今週のTFP的おすすめ展覧会
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おすすめ展覧会
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。
今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
「agnès b. on aime le graff!! _50 年、ストリートとともに」
フランス・ルーべの美術館 La Piscine (ラ・ピシーヌ) で開催されたエキシビジョンを起点とし、渋谷および台南への巡回を経て再構成された本展。ここでは、半世紀にわたりストリートの表現者を支えたデザイナー、Agnès Troublé (アニエス・トゥルブレ) のストリートアートへの先駆的な審美眼に焦点を当てる。同氏が長年に渡り収集してきた膨大なアートコレクションより、グラフィックアーティスト Futura 2000 (フューチュラ2000) や、作家の鈴木ヒラク、Dennis Hopper (デニス・ホッパー) をはじめとした20名以上のアーティストの貴重なグラフティを公開。さらに路上から生まれたエネルギー溢れるアートピースに加え、各時代のアーティストとともに制作してきたブランドを象徴する「アーティストTシャツ」のアーカイブも紹介される。agnès b. (アニエスべー) が半世紀にわたり歩んできた、偉大な足跡。ストリートが紡いだその熱量を、ぜひ会場で体感してみてはいかが。
会場: PARCO MUSEUM TOKYO
住所: 東京都渋谷区宇田川町15-1 PARCO 4F
会期: 5月22日(金)〜6月8日(月)
時間: 11:00-21:00
入場料: ¥500
HP: art.parco.jp
メイ・エンゲルギール × 両足院「UTSUROI HYMN」
オランダ出身のテキスタイルアーティスト Mae Engelgeer (メイ・エンゲルギール)。本展では、両足院に伝わる寺院空間の装飾に使われてきた布地、僧侶たちが纏う袈裟などの古布を彼女の手によって裁断・再構成したテキスタイル作品を展開する。Engelgeer が着目したのは、「うつろい」という日本的な概念。無常感や記憶が、時間の経過とともにゆるやかに変容していく様子をテーマに据えた。役割を終え、長らく眠っていた主に江戸時代の古布に、現代的なリズムを吹き込み、新たなオブジェへと昇華させている。会場には、袈裟の幾何学模様に絹や麻のテクスチャーを重ねた屏風作品のほか、着物や帯を収納するための「たとう紙」をモチーフにしたオブジェも並ぶ。また会期中には、書院庭園の半夏生が見頃を迎えることで、会場をさらに彩っていく。両足院という寺院空間で交錯する、現代アートと巡りゆく自然の美しさをぜひ会場で堪能してみては。
会場: 両足院
住所: 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
会期: 5月29日(金)〜7月12日(日)
時間: 12:00-16:30 *最終入場16:00
特別拝観料: ¥1,000、高校生以下 ¥500、団体 ¥900 *現金のみ
HP: ryosokuin.com
小畑多丘「TWO SPACES」
B-BOY (ビーボーイ) としての身体感覚を軸に、ブレイクダンス・カルチャーと現代美術のケミストリーへ多角的なアプローチを試みる彫刻家、小畑多丘。そんな彼の新作エキシビション「TWO SPACES」が、東京・蔵前のギャラリー、隙間 20.0と東日暮里のアートスペース、 Sculpture Center Tokyo (スカルプチャーセンタートウキョウ) の2会場をまたぎ、連動して開催される。小畑の「量の移動」シリーズの拡張として位置付けられる本展の核となるのは、会場に分けて設置される2枚のキャンバス作品だ。各会場では、その様子を切り取った写真作品と、実物のキャンバス作品を展示。これらを通して、ここでしか成立しない「空間の移動」を体現している。鑑賞者が2つの空間を行き来し、自身の量の移動することで完成するこのプロジェクト。ぜひ両会場とも足を運んでほしい。
会場: (1)隙間
(2)Sculpture Center Tokyo
住所: (1)東京都台東区蔵前3-11-2 1F
(2)東京都荒川区東日暮里2-10-7-1F
会期: (1)5月22日(金)〜5月31日(日)
(2)5月22日(金)〜5月31日(日)/6月1日(月)〜6月14日(日) *木、金、土、日オープン
時間: (1)12:00-19:00
(2)12:00-19:00
HP: sukima.henderscheme.com
小澤広征「Hávamál」
1994年生まれ、栃木県出身の写真家・小澤広征。初の個展となる「Hávamál」では、2024年9月にアイスランドを約5週間に渡り、徒歩で900kmを移動しながら撮影した記録を展示する。目的地を定めずに、ひたすら見知らぬ土地を歩き続けた小澤。その過程で生まれる身体感覚や孤独、そして時間の流れ。アイスランドの広大な風景を辿り、放浪者としてのまなざしが捉えたものが刻まれている。タイトルの「Hávamál」は、17世紀にアイスランドで発見された最古の詩集「Elder Edda (古エッダ)」に収録された「ハーヴァマール (高き者の言葉)」に由来。放浪や知恵、旅人の哲学を綴った古詩の名を冠することで、本展の根底に流れる漂泊の感覚を示唆しているという。旅の中で見つけた断片を通して、「移動すること」そのものを見つめた本展。そのスケールと漂泊の旅路を、ぜひ会場で体感してみてはいかがだろうか。
会場: kit gallery
住所: 東京都渋谷区神宮前2-31-3 宝栄ビル2F-A
会期: 5月25日(月)〜5月31日(日)
時間: 13:00-20:00 *最終日のみ18:00まで
HP: kit-gallery.com
「東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展」
《クリスティーナ・オルソン》1947年 テンペラ、パネル 83.8×63.5cm マイロン・クニン・コレクショ
ン、ミネアポリス Myron Kunin Collection of American Art, Minneapolis, MN photo: Curtis Galleries,
Inc.
