TFP Recommends Exhibitions

【 開催中 】 今週のTFP的おすすめ展覧会

©︎ Yang Bo

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【 開催中 】 今週のTFP的おすすめ展覧会

TFP Recommends Exhibitions

edit & text: mikiko ichitani

“アート” と一言に言えど、その種類は絵画をはじめ、写真、彫刻、インスターレションなど数知れず。TFPでは、国立美術館から街中のギャラリーまで数多開催される展覧会の中から、毎週20展をピックアップしてご紹介。今週は何を観に行く?

※新型コロナウイルスの感染予防の取り組みに関する最新の情報については、各施設の公式サイトにてご確認をお願いします。

1月21日〜1月28日

“Fly me to the moon” sequence1:Nightngale and Rose

"Horsehead nebula" 455 × 333 mm oil on canvas 2020

“Horsehead nebula” 455 × 333 mm oil on canvas 2020

これまでも主に音楽や映画といった時代毎のポップカルチャーから引用された言葉や日常的な風景を画面に取り入れ、断続的に流れる映像のようにドローイング的な絵画作品を展開、発表してきた作家・楊博による新作個展。パンデミックに直面した2020年、さまざまな物事との “距離” を一層認識させられるようになったという楊博。本展では、芸術作品の創造の連鎖の手前にある「受容」について、また絵画作品が連続することで生まれる関係性の不条理を、言うならばだらしなさによる喜劇として表現する試みとなっている。

場所: EUKARYOTE 1-3F
住所: 東京都渋谷区神宮前3-41-3
開催期間: 1月16日 (土)〜2月7日 (日)
営業時間: 12:00~19:00
定休日: 月曜日
入場料: 無料
HP: eukaryote.jp/

Fallow (休閑)

Kour Pour, Shibuya, 2020, Courtesy of the artist

Kour Pour, Shibuya, 2020, Courtesy of the artist

ロサンゼルスを拠点に活動する Kour Pour の二度目となる個展。前回の展示後に日本中を旅し、その際に訪れた場所の地図をモチーフに、地域の風土に根ざした色彩の組み合わせを用いて抽象的なかたちに表した新作を中心に展示する。日本と西洋のアートを通じた対話でもあり、自身の旅の記録という私的な思いも込められた作品群をぜひ近くで堪能してみてほしい。事前アポイントメント制のため、予約をお忘れなく。

場所: THE CLUB
住所: 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店内
開催期間: 12月26日(土)~2021年1月26日(火)
営業時間: 12:00~19:00
定休日: 日曜日、月曜日
入場料: 無料
HP: theclub.tokyo/ja

Paludarium Tachiko & Yasutoshi

フラワーアーティストであり、オートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」主宰の東 信と、ボタニカル・フォトグラファー椎木 俊介が中心となり、花と植物の新しい価値観を追求してきたクリエイティブ集団 AMKK によるインスタレーション。本展で設置されるインスタレーション、「Paludarium」シリーズもまた、常に作品を囲む人や空間を巻き込み、花、そして植物の潜在的壮美を浮き彫りにしてきた彼ららしいアプローチを感じることのできる作品に仕上がっている。植物を外気から守り成長を促進させるパルダリウム (温室) を新たに解釈し、本来のパルダリウムが由来する19世紀イギリス貴族の娯楽として用いられたものとはまた異なる、現代が誇る文化やテクノロジーに沿いながらも、一種の反立を含めた作品群となっている。

場所: StandBy
住所: 東京都渋谷区神宮前 5-11-1
開催期間: 12月12日(土)~2021年1月31日(日)
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 火曜日
入場料: 無料
HP: www.instagram.com/s_tandby/

RE:CONSTRUCTION

スポーツブランド FILA (フィラ) とのコラボレーションや博多阪急でのエキシビジョンなど昨今注目を浴びる気鋭の写真家・三澤亮介の個展。写真メディアそのものへの ”再構築” をコンセプトに、新作5作品を展示する。自らのイメージである心象風景を色彩感覚と光のコントロールによって表出させるという従来の写真作品とは逆行した技法でアプローチすることで、再構成されるビジュアルイメージは写実性や具体性といった写真表現の特性を離れ、新たな本質が浮かび上がる。写真とアートの領域を横断した独自の表現に注目してほしい。

