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「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を月替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、
The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。
「浅間国際フォトフェスティバル2025」

世界中から注目を集める日本最大規模の写真の祭典、浅間国際フェスティバル。本展は、町おこしの一環として設立された複合施設 MMoP (モップ) を活かし、長野県・浅間山麓の地域を舞台に2018年よりスタートした、写真文化を発信する国際的なアートフォトの祭典だ。作品の展示だけでなく、ワークショップや写真教室など、写真の楽しさを提案してくれる体験型のイベントや、長野らしいフードやクラフトなどを堪能できるマルシェイベントなども実施。フェスティバルならではの大型展示、広大な敷地を活かしたユニークな展示手法を五感で楽しめる場になっている。今年のテーマは、「UNSEEN WORLDS まだ見ぬ世界へ」。本展では、このテーマに基づきグローバルなアーティストが個性豊かな作品を展示する。ラインナップするそれらのアートフォトは、「まだ見ぬ世界」への扉を開き、見る者の世界観、価値観を問い直すきっかけを与えてくれる。町を巡りながら五感でアートを楽しむ、新たな回遊体験を楽しんでみて。
場所: MMoP
住所: 長野県北佐久郡御代田大字馬瀬口1794-1
会期: 8月2日(火)~9月30日(火)
時間: 10:00-17:00*最終入場 16:30
入場料: 入場無料*屋内展示鑑賞チケット 1,200円 (会期中何度でも使用可、中学生以下無料)
HP: asamaphotofes.jp
Pulse of Slience「したたりとひたたり ー”Drip and Dwell”」

Pulse of Slience (パルス・オブ・サイレンス) は、京都・両足院の禅僧である伊藤東凌を軸に、アーティストの山田晋也と京都のアンティークショップ Antiques & Art Masa (アンティーク&アートマサ) が2021年より展開してきた現代アートプロジェクト。京都の禅寺や神社、日本の歴史が息づく空間を舞台に、絵画、インスタレーション、パフォーマンス、茶道などを通して、日本の伝統に根ざした「静寂の中の脈動」を現代の感覚で再構築してきた。10回目となる本展のテーマは、「したたりとひたたり」。今回は、京都・両足院にて静寂の美を体感することができる特別なインスタレーション作品が展示される。ひとつの出来事がぽたりと落ちる「滴り」は静かな水面に波紋を起こし、やがて見えない未来に広がっていく。一方で「浸り」は、その出来事が心の奥に染み込み、意識や感覚を変容させていく過程を表現する。この2つの動きに耳を澄ましてみると、日常にひそむ、見過ごしていた小さな現象の本当の姿がふと立ち現われてくるだろう。風情あふれる夏の京都にて、生の静けさを体感してみて。
場所: 両足院 (健仁寺山内)
住所: 京都府京都市東山区小松町591
会期: 8月2日(土)~8月11日(月)
時間: 17:30~20:30*受付終了20:00
HP: ryosokuin.com
濵本奏「ー・・」

2000年生まれ、東京と鎌倉を拠点に活動する写真家・濵本奏。壊れたカメラを用い、廃材や拾った物にイメージを出力するなど、写真を軸にしながら、映像などさまざまな手法へと自在に展開している。そんな彼女により昨年、横須賀市で実施された個展「ー・・(チョー・タン・タン)」が、写真集の刊行を記念して再び展示される。今回の作品の着想は、海底の特攻隊「伏龍」の隊員であった少年たちの手記から得られたという。ある夏、濵本奏はその手記を手掛かりに海を歩くと、彼らの視線と自分の視線が交わるように感じたという。彼らが見たかもしれない景色はどこなのか、過去から現在まで反響し続けて聞こえてくるかもしれない音に耳を澄ませながら撮影とフィールドレコーディングを行った。彼らが手綱を引いて、海底から海面へ送ったモールス信号を受け取り、現在から応答することを試みた本展。「ー・・」にて展示するのは、そんな彼らの手記をコンセプトにした写真と音のインスタレーション作品。濵本奏が、浮かび上がらせる夏の横須賀の物語を、写真集と併せて堪能してほしい。
場所: 横浜市民ギャラリー
住所: 神奈川県横浜市西区宮崎町26番地1
会期: 8月5日(火)~8月11日(月)
時間: 10:00-18:00 *最終日は15:00まで
HP: ycag.yafjp.org/
金川晋吾「祈り/長崎」

