今週のTFP的おすすめ展覧会
開催中のTFP的
おすすめ展覧会
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。
今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
村松 朋広「その炎に触れてみることにした」
無意識に宿る情景や内面に潜む情念を手がかりに、日本画と油絵の両手法を用いながら、時間の重なりや存在の相互性、死生観を探求してきた村松朋広。本展では、感覚や記憶のあわいを行き来する日本画9点と油絵8点を展示。か弱くも激しく燃えたぎる炎のような作品群は、鑑賞者を自己の内面と向き合う時間へと誘っていく。会場となる「鎌倉 緑青」は、2023年に村松朋広と花人の井上揚平が構えた、野山の花を扱う店舗とスタジオを併設する空間。本展では普段は公開されていないスタジオが展示会場として開放され、井上揚平による花のしつらえが作品に寄り添う。制作の息遣いが残る特別な空間で、作品とその内に秘められた世界を体感してみてほしい。
会場: 鎌倉 緑青
住所: 神奈川県鎌倉市坂ノ下 9-15
会期: 7月4日(土)〜7月21日(火)
時間: 12:00-18:00
定休日: 水、木
HP: greenblue-studio.com
ヴァレリー・ユーウェン・シェイ「Oh Boy!」
台北出身、東京を拠点に活動する写真家 Valerie Yuwen Hsieh (ヴァレリー・ユーウェン・シェイ) による東京初個展。長年にわたり女性を撮影し、「女性であること」を探求してきた彼女が、本展では初めて男性性へとレンズを向ける。展示は「Archive」「New Work」「Partnership」の3章で構成され、男性性について結論を示すのではなく、「男性であるとはどういうことか」を問い続けるプロセスを通して、「女性であること」をあらためて見つめ直す試みとなっている。展示作品を使用したグッズや、本展にあわせて制作されたリトルプレス『into the blue』も販売予定。ひとつの問いから広がる、新たな視点に出会える展示となっている。
会場: Kiyoyuki Kuwabara AG
住所: 東京千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル405 桑原会計事務所内
会期: 6月24日(水)〜7月11日(土)
時間: 15:00〜21:00
HP: kkag.jp
「Reset. トーマス・ルフ以後のデュッセルドルフの写真」
© Thomas Ruff, Substrat 10 1, 2002
Thomas Ruff (トーマス・ルフ) のもとで学んだ日独アーティストたちの作品を紹介するグループ展。Bernd & Hilla Becher (ベルント&ヒラ・ベッヒャー) の後を継ぎ、デュッセルドルフ美術アカデミーの写真クラスを受け継いだ Ruff。その2000年代初頭は、デジタル技術の進展や画像の爆発的な流通を背景に、写真やイメージをめぐる価値観が大きく変化し始めた転換期でもあった。本展では、写真というメディアそのものを問い続ける Ruff をはじめ、空間知覚の再定義を試みる大島成己、インターネット黎明期からデジタル技術を取り入れ、現代における自己の所在を探究する土屋紳一、写真をはじめ彫刻やインスタレーションを横断しながら、複製や記憶、文化翻訳をテーマに制作する Anne Pöhlmann (アンネ・ペールマン) らが参加。写真を単なる記録ではなく、知覚や認識を問い直すメディアとして捉える本展へ、ぜひ足を運んでみて。
会場: ゲーテ・インスティトゥート東京 2階 ギャラリー
住所: 東京都港区赤坂7-5-56
会期: 6月13日(土)〜7月19日(日)
時間: 14:00-20:00 *土日は18:30閉館。
休廊日: 月
HP: goethe.de/ins
「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」
ルーシー・リー《青釉鉢》 1980年頃
井内コレクション(国立工芸館寄託)
撮影:品野 塁
20世紀を代表するイギリスの陶芸家、Lucie Rie (ルーシー・リー) の約10年ぶりとなる国内回顧展。オーストリア・ウィーンに生まれた Lucie Rie は、ろくろを用いた制作に魅了され陶芸の道へ進み、1938年にイギリス・ロンドンへ亡命後も制作を続けた。ろくろによる優美なフォルムや、象嵌や掻き落としといった装飾技法、釉薬が織りなす豊かな色彩を特徴とする作品を手がけ、東西の美意識を取り込みながら唯一無二の造形世界を確立した。本展では、国立工芸館に寄託されている井内コレクションをはじめとする代表作を展示。また、建築家・デザイナーの Josef Hoffmann (ヨーゼフ・ホフマン) や、イギリス陶芸の礎を築いた Bernard Leach (バーナード・リーチ)、現代陶芸を代表する Hans Coper (ハンス・コパー)、民藝運動を牽引した濱田庄司など、Lucie Rie と交流を重ねた作家たちの作品もあわせて紹介する。彼女が出会った人々や文化、時代背景をたどりながら、その創作の源泉と作品に息づく美学を紐解いてみては。
会場: 東京都庭園美術館
住所: 東京都港区白金台5-21-9
会期: 7月4日(土)〜9月13日(日)
時間: 10:00-18:00 *8月7日、14日、21日、28日(金)は21:00まで開館。
休館日: 月 *7月20日(月)は開館、7月21日(火)は休館
入場料: 一般 ¥1,400(¥1,120)、大学生 ¥1,120円 (¥890)、高校生・65歳以上 ¥700 (¥560) *()内は団体料金
HP: teien-art-museum.ne.jp
うつゆみこ「The Neverending Zine Days」
1995年に写真を始めて以来、31年経った今もなお、思い付いたアイデアを写真という表現へと形にし続ける、うつゆみこ。本展では、初期のアルバムや公募展に応募したブック、2冊の写真集をはじめ、2019年から制作する約50種類の ZINE、ダミーブックなどを一堂に展示する。身近なモチーフや日常を、独特の色彩感覚とユーモアを交えて写し出す作品で知られる彼女。本展では、完成された作品だけでなく、その制作過程にあるアルバムや ZINE、ダミーブックも公開し、一つひとつの作品へと至る試行錯誤や、長年にわたる制作の実践にも光を当てる。作品と制作のプロセスを行き来しながら、うつゆみこの尽きることのない創作の源泉を感じてみてほしい。