©2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo
アメリカンリアリズムを代表する国民的画家、Andrew Wyeth (アンドリュー・ワイエス)。第二次世界大戦後に脚光を浴びたアメリカ抽象表現主義、ネオ・ダダ、ポップアートといったアート表現から距離を置き、身近な人々と風景を詩情豊かに描いてきた。本展は、そんな同氏の没後初めてとなる、国内待望の回顧展だ。生と死、画家自身の精神世界と外の世界を結ぶモチーフ「境界」に着目し、Andrew Wyeth の精神世界をつまびらかにしていく。会場には、寒々しい草原を描いた「冬の野」(1942年) をはじめ、冬景色を表現した「冷却小屋」(1953年)、窓越しのヨットを描写した「乗船の一行」(1982年) など、日本初公開となる作品が多数展示される。東京都美術館開館100周年を記念した特別展。日本でも不動の人気を誇る Andrew Wyeth のエッセンスを紐解いてみてはいかが。
会場: 東京都美術館
住所: 東京都台東区上野公園8−36
会期: 4月28日(火)〜7月5日(日)
時間: 9:30-17:30 *金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)
休館日: 月
観覧料: 一般 ¥2,300、大学・専門学生 ¥1,300、65歳以上 ¥1,600、18歳以下、高校生無料
HP: wyeth2026.jp
高橋恭司 「アアルトと自然」
写真家・高橋恭司による本展は、フィンランドの建築家 Alvar Aalto (アルヴァー・アアルト) の建築と、その周囲に広がる風景に眼差しを向けた写真展。今回展示される写真群は、2001年に建築雑誌『HOME』の依頼を受けて制作されたもので、全て8×10で撮影。展示されるプリントは、いずれも当時作家本人が暗室で制作されたものとなる。1990年代という激動の時代を駆け抜け、、第一線で活躍してきた高橋。そうした時代の節目に生まれた本作には、静謐でありつつもどこか緊張感を孕んだ視線が宿っている。巨匠 Alvar Aalto の建築と時代の気配を鋭敏に捉えた高橋の視点をぜひ、本展で確かめてほしい。
会場: スタジオ35分
住所: 東京都中野区上高田5-47-8
会期: 5月13日〜6月20日(土)
時間: 16:00-22:00
休廊日: 月、火、日
HP: 35fn.com
「SPECTRUM 2076 AD ── 来たる世界の意識体」
森万里子
Peace Crystal Model, 2016-24, Acrylic, metal base, 13.8 x 13.8 x 11.6 cm
本展は、キュレーター・飯田高誉の企画による気候変動やテクノロジーの特異点を経た「50年後の未来 (2076年)」という視座から、現代を遡及的に審問する思想的実験場となっている。フランスの哲学者、Jacques Derrida (ジャック・デリダ) が提唱した「憑存在 (ハントロジー)」における過去の記憶や、失われた未来の多義性を探求する。参加するのは、音楽家・池田謙をはじめ、日本を代表するアーティスト・森万里子、現代アーティスト・山田晋也、彫刻家・名和晃平、ヴィジュアルアーティスト・牧田愛、AI を用いるアーティスト・草野絵美、油彩画家・熊谷亜莉沙といった名だたる表現者たち。それぞれのまなざしから50年後の世界を描いた作品が一堂に会する。7人の作家が半世紀後の未来から現在を照らし出す、実存的なアート体験。この思想的で美しいドキュメントを、ぜひ体感してみてほしい。
会場: GYRE GALLERY
住所: 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
会期: 5月22日(金)〜7月12日(金)
時間: 11:00-20:00
HP: gyre-omotesando.com
シアスター・ゲイツ「Glorious Robe」
Theaster Gates (シアスター・ゲイツ) は、彫刻や音楽、パフォーマンスなど多様な領域にまたがるアプローチを展開し、ブラック・カルチャーに着目した制作を続けてきた。「Glorious Robe」展では、芸術的な実践として協同を重ねてきた Theaster Gates と HOSOO による新たな作品群が一堂に紹介される。展示の核となるのは、アフリカの伝統的な衣装「ダシキ」と日本の「着物」という異なる文化的衣装から派生した「Dashikimono」と呼ばれる作品だ。さらに、黒人解放運動の歴史が西陣織の帯に織り込まれたシリーズ作品「obi」も、本展の重要なハイライトとして見逃せない。また会場では、両者の出会いのきっかけとなった「アフロ民藝」展 (2024) に出品された「Banner」および「Kimono」の再制作・再展示も行われる。歴史的遺産に新たな価値を吹き込む、実践的な試み。近くを訪れた際は、ぜひ足を運んでみてほしい。
会場: HOSOO GALLERY
住所: 京都市中京区柿本町412 HOSOO FLAGSHIP STORE 2F
会期: 4月11日(土)〜8月30日(日)
時間: 10:30–18:00
HP: www.hosoogallery.jp
伊藤翼「たゆたっている」
