Interview with Stefan Siegel at NJAL, the leading online platform for emerging fashion designers

PORTRAITS | May 3, 2012 3:00 PM
世界中から才能あふれる若いファッションデザイナーたちを見つけだし、サポートをする注目のファッションディレクトリーサイト「NOT JUST A LABEL (以後、NJAL)」。ファッション業界のバイブル「Vogue Italia」から、未来志向の強い最も影響力のあるファッション系ウェブサイトのひとつとしてあげられている。2008年の立ち上がりから急成長を続け、現在月間2,100 万人以上のPV数を誇るモンスターサイトだ。このプロジェクトを指揮するクリエイティブディレクターのStefan Siegel (ステファン・シーゲル)に話を聞いてみた。

取材・文: 編集部

世界中から才能あふれる若いファッションデザイナーたちを見つけだし、サポートをする注目のファッションディレクトリーサイト「NOT JUST A LABEL (以後、NJAL)」。ファッション業界のバイブル「Vogue Italia」から、未来志向の強い最も影響力のあるファッション系ウェブサイトのひとつとしてあげられている。2008年の立ち上がりから急成長を続け、現在月間2,100 万人以上のPV数を誇るモンスターサイトだ。このプロジェクトを指揮するクリエイティブディレクターのStefan Siegel (ステファン・シーゲル)に話を聞いてみた。

©NJAL

©NJAL

– なぜ「NJAL」を立ち上げたのですか?

インターネットを使って、未来のファッションデザイナーたちや、コレクションをすでに発表して販売できるデザイナーたちのためのネットワークを作るという考えを僕や兄弟のDanielが持つようになったのがキッカケなんだ。それまでのファッション業界にはそういうようなプラットフォームはなかったし、地理的な制限なしにファッションデザイナーを見つけたり、トレンドリサーチとかをしたかったんだ。グローバルな規模でね。「NJAL」はビジネス的要素も強く持っていて、クリエイティブ業界のかけ出しの若手をサポートすることはいまものすごく大事だし、たくさんのブランドの成長を助けることによって、ファッション業界の将来や業界のあり方に大きな影響を持つことができる。

©NJAL

©NJAL

– サイト名の由来を教えてください。

僕らのしていることすべてを表現できる名前を決めるのにはかなり時間がかかったんだ。「NOT JUST A LABEL」という名前にしたのは、僕らのロゴである黒羊 (英語で厄介者の意味)と結びつくからで、前例のないことをやろうとしていたから自分たちをカテゴリーに分けることができなかったんだ。「NJAL」と省略したらかっこいいしね。

2/2ページ:いまロンドンで将来有望なデザイナーといえばだれでしょう?

©Ana Rajcevic

©Ana Rajcevic

– ロンドンのファッションシーンはどういうところがおもしろいんですか?いまロンドンで将来有望なデザイナーといえばだれでしょう?

ロンドンはファッションの仕事をする上で最高の都市のひとつ。若い才能にあふれているからね。ここのデザイナーたちは最高水準のリソース、プレス、教育にアクセスできる。長いことクリエイティビティーのハブとして存在してきている都市だから、新鮮で有望な若手を見つけることができるんだ。いま注目しているのは、Claudia Ligari。テキスタイルの使い方がすごくて、コットンやシルク、PVCのミックスが最高なんだ。Agi & Samも、たのしくてスリリング。ポップカルチャーに影響を受けているブランドで、どんどんよくなってきている。あと、London College of Fashion (ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション)の大学院を卒業したばかりのAna Rajcevicが作る彫刻的な作品はこの世のものをは思えないすごい。ひとつひとつの作品がまるでエイリアンの世界なんだ。

©NJAL

©NJAL

– 現在注目している日本のブランドはありますか?

太田雅貴が手がけるOhta。繊細な柄のメンズとウィメンズウエアで春に最適だと思う。今年の頭にLondon College of Fashionのキャットウォークでコレクションを発表したChika Itoも気になるね。DRESSEDUNDRESSEDもマスキュリンとフェミニンの二元性を持っている東京ブランドで気になっているよ。

– では日本以外のブランドでは?

いまは約8,000ぐらいのブランドを見ているんだ。でもいくつか名前をあげるとすると、ニューヨークをベースに活動しているJonathan Cohen、韓国のHuman Potential、あとベルギーのGlenn Martensかな。

 

– いまなにに取り組んでいますか?

ロンドンオリンピック2012がもうすぐはじまるから、それに合わせていろいろなことを準備してるよ。夏のイベントは「NJAL」でチェックしてほしい!

– いつもチェックしているオンラインのファッションメディアやブロガーはいますか?

オンラインでいつもリサーチをしたり、新しいことを発見したりしているんだけど、好きなサイトは「Vogue.it」と「Dazed Digital」。でもだいたい変なサイトに飛んでいってしまうことが多いかな。いい発見があるのもそういうときだよね。

©NJAL × Lara Stone

©NJAL × Lara Stone

– ロンドンのお気に入りの場所を3つ教えてください。

The Wapping Project
昔は発電所だったところにある大好きなレストラン。

The Aubin Cinema
親しみやすいシアターで、最高の場所。観客もいい感じだよ。

Shoreditch House
ロンドンの重要スポット。プールサイドでリラックスしながらイーストロンドンの新しい発展や超高層ビルを一望できるんだ。

 

 

 

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Photography: Ben Benoliel

 Stefan Siegel (ステファン・シーゲル)

「NOT JUST A LABEL (NJAL)」のクリエーティブディレ クター。イタリア北部にあるドイツ語圏、南チロリアン出身。経済学を勉強中に有名デザイン会社や広告会社で 働きファッションとメディア業界での経験を積みはじめ る。2004 年に国際ビジネス経営学の博士号を取得後、金 融の世界に入り、「Ernst & Young」「Oppenheim」「Merrill Lynch M&A Investment Banking group」などで消費者・ リテール分野の仕事を担当し、ファッションの上場企業 にアドバイスを行う。その後、これまでの経験を生かし、コ ンピューターサイエンスの専門家の兄弟Daniel とともに「NJAL」を 2008 年に設立。才能あふれる若いファション デザイナーをサポートするプラットフォームとしていま 世界のファッション業界で最も注目をあびているウェブ サイトに成長している。

URL: http://www.notjustalabel.com

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