会場: flotsam books
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7
会期: 7月2日(木)〜7月14日(火)
時間: 14:00-20:00
定休日: 水
HP: flotsambooks.com
大野真人「Karyolysis」
アジア各地で出会った生物を継続的に撮影し、人間と他の種との関係性を探究してきた写真家、大野真人。2026年4月に刊行された写真集『Karyolysis』を起点に、収録作品やそれに連なる作品群を展示する。タイトルの「Karyolysis」は、細胞核が溶解し、やがて不可視へと消えていく生物学的現象を意味する言葉。作品集では、生きた生命体を被写体に、生命がやがて消失へと向かう時間に着目。流動し続ける生命と、それを一時的に像として留める写真との緊張関係を描き出した。未発表作品の展示に加え、新作写真集『Cell metamorphose』の先行販売も実施。大野の視点を通して、生物の存在を新たな角度から見つめてみては。
会場: ATELIER
住所: 東京都渋谷区代々木4-28-8 代々木村田マンション503号室
会期: 7月10日(金)〜7月13日(月)
時間: 13:00〜19:00
HP: books-atelier.com
「In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026」
ソー・ソウエン《The Egg》(2022)
国内外で活躍する16組のアーティストが参加する上映イベント「In-dividual Theater: BUG Screen Week 2026」。会期中は日替わりで作品が上映され、上映後にはアーティストトークやパフォーマンスも開催される。福岡を拠点に、身体性や親密性を手がかりに人間の本質へと迫る映像やパフォーマンスを手がける Soh Souen (ソー・ソウエン) をはじめ、個人の記憶とコミュニティの関係性を映像インスタレーションを通して探究する石原海、自身と他者、自然と文化、身体と環境の関係性を探究し、近年は食文化にも着目した作品を発表する永田康祐らが参加。映像を起点に、それぞれの実践や思考に触れてみて。
会場: BUG
住所: 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウ サウスタワー 1F
会期: 7月3日(金)〜7月12日(日)
時間: 公式サイトの上映タイムスケジュールよりご確認ください。
HP: bug.art
「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~」
《スペキュラー》
2021年
本展のための展示スケッチ
映像インスタレーションやプロジェクションマッピングの先駆者として知られる Tony Oursler (トニー・アウスラー)。1980年代以降のニューヨークで、音楽とアートが交差するカルチャーシーンを背景に、Mike Kelley (マイク・ケリー) や Kim Gordon (キム・ゴードン) らアーティストやミュージシャンとのコラボレーションを重ねながら、映像や彫刻、音を融合させた独自の世界観を築いてきた。本展では、『プライベート』をはじめ、『計り知れないもの』など代表作から最新作まで約50点を展観。大型新作『キメラ』や、David Bowie (デヴィッド・ボウイ) との共作『空 (くう)』を世界初公開するほか、約3,000点の収集資料の一部も展示する。ポップカルチャーやサブカルチャーから科学、陰謀論、宗教、超常現象まで、あらゆる領域を横断しながら、現代社会に潜む「見えないもの」への欲望や不安を映し出す世界に触れてみてほしい。
会場: TOKYO NODE GALLERY A/B/C
住所: 東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F
会期: 7月3日(金)〜9月27日(日)
時間: 10:00-19:00 (金・土曜日は20:00まで) *入場は閉館の30分前まで。*開館時間は変更になる場合があります。
入場料: 一般 ¥2,400、大学生・専門学校生 ¥1,400、中学生・高校生 ¥800
HP: tokyonode.jp/events/tony-oursler/index.html
「TOPコレクション 明日の食卓」
潮田登久子《東京都目黒区》〈冷蔵庫〉より 1986年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
「食」をテーマに、
会場: 東京都写真美術館 3階展示室
住所: 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 7月2日(木)〜9月21日(月・祝)
時間: 10:00-18:00 *木・金曜日は 20:00 まで。なお8月6日(木)〜8月28日(金)の木・金曜日は、夜間特別開館のため21:00まで開館。
休館日: 月 *月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日は休館
入場料: 一般 ¥700 (¥560)、学生 ¥560 (¥440)、高校生・65 歳以上 ¥350 (¥280) *()は有料入場者20名以上の団体料金
HP: topmuseum.jp
「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」
片山真理 《study for caryatid #001》 2023年 ©Mari Katayama, Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery and Galerie Suzanne Tarasieve, Paris, Mari Katayama Studio.