場所: SHIBUYA TSUTAYA 6F 特設会場
住所: 東京都渋谷区宇田川町 21-6 QFRONT
開催期間: 1月9日(土)〜1月29日(金)
営業時間: 10:00~21:00 ※営業時間は変更になる場合がございます
入場料: 無料
HP: www.ryosuke-misawa.com

「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」

アートディレクター、デザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した、石岡瑛子の世界初の大規模な回顧展。会場は「Timeless:時代をデザインする」「Fearless:出会いをデザインする」「Borderless:未知をデザインする」の3つのテーマで展示を構成。時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無二の個性と情熱が刻印された仕事を総覧する。アカデミー賞を受賞した『ドラキュラ』(1992) や最晩年に携わった『白雪姫と鏡の女王』(2012) など、世界各地のアーカイブから集められた映画・舞台衣装の展示も見どころのひとつ。

場所: 東京都現代美術館
住所: 東京都江東区三好4-1-1
開催期間: 11月14日(土)〜2021年2月14日(日)
営業時間: 12:00~18:00
休廊日: 月曜日 ※祝日の場合は翌平日
入場料: 一般 ¥1,800、大学生・専門学校生・65歳以上 ¥1,300、中高生 ¥700、小学生以下無料
HP: www.mot-art-museum.jp

リー・キット 「(Screenshot)」

©︎リー・キット, Screenshot, 2020, digital print on matte photo paper, 52.5 x 70.0cm

©︎リー・キット, Screenshot, 2020, digital print on matte photo paper, 52.5 x 70.0cm

2019年3月からリーの故郷・香港で継続的して行われている香港民主化デモ。そして2020年の世界的パンデミックという激動の日々の中で「(Screenshot)」と題された本展は「罪」の概念に基づいて組み立てられている。これまで現地の空気にふれ、その場所で制作を行うというスタイルが特徴だったが、今回は滞在先の台湾から日本へ「展示設営インストラクション」を送り、遠隔で協力し合いながらインスタレーションをつくり上げた。その中では、6年前より継続的にFacebookに投稿してきたフォト・ドキュメンタリーとなる写真作品も展示する。

場所: シュウゴアーツ
住所: 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
開催期間: 12月12日(土)〜2021年1月30日(土)
営業時間: 12:00~18:00
休廊日: 日曜日、月曜日、祝日
入場料: 無料
HP: shugoarts.com

「マシュー・バーニー、キャロリー・シュニーマン、白髪一雄、田中泯」展

Installation view of Matthew Barney, Carolee Schneemann, Kazuo Shiraga, Min Tanaka at Fergus McCaffrey Tokyo, October 2020. All Artworks © Artists; Photo by Ryuichi Maruo

Installation view of Matthew Barney, Carolee Schneemann, Kazuo Shiraga, Min Tanaka at Fergus McCaffrey Tokyo, October 2020. All Artworks © Artists; Photo by Ryuichi Maruo

各世代を代表するアーティスト4名による作品を一同に展示。作品がみな作品制作という行為を強く意識させ、時代、東西を超えた「身体性」について考察し、作品同士が呼応する中、身体の美術を生み出すことに対する衝動の歴史を辿る。作家たちはそれぞれの多様なアプローチでパフォーマンスを行い、動的な身体性についての個人的な哲学を体現。そして身体を手段とすることによって、哲学者 Pierre-Félix Guattari (ピエール=フェリックス・ガタリ) が1984年に田中泯へ宛てたオマージュで記した「物語という筋書きの向こう側の器官なき身体」を達成する内容となっている。

場所: ファーガス・マカフリー東京
住所: 東京都港区北青山3-5-9
開催期間: 10月15日(木)〜2021年4月10日(土)
営業時間: 11:00~19:00
休業日: 日曜日、月曜日、祝日
入場料: 無料
HP: fergusmccaffrey.com/exhibition

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