TFP Recommends Exhibitions

【開催中】 今週のTFP的おすすめ展覧会

ABSTRAKTES BILD (940-4) 2015年
92 × 122 cm
© Gerhard Richter

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【開催中】 今週のTFP的おすすめ展覧会

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現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。今週はどこへ行こう。

※新型コロナウイルスの感染予防の取り組みに関する最新の情報については、各施設の公式サイトにてご確認をお願いします。

11月30日〜12月6日

 

 

「Viva Video! 久保田成子展」

メインビジュアル  写真:トム・ハール デザイン:佐々木暁

1937年に新潟で生まれ、映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」でヴィデオ・アートの先駆者のひとりとして国際的に評価されている久保田成子。2015年に死去して以来初めて、日本では約30年ぶりとなる大規模個展が東京都現代美術館にて開催される。本展では、作家の生い立ちから、同世代のアーティストたちとの交流、そしてニューヨーク移住後の活躍、生涯のパートナーとなったナムジュン・パイクへの献身的な介護生活、晩年の創作活動までを振り返り、その軌跡を辿る。ヴィデオというメディアの黎明期に、世界を舞台に自らの芸術を展開する一人の女性作家とし て、何を考え、どのように表現を追求したのか。フィギュアスケート選手の伊藤みどりをモデル にした「スケート選手」やパイクの故郷の墓をモチーフにした 「韓国の墓」など日本初公開のヴィデオ彫刻をはじめ、様々な作家との交流を示す写真や手紙といった世界初公開の資料から、久保田成子の功績を多角的に紐解いていく。

場所:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4丁目1−1
会期:11月13日(土)~2022年2月23日(水・祝)
時間:10:00-18:00 *展示室入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜(1月10日、2月21日は開館)、12月28日~2022年1月1日、1月11日
入場料:一般 1,400 円、大学生・専門学校生・65 歳以上 1,000 円、中高生 600 円、小学生以下無料
HP:www.mot-art-museum.jp

ゲルハルト・リヒター「Abstrakt」

MÖHRE 1984年 200 × 160 cm フォンダシオン ルイ・ヴィトンでの展示風景 (2014年) © Gerhard Richter Photo credits: © Fondation Louis Vuitton / Martin Argyroglo

エスパス ルイ・ヴィトン大阪で第2回目となる本展は、ドイツ人アーティストの Gerhard Richter (ゲルハルト・リヒター) をフィーチャー。同氏は1960年代初めにより、「資本主義リアリズム」の精神に則って、絵画と芸術の目的を問い質すために、写真を用いるようになり、キャリア全体を通じて、新聞・雑誌の写真、および愛する者の写真や家族写真を含む、自身で撮った写真を描き写してきた。また並行して、カラフルなグリッドや、アクションペインティング、モノクロームを組み合わせた抽象形式を編み出し、今日にいたるまで抽象作品と具象作品を交互に制作し続けている。今回、フォンダルシオン ルイ・ヴィトンはルイ・ヴィトン大阪のために、所蔵作品から18点の抽象作品を特別に選び出し、長年にわたる創作活動を辿る。そのうちの2作品「940-4 Abstraktes Bild(アブストラクト・ペインティング)」と「941-7 Abstraktes Bild (アブストラクト・ペインティング)」(2015年)は、今回が初公開となる。

場所:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
住所:大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
会期:11月19日(金)~2022年4月17日(日)
時間:12:00-20:00
休館日:ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準ずる
入場料:無料
HP:www.espacelouisvuittontokyo.com

 

 

「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」

クリスチャン・マークレー 《フェイス(恐れ)》 2020   コラージュ 30.2 cm × 30.3 cm © Christian Marclay. Courtesy Gallery Koyanagi, Tokyo.

