【開催中】 今週のTFP的おすすめ展覧会
原美樹子
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【開催中】 今週のTFP的おすすめ展覧会
TFP Recommends Exhibitions
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
※新型コロナウイルスの感染予防の取り組みに関する最新の情報については、各施設の公式サイトにてご確認をお願いします。
3月18日〜3月24日
長島有里枝 「ガレージセール」
写真家・長島有里枝の近年の活動は作品制作にとどまらず多岐にわたる。作品作りは一貫して自分自身、家族、ペット、大切な友人や仕事仲間、日常の時間、そして親しい他者とのコミュニケーションなど身の回りの大切なものをテーマに写真作品を制作。その時々の自身や社会の状況に合わせながら柔軟に作品を展開してきた。本展「ガレージセール」では、愛猫・愛犬を捉えた新作のモノクロプリントや彫刻をはじめ、日常生活や家事の場面を切り取った「家庭について/about home」のシリーズやアメリカの各地でカメラにおさめた植物のシリーズ「wild flowers」 など、これまで当ギャラリーで発表してきた作品にドローイングを加えて展示。また、これまで「長島有里枝 ケアの学校」や「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」(2024年国立西洋美術館) で制作プロセスを公開してきた愛犬の木彫作品が、本展ではさらに進化した形で展示される。セルフポートレイト、静物、動物、風景などは長島にとってかけがえのないテーマであると同時に、18世紀の女性アーティストたちが社会的な制約の中で選ばざるを得なかった数少ないモチーフでもあった。本展を通じて、長島がこれらのテーマにどのように向き合い、新たな表現へと昇華させているのかをぜひ会場でご覧になってほしい。
場所: MAHO KUBOTA GALLERY
住所: 東京都渋谷区神宮前2-4-7 1F
会期: 2025年3月21日(金)〜2025年4月26日(土)
時間: 12:00-19:00
入場料: 無料
休業日: 月、日、祝日
HP: www.mahokubota.com
HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024 NINE STORIES
本展は、デビュー25周年を迎えた宇多田ヒカルの6年ぶりとなる全国ツアー「SCIENCE FICTION TOUR 2024」を9人の写真家の視点で撮り収めた写真集『NINE STORIES』を3月21日 (金)に刊行することを記念したもの。全国ツアーが開催された9つの都市それぞれの物語を9人の写真家が紡ぎ、宇多田ヒカルのライブ・音楽を捉える。写真家には、木村和平、鈴木親、細倉真弓、川内倫子、森山大道、John Yuyi (ジョン・ユイ)、Wing Shya (ウィン・シャ)、ホンマタカシ、野口里佳という、それぞれ独自の視点と表現を持つ9人。「覗見」「断片(Part of)」「身体性」「溢光」「関係性」「自己投射」「カレイドスコープ」「同時性」「存在」という9つの視点から、様々な事象や風景を、各々の視点で切り取る。
場所: New Gallery
住所: 東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階
会期: 2025年3月7日 (金)〜3月30日 (日)
時間: 12:00-20:00
入場料: 無料
HP: newgallery-tokyo.com
Mēdeia2.0 ISSUE N ̊00 販売 & 原美樹子写真展

