今週のTFP的おすすめ映画
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おすすめ映画
「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を月替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、
The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。
『顔-かお-』
©︎ 2025 WOWPOINT, ALL RIGHTS RESERVED.
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の Yeon Sang-ho (ヨン・サンホ) 監督が、2018年に発表した自身初のグラフィックノベルを映画化したサスペンスミステリー。生まれつき目が見えない著名な篆刻家イム・ヨンギュの息子ドンファン。ある日、40年前に失踪した母ヨンヒの遺体が発見されたことを知らされる。母の死の真相を追う中で、ドンファンはこれまで知らなかった母の姿と、隠された事実に向き合うことになる。『ただ悪より救いたまえ』うや『密輸 1970』の Park Jeong-Min (パク・ジョンミン) が主人公ドンファン役を務めたほか、回想シーンに登場する若き日のヨンギュ役も演じた。父ヨンギュ役は『小川のほとりで』の Kwon Hae-Hyo (クォン・ヘヒョ)、ヨンヒ役は Yeon Sang-ho 監督の Netflix 映画『啓示』の Shin Hyun-Bin (シン・ヒョンビン) が担当した。母の知られざる過去を追う中で、家族の記憶と真実が少しずつ揺らいでいく。ミステリーの先に待ち受ける、予想を覆す物語の行方を、ぜひスクリーンで見届けてほしい。
公開日: 8月28日(金)
監督: Yeon Sang-ho
出演: Park Jeong-Min、Kwon Hae-Hyo、Shin Hyun-Bin
HP: kao-movie.com
『沈黙の女 デジタルリマスター版』
©︎MK2
フランス映画界の名匠 Claude Chabrol (クロード・シャブロル) が、英国の作家 Ruth Rendell (ルース・レンデル) の小説「ロウフィールド館の惨劇」を原作に、ある殺意が生まれるまでを冷徹に描いたサスペンス。裕福な一家の家政婦として働くソフィーは、誰にも知られたくない秘密を抱えていた。ある日、郵便局員のジャンヌと親しくなり、孤独を分かち合う2人。しかし、ソフィーの秘密が一家に知られたことで、穏やかな日常は徐々に崩れていく。本作は、1995年の第52回ベネチア国際映画祭にて、そろって女優賞に輝いた Isabelle Huppert (イザベル・ユペール) と Sandrine Bonnaire (サンドリーヌ・ボネール) という現代フランスを代表する2人の女優が共演した。静かな日常のなかに潜む階級差や孤独、そして人間の危うさを描いた傑作。2人の名優が織りなす緊張感あふれる物語を、ぜひ劇場で味わってみては。
公開日: 8月28日(金)
監督: Claude Chabrol
出演: Isabelle Huppert、Sandrine Bonnaire、Jacqueline Bisset (ジャクリーン・ビセット)
HP: claudechabrol2026.jp
『ドラマなふたり』
© 2026 Dramatic Movie Rights LLC. All Rights Reserved.