70年代末のニューヨークでターンテーブルを使ったパフォーマンスから現代美術と音楽を交差させた革新的な活動を続けてきた Christian Marclay (クリスチャン・マークレー) の国内初の大規模展覧会。サンプリングやコラージュといった手法を用いて、音楽、アート、マンガ、映画、街のグラフィティまでを、どのように翻訳、リミックスしてきたのか。本展では、コンセプチュアル・アートやパンク・ミュージックに影響を受けた初期作品から、イメージと音の情報のサンプルを組み立てた大規模なインスタレーション、さらには現代社会に蔓延する不安を映し出した最新作まで、その多岐にわたる活動の全貌を紹介する。また、会期中には∈Y∋、大友良英、コムアイ、巻上公一、山川冬樹らが「グラフィック・スコア(図案楽譜)」を演奏するイベントが複数回にわたって開催される。

場所:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4丁目1−1
会期:11月20日(土)~2022年2月23日(水・祝)
時間:10:00-18:00 *展示室入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜(1月10日、2月21日は開館)、12月28日~2022年1月1日、1月11日
入場料:一般 1,800 円、大学生・専門学校生・65 歳以上 1,200 円、中高生 600 円、小学生以下無料
HP:www.mot-art-museum.jp

松岡亮「暇で育つ。」

ヨウジヤマモトとのコラボレーションやポール・オースター全詩集の表紙画提供、最近ではルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋店舗内を飾るアーティストにも選ばれ、国内外で注目を集める松岡亮。10代の頃より日々のライフワークの中で、絵を描く事に対して真っ直ぐに向き合い、自身のマインドに宿すイメージを、ペインティングや刺繍、インスタレーションへと表現してきた。同氏の個展の中でも最大規模となる本展はすべて新作で構成され、およそ15メートルの壁面を覆う刺繍作品群から、大小のキャンバスやウッドパネルに描かれるペインティング作品まで、スペースを包む多彩な色層で鑑賞するごとに印象を変化させるエッセンシャルな抽象世界がひろがる。

場所:SAI
住所:東京都渋谷区神宮前 6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
会期: 11月26日(金)~12月26日(日)
時間:11:00-20:00
定休日:無休
入場料:無料
Instagram:@sai_miyashita

 

 

ハビア・カジェハ「Open Your Eyes」

スペイン人アーティスト Javier Calleja (ハビア・カジェハ) の新作個展「Open Your Eyes」が東京・神宮前の「NANZUKA UNDERGROUND」と中目黒の「3110NZ by LDH kitchen」にて同時開催中だ。大きな目が特徴の肖像は、現代を生きる私たちを描き、そのウィットに富んだ作風は、困難な時代においても人生のあらゆる営みを前向きにとらえようとする強く暖かいエネルギーに満ちている。同氏にとって、3度目の日本おける個展となる本展では、展示される作品がすべて新作となり、2点の大型の立体作品を「NANZUKA UNDERGROUND」の室内と屋外に展示する他、キャンバスのペインティング、及びドローイング作品を発表する。

場所:(1)NANZUKA UNDERGROUND
(2)3110NZ by LDH kitchen
住所:(1)東京都渋谷区神宮前3丁目 30-10
(2)東京都目黒区青葉台1-18-7
会期: (1)11月14日(日)~12月26日(日)
(2)11月16日(火)~12月25日(土)
時間:(1) 11:00-19:00
(2)火曜日-木曜日 11:00-16:00, 金曜日-土曜日 11:00-17:00
休業日:(1)月曜・祝日
(2)日・月曜、祝日
入場料:無料
HP:nanzuka.com

 

 

河村康輔「TRY SOMETHING BETTER」

Untitled. 2021. 900 x 900mm. © 2021 Kosuke Kawamura / SO1. Photo by Yosuke Torii.

原宿のストリートカルチャーを背景に国内外のアーティストやトレンドセッターがローカルシーンと交流するための親密なスペースとして2010年にオープンした「Gallery COMMON」が新たなスペースに移転。こけら落としとして、アート、グラフィックデザイン、ファッションをシームレスに行き来し、様々なコラボレーションワークで国内外から注目を集める河村康輔の個展を開催する。同氏の代表的な「シュレッダー・コラージュ」シリーズの黒と銀を基調とした新作をはじめ、マルチキャンバスの大作シリーズなど、本展では主にアナログな手法で制作されたアートピースを展示。なお、「シュレッダー・コラージュ」シリーズは過去最大希望の展示数となる。

場所:Gallery COMMON
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
会期:11月20日(土)~12月19日(日)
時間:12:00-19:00
休廊日:月・火曜
入場料:無料
HP:www.gallerycommon.com

 

 

大竹伸朗「残景」

大竹伸朗「残景 1」2019 © Shinro Ohtake, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo, photo by Kei Okano

