今週のTFP的おすすめ展覧会
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おすすめ展覧会
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。
今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
「いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」
田中功起《可傷的な歴史(ロードムービー)》
横浜美術館リニューアルオープン記念展の最後を飾る大規模企画展「いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」。本展は、地理的にも文化的にも近しく、長い歴史をともに歩んできた隣国・韓国との関係性やたがいのまなざしを、両国のアートを通じて照らし出していく。1965年の日韓国交正常化から60年。この節目に合わせ、韓国の国立現代美術館との共同企画により実現したエキシビションとなっている。出展作家は、Nam June Paik (ナムジュン・パイク) をはじめ、中村政人、日本の前衛芸術グループであるハイレッド・センター、李禹煥、村上隆ら50組以上のアーティスト。国立現代美術館の所蔵品から優品19点が来日するほか、日本初公開の作品、本展のための新作も一堂に会する。今の時代にかかせない韓国カルチャー。日韓美術の関係を入口に、「いつもとなりにいる存在」について解像度を高めてみては。
会場: 横浜美術館
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
会期: 2025年12月6日(土)~2026年3月22日(月)
時間: 10時~18時 *入館は閉館の30分前まで
休館日: 木
入館料: 一般 ¥2,000、大学生 ¥1,600、中学・高校生 ¥1,000、小学生以下無料、ペア券 (一般2枚) ¥3,600
「GEZAN : PHOTOGRAPHS OF A BAND ― 3人の写真家、写された時代」
本展では、オルタナティブロックバンド・GEZAN (ゲザン) を、写真家・水谷太郎、池野詩織、Takako Noel が三者三様の距離と視点、関係性の中で記録してきた写真を、ギャラリーの1フロアごとに展示構成を分けて展開する。ライブでの熱狂の記録、舞台裏や移動中に写された断片的な光景、公に発表されることを前提としていなかった写真。3人が各々過ごした GEZAN との特別な時間を並置させることで、このバンドの歴史と現在を鮮明に浮かび上がらせる。ひとつの像に回収されることなく、複数の視線と時間のずれを内包した写真のあり方。その追求が、「PHOTOGRAPHS A BAND」というタイトルには込められている。異彩を放つ GEZAN にとってかけがえのない瞬間が凝縮されたエキシビション。この豪華セッションをぜひ会場で見届けてほしい。
会場: Place M
住所: 東京都新宿区新宿1-2-11近代ビル2F,3F,4F
会期: 2月23日(月)〜3月1日(日)
時間: 12:00-19:00
HP: www.placem.com
Nobuko Baba「ニュージーランド」
定期的に海外を訪れては、手記を綴るように写真に記録してきたフォトグラファー Nobuko Baba。新作写真展「ニュージーランド」では、初めて訪れたという同国でのロードトリップの記録を紹介する。車で8日間走り、写し出したものは、広大で少し遠い風景。土地から土地へと移ろう中で、流れるように過ぎゆく壮大なランドスケープを丁寧に切り取った。また本展では、前作から最新作までを網羅した作品集も販売される。彼女が旅の中で見出した暮らしや景色からは、作家自身の美学だけでなく、その土地に対する深い愛着や慈しみを体感できるはずだ。
会場: see you gallery
住所: 東京都渋谷区広尾1-15-7 2F
会期: 2月21日(土)〜3月8日(日)
時間: 13:00-20:00
HP: seeyougallery.com
ロバート・ナヴァ「Supercharger」
美とカオスが織り交ざった独特の世界観で絵画を描くアーティスト Robert Nava (ロバート・ナヴァ)。日本での初個展「Supercharger」では、彼が2023年から2026年にかけて制作した新作の絵画と紙の作品を紹介する。油彩、アクリル、グラファイト、色鉛筆、クレヨン。多様な画材を用い、即興的な筆致で描かれた紙作品は Nava の卓越したドローイングの実践を鮮明に物語っている。ウサギがドラゴンへと姿を変える変幻自在な世界を表現した作品「Diamond Sword (charged)」(2024年)、犬とドラゴンを掛け合わせた生き物が双頭のガチョウを連れ去ろうとしている様子を描写した「Suit of water (Grease Evolution)」(2024年) といったイマジネーションに溢れる作品が並ぶ本展。ユーモアに富んだ Nava のまなざしは、鑑賞者の想像力を鮮やかに呼び覚ますはず。
