりは、ライブチケット代を稼ぐためにフリマサイトで不用品を売り始める。しかし、その行動はソヒの父が祖国・北朝鮮から授与された勲章にまで及び、少女たちは自身のルーツやアイデンティティと向き合うことになる。ソヒの父サンジュ役で井浦新、在日コリアンのルーツを持つ新人俳優・恒那が映画初主演を務めた。ひと夏の青春のきらめきと、ルーツをめぐる葛藤を繊細に描いた本作。その行く末をぜひ劇場で見届けてみてほしい。
公開日: 7月10日(金)
監督: 孫明雅
出演: 恒那、梨里花、原田花埜
HP: k2pic.com/film/trophy
『海辺の一日 4Kレストア』
©︎2010, 2024 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
『ヤンヤン 夏の想い出』『牯嶺街少年殺人事件』などで知られる台湾の名匠 Edward Yang (エドワード・ヤン) が1983年に手がけた長編監督デビュー作。13年ぶりに再会した2人の女性の会話を起点に、封じ込められていた記憶と人生の層が浮かび上がっていく様子を鮮明に描き上げる。小さな町の医師の娘として生まれたジャーリィは、親への服従を重んじる伝統的な価値観のなかで育つ。父の望む結婚を拒み、愛する人との人生を選んだ彼女だったが、その結婚生活はやがて理想とは異なるものへと変わっていく。ある日、警察に呼び出され海辺を訪れたことをきっかけに、ジャーリィは夫との歳月や自らが選んできた人生、そして心の奥底に押し込めてきた感情と向き合い始める。主人公を演じるのは、『妻の愛、娘の時』にて監督と主演を務めた女優 Sylvia Chang (シルヴィア・チャン)。世界的撮影監督 Christopher Doyle (クリストファー・ドイル) の長編デビュー作でもある本作。過去と現在が交錯するなかで、一人の女性の人生を静かに見つめるヒューマンドラマが、4Kレストア版で現代に鮮やかによみがえる。
公開日: 7月10日(金)
監督: Edward Yang
出演: Sylvia Chang、Hu Ying Moon (フー・インモン)、Mei Fang (メイ・ファン)
HP: www.the-day-on-the-beach-4k.com
『大統領のケーキ』
©︎2025 TPC FILM LLC. All Rights Reserved.
独裁政権下のイラクを舞台に、小学校で大統領の誕生日ケーキをつくる係に任命された少女の奮闘を描いたドラマ。イラク出身の Hassan Hadi (ハサン・ハーディ) が自らの体験をもとに長編初監督・脚本を手がけた。1990年代のイラクは戦争と食糧不足に苦しむなか、フセイン大統領の誕生日を祝うケーキづくりが国内の学校に命じられる。祖母と暮らす9歳の少女ラミアはケーキ係に選ばれてしまい、父の形見の時計と大切な雄鶏ヒンディを連れて町へ向かう。しかし、祖母の本当の目的はケーキの材料集めではなく、ラミアを養子に出すことだった。祖母との暮らしを守るため、ラミアはクラスメイトのサイードとともに、自らの手でケーキの材料を探し求める。主人公ラミア役の Baneen Ahmad Nayyef (バニーン・アハマド・ナーイフ) をはじめ、キャストには演技未経験者を起用。製作には『フォレスト・ガンプ 一期一会』などの脚本家 Eric Roth (エリック・ロス) と、 『幸せへのまわり道』の監督 Marielle Heller (マリエル・ヘラー) が名を連ねる。戦禍のなかでも希望を失わず前を向く少女の姿を描いた感動作を、ぜひチェックしてみて。
公開日: 7月10日(金)
監督: Hassan Hadi
出演: Baneen Ahmad Nayyef、Sajad Mohamad Qasem (サッジャード・モハンマド・カーセム)、Waheeda Thabet (ワヒーダ・サーベト)
HP: movies.shochiku.co.jp/presidentscake
『きれっぱしの愛』
©STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VÄST, ARTE FRANCE CINEMA
『ゴッドランド/ GODLAND』で世界的に注目を集めた北欧アイスランドの気鋭 Hlynur Palmason (フリーヌル・パルマソン) が監督・脚本を手がけ、片田舎に暮らす家族のささやかな日常を、移りゆく四季とともにユーモアと皮肉を交えて描いたドラマ。舞台はアイスランドの田舎町。アンナは3人の子どもと愛犬と暮らしながら、芸術家としての道を模索する日々を送っている。離婚した元夫マグヌスとは、別れた後も家族のような時間を過ごしていたが、その穏やかな日常は少しずつ揺らぎ始める。コメディアン・俳優・歌手として活躍する Saga Gartharsdottir (サーガ・ガルザルスドッティル) がアンナ役、『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』の Sverrir Gudnason (スベリル・グドナソン) がマグヌス役で絶妙な距離を保つ元夫婦を演じ、Hlynur Palmason 監督の3人の実子と愛犬パンダが家族役で出演。離婚した家族の日常と愛の行方を描いた物語が、スクリーンに映し出される。
公開日: 7月3日(金)
監督: Hlynur Palmason
出演: Saga Gartharsdottir、Sverrir Gudnason、Ida Mekkin Hlynsdottir (イダ・メッキン・フリンスドッティル)
HP: gaga.ne.jp/kireppashi_ai_NOROSHI/about
『MOTHERLAND』
© 2019 Studio Uljana Kim / Locomotive Productions