1950年代から現代まで、日本の女性写真家たちの歩みを辿る大規模展。ヨーロッパで注目を集めた世界巡回展が、日本限定の内容を加えて渋谷に上陸する。本展では、欧米巡回展に参加したヒロミックスや野口里佳ら26名に加え、今井壽惠、岩根愛、藤岡亜弥、米田知子の4名の作家が新たに参加。総勢30名による約200点の作品を通して、記憶や身体、日常、ジェンダーなど、多様なテーマに向けられたまなざしを紹介する。さらに、小松浩子や多和田有希らによるインスタレーション、澤田知子による観客参加型作品「OMIAI♡」、川内倫子や蜷川実花による映像プロジェクションなど、写真表現の可能性を広げる展示も見どころ。世代も作風も異なる作品を通して、彼女たちが切り拓いてきた写真の軌跡を辿ってみては。
会場: ヒカリエホール
住所: 東京都渋谷区渋谷2丁目21-1 渋谷ヒカリエ9F
会期: 7月4日(土)〜8月26日(水)
時間: 10:00-19:00
HP: bunkamura.co.jp
「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」
坂本龍一のピアノ演奏を、複合現実 (MR) 技術によって三次元空間に再構築した没入型インスタレーション『KAGAMI』。坂本龍一と Todd Eckert (トッド・エッカート) 率いるクリエイティブ・スタジオ Tin Drum (ティン・ドラム) が、坂本の晩年4年間をかけて共同制作した本作が、世界各地での巡回を経て待望の日本上陸を果たす。来場者は透過型ヘッドセットを装着し、精緻に再現された坂本龍一の演奏を、現実では叶わないほど近い距離で体感。Tin Drum による幻想的な3D ビジュアルに加え、映像や写真、テキスト、坂本自身が調香した香りが空間全体を包み込み、視覚や聴覚だけでなく五感に訴えかける体験へと誘う。テクノロジーを通して坂本龍一の音楽と新たなかたちで出会える、特別な機会をお見逃しなく。
会場: VS.
住所: 大阪府大阪市北区大深町6-86 グラングリーン大阪 うめきた公園 ノースパーク VS.
会期: 6月27日(土)〜10月12日(祝・月)
時間: 10:00-20:00 (日時指定制)
休館日: 月
HP: sakamoto-kagami.com
マーク・ボスウィック「Something Out of Nothing Into Everything」
光漏れや鮮やかな色彩、独特なピントのずれによる夢幻的なイメージで、ファッションフォトの表現を更新してきたイギリス人写真家 Mark Borthwick (マーク・ボスウィック) による特別展示。HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE (オム プリッセ イッセイ ミヤケ) の2026/27年秋冬シーズン「In a New Light」を着想源に、プリーツの衣服を被写体とした写真作品と映像作品を発表する。光がプリーツに当たることで生まれる凹凸や、人が纏うことで浮かび上がる立体的なフォルム、風に揺れるドレープの繊細な表情を、Mark Borthwick ならではの鋭い感性で捉えた作品群が並ぶ。光によって刻々と表情を変える衣服と、写真や映像が響き合う展示を通して、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE が追求するものづくりと、Mark Borthwick の幻想的な世界観が織りなす空間に、ぜひ足を運んでみて。
会場: ISSEY MIYAKE GINZA |CUBE
住所: 東京都中央区銀座4-4-5
会期: 7月1日(水)〜7月28日(火)
時間: 11:00-20:00
HP: isseymiyake.com
奈良美智キュレーション展「地層の胎動」
桑田卓郎 Takuro Kuwata
Untitled, 2024
大きな瞳の子どもをモチーフにした作品で世界的な評価を受ける現代美術家・奈良美智がキュレーションを手がける展覧会「地層の胎動」。自身も陶芸作品を制作する奈良は、「ひとつ作品が置かれるだけで、その周りの空気までも立ち上がってくるような作家」として、植松永次、桑田卓郎、坂本紬野子、安永正臣の4名を選出した。奈良は、完成された技巧や美しさではなく、土と火、時間、偶然が刻む痕跡や、素材と向き合う身体性に着目。植松永次と安永正臣には地層のような存在感を、坂本紬野子には集合体が生む不完全さと躍動感を、桑田卓郎には豊かな表層表現の魅力を見いだした。奈良ならではの繊細なまなざしを通して選ばれた作品群から、静かな温もりと確かな生命力を宿す陶芸表現の奥深い魅力に触れてみて。
会場: KOSAKU KANECHIKA
住所: 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA ART COMPLEX I 5F
会期: 6月27日(土)〜8月8日(土)
時間: 11:00-18:00
休廊日: 日、月、祝
HP: kosakukanechika.com
ウィリアム・モンク「Noon Day Night」
William Monk
Sol Increased (son of nowhere) III,