写真家・金川晋吾による個展「祈り/長崎」では、原爆の爆心地に近い「浦上」や、平和祈念像が鎮座する長崎・平和公園周辺が撮影の主な舞台。自身のセルフポートレートと土地の風景を交えながら、「祈り」や「信仰」といった目に見えない抽象的な感情や営みに、写真を通じて形を与えようとする試みだ。会場では、書肆九十九より刊行された写真集『祈り/長崎』も販売。収録されたエッセイでは、平和祈念像の過剰な筋肉表現に対して「自分自身を重ねる」と語るなど、信仰をめぐる逡巡や身体感覚を通したまなざしが静かに綴られている。「信じたいと思うこと」と「信じられないという感覚」が共存する、その揺らぎ自体が、作家にとっての「祈り」なのかもしれない。静けさの中に確かな重みを宿す本展は、祈ること・撮ること・見ること、その三者が交わる一点を、静かに見つめさせてくれる。
場所: flotsam books から全国各地
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7
会期: 2025年8月1日(金)〜8月15日(金)
時間: 14:00~20:00
休業日: 水
HP: www.flotsambooks.com
永戸鉄也「RAREMETAL」

アートディレクター・永戸鉄也は、コラージュ、写真、映像作品を制作し、個展やグループ展を通して継続的に作品を発表している。彼はこれまでに、印刷物やデジタルデータのコラージュに留まらず、立体的な物質どうし、あるいは異なるグループに属する人々を組み合わせるなど、コラージュの可能性を押し広げるような作品、プロジェクトを手掛けてきた。地殻中の存在量が少ない非鉄金属を意味する、レアメタルをテーマにするこのプロジェクトは、アパレル、作品、テキスト、印刷物の境を曖昧にし混在させるという、永戸らしい新たな実験的制作活動である。本展にて展開されるのは、百貨店という場をモチーフに創出された生活に寄り添った家具や雑貨の作品。また、永戸作品のアーカイブから厳選したグラフィックをアパレルアイテムに落とし込んだコレクションも展示販売される。アパレルアイテムに昇華された永戸作品を、ぜひ楽しんでみて。
場所: 伊勢丹新宿 メンズ館1階 プロモーション
住所: 東京都新宿区新宿3-14-1
会期: 8月6日(水)~9月30日(火)
時間: 10:00-20:00
HP: www.mistore.jp
安野谷昌穂「DEMO Future Book TOUR 2025」

国内外での個展や、ファッションブランドとのコラボレーションなどでワールドワイドに注目を集める気鋭作家の安野谷昌穂。絵画やコラージュ、詩、立体とフォーマットもさまざまに、自身にひろがる小宇宙を表現した作品群は、高い評価を獲得。彼は山村に身を置き、自然の中で得た観察や感覚を自身に投影し、さまざまな表現方法を用いて作品に昇華している。本展では、彼の最新作品集「DEMO Future Book (デモ フューチャー ブック)」の出版を記念した特別な展覧会となる。活動初期から近作までの200点余りがまとめられており、作品集掲載の作品や新作を紹介。香川県のアートギャラリー CENTER SANUKI (センター サヌキ) でスタートした本展は、東京都のブックショップ POST (ポスト) で開催の後、兵庫県のギャラリー Void (ボイド) に巡回予定。安野谷昌穂の作品は、絵肌から立ち上がる視覚的な刺激とともに、音や声、匂いのような感覚的要素が立ち上がる重層的な世界観を追体験させてくれるだろう。
場所: POST
住所: 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 7月19日(土)~8月10日(日)
時間: 11:00~19:00
休館日: 月
HP: post-books.info
Taka Mayumi「うた」「Nexus」

写真家・Taka Mayumi による本展は、フィルム写真の質感と物質性に焦点を当てた、二部構成の展示。会場は、開業20周年を迎える中部地方のプロラボ「LAB RAINROOTS (ドットラボレインルーツ)」。手焼きプリントと独自の現像液にこだわるこの場所には、プロ・アマ問わず多くの写真家が集う。前半の「うた」では、シンガーソングライター・m/lue. (ミリュー) のニューアルバム『Ghost of Time』に関連した撮影から派生したZINEをもとに、彼女の繊細さと芯の強さを写真に映し出す。後半の「Nexus」では、立体作品の記録をZINEにし、それを再び分解・再構成するというプロセスを経て、来年出版予定の写真集『Vessel』へとつながる展示が展開される。写真、物質、時間が交錯する、Taka Mayumi ならではの感覚を研ぎ澄ます実験的な空間。今回の展示では、トークショーなど作品をたっぷりと味わえる機会も用意されている。名古屋を訪れるなら、ぜひ立ち寄りたい。
場所: .LAB RAINROOTS
住所: 愛知県名古屋市瑞穂区春敲町2丁目5-5
会期: 2025年7月26日 (土)〜8月24日 (日)
時間: 会場の Instagram をチェック
入場料: 無料
HP: www.dotlabgallery.com
アラン・シャーラー、Ryota 「yami to hikari 闇と光 -The dark and the light」