原美樹子
国内外の写真家が捉えた世界の出来事や社会課題を発信するプロジェクト「Mēdeia1.0」。出版レーベルとして「Mēdeia2.0」を立ち上げ、シリーズの一冊として刊行される新刊発売を記念して、本の販売とともに同書収録の作品を展示する。36頁からなる『Mēdeia2.0 ISSUE N ̊00: Mikiko Hara』は、原が日々の生活の中で視線を向けた、どこにでもあり得る、でもその時でしかない、この作家ならではの最新作 (撮影 2021-2024年) 約30点で構成、植物を題材にした作家執筆のエッセイも収録している。会期中は、『Mēdeia2.0 ISSUE N ̊00: Mikiko Hara』収録作品の中から原美樹子が選んだ5つの作品を大型プリントで展示する。この機会をお見逃しなく。
場所: flotsam books
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7
会期: 2025年3月8日 (土)〜3月18日 (火)
時間: 14:00-20:00
入場料: 無料
休業日: 水
HP: www.flotsambooks.com
第123回企画 花代「箱人生」展
13歳の時から同じカメラで自身の日常を幻想的な色彩で写真を撮り続ける花代。1999年に奇才監督 Christoph Schlingensief (クリストフ・シュリンゲンズィーフ) と出会い、その舞台やパフォーマンスに出演するほか現代美術家・音楽家・元芸者として活動している。本展では、花代による写真をもとにさまざまな物語が「箱」の中で繰り広げられる立体作品を展示。そのほかにも、これまで花代が撮り続けてきた写真シリーズから動物や風景を通してみる世界に焦点を当てたミニアチュールプリントも展示する。
場所: Galerie LIBRAIRIE6
住所: 東京都渋谷区恵比寿南1丁目12−2 南ビル 3F
会期: 2025年3月8日 (土)〜3月23日 (日)
時間: 12:00-18:00
入場料: 無料
休業日: 月、火
HP: librairie6.com
河野幸人「Sandō Compositions」
河野幸人は1989年生まれ、石川県金沢市在住の写真家。2017年には、「開かれた書斎」というコンセプトのもと、自身のアトリエ兼ギャラリー&ブックショップ「IACK(アイアック)」を金沢市にオープン。写真だけでなく、アートイベントの企画や展覧会の開催など多岐にわたる活動を行なっている。「参道の構図 (作曲)」を意味する本展「Sandō Compositions」では、神社の参道で撮影された写真から構成。河野氏は、神主や巫女による清掃で秩序が保たれつつも、落ち葉や砂利が絶えず変化する境内の風景に注目。偶然に生まれる美しさに魅了され、自然の力と人の手が交わる瞬間を捉えた写真が並ぶ。
場所: CANDLE CAFE & Laboratory △II
住所: 東京都世田谷区北沢2-37-3 2A
会期: 2025年2月21日 (金)〜3月23日 (日)
時間: 11:00-翌5:00 *日月祝は18:00-翌5:00
入場料: 無料
HP: www.laboratory12.jp
サラ・アンスティス「Bath」

Sara Anstis, Bath, 2024. Pastel on paper, Unframed : 39.5 x 32 cm | 15 1/2 x 12 5/8 inches. Photo by Stephen James. Courtesy of the artist, Kasmin and Perrotin.
ストックホルムに生まれ、現在はロンドンを拠点とするアーティスト Sara Anstis (サラ・アンスティス)。アンスティスの描く場面には、しばしばヌードの人物が登場し、動物たちが交わる異世界の情景が描かれる。アンスティスはシュルレアリスムや中世、ルネサンスから影響を受け、油彩とドローイングを通じて物質感や色彩に対する深い探求を行っている。彼女の作品には「見せること」と「隠すこと」をテーマにした作品が多く、鑑賞者に謎めいた物語を感じさせる。本展では、初めて木製パネルに描かれた作品も展示。タイトル「Bath」は、日常の浴槽から冥界へとつながるイメージを表現しており、幻想的で深遠な世界観を体験できる。
場所: ペロタンサロン東京
住所: 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F
会期: 2025年3月5日(水)〜2025年4月5日(土)
時間: 11:00-19:00
入場料: 無料
休館日: 月、日、祝日
HP: leaflet.perrotin.com
KIYOSATO MUSEUM OF CONTEMPORARY ART ARCHIVE FLUXUS and its surroundings
本展は、1990年に伊藤四兄弟が山梨県清里に開館し、惜しくも2014年に閉館となってしまった個人美術館「清里現代美術館」のアーカイブブックプロジェクトの第二巻『KIYOSATO MUSEUM OF CONTEMPORARY ART ARCHIVE Ⅱ: FLUXUS AND ITS SURROUNDINGS』が2月10日に出版されることを記念して開催されるもの。本プロジェクトでは清里現代美術館の資料をまとめたアーカイブブックを出版予定で、全三巻の刊行を予定している。第二巻では、フルクサスルームと名付けられた小部屋をフィーチャーし、冊子や新聞、レコード、ポスター、書簡、案内状、分類困難な紙片までが雑然とした印象で展示されていた部屋を紹介していく。本展覧会の会場には、掲載されている書籍や資料のほか、版権や紙面の都合で掲載しきれなかったフルクサス関連の資料、エフェメラ資料を全部で400点ほど展示。また、展示開催中に「FLUXUS」の魅力やその正体を考察するトークイベントを2回開催する。以前 The Fashion Postで掲載した中島佑介が「FLUXUS」について語る記事も合わせてチェックするとより展示を楽しめるに違いない。
場所: POST
住所: 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2025年2月14日 (金)〜3月16日 (日)
時間: 11:00-19:00
休業日: 月曜日
入場料: 無料
HP: post-books.info
トークイベント
日時: (1)2025年2月14日 (金) 17:00-19:00
(2)2025年3月8日 (土) 15:00-16:30
登壇者: (1)金澤一志、廣瀬友子、中島佑介
(2)滝口明子、金澤一志
定員: 25名
参加費: ¥500 *参加者にはMAQUETTE COFFEE SHOPより、コーヒーを提供
予約サイト: (1)20250214-talkevent-fluxus-and-its-surroundings.peatix.com
(2)20250308-talkevent-fluxus-and-its-surroundings.peatix.com
桑田卓郎+く「窯上げうどん」