福島県で生まれ、現在は東京を拠点に活動する写真家・伊藤翼。初の個展である「たゆたっている」では、写真を撮るという作為の中で、ふと立ち現れる無作為を丁寧に切り取った作品群が展示される。意図せず生まれる、穏やかな空気や滲んでいく光の色。どこにも留まることなく揺れ続ける瞬間を、写真作品として定着させた。伊藤が引き込まれ、そして惹かれるものとは何か。次世代を担う新生作家の眼差しが捉えたものを、ぜひ会場で見届けてほしい。
会場: 229gallery gallery2
住所: 東京都台東区台東4-24-2
会期: 5月23日(土)~6月14日(日) *5月26日(火)、6月8日(月)、6月9日(火)は休廊日の可能性あり
時間: 平日 12:00-19:00
土日祝 12:00-20:00
観覧料: ワンドリンク制
HP: www.instagram.com/tsubasaito
奥山由之 「photographs」
映画や写真、様々なアートフォームを横断して活躍する奥山由之。本展は、「flowers」(2021)、「windows」(2023)に続く三部作の集大成となるエキシビション。かつて祖父母や父が暮らしていた家で発見された、100冊を超える家族アルバムをもとに制作した作品28点が紹介される。家族の記録を眺めるうちに、そこに写る先代から継承されている生命の連続性や、倫理的規範について奥山が思考を巡らせ、体現した本作。元のアルバムに写っている人物をあえて光として描くことで、その余白は鑑賞者の想像を掻き立て、私的な家族写真であったものを、見る者それぞれのアルバムに再構築させている。まばゆい光の中に浮かび上がる大切な存在を通して、自分と他者の距離感、そして「個」の存在について見つめ直す機会を与えてくれるはず。
会場: タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
住所: 東京都港区六本木5丁目17−1 AXISビル 2F
会期: 5月15日(金)〜6月13日(土)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 日、月、祝日
HP: www.takaishiigallery.com
遠藤文香「Pneuma」「Kanoko」
©︎ayakaendo
写真家・遠藤文香が2つの写真集『Pneuma』、『Kanoko』を携え、都内4会場にて個展を開催する。古代ギリシャ語で「気息」や「霊魂」を指す「Pneuma」展では、岩手県・遠野を舞台に、本来の姿のまま自由に生きる馬たちを捉えた作品群を展示。遠藤は、言語化される以前の原始的な感覚を頼りにシャッターを切り、遠野の雄大な自然に宿る生命の気配を、彼女ならではの視点で描き出している。一方、個展「Kanoko」で展示されるのは、小説家・岡本かの子の代表作『鮨』(1939年) に、遠藤の写真作品を加えて再構築した書物の収録作品。写真が重なることで、小説に刻まれた言葉や情景が“いま“という時間をともなって立ち上がり、作品世界に新たな奥行きをもたらしている。境界を揺さぶるような強い気配を帯びた写真群は、岡本かの子が描いた生の感覚とも静かに共鳴する。幻視的な視点で独自の世界を構築する、遠藤文香の2つの個展。その圧倒的な感性に、ぜひその肌で触れてみてほしい。
展覧会名: (1)「Pneuma」
(2)「Kanoko」
会場: (1)nonlecture、代官山 蔦屋書店、銀座 蔦屋書店
(2)POETIC SCAPE
住所: (1)東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷 ZERO GATE
(2)東京都目黒区中目黒4丁目4−10 1F
時間: (1)11:00-21:00
(2)13:00-19:00
休廊日: (1)月、火、水
(2)月、火、祝日
HP: (1)nonlecture.jp
(2)poetic-scape.com
池田亮司「sleeping beauty」
©︎Ryoji Ikeda Courtesy of TARO NASU
聴覚と視覚の領域を横断しながらアートの可能性を押し広げているアーティスト・池田亮司。本展では、2022年に発表した「data.gram」をアップグレードさせた最新映像作品「data.graph」のほか、平面作品「sleeping beauty」を中心に新作を展示。ひとつの数列を起点に構築される本シリーズは、鑑賞者を宇宙規模のスケールへと誘い、世界の巨大さや畏怖の感覚を呼び起こす作品群。そのほか、映像作品を含む約18点の作品が会場に並ぶ。映像という仮想世界と平面作品の境界を往来する、作家の最新の思考を具現化した空間を提示するエキシビション。音とイメージが立ち上げる唯一無二の世界を、ぜひその目で目撃してほしい。
会場: TARO NASU
住所: 東京都港区六本木6丁目6−9 ピラミデビル4F
会期: 5月9日(土)〜6月6日(土)
時間: 11:00-19:00
HP: www.taronasugallery
「田中信太郎――意味から遠く離れて」
田中信太郎 「風景は垂直にやってくる」 1985年 日立市郷土博物館 撮影:田村融市郎