©Alan Schaller
1988年、ロンドン生まれの現代におけるモノクローム写真のアイコンと評される Alan Schaller (アランシャーラー)。若い世代を中心に、人気を博すバンド ONE OK ROCK (ワンオクロック) のベーシストでありながら、写真家としても独自の審美眼を持つ Ryota。本展は、友人であるこの2人が、モノクロームの世界を紹介する初の共演展だ。写真表現の原点とも言えるモノクロームフォトグラフィーの色彩を排した世界だからこそ際立つ、光と影、構図、そして被写体の本質。そんなモノクローム表現を現代的な視点で再解釈し、それぞれのアーティストが映し出した作品群が展示される。白黒写真の無限の可能性を、「視点の変化」、「写真の持つ普遍的な力」、「創造とつながりの喜び」のテーマとともに追求していく。モノクロームの「レトロ」、「昔ながら」といったイメージを覆す本展では、「白と黒」の美しさを存分に堪能できるはず。
場所: ライカギャラリー表参道
住所: 東京都渋谷区神宮前5-16-15
会期: 7月25日(金)~9月28日(日)
時間: 11:00-19:00
休館日: 月
HP: leica-camera.com
「LA MUSEUM NANA KOMATSU」

2002年創業のヴィンテージショップ LAILA (ライラ) が手掛けるオンラインミュージアム LA MUSEUM (ラ・ミュージアム)。今回のオンライン展覧会では、『余命10年』(22年)や、『糸』(20年)、また2025年8月に公開を控える『8番出口』にも出演する、女優・小松菜奈が被写体として登場。本展にて彼女が纏ったのは、現在同サイトで公開中の「1950s-2010s History of Modern Fashion Desgin」展から抜粋された歴史的衣服たち。イギリス、フランス、アメリカ、ベルギー、日本など多様な文化背景を持つ、才能溢れるデザイナーたちによって創作されたワードローブを、3D になった小松菜奈が自由自在なポーズとともに、紹介している。生きた人体がマネキン役を演じ、袖を通すことで服自体の持つシルエットを最大限引き出すことが可能に。フィジカルな美術館では実現し得ない本展は、ファッションシーンに新たな解釈、大いなる可能性を見出すことになるだろう。ヴァーチャルミュージアムだからこそ、体験できるこの空間は、きっと見る者の胸を躍らせてくれる。
場所: LA MUSEUM
会期: 7月18日(金)~2026年1月11日(日)
HP: www.la-museum.com/lp
YAYOI KUSAMA 「INFINITY- SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」

大阪・関西万博の開催に合わせ、ESPACE LOIUS VUITTON OSAKA (エスパス ルイ・ヴィトン大阪) にて開かれる、日本を代表するアーティスト草間彌生の個展「INFINITY- SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」。アヴァンギャルドなアートにより、強烈なインパクトを与える彼女の世界観。強迫的に反復されるモチーフは、彼女の表現手法であり、創作の主題でもあった。本展では草間彌生の美学をテーマに、国際的なアートシーンで登場した初期の作品から近年にいたるまで、長い年月に及ぶ作品群を紹介する。草間彌生の代名詞でもある水玉模様によるインスタレーションや、絵画作品が一堂に会する貴重な機会になっている。注目作である「無限の鏡の間-ファルスの原野」は、草間の“無限の鏡の間”シリーズ第1作であり、鑑賞者を果てしない水玉の空間へと誘うインスタレーションだ。同シリーズは、鏡張りの部屋の中に様々な作品を配置することで、無限に広がる空間を演出したものであり、世界的に人気を集めている。数々のコラボレーションを展開するこのタッグ。なかでも今回は、彼女の軌跡をたどることができるまたとないチャンスなので近くを訪れた際は、ぜひ足を運んでみて。
場所: エスパス ルイ・ヴィトン大阪
住所: 大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
会期: 7月16日(水)~2026年1月12日(月)
時間: 12:00-20:00
HP: www.espacelouisvuittontokyo.com
三島由紀夫「永劫回帰に横たわる虚無 三島由紀夫生誕100年=昭和100年展」