©︎ Atsushi Harata
桑田卓郎は、1300年以上続く美濃焼きの伝統をもとにしつつ、その造形に現代的な再解釈を加えた独自の表現で知られている陶芸家。大胆な模様や質感を追求した創造性に富む桑田の作品は、世界各地のパブリックコレクションに収蔵されているほか、コムデギャルソンでの展示、TOD’S (トッズ) や LOEWE (ロエベ)、CFCL (シーエフシーエル) などファッションブランドとのコラボレーションでも知られている。本展では、桑田が以前に釉薬を混ぜる為にうどんを捏ねる機械を取り入れたことをきっかけに、スタジオを訪れたゲストにうどんを振る舞うようになったことから着想を得ている。桑田の代表作である梅花皮 (表面の釉薬が縮れ、その下の表地が見えることで凸作られる凸凹模様を指す) の技法を用いた作品に加え、原点といえる「食」に関する手仕事のクラフトライン「く」による道具を展示する。会期中には、実際に桑田の作品を使って食事をする体験を実施予定。桑田が自身の多治見のアトリエで来客に振る舞うことがあるうどんをGallery & Restaurant 舞台裏の箱石和行シェフがアレンジして提供する。桑田の伝統に則りつつ挑戦的な新境地を、ぜひ楽しんで。
場所: Gallery & Restaurant 舞台裏
住所: 東京都港区虎ノ門5丁目8 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
会期: 2025年1月25日 (土)〜3月16日 (日)
時間: 11:00-20:00
休廊日: 月
入場料: 無料
HP: artsticker.app
「今津景 タナ・アイル」

《Hainuwele》2023 油彩、ジュート 350×800 cm トゥムルン美術館(インドネシア) courtesy of The Artist and ROH
今津景は、インターネットやデジタルアーカイブといったメディアから採取した画像を、コンピュータ・アプリケーションで加工を施しながら構成、その下図をもとにキャンバスに油彩で描く手法で作品を制作しているアーティスト。2017年インドネシアのバンドンに制作・生活の拠点を移し、近年、インドネシアの都市開発や環境汚染といった事象に対するリサーチをベースにした作品制作に取り組んでいる。本展は、今津にとって初めての大規模展。「タナ・アイル」とは、インドネシア語で「タナ(Tanah)」が「土」、「アイル (Air)」が「水」を意味し、二つの言葉を合わせると故郷を指す言葉。このタイトルには、現在生活するインドネシアと自身のルーツである日本という二つの土地に対する経験と思いが反映されている。彼女の作品を通して、鑑賞者は自分自身の生きる場所について考える機会となるだろう。
場所: 東京オペラシティ アートギャラリー
会場: 東京都新宿区西新宿3-20-2
会期: 2025年1月11日 (土)〜2025年3月23日 (日)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 月曜 *月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日休館、2月9日は休館
入場料: 一般¥1400、大学生・高校生¥800、中学生以下 無料
HP: https://www.operacity.jp/ag/exh282/
シグリッド・サンドストローム「Dusk」