故郷をめぐる記憶や葛藤、そして移りゆく時代の狭間で生きる人々の姿を静かに見つめたドラマ。本作が初の長編劇映画となる Tomas Vengris (トーマス・ヴェングリス) 監督が、ワシントンD.C.でリトアニア移民の息子として育った自身の経験をもとに、人々の現実を繊細に描き出す。独立直後のリトアニアに、アメリカからヴィクトリアとコヴァスの親子がやって来る。ヴィクトリアは幼い頃にソ連占領下のリトアニアで家族と引き離され、家と土地を失った過去があった。20年ぶりに故郷へ戻ったヴィクトリアは、失われた実家の土地を取り戻し、息子とともに新たな暮らしを始めようとするが、理想としていたリトアニアでの再出発は静かに歪みはじめていく。リトアニアにルーツを持つアメリカ生まれの Matas Metlevski (マータス・メトレフスキ) が少年コヴァス、リトアニアを代表する俳優 Severija Janusauskaite (セヴィリヤ・ヤノシャウスカイテ) が母ヴィクトリアを演じた。移り変わるこの国で、揺れ動くふたりの世界を描いた本作。帰る場所とは何かを問いかける、静かで余韻深いヒューマンドラマが幕を開ける。
公開日: 7月4日(土)
監督: Tomas Vengris
出演: Matas Metlevski、Severija Janusauskaite、Darius Gumauskas (ダーリウス・グマウスカス)
HP: motherland-gimtine.com
『シルビアのいる街で』
『イニスフリー』などのドキュメンタリーで注目を集めたスペインの俊英 Jose Luis Guerin (ホセ・ルイス・ゲリン) 監督が2007年に発表した長編劇映画。フランスの古都ストラスブールを舞台に、かつて出会った女性の面影を追い求める青年が街をさまよう姿を、緻密で独特な映像表現で描いた。ヨーロッパの古都にあるホテルの一室で目覚めた画家志望の青年は、街のカフェで、かつてバーで会ったことのある美しい女性シルビアの姿を見つける。青年はそのシルビアと思しき女性を追いかけ、街中さまよい歩き、過去の記憶と向き合っていく。喪失と記憶をめぐる幻想的なラブストーリーが、美しい映像とともに心を揺さぶる。
公開日: 7月3日(金)
監督: Jose Luis Guerin
出演: Xavier Lafitte (グザヴィエ・ラフィット)、Pilar Lopez de Ayala (ピラール・ロペス・デ・アジャラ)、Tanja Czichy (ターニヤ・ツィシー)
HP: www.eiganokuni.com/sylvia/ipa
『ロングウォーク』
©2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
モダンホラーの帝王と称される小説家 Stephen King (スティーヴン・キング) が大学在学中に執筆し、1979年に Richard Bachman (リチャード・バックマン) 名義で出版された長編初執筆作『死のロングウォーク』を初映画化。戦争によって分断された近未来のアメリカを舞台に、歩き続けるだけで破格の賞金と願いを1つかなえる権利を獲得できる「ロングウォーク」という競技が開催される。参加者に課されたのは、時速4.8キロを下回れば警告、3回の警告で即死という過酷なルール。最後の1人になるまで休息も睡眠も許されない、極限状態の先に待つものとは。キャストには、『リコリス・ピザ』の Cooper Hoffman (クーパー・ホフマン)、『エイリアン ロムルス』の David Jonsson (デヴィッド・ジョンソン) などが出演。『ハンガー・ゲーム』シリーズの Francis Lawrence (フランシス・ローレンス) 監督がメガホンをとり、『ストレンジ・ダーリン』の JT Mollner (JT・モルナー) が脚本を手がけた。残酷なルールのもとで浮かび上がる若者たちの友情や葛藤、人間性を描いたサバイバルスリラーに注目したい。
公開日: 6月26日(金)
監督: Francis Lawrence
出演: Cooper Hoffman、David Jonsson、Mark Hamill (マーク・ハミル)
HP: klockworx-v.com/longwalk
『雲と大地のはざまで』
© 2024 Desfase Films, Mestizo Studios, Wayquicha
壮大なアンデス山脈の下でアルパカの世話をして暮らす少年のまなざしを通し、そこに暮らす人々の生活に息づく祈りと、鉱山開発をめぐる対立構造を描いたペルー映画。監督は、本作が長編第2作目となる Franco Garcia Becerra (フランコ・ガルシア・ベセラ) が手掛ける。舞台は、壮大なアンデス山脈に囲まれたペルーの小さな村。ペルー代表のワールドカップ出場に期待を寄せる8歳の少年フェリシアーノは、忠犬ランボーとともにアルパカたちを放牧する日々を送っていた。しかし、自然を脅かす採掘業者と村人たちの対立が激化し、村を揺るがす大事件が勃発。そんな中、フェリシアーノが特にかわいがっていた子どものアルパカ、ロナウドが忽然と姿を消してしまう。愛するロナウドを探す旅のなかで、少年は大人たちの思惑や故郷を取り巻く現実に向き合っていく。少年の純粋なまなざしを通して、自然と共生する人々の暮らしや信仰、そして現代社会が抱える問題を静かに映し出す一作だ。
公開日: 6月27日(土)
監督: Franco Garcia Becerra
出演: Alberth Merma (アルベルト・メルマ)、Nely Huayta (ネリー・ウアイタ)、Richard Taipe (リチャード・タイぺ)
HP: www.buenawayka.info/raiz
『さよなら、僕の英雄』
© 2025 Zentropa Entertainments4ApS & Zentropa Sweden AB.