『スパイダーマン』シリーズの Zendaya (ゼンデイヤ) と『THE BATMAN ザ・バットマン』の Robert Pattinson (ロバート・パティンソン) がそれぞれ主演を務め、結婚式直前に暴露された「最悪の秘密」をきっかけに、完璧なカップルの関係が崩壊していく姿を描いた恋愛ドラマ。結婚式まであと7日に迫った夜、親友夫妻と4人で食事していたチャーリーとエマは、これまでに自分が犯した最悪の行いを告白することになる。エマの「最悪の秘密」に全員が衝撃を受け、チャーリーは彼女に別の顔があるのではないかと恐れを抱く中、ついに当日を迎えてしまう。監督・脚本は、『ドリーム・シナリオ』『シック・オブ・マイセルフ』など独自の世界観をもつ作品で注目を集めるノルウェー出身の Kristoffer Borgli (クリストファー・ボルグリ) が手がけ、製作には『ミッドサマー』の Ari Aster (アリ・アスター) 監督が名を連ねる。予測不能な展開とブラックなユーモアが交錯する、Kristoffer Borgli 監督ならではの異色のラブストーリーを、ぜひ劇場で見届けてほしい。
公開日: 8月21日(金)
監督: Kristoffer Borgli
出演: Zendaya、Robert Pattinson、Alana Haim (アラナ・ハイム)
HP: happinet-phantom.com/drama
『恐怖分子 デジタルリマスター』
© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
『ヤンヤン 夏の想い出』などで知られる鬼才 Edward Yang (エドワード・ヤン) 監督が、1986年に手がけた長編第3作。80年代の台北を舞台に、都会に暮らす人々の不条理や孤独を浮き彫りにした群像劇。街で起きた銃撃事件を偶然撮影した若い写真家は、その現場から逃げ出した少女の姿をカメラに収める。一方、医師の夫と暮らす女性作家は、新作の執筆に行き詰まり、夫との間にもかすかな亀裂を抱えていた。そんななか、事件をきっかけに交錯していく人々の人生を通して、都市に生きる者たちが抱える孤独や欲望、すれ違いを静かに描き出していく。Edward Yang のデビュー作『海辺の一日 4Kレストア』の劇場初公開にあわせて、本作もリバイバル上映される。80年代の台北に漂う閉塞感と、そこに生きる人々の複雑な感情をスクリーンで味わってみては。
公開日: 8月21日(金)
監督: Edward Yang
出演: Cora Miao (コラ・ミャオ)、Lee Li-chun (リー・リーチュン)、King Shih-Chieh (チン・シーチェ)
HP: www.terrorizers2026.com
『君の見る世界をなぞる』
©Les Films de Pierre
陽光降り注ぐ南フランスを舞台に、現代という複雑な時代に生きる思春期の少年の葛藤と恋をみずみずしくつづった青春ドラマ。南フランスの裕福な家庭に育った16歳のエンゾ。学校になじめず建築現場で働く彼は、そこで出会ったウクライナ出身の青年ヴラドに心を寄せるが、彼は兵役のため戦争へ行かなければならない。順調な日々を過ごす家族に対する不信感、将来への不安、そして親しい人が奪われていく戦争の現実。自分の感情を制御できないまま、エンゾが過ごす夏は静かに流れていく。もとは『パリ20区、僕たちのクラス』の Laurent Cantet (ローラン・カンテ) 監督が立ち上げた企画だったが、2024年に逝去してしまったことから、彼の盟友で『BPM ビート・パー・ミニット』で知られる Robin Campillo (ロバン・カンピヨ) 監督が遺志を継ぎ完成させた。ひと夏の恋を通して、少年が初めて知る世界の複雑さと、自分では抗えない現実。儚くも忘れがたい青春の物語に心を奪われてみては。
公開日: 8月21日(金)
監督: Robin Campillo
出演: Eloy Pohu (エロワ・ポユ)、Pierfrancesco Favino (ピエルフランチェスコ・
ファヴィーノ)、Elodie Bouchez (エロディ・ブシェーズ)
HP: enzo-movie.jp
『ケルト・ユートピア』
© MDEMC & SVERIGES TELEVISION SVT 2025