会場: Pace ギャラリー
住所: 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA 1-2F
会期: 2月19日(木)〜4月1日(水)
時間: 11:00-20:00 *日は18:00〜20:00、
休廊日: 月
HP: www.pacegallery.com
ハーム・ファン・デン・ドーペル「Cloud Writings」
© Harm van den Dorpel, Courtesy of Upstream Gallery Amsterdam and Takuro Someya Contemporary Art
コンピューターのアルゴリズムを用いて作品を制作するジェネラティブアートの実践を続けてきた Harm van den Dorpel (ハーム・ファン・デン・ドーペル)。個展「Cloud Writings」では、20世紀後半にミニマリズムやコンセプチュアル・アートで活動した女性作家たちの思考を手がかりに展開されたアルゴリズム描画に注目し、Dorpel の試みを紹介する。行と列の反復によって設計される二次元グリッド構造。この構造は、文字を描くプロセスと布を織るプロセスを表現しており、宗教的あるいは紋章的なイメージも想起させる。いくつかのドローイングには部分的に直接手を加えているものの、大部分はアルゴリズムを使用したプロットマシンに指示を与えるコンピュータープログラムで制作されているという。計算と身体性のあわいに立ち上がる、二次元の世界を目撃してほしい。
会場: Takuro Someya Contemporary Art
住所: 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex I 3F TSCA
会期: 2月14日(土)〜3月21日(土)
時間: 11:00-18:00
休廊日: 日・月・祝日
HP: tsca.jp
「テート美術館 - YBA&BEYOND 世界を変えた90s 英国アート」
ヴォルフガング・ティルマンス《ザ・コック(キス)》2002年、テート美術館蔵
© Wolfgang Tillmans, courtesy of
Maureen Paley, London; Galerie
Buchholz; David Zwirner, New York
1980年代後半から2000年代初期にかけて制作された英国美術をテーマに据えたエキシビション。本展では、当時世界中で注目を浴びた「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト (YBA)」と呼ばれた作家や、同時代の作品約100点を紹介する。ラインナップするのは、Damien Hirst (ダミアン・ハースト)、Julian Opie (ジュリアン・オピー)、Lubaina Himid (ルベイナ・ヒミド)、Wolfgang Tillmans (ヴォルフガング・ティルマンス)、Tracey Emin (トレイシー・エミン) といった伝説的アーティスト。緊張感が漂うサッチャー政権下 (1979-90年) において、実験的なアプローチによって独自の表現を切り開いていた作家たちの作品を通じて、英国美術の革新的な創作の軌跡を多角的に浮き彫りにする。90年代のクリエイティブな熱狂、アート史に名を刻むアーティストの作品、UK カルチャーに溢れた黄金期の息吹が一堂に会す本展。世界が目撃したあの衝撃を、ぜひこの機会に味わってみてほしい。
会場: 国立新美術館 企画展示室2E
住所: 東京都港区六本木7-22-2
会期: 2月11日(水)~5月11日(月)
時間: 10:00-18:00 *会期中の金・土は20:00まで、入場は閉館の30分前まで
休館日: 火 *5月5日(火)は開館
入場料: 一般 ¥2,300、大学生 ¥1,500、高校生 ¥900、中学生以下無料
HP: www.ybabeyond.jp
「ジャッド|マーファ展」
Photo Jamie Dearing © Judd Foundation. Jamie Dearing Papers,
Judd Foundation Archives, Marfa, Texas.
Donald Judd Art © 2026 Judd Foundation/ARS, NY/JASPAR, Tokyo.
