日本の女性向けファッション誌の分析マップ – オピニオンリーダーやファッショニスタの本音を探る

©VOGUE Girl
水原希子、長谷川潤、ローラ、『ViVi』に登場するさまざまなスタイル、どう『ViVi』が女性モデルを育てるのか、『JJ (ジェイジェイ)』のおしゃP問題、『Vogue Girl』『Elle Girl』『Tokyo ViVi (トウキョウ・ヴィヴィ)』の違いなど、海外のファッション系PR・マーケティング会社には知られていない日本のファッションに関する深いレベルでの情報がまだまだたくさんある。ブランド側が知りたい情報の多くは消費者レベルのネットワークに埋もれてしまっていて表にはなかなか出てこない。どのように彼らの意見が形成され、毎月のように変わる若い消費者の本当の気持ちや考え、雑誌やブランドは本当はどのように思われているのか、オピニオンリーダーたちがどのようにたくさんの若い日本人女性たちの行動に影響を与えているのか。これらの問いを私たちは答えたい。彼らの本音を知りたい。そのための唯一の方法として、私たちは彼らのネットワークに長期間入り込み、生の情報を直接入手する努力をしている。
なぜこれらの問いが重要なのか?答えを知るブランドが、本当はだれを相手にしているのかがわかるからだ。どういう層が記事広告を見て、どのように思っているのかを知ることによって、マイクロターゲティングやカスタマープロファイリング可能になり、決断理由が明確になる。マーケティング予算も正当化できる。
日本の大学生はたくさんのお金を買い物につぎ込んでいる。多くの人は彼らのパワーを過小評価していると思う。彼らがファッションに使う毎月のお金は平均で4万円以上。毎月20万円を使う学生もいる。私たちは、学生間のブランドイメージに大きな影響力を与え、毎日総額50万円以上の価値があるファッションで身を固めるおしゃれ学生たちに会い、話を聞いた。Hermès (エルメス) のハンドバッグを所有し、Alexander McQueen (アレキサンダー マックイーン) のドレスを着て女子会に参加し、春休みにはニューヨークに行ってMarc Jacobs (マーク ジェイコブス) で買い物をし、毎月ファッション誌を15冊読み、Bloglovin (ブログラヴィン) でファッションブロガー30人をフォローし、パリのデザイナー事情に精通している学生たちとも話をした。彼らはすでに、Olivier Theyskens (オリヴィエ・ティスケンス) がデザインするTheory (セオリー)、Acne (アクネ)、Giuseppe Zanotti (ジュゼッペザノッティ)、Thakoon (タクーン) などが日本の雑誌で紹介されはじめる前に、これらのブランドのことを知っていて、数カ月以内に日本で人気がでるとわかっていた。
3/5ページ:読者の多くはファション誌の裏側を気付いている?