音楽があふれる島・アイルランドの過去と現在を、ミュージシャンや市井の人々の視点から描くドキュメンタリー。アイルランドがイギリスから部分的な独立を果たしてから100年。南北に分断され、激動の歴史を歩んできた人々は、自由への抵抗や日々の悲哀を、ユーモアと皮肉を交えながら美しい旋律に乗せて歌い継いできた。そんななか、アイリッシュ・フォークを受け継ぎながら、R&B やヒップホップ、パンクなど多様な音楽を取り入れた新世代のミュージシャンたちが台頭。現代的な感覚で祖国と向き合い、社会の矛盾や未来への希望を歌う彼らの姿を追う。本作には、The Mary Wallopers (ザ・メリー・ワロパーズ)、Lankum (ランクム)、The Deadlians (ザ・デッドリアンズ) といったバンドや、ラッパーの Young Spencer (ヤング・スペンサー) などが出演。音楽を通して浮かび上がるアイルランドの歴史と、そこに生きる人々の現在。伝統と新たな感性が交差する、知られざるアイルランドの姿に触れてみては。
公開日: 8月22日(土)
監督: Dennis Harvey (デニス・ハーヴェイ)、Lars Loven (ラース・ローヴェン)
出演: The Mary Wallopers、Negro Impacto (ネグロ・インパクト)、Poor Creature (プア・クリーチャー)
HP: celtutopia.com
『左利きの少女』
©2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』など Sean Baker (ショーン・ベイカー) 監督作のプロデュースや、共同監督作『テイクアウト』で知られる Tsou Shih-Ching (ツォウ・シーチン) の単独監督デビュー作。故郷の台湾を舞台に、厳しい現実と向き合う母娘とその祖父の多世代家族が織りなす物語を、幼い少女の視点から繊細に描き出す。5歳の少女イージンは、借金を抱える母と姉と共に、生活を立て直すため田舎町から戻ってくる。イージンは昔気質の祖父に、利き手である左手を「悪魔の手」と咎められ、罪悪感を抱くようになる。その悪魔の手は図らずも、家族それぞれが胸に秘めてきた罪をあぶり出していく。台湾の人気子役 Nina Ye (ニーナ・イエ) がイージン、本作で初の本格的な演技に挑む Ma Shih-Yuan (マー・シーユエン) が姉イーアンを演じた。幼い少女の眼差しを通して描かれる、家族の痛みと再生。その繊細な物語を、ぜひスクリーンで見届けてほしい。
公開日: 8月14日(金)
監督: Tsou Shih-Ching
出演: Nina Ye、Ma Shih-Yuan、Janel Tsai (ジャネル・ツァイ)
HP: cinema.starcat.co.jp/left-handed-girl
『赤い砂漠 4K修復版』
©︎ 1964 RTI
イタリアの名匠 Michelangelo Antonioni (ミケランジェロ・アントニオーニ) の初のカラー作品で、1964年に第25回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた心理ドラマ。無機質な工場が立ち並ぶ海辺の工業都市ラヴェンナ。夫や息子と3人でこの街に暮らすジュリアーナは、数年前の交通事故のショックから立ち直れず、精神的に不安定な日々が続いていた。そんなある日、彼女は夫から友人コラドを紹介される。ジュリアーナは自分と同じように孤独を抱えるコラドに惹かれ、次第に距離を縮めていく。Michelangelo Antonioni 監督のミューズとして知られる Monica Vitti (モニカ・ヴィッティ) がジュリアーナ、イギリスの名優 Richard Harris (リチャード・ハリス) がコラドを演じた。無機質な風景と鮮烈な色彩のなかに、人間の孤独と愛の揺らぎを描き出した Michelangelo Antonioni の傑作が、4K修復版でスクリーンにて蘇る。
公開日: 8月15日(土)
監督: Michelangelo Antonioni
出演: Monica Vitti、Richard Harris、Carlo Chionetti (カルロ・キオネッティ)
HP: www.zaziefilms.com/antonioni2026
『マイ・プライベート・アイダホ デジタルリマスター版』
© 2026 WBEI
アメリカ映画界を代表する名匠 Gus Van Sant (ガス・ヴァン・サント) 監督がキャリア初期に手がけた本作は、River Phoenix (リヴァー・フェニックス) と Keanu Reeves (キアヌ・リーヴス) の共演が話題を呼んだ青春ロードムービー。緊張すると突然意識を失ってしまう病を抱えるマイクは、12歳の時に母親に捨てられ、ポートランドの路上で体を売って暮らしている。ポートランド市長の息子スコットは、何不自由なく育ったが、見せかけだけの家庭に嫌気が差し、家を飛び出していた。街で出会った2人は、マイクの母を探すため、彼の故郷アイダホへ向かうが、やがて2人の道は別れていく。今は亡き River Phoenix と若き日の Keanu Reeves が共演を果たした名作が、公開から35年の時を経て、初のデジタルリマスター版としてスクリーンに蘇る。
