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【完全保存版】パリの絶対行くべき、おすすめベストホテル

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【完全保存版】パリの絶対行くべき、おすすめベストホテル

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by Daisuke Yokota

TFP編集部が全力でオススメするパリの最旬ホテルをご紹介。

海外旅行で絶対に妥協したくないのがホテル選びだ。旅行中すべての拠点となるホテルは、もっとも多くの時間を過ごす大切な空間。ホテルの雰囲気、ロケーション、接客、部屋のキレイさ、食事のおいしさ、設備の充実度は旅の良し悪しにそのまま左右する。『The Fashion Post (ザ・ファッションポスト)』では、何世代にもわたって愛され続ける老舗的なホテルから、近年誕生したばかりの新名所まで、パリの必ず行くべき最旬のホテルをご紹介。

Amastan Paris (アマスタン・パリ)

ハイレベルな高級ホテルが立ち並ぶ都、パリに新たに登場した「Amastan Paris (アマスタン・パリ)」は、いわゆるラグジュアリーホテルの類に属すものの、大型ホテルやパレスホテルとは一線を画し、あくまでも居心地を重視した邸宅風スタイル。若者に人気のヒップなブティックが立ち並ぶ南ピガール地区に位置するものの、エレガントで成熟した魅力を放っている。改装した建物に収められた24の客室はサイズも形もさまざまだが、いずれもデザインはミニマルでスタイリッシュ、且つ抑揚のあるモダンスタイルでまとめられている。中庭に面したラウンジでは朝食とランチ、夜はカクテルをご用意。お隣には “ポップ・イン” と呼ばれるプロジェクト・スペースが設けられ、期間限定のアートギャラリーやカルチャーイベントも開催する。これからどのような発展を遂げるのか注目を浴びる新鋭ホテルに目が離せない。

34 Rue Jean Mermoz, Paris, France

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Hôtel Bachaumont Paris (オテル・バショモン・パリ)

 

パリ2区に佇む品格溢れるポスト・オスマン様式の建物、Hôtel Bachaumont Paris (オテル・バショモン・パリ) は70年代の不景気に襲われるまで、この街を代表するアールデコの老舗ホテルの一つとして営業を続けていた名物ホテル。近年、見事な復活を遂げた Bachaumont の最大の魅力はなんといっても、その格調高いデザインにあるだろう。面取り加工をした鏡や、壁に取り付けられた丸いランプ、大理石のアクセントや大型のヘッドボードといったアールデコの要素を強調した客室インテリアは、時を超えた贅沢さを引き出している。バスルームは特に、陶磁器の棚やダブルシンク、猫足のバスタブなどを揃えたレトロさが魅力。地階には、オープンフロントの2部屋式ブラッセリーと居心地の良いバーを構え、こだわりのカクテルやジャズの演奏でもてなしてくれる。ここではホテルの名前の由来ともなっている、ベルサイユ宮殿で育った18世紀の貴族、ルイ=プティ・ド・バショモンになった気分で優雅なひとときを楽しんでみるのはいかがだろう。

18, Rue Bachaumont, パリ, France

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Adèle & Jules (アデル&ジュール)

「Hôtel Thérèse (オテル・テレス)」や「Hôtel Recamier (オテル・ルカミエ)」を手がけるホテリエチームの妹分として右岸で近年人気上昇中のグランブルヴァール駅周辺に登場したのは、全60室のホテル Adèle & Jules (アデル&ジュール)。温かみある空間造りはお手のもの。パリだけに、客室はこぢんまりとした印象だが、そのほとんどにネスプレッソマシンが完備されており、中にはバルコニー付きの部屋も。また、誰もが一度は憧れるパリのアパルトマンのようなジュニアスイートも。周辺には話題のレストランも多く、グルメスポットとしてもホットなこのエリア。オペラ・ガルニエや大手デパートにもアクセスの良い好立地でパリの定番観光コースから、ローカルスポットまで人それぞれの楽しみ方ができる。

2 et 4bis Cité Rougemont, パリ, France

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Hotel Keppler (ホテル・ケプラー)

落ち着いたスタイル、気取らない雰囲気、そしてリーズナブルな価格という「慎み深さ」が常に注視されるパリのホテルシーン。この3つをすべて兼ね備えたホテルは非常にまれですが、Hotel Keppler (ホテル・ケプラー) は多少なりとも、そのまれなホテルのひとつと言っていいでしょう。ある程度納得のいく豪華設備を備え、シャンゼリゼ大通りからすぐという立地なのに意外と静かで、古臭くなく斬新すぎないインテリアに仕上がっています。このホテルのスタイルを「古典かモダンか」という尺度だけで判断することはできません。フランス人建築家ピエール・イヴ・ロションが作り上げた空間は、一見モダンなシンプルなラインで形作られていますが、その内部に包み込まれたクラシックな要素からは、紛れもない歴史と伝統が匂いたっています。見るからにパリ的で、そして21世紀という新しい時代を感じさせます。客室数39室の小宿で、レストランはありません。その代わり乾式サウナ、スチームサウナ、小さなジムなど、大型ホテル級の設備が整っているので、パリの石畳を1日中歩き回った体を休めるには最高です。恋人と2人きりの、あるいはショッピング三昧の休日にぴったりの宿ですが、パリ中心部に商用のあるラッキーなビジネス客も文句はないでしょう。