1925年東京生まれの、昭和を代表する作家・三島由紀夫。三島由紀夫の作品群は“ミシマ文学”と称され、数多くが外国語に翻訳されており、国際的な評価も高い。本展は、三島由紀夫の生誕100周年、そして昭和100周年を祝う記念展として実施。展示では、デビュー作「仮面の告白」と遺作『豊饒の海』を軸に、戦後日本美術が抱えてきた“空虚”と、そこからの再生をテーマに構成されている。本展の背景には、フランスの哲学者 Roland Barthes (ロラン・バルト) の考えがある。彼は、天皇のようなシンボルが存在する日本に注目し、「表徴の帝国」と表現した。女形、すき焼き、礼儀、作法、パチンコ、学生運動も表徴で、その裏側に存在する意味に集約されず、純粋に存在自体が重要であること、そして日本文化の自由度を提起した。Roland Barthes が語った「表徴の帝国」としての日本、そして三島由紀夫が遺した”空虚な国”という視点を手掛かりに、美の風景を浮かび上がらせる本展。三島由紀夫という偉大な作家は、今を生きる世代にも多大なる影響を与える存在になるだろう。
場所: GYRE GALLERY
住所: 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3階
会期: 7月15日~9月25日
休館日: 8月18日(月)
時間: 11:00-20:00
HP: gyre-omotesando.com
企画: 飯田高誉 (スクールデレック芸術社会学研究所 所長)
HIDDEN CHAMPION「Out Of The Diary」

2003年に創刊されたアート&カルチャーマガジン『HIDDEN CHAMPION (ヒドゥン・チャンピョン)』が、主催のグループ展「Out Of The Diary」。本展では、今注目を浴びている若手アーティストやクリエイターに焦点を当て、新しい世代の感性を表現する場を作ることを目的としている。テーマとなった「Out Of The Diary」は、直訳すると「日記の外側」。日記に書かれることは、過ぎた日々の記録であるが、その外側にはまだ見ぬ”未来”や”夢”、そして起こりえない”非日常”が広がっていることを提起している。『HIDDEN CHAMPION』は、新進気鋭のアーティストが持つ豊かな想像力にフォーカスすることで、新たなクリエイティブな表現を発信していく。12組の新星アーティストが並ぶこの機会をお見逃しなく。
場所: SAI
住所: 東京都渋谷区神宮前6-20-10 Miyashita Park South 3F
会期: 7月25日(金)~8月11日(月)
時間: 11:00-20:00
HP: hiddenchampion.jp
agnès b. 「Versailles d'agnès b.ーアニエスのヴェルサイユ」

本展「Versailles d’agnès b.ーアニエスのヴェルサイユ」にて展示されるのは、同ブランドのデザイナー Agnes Troublé (アニエス・トゥルブレ) が撮り下ろしたヴェルサイユ宮殿の写真たち。宮殿とその庭園が誇る時代を超えた威厳を彼女らしい視点で捉えた、日本初公開の写真シリーズが公開される。彼女のレンズが捉えるのは、ヴェルサイユの歴史的な威厳への賛美ではなく、そこに秘められた詩的な美しさである。映し出された写真は、一般的なヴェルサイユのイメージを覆す、新たな視点が満ちた作品に。訪れた者たちの目には、見過ごされがちな細部の繊細な美しさや、光の変化、そしてその場の空気感が体現されている。本展では、彼女が撮り下ろした写真シリーズを紹介。これらの作品は、歴史的な威厳を放つ宮殿を Agnes Troublé のまなざしを通して、新たな視点から見ることができる。Agnes Troublé にとって深い思い出が詰まった特別な場所。本展は、そんなヴェルサイユの新しい視点を提供してくれる貴重な場となるはず。
場所: (1)agnès b. 青山店
(2)agnès b. 祇園店
住所: (1)東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山1階
(2)京都府京都市東山区祇園町南側570番地128
会期: (1)7月18日(金)~8月24日(日)
(2)8月29日(金)~9月30日(火)
時間: (1)11:00-20:00
(2)10:00-18:00
HP: www.agnesb.co.jp
クレス・オルデンバーグ「いろいろ」

アメリカ人アーティストの Claes Oldenburg (クレス・オルデンバーグ) による本展「いろいろ」。彼は、ポップアートの先駆者のひとりであり、食べ物や日用品をモチーフにした巨大パブリック・インスタレーションで知られるアート界の巨匠。1996年以来となるこの回顧展は、Oldenburg の創作における多様性に注目し、類いまれな彼の世界観に浸る体験ができる。今回は、1960年代から2000年代半ばにかけて制作されたシリーズ作品の中から、彫刻と版画が展示。段ボールで制作された「N.Y.C Pretzel」(94)のマルチプル作品約60点や、大型彫刻作品である黄色のねじれたトランペット「Tried Trumpet」(04)などが出品される。なかでも注目したい作品は、1985年にヴェネツィアで行ったパフォーマンスの一環として発表した「Knife Ship」を1/12のスケールで再構成した作品「Knife Ship 1:12」(08)だ。日常にありふれたものが彼のユニークな魔法により変容した姿を、その目で確かめてみて。
場所: Pace ギャラリー
住所: 東京都港区⻁ノ門 5-8-1麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 1-2 階
会期: 7月17日(木)~8月23日(土)
時間: 11:00-20:00*日は18:00~20:00、それ以外は19:00~20:00でアポイント制
HP: pacegallery.com
ネネ プティ 「Image Paper」