戦後の前衛美術を切り拓いた一人、美術家・田中信太郎 (1940-2019)。視ることを起点に幾度も作風を変え、美術の本質を探求し続けていた。同氏の回顧展となるエキシビションでは、国内未発表の絵画作品から、晩年に取り組んでいた平面作品、そして亡くなるまで継続して製作した金属によるドローイングまで、アトリエに遺された作品を中心に40点弱で構成。さらに、1960年代から70年代にかけて、世田谷の祖師ヶ谷にアトリエを構えていた時の作品図面や資料も公開される。日本の前衛美術を語るうえで欠かせない重要な作家にもかかわらず、個展が開催されることが少なかった田中信太郎。この貴重な機会を通して、同氏が築き上げた壮大な作品群を振り返ってみてはいかがだろうか。
会場: 世田谷美術館
住所: 東京都世田谷区砧公園1−2
会期: 4月25日(土)~6月28日(日)
時間: 10:00-18:00
休館日: 月
観覧料: 一般 ¥1,400 (¥1,200)、65歳以上 ¥1,200 (¥1,000)、大高生 ¥800 (¥600)、中小生 ¥500 (¥300)、未就学児は無料
*()内は20名以上の団体料金
HP: www.setagayaartmuseum.or.jp
濱田英明「Haru and Mina」
写真家・濱田英明による本展「Haru and Mina」では、彼が写真家を志すきっかけとなった、自身の息子たちを撮影したシリーズの最新版を展示。2009年7月から2020年4月までの約11年間に記録された8000点余りから、厳選した作品を紹介する。それらがもたらすのは、心の奥に眠る不思議な感覚。鑑賞者は作品を通じ、自身の脳裏に刻まれた遠い日々を心地よく思い返すことになるはずだ。写真が呼び起こす記憶と時間の感覚を、ぜひ会場で体感してほしい。
会場: The Book End
住所: 兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング 302
会期: 5月14日(木)〜6月8日(月)
時間: 11:00-18:00
休廊日: 火、水
HP: the-book-end.com
ウルス・フィッシャー「間違い探し Machigai Sagashi」
Mirror, 2026
Two Urs figures: Paraffin wax,
microcrystalline wax, pigment, stainless
steel, and wicks
Each: 86 7/8 x 35 x 24 3/8 inches
(220.6 x 88.8 x 61.9 cm)
Edition 1 of 2, with 1 AP FIS-0002
スイス出身の Urs Fischer (ウルス・フィッシャー) は、ユーモアと哲学的な問いを介在させ、既存の美術の枠組みへ問いかける現代アーティストである。そんな彼の日本初個展では、「間違い探し」の遊びに由来する展覧会タイトルのもと、時代を超える実存的なテーマに光を当てる。展示されるのは、蝋によって形作られ、やがて溶解していく作品や、ブロンズに鋳造され恒久的なものとして提示される作品。ハイカルチャーとキッチュ、永続性と一時性、精神と身体、真実と欺瞞といった二項対立を探求する制作を通して、その実践が既成概念を軽やかに裏切り、現代美術のジャンルをアップデートし続けてきた軌跡を紹介する。さらに本展は、ギャラリーの建築的構造を中心に構想されている。メインギャラリーと未完成の地下空間。その対比的な空間の関係に注目することで、鑑賞者は意識と無意識の深淵へと誘われることになるだろう。
会場: ファーガス・マカフリー東京
住所: 東京都港区北青山3-5-9 ファーガス・マカフリー東京
会期: 4月11日(土)〜7月4日(土)
時間: 11:00-19:00
休館日: 日、月、祝日
HP: fergusmccaffrey.com
「ロン・ミュエク」
Ron Mueck Mass
2016-2017
Collection: National Gallery of Victoria, Melbourne, Felton Bequest, 2018
Installation view:
Ron Mueck, National Museum of Modern and Contemporary Art, Seoul, 2025
Photo: Nam Kiyong
Photo courtesy: Fondation Cartier pour l’art contemporain, National Museum of Modern and
Contemporary Art, Korea
現代美術を代表する作家、Ron Mueck (ロン・ミュエク) による待望の個展が幕を開ける。森美術館とカルティエ現代美術財団の共催による本展は、初期作品から近作に至るまで、
会場: 森美術館
住所: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
会期: 4月29日(水)〜9月23日(水)
時間: 10:00-22:00 *火曜日は17:00まで *5月5日(火)、8月11日(火)、9月22日(火)は22:00まで
*最終時間は閉館時間の30分前まで
HP: www.mori.art.museum
ロバート・ロンゴ「Angels of the Maelstrom」
© 2026 Robert Longo/Artists Rights Society (ARS), New York.