2021-2026
イギリス出身のアーティスト、William Monk (ウィリアム・モンク) による日本初個展。クラシック映画やサイケデリック・ロック、自身の記憶や無意識に蓄積されたイメージをもとに、現実と幻想の狭間を思わせる半抽象的な絵画を制作する William Monk。本展では、境界性や形而上学的なテーマを探求するシリーズより、新作および近作を紹介する。展示作品には、異なる世界をつなぐ存在として繰り返し描かれる「番人」や、煙、柱、岩山などのモチーフが登場。死と再生や彼岸を想起させる幻想的な風景を描き出し、見る者を現実と精神世界が交錯する空間へと誘っていく。幾重にも薄く絵具を重ねて生み出される鮮やかな色彩の奥に静けさが漂う、William Monk ならではの神秘的な絵画世界に浸ってみては。
会場: Pace ギャラリー
住所: 東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 1-2 階
会期: 6月30日(火)〜8月16日(日)
時間: 11:00-20:00 *日は18:00-20:00、火〜土は19:00-20:00のみアポイントメント制
休廊日: 月
HP: pacegallery.com
ピート・ヘイン・イーク「with the maximum respect for the materials」
スクラップ材木や工場廃棄物などに新たな価値を見いだし、独創的な家具を生み出し続けるオランダ人デザイナー、Piet Hein Eek (ピート・ヘイン・イーク) のエキシビション。素材そのものへの興味から制作を始める彼は、廃材が刻んできた時間や不完全さまでも個性として受け止め、その色や風合いを生かしながら、温もりあふれる作品へと昇華させる。本展では、創作の原点となったスクラップウッドのキャビネットをはじめ、日本で初披露となる新作や、約35年前に制作された世界に10台のみ現存する初期の食器棚を展示。さらに、インテリアスタイリスト・作原文子が、「時間」「素材」「人の気配」をテーマに手がけた空間スタイリングも見どころに。素材が歩んできた時間に敬意を払い、不完全ささえも魅力として肯定する Piet Hein Eek の眼差しに触れながら、暮らしとデザインの新たな関係性を見つめてみて。
会場: CIBONE
住所: 東京都渋⾕区神宮前 5-10-1 GYRE B1F
会期: 6月19日(金)〜7月19日(日)
時間: 11:00-20:00
HP: cibone.com
リンダー・スターリング「LINDER: GODDESS OF THE MIND」
イギリスを代表する現代アーティスト、Linder Sterling (リンダー・スターリング) による日本初個展。1970年代の英国パンクシーンから登場した彼女は、写真やフォトモンタージュを用い、女性の身体や欲望、社会におけるイメージのあり方を問い続けてきた。本展では、初期作品から最新作まで50年以上にわたる創作の軌跡を辿る作品群を紹介し、今回のために制作された新作6点も披露する。成人向けグラビア誌の女性像を再構築した初期シリーズ「Pretty Girls」や、45点のポートレートに口紅を引いた口元を重ねた「The Principle of Totality」など、シュルレアリズムからの影響を感じさせる独自のビジュアル言語が光る作品が並ぶ。時代を超えて美やジェンダーの概念を揺さぶる、Linder Sterling の表現世界を体感してみては。
会場: シャネル・ネクサス・ホール
住所: 中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F
会期: 6月25日(木)〜8月16日(日)
時間: 11:00-19:00 *6/25は16:30閉館。
HP: nexushall.chanel.com/program/2026/linder
「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」
日本のファッションおよび表現文化を牽引してきたデザイナー、コシノヒロコの創作を同時代的な視座から捉え直す展覧会。半世紀を超えるキャリアの中で生み出されたコレクション作品約200点と、絵画作品約130点を中心に紹介する。本展は、「原体験と想像力 -コシノヒロコの世界」「交錯する美学 -コシノヒロコと日本的モダニティ」「コラボレーション -群像」「テキスタイルへの情熱 -創作の核心」「絵描き少女と子どもたち -未来への恩返し」の5つのチャプターで構成。田中一光や石岡瑛子、倉俣史朗ら同時代の表現者たちの作品とともにコシノの創作を辿るほか、フランスを拠点とする現代アーティスト、Mathilde Denize (マティルド・ドゥニーズ) とのコラボレーション作品も展示される。ファッションの枠を超え、絵画や舞台芸術など多彩な領域を横断してきたコシノヒロコの創作世界を、新たな視点から見つめ直してみては。
会場: 東京都現代美術館 企画展⽰室 B2F
住所: 東京都江東区三好 4-1-1 (⽊場公園内)
会期: 5月26日(火)〜7月26日(日)