彫刻表現に革新を起こし、現代美術の潮流を切り開いたアーティスト Donald Judd (ドナルド・ジャッド)。1970年代にアメリカ・テキサス州のマーファに拠点を移し、広大な砂漠にて自作や他のアーティストの作品を展示するための施設「チナティ・ファウンデーション」を設立した。本展「ジャッド|マーファ展」では、1950年代に制作された絵画による初期作品、1960年から1990年代の立体作品に加え、Judd がマーファに残した空間について、ドローイング、図面、映像、資料を通して紐解いていく。「その場限りのパフォーマンスにしてはならない」。アートと展示がもつ、その「完全性」に対する作家の強い信念が、細部にまで宿るエキシビションとなる。また、ワタリウム美術館の創設者・和多利志津子が1978年に Judd を日本に招聘し開催した「ジャッド展」の記録を辿るドキュメント・コーナーも設けられている。半世紀を経た今も、同氏が意図したままの姿でマーファにあり続ける世界最大の現代アートのアンサンブル。時代を超越した地平を、ぜひこの場所で目に焼き付けてほしい。
会場: ワタリウム美術館
住所: 東京都渋谷区神宮前3-7-6
会期: 2月15日(日)〜6月7日(日)
時間: 11:00-19:00
入館料:大人 ¥1,500 / 大人ペア ¥2,600 /学生 (25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、 精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者 (1名様まで) ¥1,300 / 小・中学生 ¥500
HP: www.watarium.co.jp
濱田英明「Haru and Mina」
海外誌をはじめ、国内の雑誌や映画ポスターなど幅広く活動するフォトグラファー・濱田英明。本展「Haru and Mina」では、濱田が写真家を志すきっかけとなった、自身の息子たちを撮影したシリーズから、その最新版を紹介する。2009年7月から2020年4月までの約11年間に記録された8000点余り。膨大な写真の中から厳選された約60点の作品を、2会場にわたり展開する。2人の平凡な日常は、時の経過とともにゆっくりと姿を変え、やがて忘れ去られていくもの。写真を撮って、記憶に残す。この行為の本質を体感できる本展。彼が切り取る「ありふれた景色」は、見る者にかつての自分や、幼い日の記憶を鮮やかに思い起こさせるだろう。
会場: (1)BOOK AND SONS
(2)STUDIO OSK
住所: (1)東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
(2)東京都目黒区五本木2丁目21−4 Ksgビル
会期: 2月5日(木)〜2月24日(火)
時間: (1)12:00-19:00
(2)12:00-19:00
休廊日: (1)水
(2)水
HP: bookandsons.com
Taka Mayumi「off nominal / after nexus」
写真を軸に、映像、絵画、立体、そして音へとあらゆる領域を横断しながら表現してきた写真家・Taka Mayumi。本展「off nominal / after nexus」では、それぞれのメディアを独立したものとして捉えるのでなく、相互に共鳴し合う一つの空間として提示する。 空間に散りばめられた小さな写真、流れる音、揺らぐイメージ。それらが混ざり合う中で、鑑賞者の視線は行き場を失い、思考を膨らませる。 答えを見つけるのではなく、意味を委ねる体験を提供することで、写真を含むメディアの在り方を更新しようとする試みだ。Taka Mayumi が切り開くメディウムの新境地。ぜひ本展に足を運び、「写真」や「イメージ」の見方をアップデートしてみてはいかが。
会場: Detour
住所: 東京都新宿区築地町13 赤城ビル203
会期: 2月14日(土)〜3月1日(日)
時間: 14:00~20:00
休廊日: 火、水、木
HP: www.instagram.com
「BROOKLYN ROASTING COMPANY presents PHOTOS & POP-UP by the NAKAMURA KEITH HARING COLLECTION」