アメリカ出身の現代アーティスト兼映画監督 Robert Long (ロバート・ロンゴ)。30年ぶりの日本でのソロエキシビション「Angels of the Maelstrom」では、日本とアメリカの文化的な影響と交流、そして両文化が同氏の作品に与えたインスピレーションを紐解いていく。展示のハイライトとなるのは、現代野球界の至宝、大谷翔平を描いたドローイング作品『Untitled (American Samurai)』。アメリカを代表するスポーツでの大谷の活躍を、両文化の交差を象徴するものとして位置付けた。そのほか、牙を剥き出しにした虎の印象的な肖像、葛飾北斎に触発された波頭、そして咲き誇る花々など自然界をテーマに据えた新作デッサンも見どころの一つ。さらに、20世紀のアメリカを代表するアイコン、John F. Kennedy (ジョン・F・ケネディ)、Elvis Presley (エルビス・プレスリー) も独自の視点で描き出されている。超写実的なモノクロームの木炭画として立ち現れる、国境を超えたアートピース。この文化の衝突が生み出す、圧倒的な視覚的インパクトをぜひ会場で体感してほしい。
会場: Pace 東京
住所: 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A1-2階
会期: 4月16日(木)〜6月17日(水)
時間: 11:00-20:00 *日は18:00〜20:00、
休廊日: 月
HP: www.pacegallery.com
アントン・レヴァ「NERVOUS」
ジョージアの新生アーティスト Anton Reva (アントン・レヴァ) による日本初個展。本展では、「圧力」をキーワードに2つのプロジェクト「NERVOUS」と「WATGT」を融合。情報が絶え間なく交錯する現代において、一つのことを深く見つめ、思考を持続させる力に及ぼす「プレッシャー」を、イマーシブな知覚体験へと昇華させている。全99点からなる「NERVOUS」シリーズは、知覚の脆さや内なる声、アイデンティティの探求の過程を描き出す。そして「NERVOUS」プロジェクトのサブコンテクストとして立ち現れる『What Are They Going Through (WATGT)』シリーズは、欲望や想像力、意思を築く力が弱体化し、静かで持続的な停滞へと移行していくプロセスを鮮烈に体現している。内的な精神状態を静かな対話によってアートへと変換する Anton Reva。彼が提示する、この極めて挑発的な知覚体験をぜひ味わってみてほしい。
会場: DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1F
会期: 4月25日(土)〜7月12日(日)
時間: 11:30-20:00
HP: www.diesel.co.jp
「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」
ルネ・マグリット《レディ・メイドの花束》
シュルレアリスム (超現実主義) とは、理性によって分断された世界を乗り越え、新しい現実を求めようとする芸術運動である。オブジェ、絵画、写真のほか、広告やファッション、インテリアなど日常にも拡大していった。本展では、社会全体に影響をもたらしたシュルレアリスムにフォーカスし、国内に所蔵されている多様な名品を一堂に会する。全6章の構成により、約100年にもわたる歴史、そして発展を辿りながら、衣服、家具にまで波及した新しいシュルレアリスム像を浮き彫りにする試みだ。Salvador Dalí (サルバドール・ダリ)、Max Ernst (マックス・エルンスト)、René Magritte (ルネ・マグリット) をはじめとする超現実主義を代表する作家たちの展示など、充実した内容となっている。芸術表現を超え、日常を変え、世界を変える無限の可能性に触れてみては。
会場: 東京オペラシティ アートギャラリー
住所: 東京都新宿区西新宿3丁目20−2
会期: 4月16日(木)〜6月24日(水) *前期 4月16日(木)〜5月17日(日)、後期 5月19日(火)〜6月24日(水)
時間: 11:00-19:00 *入場は18:30まで
休館日: 月曜日 *5月4日(月)、5月7日(木)
入場料: 一般 ¥1,800 (¥1,600)/大・高生 ¥1,100 (¥900)/中学生以下無料
HP: www.operacity.jp
「ととのう」
ⒸATELIER MUJI
ATELIER MUJI GINZA での「ととのう」展では、「空間とくらし」「心と身体」「人それぞれ」の3つの視点から、さまざまな「ととのう」のあり方を、展示と体験を通じて紹介する。情報やモノが溢れる、心身ともに多忙な現代社会のなかで本展が提示するのは、「必要十分に近づける行為や姿勢・状態」だ。無印良品が目指してきた「感じ良いくらしと社会」とも響き合うこの考え方を背景に、会場では3つのセクションごとに異なるアプローチを展開していく。「空間とくらし」セクションでは、「見立て」をテーマに、無印良品のプロダクトによって構成された茶室が立ち現れる。「心と身体」セクションでは、五感を通して、自分自身の「ととのう」ヒントを探る体験、そして「人それぞれ」セクションでは建築家であり漫画家の座二郎とインテリアショップ IDÉE (イデー) ディレクター、大島忠智ほか18組によるテーマに沿ったインタビューが、パネル形式で会場に並ぶ。実際に触れて、体験することで見出す自分自身の「ととのい」は、暮らしの新しい地平を切り開いてくれるはず。