フォトグラファー岡崎果歩とスタイリスト中本ひろみからになるクリエイティブユニット néné petit (ネネ プティ)。ファッションブランドなどのコミッションワークに加え、2023年には初の個展「étude (エチュード)」を開催するなど、活動の幅を広げている。彼女たちが手掛ける初の ZINE「Image Paper (イメージペーパー)」の発表を祝し、恵比寿の see you gallery (シーユーギャラリー) にて特別な写真展が開催。本展では、誌面とはまた異なる表現方法を用いた展示が実施される。展覧会のタイトルにもなった「Image Paper」は、イメージ像をそのまま紙にプリントする、イメージの集積のような意味が込められている。今後も一冊ごとにテーマを設け、展開するという ZINE にはこれからマークしておきたい。多方面のクリエイターとパブリッシャーである彼女たちが手掛けるビジュアルと世界をぜひのぞいてみて。
場所: see you gallery
住所: 東京都渋谷区広尾1-15-7 2F
会期: 7月17日(木)~8月3日(日)
時間: 13:00-20:00
HP: seeyougallery.com
PAMMA 「OPEN WORLD」

コンテンポラリーカルチャーメディア New Scale (ニュー・スケール) がキュレーションを担ったグループ展「OPEN WORLD」。本展には、気鋭のアーティスト4組が参加。各々の実践を通じて複雑で多面化していく現代社会の視点を提示する。ラインナップするアーティストは、デザインデュオ Soft Baroque (ソフト バロック)、スペイン出身の写真家 Geray Mena (ジェレイ・メナ)、フランス出身のデザイナー Pierre Castignola (ピエール・カスティニョーラ)、アーティスト兼デザイナーの八木沢俊樹。会場は、ゲームのオープンワールドの構造に着想を得ており、鑑賞者がアーティストとともに主人公となり自由自在にストーリーを立ち上げることができる場となっている。それぞれ異なるアーティストたちの表現が共鳴合い、新しい視覚文化を切り開く。創造力を刺激するこの展示で、自分自身の「オープンワールド」を探してみて。
場所: PAAMA
住所: 東京都新宿区矢来町160-1サクラハウス神楽坂矢来町1F-B
会期: 7月12日(土)~8月2日(土)
休館日: 日、月、火
時間: 13:00-18:00
HP: paama.jp
ジャン=リュック・ゴダール 「感情、表微、情念 ゴダールの『イメージの本』について」

映画史を革新し続けた巨匠、Jean-Luc Godard (ジャン=リュック・ゴダール)。映画監督として、『勝手にしやがれ』(60)『気狂いピエロ』(65)など数々の名作を生み出してきた。本展は、晩年に至るまで実験的な映画製作を続けた彼の、革新的な映像表現に迫る日本初の展覧会となる。展示されるのは、Jean-Luc Godard 最後の長編映画であり、カンヌ映画祭でパルム・ドールを超越する賞として、映画祭史上初の「スペシャル・パルムドール」を受賞した『イメージの本』(2018)を映像インスタレーションとして再構成したもの。断片的な映像や音を通して、観客が自由に意味を読み解くゴダール特有の映像世界が立体的に展開される。本展のキュレーションを手掛けたのは、ゴダール作品の後期において映像・音響・編集を担い、右腕としても歩んできたスイスの映画作家、Fabrice Aragno (ファブリス・アラーニョ)。彼自身の編集によって、『イメージの本』はインスタレーションとして新たな息吹を吹き込まれている。ゴダールの映画作品の表現をひも解く展覧会。お近くに立ち寄った際は、ぜひ足を運んでほしい。
場所: 王城ビル
住所: 新宿区歌舞伎町1-13-2
会期: 7月4日(金)~8月31日(日)
時間: 12:00-20:00 *入場は閉館の30分前まで
入場料: 一般 ¥2,200 (¥2,000)、大学生・障害者 ¥1,500 (¥1,300)、中・高校生 ¥1,000 (¥800) 、小学生以下 無料
チケット購入はこちらから
横山裕一 「ザザザザザ」