#A2 Sigrid Sandström, Shadows of Time (detail), 2024. Acrylic on canvas, Framed : 125.4 x 125.4 cm | 49 3/8 x 49 3/8 inch. Courtesy of the artist and Perrotin.
1970年生まれのスウェーデン人アーティスト・Sigrid SANDSTRÖM (シグリッド・サンドストローム) は、版画や染み、アーチを描くブラシストローク、ときにはオイルスティックを融合させたような技法を用いて、作品に流動感を与えるのが特徴的だ。日本初の個展となる本展では、北欧の大自然の中で育った幼少期の影響が色濃く反映されており、長きに渡ってサンドローム魅了してきた「Dusk (夕暮れ)」を描いた作品を展示。サンドストロームにとって「夕暮れ」とは、単なる時をあらわすものではなく、光が折り重なる瞬間であり、次第に訪れる変化や新たな段階へと導くような時間帯だという。彼女が捉えたその「夕焼け」の美しさと、変わりゆく光の表現をぜひご覧になってみて。
場所: ペロタン東京
住所: 東京都港区六本木6-6-9 PIRAMIDE BUILDING 1F
会期: 2025年1月17日 (金)~3月22日 (土)
時間: 11:00-19:00
入場料: 無料
休廊日: 日、月、祝日
HP: leaflet.perrotin.com
那須佐和子「ライナスの布」

Sawako Nasu《Landscape》2024, Oil on canvas, 65.2 x 100 cm © Sawako Nasu, Courtesy of KEN NAKAHASHI (Photo by Yuya Saito)
アーティストの那須佐和子による展覧会「ライナスの布」は、彼女の創作姿勢を象徴する作品が並ぶ。タイトルは、漫画『ピーナッツ』に登場するライナスの毛布に由来し、幼少期の安心感や愛着を象徴する「毛布」をキャンバスに重ねることで、那須自身の創作活動を表現。古いキャンバスに刻まれた時間と痕跡を重要な要素とし、微細な加工を施すことで新たな物語を引き出している。本展では、大作とともに小作品が入れ替わる柔軟な展示設計が採用され、展示空間そのものが変化し続ける。時間と記憶をまとったキャンバスの変容をぜひご覧になってほしい。
場所: KEN NAKAHASHI
住所: 東京都新宿区新宿3丁目1-32 新宿ビル2号館5階
会期: 2025年1月10日 (金)〜3月29日 (木)
時間: 13:00-20:00
休廊日: 日、月
入場料: 無料
HP: kennakahashi.net
立木義浩「舌出し天使 CONTACT SHEETS – 眼差しの軌跡 –」
本展は、87歳の今も精力的に活躍する写真家の立木義浩が27歳で発表した傑作、「舌出し天使」の発表から60年を記念した写真展となる。本展のために立木自身が新たにセレクトしたゼラチンシルバープリント25点とともに、同作のコンタクトシート (OKカットを選ぶ際に用いられる、1本分のフィルムを1枚にまとめたプリント) 24点を初公開。撮影は高度経済成長のただ中にあった1964年に行われたもの。コンタクトシートは通常公開されることはないが、作家と被写体が創り上げた時間、その取り組み、足どり、息づかいが感じられる一枚となっている。多彩なシーンと移り変わる表情から、若き日の立木義浩の眼差しの軌跡をご覧あれ。
場所: FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館
住所: 東京都港区赤坂9丁目7-3
会期: 2025年1月6日 (月)~3月26日 (水)
時間: 10:00-19:00 *最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで
入場料: 無料
HP: fujifilmsquare.jp
「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」

