Bertrand Guyon Debuts The Schiaparelli 2015-16 Fall Winter Haute Couture Collection

NEWS & EVENT | Jul 14, 2015 2:29 PM
1930年代、かの Coco Chanel (ココ・シャネル) と並んでパリを席巻したクチュールデザイナーの Elsa Schiaparelli (エルザ・スキャパレリ)。当時のモード界において女帝として名を轟かせ、それと同時にショッキングピンクを生んだ女、モード界のシュールレアリストなど数々の異名を馳せてきた彼女のメゾンの扉が、再び開かれたのが2年前のこと。
© Schiaparelli

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1930年代、かの Coco Chanel (ココ・シャネル) と並んでパリを席巻したクチュールデザイナーの Elsa Schiaparelli (エルザ・スキャパレリ)。当時のモード界において女帝として名を轟かせ、それと同時にショッキングピンクを生んだ女、モード界のシュールレアリストなど数々の異名を馳せてきた彼女のメゾンの扉が、再び開かれたのが2年前のこと。

2013年の7月に開催されたパリ・オートクチュール・ファッションウィークにて、Christian Lacroix (クリスチャン・ラクロワ) とのコラボによるカプセルコレクションとともにその幕が切って落とされた復活劇は、今回発表された2015-16年秋冬オートクチュールコレクションによって第3幕を迎えることとなる。

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前任のクリエイティブ・ディレクターの Marco Zanini (マルコ・ザニーニ) に代わり、舞台の指揮を執るのは Bertrand Guyon (ベルトラン・ギュイヨン)。同氏はこれまでに Christian Lacroix (クリスチャン・ラクロワ)、Givenchy (ジバンシィ)、Valentino (ヴァレンティノ) をはじめ名だたるクチュールメゾンで経験を積んだ実力派だ。

彼にとってデビューコレクションとなる今季のコレクションでは、創設者の Elsa Schiaparelli とも親交の深かったフランスのシュールレアリズムの詩人 André Breton (アンドレ・ブルトン) の遺した言葉とともに幕を開けた。

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ニューヨークの摩天楼、ヴァンドームの石柱、ロンドンの目眩くシティスケープ、そしてローマの荘厳な街並みなど、世界中の都市をインスピレーションにした今回のコレクション。ファーストルックでは、ブラックサテンに金糸の刺繍を施したパンツスーツが登場した。続いてランウェイを横切るのは、ブラックのベルベットにシアーなスリーブを合わせたミッドカーフ丈のドレス。ショルダー周りには、Salvador Dalí (サルバドール・ダリ) の代表作である「The Eye of Time」を思わせる目のモチーフを刺繍で施している。

この他にも、ポップなフラワーモチーフをファーのパッチワークで表現したコートや、煌びやかな装飾が躍るナイトガウンなど、Schiaparelli の代表的なモチーフやディティールをふんだんにあしらったルックが続いて登場。フィナーレでは、軒並みの予想通り、ショッキングピンクのシフォンガウンが披露された。

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リュクスな素材使いやエレガントなシルエットなど、前任の Marco Zanini のコレクションに比べ幾分かリアリティのある提案はされているものの、クチュール界に燦然と輝く Schiaparelli という栄光が逆に仇となったのか、Bertrand Guyon のオリジナリティ、ひいては現代的なクチュールアプローチという点では大いに課題の残るコレクションと言えるだろう。未だファンの多い伝説のメゾンだけに、今後の展開に期待したい。

HP: http://www.schiaparelli.com

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