1980年代のアメリカのストリートアートを代表する画家 Keith Haring (キース・ヘリング)。「アートはみんなのもの」という美学のもと、愛や希望、社会風刺を表現したアーティストとして31年で鮮烈な人生を駆け抜けたことで知られている。本展では、1988年に Haring が来日した際に表参道で行った路上パフォーマンスの様子を捉えた写真を23点紹介する。歩行者天国にチョークで即興的に描く同氏と、それを囲む人々。作品が完成していく過程だけでなく、街行く人々との距離感や、その場に流れていた空気感まで記録している。また、撮影を手掛けた岸田晃と、兄でありコーヒーブランド BROOKLYN ROASTING COMPANY JAPAN (ブルックリン・ロースティング・カンパニー・ジャパン) 代表の岸田力、それぞれの視点から語られる当時のエピソードもパネルにて展示される。時を超えて愛される Haring の、世界観とメッセージをこの機会に受け取ってほしい。
会場: BROOKLYN ROASTING COMPANY SHIMOKITAZAWA
住所: 東京都世田谷区北沢2丁目6−2 ミカン下北街区 B101
会期: 2月10日(火)〜2月23日(月)
時間: 10:00–20:00
HP: hwww.nakamura-haring.com
恵比寿映像祭2026「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」
2009年に幕を開け、年に一度恵比寿の地で、展示、上映、ライブ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行ってきた映像とアートのフェスティバル「恵比寿映像祭」。2026年の総合テーマは、「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」。台湾語からの発想を起点に、いまの社会に混在する多様な文化、言語そして表現が互いに共鳴するポリフォニックな空間を構想。東京都写真美術館をメイン会場に、恵比寿ガーデンプレイス各所、恵比寿地域の複層的な場所で多様なプログラムが展開される。イギリス在住の Susan Hiller (スーザン・ヒラー)、オーストラリア出身の Angelica Mesiti (アンジェリカ・メシティ)、韓国から Sojung Jun (チョン・ソジュン)、台湾の張恩滿など世界中から多ジャンルのアーティストが集結。多様な文化が折り重なり、恵比寿という都市空間がアートに包まれる特別な16日間をお見逃しなく。
会場: 東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス各所、地域連携各所ほか
会期: 2月6日(金)〜2月23日(月)
時間: 10:00-20:00 *最終日は18:00まで
休館日: 2月9日(月)、2月16日(月)
料金: 展示無料 *上映と一部イベントのみ有料
HP: topmuseum.jp
黒田零「影の語り部」
写真のみならず、映像作品や音楽など多角的に活動する作家・黒田零。本展「影の語り部」では、反射的に行っているようにみえる「見る」という行為そのものに焦点を当てる。日々見ている膨大な写真も、実際には単に「視界に入れている」にすぎない。しかし黒田は、よく見えないもの、何が写っているかわからないものと向き合うときに、人は初めて能動的に「見る」という行為を再認識するのだと説く。今回展示される写真群は、作家が世界をいかに見るのかという主張であり、「あなたは世界をどう見ているのか?」という鑑賞者への問いかけでもある。日常ではほとんど見つめることのない、影と闇。暗がりの中でこそ浮かび上がる本質を、ぜひ見出してほしい。
会場: テラススクエア 1F エントランスロビー
住所: 東京都千代田区神田錦町3-22
会期: 1月26日(月)〜5月22日(金)
時間: 8:00-20:00
休館日: 土、日、祝日
HP: www.instagram.com
安野谷昌穂「GOODRUG」
絵画やドローイング、コラージュなど多岐にわたるアプローチを横断するアーティスト安野谷昌穂。本展「GOODRUG」では、2019年に彼が滞在したオーストラリアの先住民族やメルボルンの薬物問題から着想を得た作品を紹介する。安野谷は平和な街の裏側に潜む負の連鎖を目の当たりにし、やるせない気持ちとともに、その不快感を払拭するかのように制作に取り組んだ。現地で購入した”パケ”サイズの小さなコラージュ作品シリーズ「GOODRUG」がもたらすのは、幻覚ではなくイマジネーションと笑い。唯一無二の良質なドラッグを味わってほしい。。
会場: CENTER
住所: 東京都中央区八丁堀2-21-12
会期: 2月6日(金)〜2月21日(土)
時間: 13:00-20:00
休廊日: 日
HP: center.degico.jp
トウメイ「Looking at glasses without precon ception」