時間: 10:00-18:00
休館日: ⽉、7⽉21⽇(⽕) *7⽉20⽇は開館。
入場料: ⼀般 ¥2,200、⼤学⽣/専⾨学校⽣/65 歳以上 ¥1,500、中⾼校⽣ ¥800、ツインチケット(⼀般2枚) ¥4,000、⼩学⽣以下 無料
HP: hirokokoshino.com/unknown
五木田智央「Lush Life」
Tomoo Gokita, “Exhibitionist”, 2026, oil on linen, 181.8 x 227.5
cm © Tomoo Gokita. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji
Takahashi
東京を拠点に活動するアーティスト、五木田智央による個展「Lush Life」。タイトルは Billy Strayhorn (ビリー・ストレイホーン) が作曲し、John Coltrane (ジョン・コルトレーン) のアルバムタイトルにもなったジャズのスタンダードナンバーに由来している。本展では、これまで木炭やアクリルガッシュ、パステルなどを用いて独自の表現を追求してきた五木田が、昨年より再び取り組み始めた油彩作品を初公開。ダークな色調と豊かな陰影の中、デフォルメされた人物や日常のモチーフ、幻想的な風景などを描いた新作を展示する。シュールでどこか不穏な空気をまといながらも、独特のユーモアや人間の根源的なエネルギーを感じさせる五木田の絵画世界をぜひ体感してみてほしい。
会場: (1)タカ・イシイギャラリー 六本木
(2)タカ・イシイギャラリー 京橋
住所: (1)東京都港区六本木 6-5-24 complex665 3F
(2)東京都中央区京橋 1-7-1 TODA BUILDING 3F
会期: 6月27日(土)〜7月25日(土)
時間: (1)12:00-19:00
(2)11:00-19:00
休廊日: 日、⽉、祝
HP: takaishiigallery.com/jp
イタサカヨシエ「Infinity Complex Landscape」
写真家・板坂佳枝による写真集『Infinity Complex Landscape』の刊行を記念したもの。本展では、2025年にドイツの出版社 KEHRER Verlag (ケーラー) より刊行された同名写真集を軸に構成。2014年のウクライナ危機以降、5年以上にわたりウクライナ各地を旅した板坂が、戦争や歴史、国家神話の狭間で揺れる土地と人々の姿を記録した作品群を紹介する。マスメディアによって形成された固定的なイメージを超え、複雑な歴史を抱える「Land in Between」の現実を、日本人の視点から見つめ直す試みだ。会期中には、写真家の畠山直哉、津田直を迎えたトークイベントも開催 (詳細は POST の HP をチェック)。また、同写真集を刊行したドイツの出版社 KEHRER Verlag の特集展示もあわせて展開される。
会場: POST
住所: 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2026年6月26日(金)〜2026年7月26日(日)
時間: 11:00-19:00
休業日: 月
HP: post-books.info
「絶滅写真 杉本博司」
杉本博司 《ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ》 1999年 ゼラチン・シルバー・プリント 149.2×119.4cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi
現代美術作家、杉本博司の写真表現に迫る展覧会「杉本博司 絶滅写真」。写真をはじめ、建築、舞台芸術、書、陶芸など多岐にわたる分野で活動してきた杉本。彼の創作の原点である銀塩写真に焦点を当てる本展は、国内美術館では約20年ぶりとなる写真作品で構成された個展となる。会場では、「時間・光・記憶」「観念の形」「絶滅写真」の3章構成で、1970年代後半の初期作品から近作まで全13シリーズ、約60点を展示。デビュー作〈ジオラマ〉や代表作〈海景〉をはじめ、〈スタイアライズド・スカルプチャー〉、〈Opticks〉の初公開作品を通して、半世紀にわたり写真というメディアの可能性を探究してきた杉本の作品世界を辿る。さらに、所蔵品ギャラリー3階にて当館所蔵作品全点とともに、制作工程を記録した未公開資料『スギモトノート』も公開。”絶滅”へと向かう銀塩写真を通して、写真の本質を問い続ける杉本博司の表現に触れてみては。
会場: 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
住所: 東京都千代田区北の丸公園3-1
会期: 6月16日(火)〜9月13日(日)
時間: 10:00-17:00 *金・土は20:00まで。
休館日: 月 *7月20日は開館、7月21日(火)は休館
入場料: 一般 ¥2,300 (2,100)、大学生 ¥1,200 (1,000)、高校生 ¥700(500) *( )内は20名以上の団体料金
HP: art.nikkei.com/sugimoto