横山裕一は、現代美術家としても活動する漫画家。疾走感のある描線やオノマトペを用いたスタイルが特徴的な作品は、「ネオ漫画」と称され、国内外で人気を博している。本展「ザザザザザ」は、これまでに発表された漫画作品集『カラー土木』、『ロワ』、『アイスランド』の中から、水を彷彿とさせるオノマトペに着目。いくつかのエピソードやページをセレクトし、新たな視点から再構成し、展示を実施する。断片やループとしても読めるページの連なりによって構成された本展では、音を媒介に作品同士がゆるやかにつながり合う。絵が動き出し、次から次へとコマが進んでいくような、横山作品ならではの読解体験とともに、自然の様相を言葉でとらえ、表出させることの純粋な楽しさを提起する。8月23日(土)には、同漫画家と親交の深い美術家の西武アキラによるワークショップも開催予定。
場所: agnès b. galerie boutique
住所: 東京都港区南⻘山 5-7-25 ラ・フルール南⻘山
会期: 7月11日(金)~8月31日(日)
休館日: 月 *7月21日(月)、8月11日(月)を除く
時間: 12:00-19:00
HP: www.agnesb.co.jp
ジュリアン・シャリエール 「Midnight Zone」

スイス出身で、現在はドイツ・ベルリンを拠点に活動する作家 Julian Charrière (ジュリアン・シャリエール)。パフォーマンス、彫刻、写真、映像などを用いたプロジェクトは、火山、氷原、放射性地域などの地球物理学的に特徴あるスポットでのフィールドワークから創作されている。彼が生み出す作品が問いかけるのは、人間が自然界をどのように想像し、どのように住まうのかということだ。本展では、アーティスト自身が水中ドローンを駆使し、海中を捉えた映像作品「Midnight Zone (ミッド・ナイトゾーン)」を展示する。この作品が提起するのは、海洋深部への人間の侵入がもたらす生態系の崩壊。海底やその下の鉱物資源に狙いを定め、深海採掘企業が活動している現状に、作品を通して切り込んでいく。また、そのような人間の侵入が残す痕跡にフォーカスしたシリーズ「Veils (ヴェールズ)」も公開される。本展「Midnight Zone」は、観る者を海洋の深淵への幻視的な旅へ誘ってくれる。
場所: ペロタン東京
住所: 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
会期: 7月9日(水)~8月30日(土)
休館日: 日、月
時間: 11時-19時
HP: quotation.tokyo
平松 麻 「Inner Existence」

オイルペインティングをはじめ、新聞、雑誌、書籍の挿画、執筆なども行う、油彩画家・平松麻。幼い頃から親しんできた根来塗 (ねごろぬり) という漆塗りに着想を得て、自身に内在する雲や土などといった景色を油彩で描き続けてきた。制作において、これまで「不可視の可視化」に重きを置いてきた彼女だが、本展ではその姿勢を反転させ、可視化できるものの不可視化な部分を描き出した。内だけでなく外の時空で触れることができるものをモチーフとして表出させながら、体内風景へと潜る制作の姿勢を投影させた作品群が並ぶ。彼女の新境地を体感できる新作個展では、静謐な絵画世界が醸し出す、経年変化を楽しむことができるはず。
場所: 104GALERIE
住所: 東京都目黒区青葉台1-20-4 FORCE ビルB1F
会期: 7月12日(土)~8月23日(土)
休館日: 日、祝日、7/21-7/25、8/10-8/17
時間: 11:00-17:00
HP: 104galerie.com
「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」

イタリアを代表する写真家のひとりである Luigi Ghirri (ルイジ・ギッリ)。30歳の頃から本格的に写真制作に取り組み、カラー写真による実験的な表現を追求。イタリアや旅先の風景、アーティストのスタジオ、自宅の室内、美術品、看板やポスターなど多様な視覚の断片により構成された作品は、多くの人を惹きつける。東京都写真美術館総合開館30周年展にふさわしい本展で紹介されるのは、活動初期の代表作から晩年の作品たち。活動初期の代表作「コダクローム」や「静物」シリーズから、彼が生まれ育ったイタリア北部の都市・レッジョ・エミリアアなど欧州の風景、画家 Giorgio Morandi (ジョルジョ・モランディ)、 建築家 Aldo Rossi (アルド・ロッシ) のアトリエを撮影したシリーズを含む約130 点を展示。写真家として過ごした20年間の軌跡に迫る。
場所: 東京都写真美術館
住所: 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 7月3日(木)~9月28日(日)
時間: 10:00~18:00/木・金 10:00~20:00/8/14(木)~9/26(金) 10:00~21:00
HP: https://topmuseum.jp
トゥーモノグローム「Ambiguous Intentions」