会場: ATELIER MUJI GINZA
住所: 東京都中央区銀座3丁目3−5 無印良品 銀座 6F
会期: 3月20日(金)〜5月31日(日)
時間: 11:00-21:00
HP: atelier.muji.com
森山大道「ANOTHER COUNTRY IN NEW YORK」
©︎Daido Moriyama Photo Foudation, courtesy of Akio Nagasawa Gallery
世界的写真家・森山大道の個展「ANOTHER COUNTRY IN NEW YORK」は、1974年の「森山大道プリンティングショー」
会場: Akio Nagasawa Gallery Ginza
住所: 東京都中央区銀座4-9-5 銀昭ビル6F
会期: 4月8日(水)〜5月30日(土)
時間: 11:00-19:00 *土曜 13:00-14:00 CLOSED
休廊日: 日、月、祝 *4月29日(水)〜5月6日(水)は休廊
HP: www.akionagasawa.com
「TOPコレクション Don’t think. Feel.」
川内倫子《M/E》2022 年 2 チャンネル・ヴィデオ
東京都写真美術館蔵
「TOPコレクション」展は、東京都写真美術館で所蔵する約39,000点のコレクションから注目作品をさまざまな切り口で紹介するエキシビションだ。AI 時代における「感触」をキーワードに、短編小説のような5つのセクションで構成。世界中で愛されたアクションスター、Bruce Lee (ブルース・リー) の言葉「Don’t think. Feel. (考えるな、感じろ。)」を主題に据えた第1室を出発点に、第2室「家族写真の歴史民俗学」、第3室「川内倫子〈Illuminance〉」、第4室「記憶の部屋」、第5室「イメージの奥にひそむもの」へ。「感じること」を根底に、各テーマにあった珠玉の作品群を紹介していく。今や私たちの生活に不可欠な存在になりつつある AI。そしてこの時代に本展が問うのは、「感じること」の重要性について。実際にものに触れ、人間ならではの感覚に思考を巡らせてみては。
会場: 東京都写真美術館
住所: 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 4月2日(木)〜6月21日(日)
時間: 10:00-18:00 *木・金は20:00まで ※入館は閉館30分前まで
休館日: 月 *月曜日が祝日の場合は開館、翌平日は休館。ただし5月4日(月祝)は開館。5月7日(木)は休館
観覧料: 一般 ¥700円 (¥560)、学生 ¥560 (¥440)、高校生・65歳以上 ¥350 (¥280) *( ) は有料入場者20名以上の団体、当館映画鑑賞券提示者、各種カード等会員割引料金
*中学生以下及び障害者手帳をお持ちの方とその介護者 (2名まで) 無料*第3水曜日は65歳以上無料
*4月2日(木)〜4月5日(日)は、「ウエルカムユース2026」キャンペーンで18歳以下無料
HP: topmuseum.jp
クリスチャン・マークレー「LISTENING」
Concentric Listening (Red and Blue), 2024
Christian Marclay (クリスチャン・マークレー) は、アメリカ出身の作曲家であり視覚芸術家。レコードとターンテーブルを用いた演奏表現のパイオニアとして知られている。ギャラリー小柳での4回目の個展となるエキシビションでは、2021年の「Voices」展に続き、Marclay のオリジナル・コラージュ作品により構成。会場を彩るのは、新作シリーズ「Concentric Listening」と「Eccentric Listening」、そして代名詞ともいえるレコードジャケットをコラージュした「Oculi」の最新作。そして主題に据えられたのは、「LISTENING」という聴く行為そのもの。目に見えないサウンドを、鮮やかな物理的イメージへと昇華させる試みだ。1986年の初来日から40年。この記念すべき節目の年に開催される本展を通じて、サウンド・アーティストが辿り着いた現在地をその目で確かめてみて。
会場: ギャラリー小柳
住所: 東京都中央区銀座1-7-5 銀座小柳ビル9F
会期: 4月4日(土)〜6月30日(火)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 日・月・祝日
HP: gallerykoyanagi.com
「W. ユージン・スミスとニューヨーク ロフトの時代」
W. ユージン・スミス〈私の窓から時々見ると…〉より 1957-59 年頃 東京都写真美術館蔵