「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」
Pablo Picasso (パブロ・ピカソ) の作品にインスピレーションを得て、デザイナーの Paul Smith (ポール・スミス) が会場デザインを手がけた展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」。2023年にパリで開催された Picasso の没後50周年を記念した特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」を基に世界各地を巡る本展では、新たな表現を探究し続けた Picasso の作品群と、Paul Smith ならではの遊び心あふれる視点が交錯。ポップな色彩と自由な発想に包まれた空間が広がる。会場では、「青の時代」の《男の肖像》や、《アルルカンに扮したパウロ》などの代表作を含む約80点を、Picasso の創作の歩みを辿るように紹介。新鮮な視点から作品に触れる、ユニークな鑑賞体験をぜひ味わってみてほしい。
会場: 国立新美術館 企画展示室2E
住所: 東京都港区六本木7-22-2
会期: 6月10日(水)〜9月21日(月・祝)
時間: 10:00-18:00 *金・土は20:00まで。
休館日: 火 *8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館
入場料: 一般 ¥2,400、大学生 ¥1,400、高校生 ¥1,000、中学生以下無料
*7月29日 (水)~31日 (金)は高校生無料観覧日 (学生証の提示が必要)
HP: art.nikkei.com/picasso_ps26
「ジョナス・メカス / 吉増剛造」
Jonas Mekas, Gozo Yoshimasu and Kobo Kumashiro, Tokachi, 1991, 2009. ©︎ Estate of Jonas Mekas.
戦後実験映画の先駆者 Jonas Mekas (ジョナス・メカス) と、日本を代表する詩人、吉増剛造による二人展。長年にわたり親交を深め、ときに互いの作品にも登場するなど、創作を通じて対話を重ねてきた二人の関係性に焦点を当てる。会場では、吉増とともに日本を旅する様子を16mmフィルムで記録した Mekas の『On My Way to Fujiyama I Saw…』や、撮影時の記憶や言葉をポラロイドの裏面に残した吉増剛造の『瞬間のエクリチュール』シリーズなどを展示。日々の出来事や偶然の瞬間を日記のように紡ぎ、映像や詩へと昇華してきた二人の作品世界を辿る。詩と映像が響き合う、親密な対話の空間にぜひ訪れてみて。
会場: TAKE NINAGAWA
住所: 東京都港区東麻布 2-14-8
会期: 5月16日(土)〜7月11日(土)
時間: 11:00-19:00 *金・土は20:00まで。
休廊日: 日、月、祝
HP: takeninagawa.com
「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」
クリスティアーネ・アイスラー《ハイケ》1982年 © Christiane Eisler. Courtesy Loock Galerie, Berlin
本展では、第二次世界大戦後の分断期から再統一後にかけて、旧東ドイツを拠点に活動した女性写真家たちにフォーカス。ラインベックハレン財団が管理する貴重なヴィンテージ・プリント・コレクションを中心に、15名の作家による作品を紹介する。これまで日本におけるドイツ現代写真は、Bernd Becher (ベルント・ベッヒャー) や、彼のもとで学んだ Andreas Gursky (アンドレアス・グルスキー)、Thomas Ruff (トーマス・ルフ) ら旧西ドイツの写真家を中心に語られてきた。本展では、ライプツィヒの美術大学で学んだ Tina Bara (ティーナ・バーラ) や、旧東ドイツを代表する写真家 Sibylle Bergemann (ジビレ・ベルゲマン)、Ute Mahler (ウーテ・マーラー) をはじめとする女性写真家たちが生み出した多様な表現に着目。東ドイツ時代の写真作品から、再統一後の近作、映像作品、関連資料までを通して、これまで十分に語られてこなかった写真史の一面を紐解いていく。かつて存在した東ドイツの社会や日常を見つめ続けた、女性写真家たちの繊細な視線と確かな表現力。その作品群が切り開いた、新たな写真史の視点を辿ってみては。
会場: 神奈川県立近代美術館 葉山
住所: 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
会期: 6月13日(土)〜8月30日(日)
時間: 9:30-17:00 *最終入館は16:30まで
休廊日: 月 *7月20日(月)は除く
HP:moma.pref.kanagawa.jp/hayama
トーガ・トライアングル「35分の世界」