「ライダーズ・オブ・ジャスティス」「愛を耕す人」などの脚本などでも知られるデンマークの監督 Anders Thomas Jensen (アナス・トマス・イェンセン) が、これまでにも数々の作品でタッグを組んだ Mads Mikkelsen (マッツ・ミケルセン) を主演に迎えて描いたヒューマンドラマ。強盗で服役したアンカーは、出所後に兄マンフレルと再会。だが兄は隠した大金の場所を忘れ、自分をジョン・レノンだと思い込んでいた。2人は金を探す旅に出るが、それはやがて自分自身と向き合う旅へと変わっていく。兄マンフレルを Mads Mikkelsen が演じ、弟アンカー役には、監督と共演経験のある Nikolaj Lie Kaas (ニコライ・リー・コス) が務めた。人生の迷子となった兄弟が「失われたもの」を探し求める旅を描く本作。奇想天外なスリルとユーモアに満ちた物語を、ぜひ劇場で見届けてほしい。
公開日: 6月19日(金)
監督: Anders Thomas Jensen
出演: Mads Mikkelsen、Nikolaj Lie Kaas、Sofie Grabol (ソフィー・グローベール)
HP: cinema.starcat.co.jp/goodbye-myhero
『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』
© 2025 Refugee The Film.LLC
シリア内戦の影響で1400万人が国外避難を余儀なくされたという現実を基に、紛争により引き裂かれた家族の姿を多角的に描いた群像ドラマ。シリア、トルコ、ギリシャ、アメリカの4カ国を舞台に、5つの家族の人生が交差する物語を5章構成で描き出す。独裁政権が続くシリアの激化する内戦の中、医師アミラは娘とともに危険な国境越えを決意。国境を守るシリア兵ムスタファは、命令に従うべきか、心ある人間でいるべきか苦悩する。また、難民をギリシャ行きのボートに乗せて稼ごうとするトルコの密航業者マルワンや、嵐の海を航行する難民を発見し、人命救助するギリシャ沿岸警備隊のスタヴロスなど、背景が異なる者たちが戦争という悲劇によってその運命を交錯させていく。映画プロデューサーで人道支援活動家でもある Brandt Andersen (ブラント・アンダーセン) が、長編初監督・脚本・製作を手がけた。国境や立場を越えて交差する5つの人生を通して、戦争の悲劇と人間の尊厳を描き出し、観る者の心を強く揺さぶる。
公開日: 6月19日(金)
監督: Brandt Andersen
出演: Omar Sy (オマール・シー)、Yasmine Al Massri (ヤスミン・アル・マスリー)、Yahya Mahayni (ヤヤ・マヘイニ)
HP: hark3.com/stranger
『急に具合が悪くなる』
© 2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm – Tarantula – Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners
『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』の濱口竜介監督が、パリを舞台に同じ名前の響きを持つ女性2人の魂の邂逅を描いたドラマ。哲学者の宮野真生子と人類学者の磯野真穂による往復書簡をまとめたノンフィクション書籍「急に具合が悪くなる」を原作に、偶然出会った2人の女性の交流と世界に対峙する姿を映し出す。パリ郊外の介護施設で施設長を務めるマリー=ルー・フォンテーヌは、理想と現実の狭間で葛藤する日々を送っていた。そんなある日、名前の響きが同じ日本の舞台演出家・森崎真理と出会う。がんと闘いながら演劇に情熱を注ぐ真理に勇気づけられたマリー=ルーは、交流を深めていくが、真理の病状は次第に悪化。限りある時間のなかで、2人は特別な絆を育んでいく。『ベネデッタ』の Virginie Efira (ヴィルジニー・エフィラ) がマリー=ルー、『ウルヴァリン:SAMURAI』などハリウッド映画にも出演する世界的ファッションモデルの TAO こと岡本多緒が真理を演じた。国境や文化の違いを越えて響き合う2つの魂の物語。偶然の出会いから始まる2人の交流が、生きることの意味をそっと問いかける。
公開日: 6月19日(金)
監督: 濱口竜介
出演: Virginie Efira、岡本多緒
HP: www.bitters.co.jp/soudain











