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【完全保存版】NY (ニューヨーク) の絶対行くべき、おすすめベストホテル

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【完全保存版】NY (ニューヨーク) の絶対行くべき、おすすめベストホテル

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by Ayaka Morohoshi

TFP編集部が全力でオススメする NY (ニューヨーク) の最旬ホテルをご紹介。

海外旅行で絶対に妥協したくないのがホテル選びだ。旅行中すべての拠点となるホテルは、もっとも多くの時間を過ごす大切な空間。ホテルの雰囲気、ロケーション、接客、部屋のキレイさ、食事のおいしさ、設備の充実度は旅の良し悪しにそのまま左右する。『The Fashion Post (ザ・ファッションポスト)』では、何世代にもわたって愛され続ける老舗的なホテルから、近年誕生したばかりの新名所まで、NY (ニューヨーク) の必ず行きたい最旬のホテルをご紹介。

Arlo Soho (アルロ・ソーホー)

ソーホー、トライベッカとウェストビレッジの境界に位置する Arlo Soho (アルロ・ソーホー) は、ニューヨークで近年、注目の高まるエリアでありながらも良心的な価格設定で人気のホテル。平均約14平方メートルの少々コンパクトな客室ではあるものの、小型冷蔵庫とワークデスク、客室によってはちょっとした屋外テラスまで用意されていたりと、モダンデザインで統一された居心地の良い空間が整っている。館内にはニューヨーク風にアレンジしたアメリカ南部料理を提供するレストラン「Harold’s Meat + Three (ハロルズ・ミート・アンド・スリー)」や、24時間営業のカジュアルなバー「Arlo Liquor Bar (アルロ・リカー・バー)」、ハドソン川が見渡せる屋上バー「Good Story (グッド・ストーリー)」なども併設されており、旅行の拠点として申し分のない環境が魅力の一軒。

住所: 231 Hudson Street, NY, USA

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Freehand (フリーハンド)

地価の高いニューヨークにおいて、スタイリッシュでありながら良心的な価格の宿を探すのは至難の技。そんな苦労を経験したことのある方におすすめしたいのが、グラマシー・パークに位置するホテル「Freehand (フリーハンド)」だ。インテリアを手がけるのは、ニューヨークのデザインホテル界ではおなじみ、Roman & Williams (ローマン・アンド・ウィリアムス)。彼らが得意とするレトロな雰囲気のミックススタイルを基調とし、シンプルな木製家具やバード大学の学生によるユニークなアートピースによって、ぐっと活気のある心地よい空間を演出。一般的な客室「キング」「クイーン」「スイート」に加えて、二段ベッドを設けた3人、4人用の部屋もあるので予算に合わせてタイプを選べるのも魅力のひとつ。終日営業のカフェ&レストランやクラシックながら飾らない雰囲気のバーも併設し、ニューヨークを満喫するための最高のベースとなること間違いなし。

住所: 23 Lexington Avenue, New York City, NY, USA

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1 Hotel Brooklyn Bridge (ワン・ホテル・ブルックリンブリッジ)

再利用資源を使った環境に優しい設計で実現するお洒落なデザインで知られるエコ・ラグジュアリーホテル、ワン・ホテルの2軒目として注目される「1 Hotel Brooklyn Bridge (ワン・ホテル・ブルックリンブリッジ)」。ブルックリンブリッジ公園の端に立地し、街灯りきらめくロウアーマンハッタンのスカイラインをイーストリバー越しに望むという、ニューヨーク中でもちょっと特別なこの景色が魅力の一つ。さらにグループのエコな経営理念を反映したインテリアにも注目。部屋に使用されている資材は、コニーアイランドの古いボードウォークやウィリアムズバーグ地区にあったドミノ精糖工場に残されていた木材などの再利用資材を使用し、レトロな温かみを感じさせる内装は現代のムードにマッチしている。館内には「Neighbors Café (ネイバーズ・カフェ)」や季節営業のルーフトップ・バー、“フィールドハウス”と呼ばれるフィットネスセンターに、都会的なリラックスムードたっぷりのスパ施設など、滞在中ゆったりと自分の時間を楽しめる設備が充実。このホテル、シェラトンやウェストンホテルで知られるスターウッド・グループの元代表取締役バリー・スターンリクトの新事業とあって、現代的なスタイルと徹底したホスピタリティを両立させた新世代のラグジュアリーホテルと言っても過言ではないだろう。