©2026 The Heirs of W. Eugene Smith
20世紀のドキュメンタリー写真を代表するアメリカのフォト・ジャーナリスト William Eugene Smith (ウィリアム・ユージン・スミス)。本展は、1957年から10年以上にわたりニューヨーク・マンハッタンのアパート、通称「ロフト」で過ごした時期に焦点を当てた、国内最大規模の個展となる。時代を担う多彩な芸術家が集う場であったマンハッタン。この地で Smith は名だたるジャズミュージシャンたちのジャム・セッションや交流の様子、そして窓の外に広がる街並みをジャーナリズムの枠を超え、アーティスティックに切り取っていた。会場では「ロフトの時代」を中心に、その前後の活動も深く掘り下げていく。報道写真家としてだけでなく、一人の芸術家としての真髄に触れる本展。同氏が確立したジャーナリズムとアートのシナジーを体感できるまたとない機会だ。
会場: 東京都写真美術館 2階展示室
住所: 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 3月17日(火)〜6月7日(日)
時間: 10:00-18:00 *木、金は20:00まで
休館日: 月、5月7日(木) *5月4日(月)は開館
観覧料: 一般 ¥700 (¥560)、学生 ¥560 (¥440)、高校生・65歳以上 ¥350 (¥280) *( ) は有料入場者20名以上の団体、映画鑑賞券提示者、各種カード会員割引料金
*中学生以下及び障害者手帳をお持ちの方とその介護者 (2名まで) 無料
*第3水曜日は65歳以上無料
*3月17日(火)〜4月5日(日)は、「ウエルカムユース2026」キャンペーンで18歳以下無料
HP: topmuseum.jp
「加守田章二と IM MEN」
IM MEN (アイム メン) の2026年春夏コレクション「DANCING TEXTURE」の着想源となったのは、日本の陶芸家・加守田章二 (1933-1983) の作品。本展では、最新コレクションを象徴するオリジナルテキスタイルで仕立てられたピースとともに、加守田の挑戦的かつ独自の造形美を放つ陶芸作品をあわせて紹介。さらに同氏にゆかりの土地や人々の記録、ブランドのコレクション製作の工程を綴った映像作品も上映される。時代・文化を超え、陶器を一枚の布に写し取って生まれた、新たな衣服表現。そして偉大な陶芸家のものづくりと、芸術に惹かれる人々のつながり。コレクションが立ち上がるまでの軌跡とともに、その無限の可能性をぜひ会場で体感してほしい。
会場: 京都国立近代美術館 1階ロビー
住所: 京都府京都市左京区岡崎円勝寺26-1
会期: 3月28日(土)〜6月21日(日)
時間: 10:00-18:00 *金曜日は20:00まで開館 (入館は閉館の30分前まで)
観覧料: 一般 ¥430、大学生 ¥130
HP: www.momak.go.jp
佐内正史「雷写」
静岡県静岡市生まれの写真家・佐内正史。1997年に写真集『生きている』でデビューし、第28回木村伊兵衛写真賞をはじめとした数々の賞を受賞した経歴をもつ。本展では、佐内が2025年夏から冬にかけて岡本太郎記念館で撮影した写真が紹介される。芸術家・岡本太郎が死の間際に描いた絶筆「雷人」(1995年)。この作品に釘付けにされた同氏は、自らの撮影原理を「雷写」と銘打ち、岡本太郎の作品世界へと深く没入していったという。展示作品の大半を撮り下ろし、自身のレーベルから写真集を刊行するほど、岡本太郎へ熱量を注ぎ込んだ佐内。時代を超えて対峙するふたりのアーティストの相貌を、その目で目撃してほしい。
会場: 岡本太郎記念館
住所: 東京都港区南青山6丁目1−19
会期: 3月14日(土)〜7月12日(日)
時間: 10:00-18:00
休館日: 火
HP: taro-okamoto.or.jp
リナ・バネルジー「“You made me leave home...」
エスパス ルイ・ヴィトン20周年、そしてファンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs (壁を超えて)」プログラム10周年を記念して、南アジア系ディアスポラのアーティスト Rina Banerjee (リナ・バネルジー) による個展「“You made me leave home…」が開催。テーマとなったのは、作家が30年近くに及ぶ創作活動を通じて、探求し続けてきた地球規模の移動と植民地主義の遺産について。このコンセプトのもと、インスタレーションから彫刻、最新のドローイングに至るまで、自身の作品群から厳選した19点の作品を展開する。日本で初めて大規模に紹介される彼女のアートピース。国境という壁を超え、多層的な物語を紡ぎ出す Banerjee のクリエイションをその肌で体感してみてほしい。
会場: エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所: 東京都渋谷区神宮前5-7-5 表参道ビル 7F
会期: 3月19日(木)〜9月13日(日)