ガラスアーティストとして活動していた和田朋子と高橋漠が、福岡県宗像市にスタジオを設立してスタートしたガラスウェアブランド TOUMEI (トウメイ)。本展「Looking at glasses without precon ception」では、TOUMEI を代表するガラスウェアの一部ラインナップに加え、T-HOUSE New Balance (ティーハウス ニューバランス) の場づくりやスニーカーの構造から着想を得たヴィンテージの型板ガラスを用いた3タイプの照明作品を紹介する。ミニマルでありながらユニーク。光が遊ぶような浮遊感を感じさせる作品を、限定数にて展示・販売する。アップサイクルの発想、素材へのリスペクト、伝統の現代的な解釈という共通点を通して、両者のクラフトマンシップを肌で感じてみて欲しい。
会場: T-HOUSE New Balance
住所: 東京都中央区日本橋浜町3-9-2
会期: 1月16日(金)~2月24日(火)
時間: 金〜火 11:00 – 14:00、 15:00 – 19:00
休廊日: 水・木
HP: company.newbalance.jp
「DIESEL ART GALLERY BOOK MARKET」
アートブックイベント「DIESEL ART GALLERY BOOK MARKET」では、東京の選りすぐりのブックストア・出版社とともに、新たな本との出会いの場を創出。アートブック、写真集のみならず、デザイン、音楽、サブカルチャー、アンダーグラウンドカルチャーをフィーチャーした書籍など、エッジの効いた作品を展示・販売する。参加するのは、神保町の Bohemian’s Guild (ボヘミアン・ギルド)、福生の Cha Cha Cha Books (チャチャチャ・ブックス)、鶯谷の古書ドリス、代田橋の Flotsam Books (フロットサムブックス)、渋谷の Flying Books (フライング・ブックス) といった書店。そのほかにも、1997年に東京で創刊し、世界のクリエイティブシーンを特集するビジュアルマガジン『+81 magazine』、1996年に誕生した世界中のアートやデザインのアイデアを紹介するプラットフォーム『GASBOOK (ガスブック)』、国内外の著名な写真家の作品を制作・出版している「SUPER LABO (スーパーラボ)」などの出版社も出店する。それぞれがブースごとに構成され、個性豊かなキュレーションを行う。本展で、感性を刺激する一冊を見つけてみては。
会場: DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1丁目23−16 B1F cocoti SHIBUYA
会期: 1月23日(金)〜4月15日(水)
時間: 11:30-20:00
HP: www.diesel.co.jp
向井山朋子「Act of Fire」
「火を燃やす-1」2025年-©Tomoko-Mukaiyama
オランダ・アムステルダム在住のピアニスト・向井山朋子。音楽、映像、パフォーマンス、インスタレーションに至るまで、幅広い表現を横断した活動で世界を魅了している。初の大規模個展「Act of Fire」は、アーツ前橋の6つのギャラリーを地下劇場に見立てた回廊型インスタレーションを展開。血で染めたシルクドレスの迷宮「wasted」(2009年)、3.11の津波で破壊された2台のグランドピアノを用いた「nocturne」(2011年)、ピアノの演奏が印象的な映像詩「ここから」(2025年) など、新旧のアートワークを再構築し紹介する。向井山が深く抱く、喪失・抵抗・怒りといった個人的な感情を燃焼させる空間であると同時に、ジェンダー問題、自然災害、終わりなき侵略といった社会問題を「火」という人間の根源的な存在を通して照らし出していく。そういったコンセプトが、タイトルの由来になっている。ギャラリー全体に広がるインスタレーション空間は、世界との関係性を省みる思索の旅へと誘うだろう。
会場: アーツ前橋
住所: 群馬県前橋市千代田町 5-1-16
会期: 1月24日(土)〜3月22日(日)
時間: 10:00-18:00 *入場は17:30まで
休館日: 水 *2月11日(水)開館、2月12日(木)閉館
観覧料: 一般 ¥1,000、学生・65歳以上・団体 (10名以上) ¥800、高校生以下 無料 *ギャラリー1 (1階) は観覧無料、障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料、「多様な学びの日」2/14(土)、3/14(土) は入場無料