2023年に東京で発足した Two Monologue (トゥーモノグローム) は、若手から中堅アーティストが所属する芸術団体。アーティストであり、新宿・歌舞伎町に位置するアートスペースのデカメロンにて、キュレーターとディレクターも務める黒瀧紀代士が同団体の会長を担う。東京都内の3会場を舞台に実施される本展は、それぞれ異なる会期と時間の中で行われており、展示という制度のなかで語られることと語られ損ねること、翻訳されることと翻訳されきらないものの間に現れる、微細な揺らぎや構造の綻びに着目した。展覧会で「語られなかった」ものをあえて展示することにより、「語る」という行為に対する新たな応答を導く。全20アーティストが繰り広げる作品展にぜひ足を運んでみて。
場所: (1)Sculputure Center
(2)Sequence,Environment,Neutral.
(3)le gallery
住所: (1)東京都荒川区東日暮里2-10-7 第二コーポ嶋田
(2)東京都墨田区江東橋5-10-5
(3)東京都世田谷区某所個人宅
会期: (1)7月5日(土)~8月31日(日)
(2)8月1日(金)~8月31日(日)
(3)8月13日(水)~8月17日(日)
休廊日: (1)月・火・水
(2)月・火
時間: (1)14:00~20:00
(2)13:00~19:00
(3)予約制
HP: www.instagram.com/twomonologue
CHANEL NEXUS HALL 「Dressing Up: Pushpamala N」

Pushpamala N (プシュマハラ N) による本展は、アジアの写真家にフォーカスし、紹介するプロジェクトの第2弾。昨年の中国に続き今年は、インド出身の現代アーティスト Pushpamala N (プシュマハラ N) の作品が紹介される。彼女の作品は、現代社会における女性の役割やナショナルアイデンティティの問題を提起していることが特徴。国内初個展となる本展で公開されるのは、インド映画の黄金時代に登場する女性キャラクターへオマージュを込めたビデオ作品たちだ。これらの作品は、伝統と現代性、そして皮肉を交差させながら、インドにおける歴史、ジェンダー観に鋭く切り込む。CHANEL と同アーティストが迫る女性像をぜひ会場で体感してみて。
場所: CHANEL NEXUS HALL
住所: 東京都中央区銀座3丁目5−3 シャネル銀座ビルディング 4階
会期: 6月27日(金)~8月17日(日)
時間: 11:00-19:00
HP: chanel.com
布施琳太郎 「人工呼吸、あるいは自画像の自画像」

2020年代を代表するアーティスト・布施琳太郎。急速に発達するメディアによって変わりゆく人間の意識や行動、パンデミックによるコミュニケーションのオンライン化などを踏まえつつ、現代における「生」のあり方を作品制作、展覧会などのキュレーションを通じて独自の身体論を展開する。本展では、「自画像」をテーマとした50枚近いドローイング作品、新作絵画、映像作品を紹介。人口知能の記号接地問題、当時者と非当事者の身体、解剖学者の語る「骨と筋肉」、心肺蘇生訓練用の人形「レサシアン」、ロボット工学博士の「不気味の谷」、そしてゲームやアバターなどを着想源にした新たな身体論を目の当たりにすることができる。
場所: SNOW Contemporary
住所: 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
会期: 6月20日(金)~8月2日(土)
休館日: 日・月・火・祝日
時間: 13:00-19:00
HP: snowcontemporary.com
「flotsam zines tour 2025」

東京・代田橋に構える flotsam books (フロットサムブックス) が主催の「flotsam zines tour 2025」。2022年に初めて開催された本企画。今回は総勢150組を超えるアーティストが参加し、日本16箇所を巡回して ZINE の販売をする。本企画のルールは、1年以内に制作されたものであること、販売価格3,000円以内であること、レターパックに入るサイズであること以外特になし。審査も参加費も一切ないため、ZINE 本来の雑多で自由な魅力を直に体感できる。 flotsam books にてスタートし、6月上旬から10月上旬にかけて書店やギャラリー、ショップをツアー形式で巡る予定だ。インディペンデントな集いでは、日本のアートブックシーンを存分に味わえるはず。
場所: flotsam booksから全国各地
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7
会期: 6月13日(金)~6月15日(日)から巡回
時間: 14:00-20:00
HP: flotsambooks.com
ライアン・ガンダー「ユー・コンプリート・ミー」

イギリス出身の Ryan Gander (ライアン・ガンダー) は、絵画、彫刻、映像、テキスト、VRインスタレーションから建築、出版物や書体、儀式、パフォーマンスに至るまで、幅広く活動するアーティスト。多元的な作品と実践を通して国際的な評価を確立してきた彼は、作家としてのアクションだけでなく、テレビ番組の制作・出演を通じて芸術や文化の普及にも携わっており、現代におけるアーティスト像を更新し続けている。日本国内でも高い人気を誇る彼の作品を一堂にお目にかかれる本展では、日本初公開の新作を含む全18点を展示。なかでも特に注目したいのは、世界的に人気の高い「アニマトロニクス」シリーズである。本シリーズは、幼い子供の声を用いており、彼と子供たちとの間でどのような信頼とコミュニケーションがあるのか、という視点から作品を展開している。また、箱根のポーラ美術館にて開催される本展では、Ryan Gander が生み出した不思議な動物たちと出会うことができる。自然溢れるポーラ美術館にて、Ryan Gander の世界感を存分に楽しんでみて。
場所: ポーラ美術館
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285土
会期: 5月31日(土)~11月30(日)
時間: 9:00-17:00
HP: www.polamuseum.or.jp
斉藤思帆、森岡美樹「Pictura super Pavimentum」