公開日: 8月7日(金)
監督: Gus Van Sant
出演: River Phoenix、Keanu Reeves、James Russo (ジェームズ・ルッソ)
HP: portland-movie.jp
『女は女である 4K修復版』
© 2001 STUDIOCANAL SAS. All rights reserve
『勝手にしやがれ』の Jean-Luc Godard (ジャン=リュック・ゴダール) の長編第3作で、「登場人物が歌わないミュージカルコメディ」という発想に基づいて制作されたラブコメディ。キャバレーの踊り子アンジェラは、一緒に暮らす恋人エミールに、今すぐに子どもが欲しいと言い出す。そんな彼女に戸惑いを隠せないエミール。そこへ、アンジェラに想いを寄せる青年アルフレッドが現れる。Jean-Luc Godard の前作『小さな兵隊』に続いて Anna Karina (アンナ・カリーナ) がヒロインを務め、『勝手にしやがれ』の Jean-Paul Belmondo (ジャン=ポール・ベルモンド) がアルフレッド、『いとこ同志』の Jean-Claude Brialy (ジャン=クロード・ブリアリ) がエミールを演じた。音楽は、『シェルブールの雨傘』などを手がける名作曲家 Michel Legrand (ミシェル・ルグラン) が担当。軽やかなユーモアと大胆な映像表現が交差する、ヌーヴェルヴァーグを代表する一本をぜひ劇場で堪能してみては。
公開日: 8月7日(金)
監督: Jean-Luc Godard
出演: Anna Karina、Jean-Paul Belmondo、Jean-Claude Brialy
HP: www.zaziefilms.com/env
『白パンと独裁者』
© 2025 Bombero International Gmbh & Co. Kg
『女は二度決断する』『愛より強く』などで知られるドイツの名匠 Fatih Akın (ファティ・アキン) が、母のために奔走する少年の姿を通して、時代の転換点を鮮明に描いたドラマ。監督の恩師であるドイツの俳優・映画監督の Hark Bohm (ハーク・ボーム) が、自らの幼少期の体験をつづった自伝的小説を映画化した。舞台は、第2次世界大戦末期のドイツ。本土へ向かう爆撃機が上空を飛び交いながらも、どこか楽園のような静寂を保っていた。12歳の少年ナニングは、戦地に赴いている父に代わって家族を支えている。そんなある日、ヒトラーの訃報を受けて絶望した、妊娠中の母ヒレが心身ともに崩壊してしまう。そんな母が唯一口にしたいと願ったのは、たっぷりのバターとはちみつが塗られた白パンだった。『女は二度決断する』で主演を務めた Diane Kruger (ダイアン・クルーガー) が農場主のテッサ役、『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』の Laura Tonke (ローラ・トンケ)、『システム・クラッシャー』の Lisa Hagmeister (リーザ・ハークマイスター) が出演。少年のまなざしを通して、崩壊へと向かうナチス・ドイツの現実と、その時代を生きる人々の苦悩を静かに映し出す。
公開日: 8月7日(金)
監督: Fatih Akın
出演: Jasper Billerbeck (ジャスパー・ビラーベック)、Laura Tonke、Lisa Hagmeister
HP: www.bitters.co.jp/shiropan
『A Window of Memories』
©Yui Kiyohara
『わたしたちの家』『すべての夜を思いだす』を手がけた清原惟監督が、初めてドキュメンタリー的手法で手がけた聞き書き映画。清原が自身の母方・父方の祖母から人生の話を聞き取り、共に編んだテキストを2人の俳優が朗読していくなかで、世代を越えて記憶が響き合うさまを描き出す。「私が聞かなかったら、この話はどこに行くんだろう」。ふと耳にした祖母の若き日の話に心を動かされた清原が、母方と父方それぞれの祖母から人生の物語を聞き始める。生活に根ざした思い出が細やかに語られていき、同じ時代を生きた2人の、交差しながらもまったく異なる世界を文字に起こす。そうして編まれた物語が、2人の俳優に託され、1日をかけて朗読されていく。『CURE』や『回路』の黒沢清監督と、『M/OTHER』や『風の電話』の諏訪敦彦監督に師事する清原惟監督が手がける本作品。日々の暮らしの中で紡がれてきた記憶を丁寧にすくい上げ、語り継ぐことの尊さを静かに問いかける。