Photo by Neo Sora ©2017 Kab Inc.
本展は、坂本龍一が生前に東京都現代美術館のために遺した展覧会構想をもとに、坂本の創作活動における長年の関心事であった「音と時間」をテーマにした作品を展示する。会場には、未発表の新作と、これまでの代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまりを、美術館屋内外の空間に展開。映画監督・アーティストの Apichatpong Weerasethakul (アピチャッポン・ウィーラセタクン)、Carsten Nicolai (カールステン・ニコライ)、真鍋大度、高谷史郎、Zakkubalan、岩井俊雄、中谷芙二子など7名のアーティストとのコラボレーションを通して、坂本の創作活動の軌跡を辿るとともに、類稀なアーティストの一面を広く紹介する。
場所: 東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F ほか
住所: 東京都江東区三好4-1-1
会期: 2024年12月21日 (土)〜2025年3月30日 (日)
時間: 10:00-18:00 (展示室入場は閉館の30分前まで)
入場料: 一般 ¥2,400/大学生・専門学校生・65 歳以上 ¥1,700/中高生 ¥960、小学生以下無料
休館日: 月 (1月13日、2月24日は開館)、12月28日〜1月1日、1月14日、2月25日
HP: www.mot-art-museum.jp
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ「Dance Floor as Study Roomーしたたかにたゆたう」

「Dance Floor as Study Room—したたかにたゆたう」新作のための制作スチル ©︎ wendelien van oldenborgh
オランダの現代美術を代表するアーティストのひとり、wendelien van oldenborgh (ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ) の新作を発表する展覧会。ファン・オルデンボルフはこれまで映像作品やインスタレーションを通じて、人種差別、ジェンダー問題、歴史、植民地主義などの支配的言説や権力構造に対峙する作品を発表してきた。特に近年は、日本とオランダ、そしてインドネシアにゆかりのある女性アーティストのリサーチを進めており、その中には山口ともゆかりの深い、女優で映画監督の田中絹代や、作家の林芙美子が含まれる。本展では、こうしたアーティストたちに焦点をあて制作した脚本による新作とこれまでに制作された作品のほか、多様な文化や社会を表す装置として、会場をダンスフロアに見立てたインスタレーションを展開する。
場所: 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
住所: 山口県山口市中園町7-7
会期: 2024年11月30日 (土)〜2025年3月15日 (土)
時間: 10:00〜19:00
入場料: 無料
休館日: 火 (祝日の場合は翌日)、12月29日 (日)〜1月3日 (金)、2月26日 (水)〜3月6日 (木)
HP: www.ycam.jp/events
ウェイド・ガイトン「Thirteen Paintings」

Image by: © Wade Guyton Photo Courtesy Matthew Marks Gallery
現在ニューヨークを拠点に活動している Wade Guyton (ウェイド・ガイトン)。創作に用いるメディアと素材は、写真や彫刻、映像、書籍、紙に描いたドローイングなど多岐にわたり、厳密なコンセプトに基づく作品を手がけている。最も知られているのは、大型キャンバスにインクジェットプリンターを使って制作した作品であり、モノクロのイメージ、炎、「X」や「U」の文字、『ニューヨーク·タイムズ』のウェブページといった象徴的なモチーフが繰り返し登場する。ガイトンとその作品はデジタル時代の到来をめぐる芸術議論において重要な役割を果たしている。アーティストにとって初の日本での展覧会となる本展では、2022年に製作された13点のパネルからなる大判絵画作品「Untitled」を展示。これらは制作途中の作品から滴るインクやプリントの際に生じるズレなどのイメージも作品の構成要素となっている。ウェイド・ガイトンの作品を実際にご覧になってほしい。
場所: エスパス ルイ·ヴィトン東京
住所: 東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ·ヴィトン表参道ビル7階
会期: 2024年10月31日 (木)〜2025年3月16日 (日)
時間: 12:00-20:00
入場料: 無料
休館日: ルイ·ヴィトン 表参道店に準ずる
HP: www.espacelouisvuittontokyo.com