TOGA AOYAMA で定期的に開催される展示プロジェクト「TOGA TRIANGLE」。第8回目の開催となる今回は、アーティスト村田冬実が運営する東京・大井町のギャラリー「18, Murata」とのコラボレーションで、斉藤思帆と森岡美樹による二人展となる。展覧会のテーマは、「Pictura super Pavimentum」というラテン語の言葉に基づいている。この言葉は「床の上の絵画」という意味で、視覚芸術や身体感覚、生活の中での制度、記憶と空間が交わる様子を探ることを目指すという。斉藤は、和紙やアクリル、シルクスクリーンを使った絵画を日常的なアイテム (棚や壁紙、机など) と一緒に展示し、私たちが普段生活している空間に作品が置かれることで生まれる偶然的な効果を表現。一方で森岡は、宗教施設や学校など、特定の場所における身体感覚や記憶に注目し、床という空間の基盤を活かしたインスタレーションを展開する。本展では、絵画が単に壁にかけられるだけでなく、来場者の動きと共に発見され、床の上から視線を向けてくるような展示を実施。展示と日常、作品と空間の関係について新たな視点を提供する場となる。
場所: TOGA AOYAMA
住所: 東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビルB1F
会期: 2025年5月9日 (金)〜7月31日 (木)
時間: 12:00-20:00
入場料: 無料
HP: store.toga.jp/blogs/toga-triangle
ニコラス・ウィンディング・レフン、小島秀夫 「SATELLITES」

Nicolas Winding Refn and Hideo Kojima Photo Yuji Watanabe “Satellites” by Nicolas Winding Refn with Hideo Kojima Prada Aoyama Tokyo / 18.4 – 25.8.2025
『プッシャー』3部作や『ドライヴ』『オンリー・ゴッド』で知られる映画監督 Nicolas Winding Refn (ニコラス・ウィンディング・レフン) とゲームクリエイター・小島秀夫による展覧会。クリエイティブスタジオ by NWR によって構想された本展は、二人の10年以上にわたる共同制作を基に、映画とゲームの境界を超えて深い対話を追求している。まず、会場にはミッドセンチュリー風の空間が広がり、友情やクリエイティブなコラボレーション、新しいテクノロジーと創造性、アイデンティティとコミュニケーション、死とその先に残るものなど、多岐にわたるテーマについて深く思索的な対話を交わす。次に第2部として無数のカセットテープが置かれた更衣室が出現。テープにはサウンドバイトや映画のサウンドトラックが収録されており、ニコラス・ウィンディング・レフンと小島秀夫の対話がさまざまな言語でAI翻訳され、織り交ぜられている。来場者は山積みのテープの中から1つ、テープを持ち帰ることができるという。映画とゲームの未来の融合を暗示する、新しい創造的体験をこの機会に会場で味わってほしい。
場所: プラダ 青山店
住所: 東京都南青山5-2-6
会期: 2025年4月18日 (金)〜8月25日 (月)
時間: 11:00-20:00
入場料: 無料
「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」

本展のテーマである「未完」とは、芸術の創造性は完成された瞬間よりも、むしろ未完成であることにこそ宿るという、横尾が一貫して掲げてきた美学に基づいている。1960年代より約60年にわたり、さまざまなスタイルとテーマで数々の作品を生み出してきた横尾は、ひとつの完成形にはとどまらず、常に変貌と挑戦を繰り返してきた。その姿勢は、常に進化を続ける GUCCI の在り方とも響き合う。決して一つの「完成」に安住することなく、常に新しい表現の可能性に挑戦して変貌を重ね、「未完」の「旅」を続けてきた横尾による本展。美術評論家の南雄介によるキュレーションのもと、「旅」を想起させるテーマを描いた横尾作品を中心に、今回初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点を含めた約30点の作品が展示される。また、屋上スペースでは、1970年の大阪万博で大きな話題を呼んだ真っ赤な足場のインスタレーションを再現した作品もダイナミックに展開される。
場所: グッチ銀座 ギャラリー
住所: 東京都中央区銀座4丁目4-10 グッチ銀座 7F
会期: 2025年4月23日 (水)〜2025年8月24日(日)予定
時間: 11:00-20:00 *予約優先制
HP: www.gucci.com