TOGA (トーガ) が青山店内の三角形の展示スペースで定期開催するアートプロジェクト「TOGA TRIANGLE (トーガ・トライアングル)」。第12回目を迎える今回は、中野・新井薬師にあるギャラリー兼バー「スタジオ35分」を迎え、日本人写真家6名によるグループ展「35分の世界」を開催する。本展は、2026年9月にアメリカ・ケンタッキー大学で開催される企画展へのプロローグでもあり、現代日本写真の多様な表現に触れられるエキシビションだ。参加するのは、頭山ゆう紀、木原悠介、大同朋子、酒航太、卯月梨沙、牧ヒデアキといった「スタジオ35分」によって選出された写真家。さらに会場では、6名の作家による作品集も並ぶ。TOGA の空間に集まった6名の写真表現が交差する本展。それぞれ異なる視点や手法から生まれる作品群を、ぜひ会場で体感してみて
会場: TOGA AOYAMA
住所: 東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビル
会期: 5月30日(土)〜7月31日(金)
時間: 11:00-20:00
HP: store.toga.jp
メイ・エンゲルギール × 両足院「UTSUROI HYMN」
オランダ出身のテキスタイルアーティスト Mae Engelgeer (メイ・エンゲルギール)。本展では、両足院に伝わる寺院空間の装飾に使われてきた布地、僧侶たちが纏う袈裟などの古布を彼女の手によって裁断・再構成したテキスタイル作品を展開する。Engelgeer が着目したのは、「うつろい」という日本的な概念。無常感や記憶が、時間の経過とともにゆるやかに変容していく様子をテーマに据えた。役割を終え、長らく眠っていた主に江戸時代の古布に、現代的なリズムを吹き込み、新たなオブジェへと昇華させている。会場には、袈裟の幾何学模様に絹や麻のテクスチャーを重ねた屏風作品のほか、着物や帯を収納するための「たとう紙」をモチーフにしたオブジェも並ぶ。また会期中には、書院庭園の半夏生が見頃を迎えることで、会場をさらに彩っていく。両足院という寺院空間で交錯する、現代アートと巡りゆく自然の美しさをぜひ会場で堪能してみては。
会場: 両足院
住所: 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
会期: 5月29日(金)〜7月12日(日)
時間: 12:00-16:30 *最終入場16:00
特別拝観料: ¥1,000、高校生以下 ¥500、団体 ¥900 *現金のみ
HP: ryosokuin.com
「SPECTRUM 2076 AD ── 来たる世界の意識体」
森万里子
Peace Crystal Model, 2016-24, Acrylic, metal base, 13.8 x 13.8 x 11.6 cm
本展は、キュレーター・飯田高誉の企画による気候変動やテクノロジーの特異点を経た「50年後の未来 (2076年)」という視座から、現代を遡及的に審問する思想的実験場となっている。フランスの哲学者、Jacques Derrida (ジャック・デリダ) が提唱した「憑存在 (ハントロジー)」における過去の記憶や、失われた未来の多義性を探求する。参加するのは、音楽家・池田謙をはじめ、日本を代表するアーティスト・森万里子、現代アーティスト・山田晋也、彫刻家・名和晃平、ヴィジュアルアーティスト・牧田愛、AI を用いるアーティスト・草野絵美、油彩画家・熊谷亜莉沙といった名だたる表現者たち。それぞれのまなざしから50年後の世界を描いた作品が一堂に会する。7人の作家が半世紀後の未来から現在を照らし出す、実存的なアート体験。この思想的で美しいドキュメントを、ぜひ体感してみてほしい。
会場: GYRE GALLERY
住所: 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
会期: 5月22日(金)〜7月12日(金)
時間: 11:00-20:00
HP: gyre-omotesando.com
シアスター・ゲイツ「Glorious Robe」
Theaster Gates (シアスター・ゲイツ) は、彫刻や音楽、パフォーマンスなど多様な領域にまたがるアプローチを展開し、ブラック・カルチャーに着目した制作を続けてきた。「Glorious Robe」展では、芸術的な実践として協同を重ねてきた Theaster Gates と HOSOO による新たな作品群が一堂に紹介される。展示の核となるのは、アフリカの伝統的な衣装「ダシキ」と日本の「着物」という異なる文化的衣装から派生した「Dashikimono」と呼ばれる作品だ。さらに、黒人解放運動の歴史が西陣織の帯に織り込まれたシリーズ作品「obi」も、本展の重要なハイライトとして見逃せない。また会場では、両者の出会いのきっかけとなった「アフロ民藝」展 (2024) に出品された「Banner」および「Kimono」の再制作・再展示も行われる。歴史的遺産に新たな価値を吹き込む、実践的な試み。近くを訪れた際は、ぜひ足を運んでみてほしい。
会場: HOSOO GALLERY
住所: 京都市中京区柿本町412 HOSOO FLAGSHIP STORE 2F
会期: 4月11日(土)〜8月30日(日)
時間: 10:30–18:00