住所: 10 Rue Kepler, Paris, France

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The Saint James Paris (ザ・セント・ジェームズ・パリ)

The Saint James Paris (ザ・セント・ジェームズ・パリ) は独立した建物がホテルになっている、パリでは極めて珍しいタイプのホテルです。しかも建物は塀と庭に囲まれた、田園のお城のようなスタイル。パリでこんなホテルはめったに見つかりません。歴史あるこの建物に泊まれるというだけで、充分すぎるぐらいです。100年以上の歴史を持つ建物のインテリアは19世紀風に改修されています。といっても単にノスタルジックなものを復元しているわけではありません。アンティークな家具や小物がランダムに置かれたクラシックな空間は、現代の感覚でデザインされたものなのです。都市部のホテルなのに、ほとんどの客室にカントリーハウス風のスペースがついているところもユニークです。庭にある3階建てのパビリオンは The Saint James Paris の中でも最高級のスイート。その他のスイートも実に広々としています。きちんと整えられたダイニングルームがあるシックなレストランや、さまざまな設備があるスパとフィットネス・ルームもこのホテルの魅力です。The Saint James Paris には人里離れた静かな雰囲気がありますが、実際はパリでも人気の高級住宅街に位置しています。ホテルにあるイギリス風の社交クラブ、Saint James Club がポッシュな人々を惹きつけているのも、このロケーションのおかげなのかもしれません。

住所: 43 Avenue Bugeaud, Paris, France

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Le Pavillon De La Reine (ラ・パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ)

この小さな館 Le Pavillon De La Reine (ラ・パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ) は、歴史あるパリの中心地、マレ地区のヴォージュ広場という最高のロケーションにあります。18世紀の建築で何から何まで時代物の調度品は、モダニズムやミニマリズムとは無縁のもの。タペストリーやオーク材の梁、贅沢な布の壁、美しい木目のアンティークの家具、複製の油絵などが、所狭しと部屋を飾っています。ヴォージュ広場はもともと「Place Royale」(ロイヤル広場)と呼ばれ、アンリ四世の命により王家の館が建設されました。Le Pavillon De La Reine は「王妃の館」として建設されたものです。肝心のアンリ四世は館の完成を待たずに世を去り、この館も当初の目的を果たさないまま時が流れ、上流階級の人々や、劇作家のラシーヌやモリエールらがこの館に集い、そして去っていきました。この館が建つパリのマレ地区は今、かつての栄華を取り戻し、現在はショッピングや食事を楽しむ人々で賑わっています。また、さまざまな観光場所へも歩いて数分という便利な地区です。このホテルには歴史が漂っています。タペストリーと丸天井の地下室での朝食や、石造りの暖炉が鎮座するロビー、石畳の床を覆うカーペットなどに時代を感じるでしょう。現代世界の便利さというものは、なきにしもあらずですが、あまり目立ちません。全客室には冷暖房とケーブルTVが付いているので、年代物のホテルとはいえサービスも年代物というわけではないようです。

住所: 28, Place des Vosges, Paris, France

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Hôtel Spa – La Belle Juliette (ホテル・スパ – ラ・ベル・ジュリエット)

ある人物の伝記のようなホテルとは?Hôtel Spa – La Belle Juliette (ホテル・スパ – ラ・ベル・ジュリエット) は、その初めての例かもしれません。サンジェルマンにあるこのこじんまりとしたスタイリッシュなブティックホテルは19世紀のパリでサロンを開き、ナポレオンとも交流があった美女、ジュリエット・レカミエをイメージして作られたもの。年代物の建物をフランスのデザイナー、アン・ゲルバールが装飾しました。ホテルのロビーや客室にはレカミエのポートレイトやゆかりの品々が飾られています。そういったわかりやすいアイコンだけでなくホテル全体が、レカミエがもし今生きていたらここで暮らしたいと思うに違いない、と思わせる雰囲気なのです。その関係性は、デザイン好きな人ならすぐにわかることでしょう。スタイリッシュな客室は、全体としてはアンティークなテイストですが、ディテールにヴィヴィッドなコンテンポラリーさが感じられます。かぎ爪足のバスタブなどがさりげないラグジュアリーさを演出します。すべての客室に iMac が備え付けられていて、エンターテイメントやコミュニケーションが楽しめます。ホテルには朝食やアフタヌーン・ティー、夜にはイタリアン・スタイルのタパスが楽しめるラウンジのようなスペース、Bar Le Talmaもあります。ここがパリで暮らす女性のミーティング向きのホテルと言われるのには理由があります。欠点らしい欠点も見つからないし、女性が喜ぶサービスも備えています。特にお薦めなのはスパ。この規模のホテルとしてはぜいたくなぐらい、充実したものなのです。