HP: artsmaebashi.jp
アルフレド・ジャー、和田礼治郎「Alfredo Jaar Reijiro Wada」
チリ出身のアーティスト兼写真家 Alfredo Jaar (アルフレド・ジャー) と、ベルリン在住のアーティストである和田礼治郎。2人展「Alfredo Jaar Reijiro Wada」では、Jaar の社会の不均衡や世界問題に対する真摯な作品と、和田の概念を可視化する作品を展示。世界を考え、想像しようとする私たちの思考のあり方がどのように形作られてきたのかを、あらためて見つめ直す機会を提示する。本展のために Jaar の初期作品を再構成し、美術作品を観るという行為そのものを問う新作インスタレーション「1+1+1+1」。見慣れた世界の輪郭を静かに解体していく、和田の新作「PORTAL」。共鳴し合うように配置された両者の作品と繰り返される四角い「フレーム」の表現を通じ、私たちの視線がいかに社会的な制約や偏見に縛られているかを浮き彫りにする。本展は、世界をありのままに見つめるための新たな視座を手に入れられる貴重な機会となるはず。
会場: SCAI PIRAMIDE
住所: 東京都港区六本木6-6-9
会期: 1月21日(水)〜4月18日(土)
時間: 12:00-18:00
休廊日: 日~水、祝日
HP: www.scaithebathhouse.com
オム プリッセ イッセイ ミヤケ「Amid Impasto of Horizons —積み重なる地平—」
© ISSEY MIYAKE INC.
一本の筆を携え、イタリアを巡る旅から生まれた HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE (オム プリッセ イッセイ ミヤケ) の最新コレクション「Amid Impasto of Horizons —積み重なる地平—」。都市から郊外を歩み、その土地に根付いた「色」を採集するフィールドワークから構築されたコレクションである。本特別展では、この制作プロセスとともに、衣服の試作の過程、そしてプリーツの可能性を探る作品群が展示。引っ張る、巻きつける、折りたたむ。あらゆるアプローチが試され、プリーツのまだ見ぬ表情が浮かび上がる。エキシビション・ディレクションおよび空間デザインは日本デザインセンター 三澤デザイン研究室が担当。展示構成は、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE のデザインチームとの協働の元に実現された。最新コレクションを空間全体で体感できる本展。イタリアの地ならではの豊かな色彩とともに、プリーツという素材が持つ無限の可能性を、その目で探ってみて欲しい。
会場: ISSEY MIYAKE GINZA |CUBE
住所: 東京都中央区銀座4-4-5
会期: 1月3日(土)〜2月25日(水)
時間: 11:00-20:00
HP: www.isseymiyake.com
「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」
パリを拠点に活動しているフォトグラファー・梅本健太。2024年に A-POC ABLE ISSEY MIYAKE (エイポック エイブル イッセイ ミヤケ) とともに「TYPE-VIII Kenta Umemoto project」を展開。生命力あふれる花々をポートレートのように表現した代表作「FLŌRA」を衣服に昇華した。本展「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」は、その探究をさらに掘り下げた写真プリントシリーズ全100点で構成。プリント技法に着目することによって、花の像に新たな表情と奥行きをもたらした。さらに、銀のピグメントを用いることで、プリントされた黒を基調とした花に、光のわずかな変色や光沢、銀特有の粒状感を添えている。銀のコーティングによって、その時々で異なる表情を映し出す花々は、観る者を一瞬で惹きつけるはず。梅本の花との向き合い方を、100点ものプリント写真を通じてぜひ自身の目で確かめてほしい。
会場: ISSEY MIYAKE KYOTO
住所: 京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89
会期: 1月5日〜2月25日(水)
時間: 11:00-20:00
HP: www.isseymiyake.com
ソル・ルウィット「オープン・ストラクチャー」