HP: www.hosoogallery.jp
「ロン・ミュエク」
Ron Mueck Mass
2016-2017
Collection: National Gallery of Victoria, Melbourne, Felton Bequest, 2018
Installation view:
Ron Mueck, National Museum of Modern and Contemporary Art, Seoul, 2025
Photo: Nam Kiyong
Photo courtesy: Fondation Cartier pour l’art contemporain, National Museum of Modern and
Contemporary Art, Korea
現代美術を代表する作家、Ron Mueck (ロン・ミュエク) による待望の個展が幕を開ける。森美術館とカルティエ現代美術財団の共催による本展は、初期作品から近作に至るまで、
会場: 森美術館
住所: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
会期: 4月29日(水)〜9月23日(水)
時間: 10:00-22:00 *火曜日は17:00まで *5月5日(火)、8月11日(火)、9月22日(火)は22:00まで
*最終時間は閉館時間の30分前まで
HP: www.mori.art.museum
アントン・レヴァ「NERVOUS」
ジョージアの新生アーティスト Anton Reva (アントン・レヴァ) による日本初個展。本展では、「圧力」をキーワードに2つのプロジェクト「NERVOUS」と「WATGT」を融合。情報が絶え間なく交錯する現代において、一つのことを深く見つめ、思考を持続させる力に及ぼす「プレッシャー」を、イマーシブな知覚体験へと昇華させている。全99点からなる「NERVOUS」シリーズは、知覚の脆さや内なる声、アイデンティティの探求の過程を描き出す。そして「NERVOUS」プロジェクトのサブコンテクストとして立ち現れる『What Are They Going Through (WATGT)』シリーズは、欲望や想像力、意思を築く力が弱体化し、静かで持続的な停滞へと移行していくプロセスを鮮烈に体現している。内的な精神状態を静かな対話によってアートへと変換する Anton Reva。彼が提示する、この極めて挑発的な知覚体験をぜひ味わってみてほしい。
会場: DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1F
会期: 4月25日(土)〜7月12日(日)
時間: 11:30-20:00
HP: www.diesel.co.jp
佐内正史「雷写」
静岡県静岡市生まれの写真家・佐内正史。1997年に写真集『生きている』でデビューし、第28回木村伊兵衛写真賞をはじめとした数々の賞を受賞した経歴をもつ。本展では、佐内が2025年夏から冬にかけて岡本太郎記念館で撮影した写真が紹介される。芸術家・岡本太郎が死の間際に描いた絶筆「雷人」(1995年)。この作品に釘付けにされた同氏は、自らの撮影原理を「雷写」と銘打ち、岡本太郎の作品世界へと深く没入していったという。展示作品の大半を撮り下ろし、自身のレーベルから写真集を刊行するほど、岡本太郎へ熱量を注ぎ込んだ佐内。時代を超えて対峙するふたりのアーティストの相貌を、その目で目撃してほしい。
会場: 岡本太郎記念館
住所: 東京都港区南青山6丁目1−19
会期: 3月14日(土)〜7月12日(日)
時間: 10:00-18:00
休館日: 火
HP: taro-okamoto.or.jp
リナ・バネルジー「“You made me leave home...」
エスパス ルイ・ヴィトン20周年、そしてファンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs (壁を超えて)」プログラム10周年を記念して、南アジア系ディアスポラのアーティスト Rina Banerjee (リナ・バネルジー) による個展「“You made me leave home…」が開催。テーマとなったのは、作家が30年近くに及ぶ創作活動を通じて、探求し続けてきた地球規模の移動と植民地主義の遺産について。このコンセプトのもと、インスタレーションから彫刻、最新のドローイングに至るまで、自身の作品群から厳選した19点の作品を展開する。日本で初めて大規模に紹介される彼女のアートピース。国境という壁を超え、多層的な物語を紡ぎ出す Banerjee のクリエイションをその肌で体感してみてほしい。
会場: エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所: 東京都渋谷区神宮前5-7-5 表参道ビル 7F
会期: 3月19日(木)〜9月13日(日)
時間: 12:00-20:00
休館日: ルイ・ヴィトン表参道店に準ずる
入場料: 無料 *会場内の混雑防止のため、入場待ちの可能性あり
HP: jp.louisvuitton.com