住所: 92 rue du Cherche Midi, Paris, France

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Hotel Daniel Paris (ホテル・ダニエル・パリ)

世界有数の観光都市パリには、クラシックなパレスホテル、新しいミニマリズムのデザインホテル、そして「Hotel Daniel Paris (ホテル・ダニエル・パリ)」のように新旧を織り交ぜたホテルが存在します。新しい古典とでも言うべきこのホテルは、東西が出会うシルクロードのよう。パリの伝統的なインテリアに、中国の手作りの壁紙、オリエンタル風のラグ、エキゾチックなファブリック、そしてシリアのアンティークを組み合わせた、パリでは珍しいスタイルです。タウンハウスを再利用しているため、こぢんまりとしてプライベートな雰囲気です。客室数は26室で、決して広くはありませんが、繊細かつ華やかな居心地の良い空間です。シャンゼリゼ大通りに近いため、ショッピング、食べ歩き、そしてビジネスなど街へ繰り出すのに非常に便利。ただし、1日中室内で過ごしても息苦しくなりません。特にパリの街並みを眺める最上階のデラックスルームや、エッフェル塔の見える5階のスイート「ダニエル」なら、気分よく過ごせるでしょう。館内のレストランではランチとディナーを供しています。ラウンジでは美しいインテリアを楽しみながらカクテルをどうぞ。またホテル周辺にはさまざまなレストランやカフェ、バーが目白押しです。

住所: 8 rue Fréderic Bastiat, Champs Elysées, Paris, France

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La Maison Favart (ラ・メゾン・ファヴァール)

世界は芝居のステージ。ホテルには特にあてはまる言葉です。どちらにも背景となるセットがあり、俳優と小道具があり、それらが一体となって観客を魅了します。ファッショナブルで心から満足させてくれてリラックスできるーこれはコメディやミュージカル、ドラマと同じホスピタリティです。もちろんみせかけやポーズもありますが、うまく作られていれば実に美しく感じられるもの。そしてホテル、La Maison Favart (ラ・メゾン・ファヴァール) ではすべてが実によくできているのです。ホテルが建っているのは国立オペラ=コミック座の近く。ホテルの名前も劇作家でオペラ=コミック座の初代支配人だったシャルル・シモン・ファヴァールからとられています。ファヴァールは1745年に若い女優と恋に落ち、結婚しました。ラウンジにはカップルのポートレイトも飾られています。ただしインテリアは18世紀ふうではなく、現代のもの。色彩や、タフタやベルベットといった上質なテキスタイルが視覚的にも触覚的にも人々を惹きつけます。パリではみんながおしゃれ過ぎてファッションに人一倍こだわりのある人でも目立たないことがありますが、そんなときはこのホテルのインテリアを参考にするといいかもしれません。客室の渦を巻く花模様やかっちりとした格子模様、燃えるようなオレンジ、マスタード・イエロー、濃いピンク、闇のような黒といったデザインはとてもファッショナブルです。地下のプールは時おり、愛を象徴する紫に輝きます。とてもリラックスできる場所ですが、ときに激しい運動よりも刺激的です。数台のフィットネスマシンがある小さめのジムもあります。レストランはありませんが、どの角にもブーランジェリーやカフェがありますし、客室のミニバーも充実しています。

住所: 5, Rue Marivaux, 2nd arr., 75002 Paris, France

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Hidden Hotel (ヒドゥン・ホテル)

真の隠れ宿なら、「隠れ家ホテル」を意味する Hidden Hotel (ヒドゥン・ホテル) という看板を掲げていないはず。しかし、これも商売ですから仕方ないでしょう。ただしこれ見よがしなパリのホテルシーンに比べれば、Hidden Hotel は、小さな看板でさえないに等しい大人しい容貌です。エトワール凱旋門の裏手にあるこの宿は、古びた木の扉の奥に隠されています。内側も外装の印象と大して変わらず、磨かれていない木材や石材の醸す荒っぽさを、アースカラーのムスリンのカーテンなどで和らげています。パリのブティックホテルにしては非常に珍しいスタイルです。ただし、満足のいくホテルライフが送れないわけでは決してありません。ラフな印象を与えるインテリアとはいえ、客室には壁掛けタイプの薄型テレビとキングサイズのベッドをはじめ、必須アイテムが揃っています。一方、館内にレストランはありません。ここは隠れ家ホテルであって隠れ家レストランではないという屁理屈はさておき、パリで食事の心配は無用というものでしょう。

住所: 28, Rue de l’Arc de Triomphe 75017 Paris, France

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