公開日: 8月7日(金)
監督: 清原惟
出演: 砂子旭子、清原磋智子、小山薫子
HP: awindowofmemories.com
『開戦前夜』
©2026 ポニーキャニオン/東京テアトル/NHKエンタープライズ/RIKIプロジェクト
『舟を編む』の石井裕也が監督・脚本・編集を手がけ、猪瀬直樹によるノンフィクション書籍『昭和16年夏の敗戦』を原案に、かつて日本に実在した機関「総力戦研究所」と日米開戦への流れを描いた人間ドラマ。真珠湾攻撃の8カ月前に遡った1941年4月。官僚・軍・民間から若きエリートたちが、内閣総理大臣の直轄機関「総力戦研究所」に招集された。彼らに与えられた任務は、「模擬内閣」を結成して日米が開戦した場合の戦局をシミュレーションし、その結果を内閣に報告すること。しかし、国家機密レベルのデータを駆使したシュミレーションの末、「日本必敗」という衝撃的な結論にたどり着いてしまう。キャストには、主人公・宇治田役の池松壮亮をはじめ、仲野太賀、岩田剛典、江口洋介、佐藤浩市ら豪華俳優陣が集結。2025年8月に放送された NHK スペシャル『シミュレーション 昭和16年夏の敗戦』のドラマパートに、約40分の追加シーンを加えた完全版となる本作。劇場にて、歴史に葬られた「不都合な真実」が明らかになる。
公開日: 7月31日(金)
監督: 石井裕也
出演: 池松壮亮、仲野太賀、岩田剛典
HP: kaisenzenya.com
『ブレイキング・ザ・フレーム』
©Marielle Nitoslawska
パフォーマンス・アートやフェミニズムアートの先駆者であり、現代の身体芸術やジェンダー表現に多大な影響を与えた Carolee Schneemann (キャロリー・シュニーマン) の生涯と芸術世界を、実験的アプローチで描いたポートレートドキュメンタリー。抽象画家としてキャリアをスタートした Carolee Schneemann は、やがて自らの身体を素材として用いるようになり、1975年にフェミニズムアートにおける極めて重要で過激なパフォーマンス「Interior Scroll (体内の巻物)」を発表した。女性への身体的抑圧に抵抗する作品群は、男性優位の美術界で女性のセクシュアリティや肉体性を生々しく提示し、大きな衝撃を与えた。パフォーマンス・アートにフォーカスした特集上映企画「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」の1つのプログラムとして公開される本作。Carolee Schneemann の作品記録や絵日記、そして彼女自身が語る言葉を通して、タブーに挑み続けた彼女が感じていた孤独や怒り、作品への情熱を浮き彫りにしていく。
公開日: 7月31日(金)
監督: Marielle Nitoslawska (マリエル・ニトスラウスカ)
出演: Carolee Schneemann、James Tenney (ジェームズ・テニー)
HP: trenova.jp/paff
『ヒトラーの毒見役』
©2025 Lumière & Co. / Tarantula / Tellfilm / Vision Distribution
ドイツ人女性 Margot Wölk (マルゴット・ヴェルク) の証言に基づいて執筆された世界的ベストセラー小説『ヒトラーの毒見役』を原作に、ナチスの指導者 Adolf Hitler (アドルフ・ヒトラー) の毒見役を命じられた女性たちの運命を描いたドラマ。舞台は1943年、第2次世界大戦末期。ローザはベルリンの爆撃を逃れ、Adolf Hitler が総統大本営を置いていた「狼の巣」の近くで、夫の帰りを待っていた。ある日、ローザを含む7人の若い女性たちは、Adolf Hitler が食事する前に毒見をする任務を命じられ、銃を突きつけられながら食事をすることになる。彼女たちは最高級の料理を、死と隣り合わせの最悪な状況で試食するという苦悩に満ちた日々を過ごしていく。主演のローザ役には、Netflix シリーズ『皇妃エリザベート』の Elisa Schlott (エリーザ・シュロット) が務め、『エマの瞳』『ベニスで恋して』などで知られるイタリアの映画監督 Silvio Soldini (シルヴィオ・ソルディーニ) がメガホンをとった。戦争の恐怖を女性の視点からとらえ、毒見役として日々を共にする女性たちの間で揺れ動く関係性をスクリーンに映し出す。
公開日: 7月31日(金)
監督: Silvio Soldini
出演: Elisa Schlott、Max Riemelt (マックス・リーメルト)、Alma Hasun (アルマ・ハスーン)
HP: unpfilm.com/dokumi