Sol LeWitt (ソル・ルウィット) は、アイデアを主軸とする作品を通して、「芸術とは何でありうるか」という問いに向き合った、20世紀を代表するアメリカ出身のアーティスト。彫刻、壁画を用いたコンセプチュアルアートを制作したほか、書籍の制作も手がけるなど多様なメディアを通じてアート表現を立ち上げている。日本の公立美術館では初となる個展は、「ウォール・ドローイング」、立体・平面作品、アーティスト・ブックなどを通じ、同氏の芸術に対する深い眼差しを多角的に紹介する。LeWitt の美学である芸術の「構造を開く思考」をテーマに、作品が単なる鑑賞の対象にとどまらず、思考の場として見る者に再考を促す。そんな新しいアートの向き合い方を提供する展覧会となっている。代表作であるウォール・ドローイングは、広々とした空間に6点にわたって展示。珠玉のアートピースを通じて、既存の枠組みや仕組みに問いを投げかけ、別の構造への可能性を開こうとしてきた同氏の思考の軌跡を辿ってみては。
会場: 東京都現代美術館
住所: 東京都江東区三好4丁目1−1
会期: 12月25日(木)〜2026年4月2日(木)
時間: 10:00-18:00 *展示室入場は閉館の30分前まで
休館日: 月 *1月12日、2月23日は開館、12月28日~1月1日、1月13日、2月24日
観覧料: 一般¥1,600/大学生・専門学校生・65 歳以上¥1,100/中高生¥640/小学生以下無料
HP: www.mot-art-museum.jp/exhibitions
「SPRING わきあがる鼓動」
大巻伸嗣《Liminal Air Space-Time》2015年、
展示風景:「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」森美術館 ©Shinji Ohmaki Studio
本展は、ポーラ美術館の開館以来はじめて「箱根」という土地そのものに焦点を当て、アーティストの創造力を呼び覚ます芸術の街の魅力を紐解くエキシビション。箱根町立郷土資料館が収蔵する貴重な浮世絵コレクションや町指定重要文化財の絵画を皮切りに、箱根をはじめとした東海道の風景を着想にしたアート表現を、江戸時代から現代に至るまで横断的に紹介する。大巻伸嗣による、箱根の自然と共鳴するスケールの巨大インスタレーションや、杉本博司といった世界的に活躍する現代美術作家の作品、陶芸家・小川待子の新作など、約120点もの作品が一堂に会す。さらに、同美術館の西洋近代絵画コレクションより、印象派の代表格 Oscar-Claude Monet (オスカル=クロード・モネ)、20世紀美術に大きな影響を与えた Vincent Willem van Gogh (フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ) の作品のほか、フランスの画家 Henri Rousseau (アンリ・ルソー) の油彩画4点などが紹介される。箱根に力強くわきあがる鼓動とともに、時代を超えて豊かに躍動するアートをぜひ肌で感じてみて。
会場: ポーラ美術館
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 小塚山1285
会期: 12月13日(土)~2026年5月31日(日)
時間: 9:00-17:00
HP: www.polamuseum.or.jp
JUN IWASAKI「I MURI IN ITALIA」
テキストと写真で作品を制作するアーティスト JUN IWASAKI。文学と人類学の学びを背景に、カメラやノートブックを用いて日常の風景の中に見過ごされがちな瞬間を見つけ、記憶、個人的な葛藤、自己への問い、そして無常といったテーマを探求している。2021年には、「無意識のうちに回想や記憶が精神的な絵を描くことがある」という自分の体験についての写真集『To Find The Right Chair』を Cairo Apartment (カイロ・アパートメント) より刊行。私たちは、繰り返すことのできない一度きりの「いま」を語ることができるのだろうか。本展「I MURI IN ITALIA」では、この問いをコンセプトに、2024年から制作を始めたイタリアの壁の物語をテーマにした作品を再構成し、新作9点を紹介する。世界を記録し、世界に語りかける写真群から立ち上がる物語に思いを馳せてみては。
会場: seikatsu
住所: 東京都文京区根津2丁目24-7
会期: 12月12日(金)~2026年2月23日(月)
時間: 13:00-17:00
休廊日: 火、水、木、金 *12月28日(日)~1月9日(金)は冬休み
HP: www.instagram.com