2022年に東京国立近代美術館で回顧展の開催も控える大竹伸朗が、「Take Ninagawa」では5年ぶりとなる新作展を開催中だ。展示タイトルにもある「残景」は、作家が2019年以降より取り組む「自分の記憶や体験してきたことの先に出てくる風景。記憶の果てに浮かぶ風景」を探求した作品シリーズ。ダンボールや、異素材の布、紙を組み合わせた分厚い堆積物から成る新作14点を展示。あなたの目にはどんな「残景」が浮かぶのか。是非とも直接足を運んで確かめてほしい。

場所:Take Ninagawa
住所:東京都港区東麻布 2-12-4 信栄ビル1F
会期:10月30日(土)〜12月18日(土)
時間:11:00-19:00
休廊日:日・月曜・祝日
入場料:無料
HP:www.takeninagawa.com

 

 

「Mickey Mouse Now and Future」

©Disney designed by Keiichi Tanaami nanzuka

老若男女問わず、世界中から愛される不朽のアイコン、ミッキーマウス。「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコミュージアムトーキョー)」では、「NANZUKA (ナンヅカ)」によるキュレーションのもとミッキーマウスを愛する世界各地のアーティストたちによる”ファンの集い”をテーマ
にした展覧会が開催される。スペイン・マラガから Javier Calleja (ハビア・カジェハ)、ニューヨークから Yoon Hyup (ユーン・ヒュップ)、ロンドンから James Jarvis (ジェームス・ジャービス)、ロサンゼルスから Oliver Payne (オリバー・ペイン) と Darren Romanelli (ダレン・ロマネリ)、また日本からは⻑野県在住の中村哲也、東京在住の空山基、田名網敬一、Haroshi (ハロシ)、Yoshirotten (ヨシロットン) らが参加し、それぞれの思い描いたミッキーマウス作品を出展する。

場所:PARCO MUSEUM TOKYO
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 4F
会期:11月19日(金)〜12月19日(日)
時間:11:00-20:00 ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18時閉場
定休日:渋谷PARCOに準ずる
入場料:一般 1,000円、小学生以下無料
HP:art.parco.jp

 

 

妹島和世+西沢立衛/SANAA展 「環境と建築」

© Nacása & Partners Inc.

妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット、SANAA が「環境と建築」というテーマのもと日本および世界各地で取り組んでいる最新プロジェクトを中心に構成する展覧会は、TOTOギャラリー・間にて2回目の開催となる。「金沢21世紀美術館」(石川県、2004年)、「ROLEXラーニングセンター」(スイス、2009年)、「ルーヴル・ランス」(フランス、2012年)に代表されるように、内と外を緩やかにつなぎ回遊性を高めることで、人びとの豊かで自由な交流と、周辺地域との新たな関係の可能性を提示してきたふたり。本展では、SANAAだけでなく、それぞれの事務所のプロジェクトも併せて展示することで、両者が実現する建物が媒介となり、人びとの暮らしと環境が織り混ざりひとつの風景となるという建築のあり方を伝える。

場所:TOTOギャラリー・間
住所:東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
会期:10月22日(金)~2022年3月20日(日)
時間:11:00-18:00
定休日:月曜・祝日 *2021年12月27日(月)から2022年1月6日(木)までは年末年始休暇
入場料:無料 *事前予約制
HP:jp.toto.com/gallerma

 

 

ギルバート&ジョージ「CLASS WAR, MILITANT, GATEWAY」

「CLASS WAR」1986年 エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景 (2021年) Courtesy of Fondation Louis Vuitton © Gilbert & George Photo credits: © Keizo Kioku / Louis Vuitton

Gilbert Prousch (ギルバート・プロッシュ) と George Passmore (ジョージ・パサモア) によるアートユニット Gilbert & George (ギルバート&ジョージ) のアイコニックな大型の3連作「Class War, Militant,Gateway (階級闘争、闘争家、入り口)」(1986年)が日本に初上陸。本作は、Gilbert & George にとって初の大作であり、共同体への所属から、個人的良心や自己肯定の出現まで、個人の冒険が描かれている。しばしばステンドグラスにもなぞらえられる格子状の構成は Gilbert & George の代名詞ともいうべき作風であり、直接彼らの作品を堪能できる貴重な機会となっている。