時間: 12:00-20:00
休館日: ルイ・ヴィトン表参道店に準ずる
入場料: 無料 *会場内の混雑防止のため、入場待ちの可能性あり
HP: jp.louisvuitton.com
空山基「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」
世界的なイラストレーター兼現代アーティスト・空山基による過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」。1978年から取り組む「セクシーロボット」シリーズで世界的に知られている。本展では、同氏が最初に描いたロボット作品や、恐竜、ユニコーンなど幅広くロボット造形を追求した最新のキャンバス作品、デザインを手掛けた AIBO (アイボ) の原画のほか、Aerosmith (エアロスミス) のアルバムジャケットとして採用された代表作、最新の彫刻作品、新作の映像インスタレーションも紹介される。空山基が半世紀にわたり追い求めてきた、光・透明・反射という表現の美学。そして、1970年代後半から現代までの芸術的進化と創作の歩み。空山基のキャリアを圧倒的なスケールで体感できるこの機会を見逃す手はない。
会場: CREATIVE MUSEUM TOKYO
住所: 東京都中央区京橋1丁目7−1 TODA BUILDING 6階
会期: 3月14日(土)〜5月31日(火)
時間: 10:00-18:00
休館日: なし
入場料: 当日券一般 ¥2,500、学生 (大学) ¥1800、学生 (高校) ¥1,500、こども (小中学生) ¥1,000/前売り券一般 ¥2,300、学生 (大学) ¥1,600、学生 (高校) ¥1,300、こども (小中学生) ¥800
HP: sorayama2026.jp
アンドリウス・アルチュニアン「Obol」
Andrius Arutiunian | Below (For the Ones That Murmur) | 2024
Courtesy of the artist | Photo by Dat Bolwerck, Zutphen
アルメニアとリトアニアにルーツを持つアーティストであり、作曲家としても活動する Andrius Arutiunian (アンドリウス・アルチュニアン)。日本初となる個展「Obol」は、オルタナティブ・スペース「The 5th Floor (ザ・フィフス・フロア)」のディレクター・岩田智哉をゲスト・キュレーターに迎え、構成された。かつて神聖とされていながら、現代では世俗的用途に転用されている石油由来の物質「瀝青」。この素材を着想源に、古代宗教から語り継がれる神話へオマージュを捧げ、制作された最新の作品群が公開される。彼が創出する冥界を思わせるダークな空間に交わるのは立体的なサウンドレイヤー。儚くも瞑想的な世界観は、鑑賞者をまだ見ぬ未知の世界に連れ出してくれるはず。
会場: 銀座メゾンエルメス ル・フォーラム 8・9階
住所: 東京都中央区銀座5-4-1
会期: 2月20日(金)~5月31日(日)
時間: 11:00-19:00 *入場は18:30まで
休館日: 水
HP: www.hermes.com
「SPRING わきあがる鼓動」
大巻伸嗣《Liminal Air Space-Time》2015年、
展示風景:「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」森美術館 ©Shinji Ohmaki Studio
本展は、ポーラ美術館の開館以来はじめて「箱根」という土地そのものに焦点を当て、アーティストの創造力を呼び覚ます芸術の街の魅力を紐解くエキシビション。箱根町立郷土資料館が収蔵する貴重な浮世絵コレクションや町指定重要文化財の絵画を皮切りに、箱根をはじめとした東海道の風景を着想にしたアート表現を、江戸時代から現代に至るまで横断的に紹介する。大巻伸嗣による、箱根の自然と共鳴するスケールの巨大インスタレーションや、杉本博司といった世界的に活躍する現代美術作家の作品、陶芸家・小川待子の新作など、約120点もの作品が一堂に会す。さらに、同美術館の西洋近代絵画コレクションより、印象派の代表格 Oscar-Claude Monet (オスカル=クロード・モネ)、20世紀美術に大きな影響を与えた Vincent Willem van Gogh (フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ) の作品のほか、フランスの画家 Henri Rousseau (アンリ・ルソー) の油彩画4点などが紹介される。箱根に力強くわきあがる鼓動とともに、時代を超えて豊かに躍動するアートをぜひ肌で感じてみて。
会場: ポーラ美術館
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 小塚山1285
会期: 12月13日(土)~2026年5月31日(日)
時間: 9:00-17:00
HP: www.polamuseum.or.jp