場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階
会期:10月14日(木)~2022年3月6日(日)
時間:11:00-19:00
定休日:ルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる
入場料:無料
HP:www.espacelouisvuittontokyo.com

 

 

「第15回 shiseido art egg」展

第15回shiseido art egg 石原海展「重力の光」展示風景 撮影:加藤健

1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という活動理念を掲げてきた資生堂ギャラリーの公募プログラム「shiseido art egg (シセイドウアートエッグ) 」は新進アーティストを応援するべく、入選者は通常の企画展と同様、担当キュレーターと話し合いを重ね、ともに展覧会を作り上げる。第15回目となる本年度では、全国各地から243件の応募があった中、石原海、菅美花、中島伽倻子の3名が入選。愛、ジェンダー、個人史と社会をテーマに、実験的な映画作品(『ガーデンアパート』『忘却の先駆者』)やヴィデオインスタレーションを発表し、注目を浴びる東京出身、現在は福岡を拠点とするアーティストの石原海の展示は10日まで。19日からはテクノロジーの進歩によって変遷しつつある新たな身体感や生殖のあり方をテーマに、写真・人形・映像などのメディアを用いて「人間とは何か」という問いを投げかける菅実花の展示が、続いて11月23日からは壁や境界線をモチーフにして人と場所との関わりに焦点を当てる中島伽倻子の展示が予定されている。

場所: 資生堂ギャラリー
住所: 東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
開催期間:(1)石原海展 9月14日(火)~10月10日(日)
(2)菅実花展 10月19日(火)~11月14日(日)
(3)中島伽倻子展 11月23日(火・祝)~12月19日(日)
時間: 平日 11:00-19:00、日・祝 11:00-18:00
休館日:月曜
入場料: 無料
HP:gallery.shiseido.com

 

 

梅津庸一「ポリネーター」

絵画作品から自身のパフォーマンスを記録した映像作品、ドローイング、陶芸作品、加えて「パープルームギャラリー」を運営する美術家の梅津庸一。植物の花粉を運んで受粉させる媒介者という意味をもつ「ポリネーター」と題された本展では、2004年から2021年までの作品を作家自身が“キュレーション”し、300点以上の作品が展示される。「美術とはなにか。そして芸術の有用性や公共性とはなにか。それはわかりやすい希望やとっつきやすいビジョンの提示にあるのではなく、一見すると有用性や公共性など感じられないほど入り組んだ悪い夢のような世界にこそ存在する」という作家の言葉にある通り、悪夢か、はたまた白昼夢か、梅津庸一が織りなす未知の空間へ、この機会に足を踏み入れてほしい。

場所: ワタリウム美術館
住所:  東京都渋谷区神宮前3-7-6
開催期間:9月16日(木)~2022年1月16日(日)
時間: 11:00-19:00
休館日: 月曜日、12/31-1/3 *1/10は開館
入場料: 大人1,200円、学生(25歳以下) 1,000円、ペア割引:大人2人 1,800円、学生2人 1,400円
HP: www.watarium.co.jp

 

 

「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」

「ウェル・アンド・トゥルーリー」ブレゲンツ美術館(オーストリア) 2010年 Photo: Stefan Altenburger © Roni Horn

アメリカの現代美術を代表する女性アーティスト、 Roni Horn (ロニ・ホーン) の国内初の大規模個展。1970年代の初期の作品から、 代表作の写真シリーズ「あなたは天気 パート2(2010-2011年)」、また近年の代表作であるガラスの彫刻作品が一挙に集結し、 約40年間におよぶ作家の軌跡を辿る展示となっている。水のようにしなやかに多様な解釈を受け入れる彼女の作品のあり方を探る本展は、 価値観や「正しさ」がめまぐるしく入れ替わるこの時代において、周囲に惑わされず強く生きるヒントと、 Reflection(内省)の時間を与えてくれるだろう。

場所: ポーラ美術館
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
開催期間:9月18日(土)~ 2022年3月30日(水)
時間: 9:00-17:00 *入館は16:30まで
休館日:会期中無休
入場料: 一般 1800円、65歳以上 1600円、大学・高校生 1300円、中学生以下無料
HP: www.polamuseum.or.jp

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