住所: 60 Furman Street, Brooklyn, NY, USA

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PUBLIC (パブリック)

「デザイナーズホテルの生みの親」とも言われる Ian Schrager (イアン・シュレーガー) が手がける新生ホテルブランド PUBLIC (パブリック) は、多様な人々を差別することなく受け入れる姿勢こそ洗練されたスタイルである、という新たなアプローチを体現した新世代ホテル。エントランスに到着すると、フロントデスクはなく代わりに “パブリック・アドバイザー” と呼ばれるスタッフがフレンドリーに声をかけて、チェックイン手続きをしてくれる。カウンター越しではなく、肩を並べてアシストしてくれるというのが新鮮だ。上品で落ち着きあるミニマリズムが魅力のゲストルームには防音加工が完備されており、階下に広がる街の喧騒を遠ざけて安らかなプライベートタイムを過ごすことが可能に。ロビー階と屋上にそれぞれバーがあり、他にもイベント会場兼ダンスクラブとして活用できる PUBLIC Arts (パブリック・アーツ) があったりと、館内にも遊び場オプションを多数用意している。レストランではマンハッタン風クラムチャウダーをかけたサーモンをはじめ、NYを代表するセレブ・シェフ Jean-Georges Vongerichten (ジャン=ジョルジュ・フォングリヒテン) が手掛ける創作料理が楽しめる。Herzog & de Meuron (ヘルツォーク&ド・ムーロン) が設計した空間でのダイニング体験は、NYで過ごす時間を特別なものにしてくれるだろう。

住所: 215 Chrystie Street, New York City, NY, USA

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MADE Hotel (メイド ホテル)

ミニマルなインテリアとモダンデザイン、モジュラー家具や上塗りなしのラフな素材など、デザイン雑誌が愛しむウィリアムズバーグのロフトアパートを彷彿とさせる一軒。ロビーラウンジは、コーヒーショップとカクテルバーを併設したフレンドリーな印象の多目的スペース。館内にはほかに屋上バーと、シェフのグレッグ・プローシェルが手がけるスタイリッシュなアメリカンレストランも利用が可能。このホテルが狙うのは、経済力よりセンスで勝負したいクリエイティブ階級の人々。不必要な絢爛さはなく、再利用クルミ材の床や日本製のセラミックタイル、質感を施したコンクリートの天井など、選び込まれた原材料と、上手にセレクトした家具や知る人ぞ知るデザイナーによる装飾アイテムで仕上げられた内観は現代のブルックリンの空気感を体感できる。

住所: 44 W 29th St, ニューヨーク, NY, USA

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THE LUDLOW HOTEL (ザ・ラドロー・ホテル)

“NYホテル界のキーパーソン、マクファーソンの最新作”。選び抜かれたヴィンテージ家具を駆使して、時代や場所を超えた絶妙な空間を作り上げるホテリエ、Sean MacPherson (ショーン・マクファーソン) のスタイルはここでも健在。地元の人気ベテラン・レストラングループが手がける「ダーティー・フレンチ(Dirty French)」やトレリスガーデンも併設されたロビーラウンジは、話題の夜遊びスポットになること間違いナシ。

住所: 180 Ludlow Street, New York City, NY, USA

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Viceroy Central Park (バイスロイ・セントラルパーク)

“ローマン&ウィリアムスお得意の、上品でグラマラスな空間”。これまで主に海辺のリゾート物件を得意としてきたバイスロイ・グループが、ニューヨークに進出したのは、ミッドタウンのど真ん中。マンハッタンらしいビル街の中にそびえる、ムーディーでインダストリアルな雰囲気漂うクールな外観の建物で、内装はレストランやホテルを得意とするニューヨークの気鋭デザインスタジオ、ローマン&ウィリアムス(Roman & Williams)が担当。

住所: 120 W. 57th Street , New York City, NY, USA

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HOTEL HUGO SOHO (ホテル・ヒューゴ・ソーホー)

“倉庫街に現れた、シンプル&モダンなホテルオプション”。ソーホーといっても、場所はハドソン川近くの倉庫街。長年開発が進まなかったエリアを選んだおかげで、20階の建物をリノベーションしたホテルから、美しいリバービューを独り占めできる貴重なスポットに。建物そのものが持つインダストリアルな雰囲気は、エレガントなカスタムメイドのイタリア製家具で抑えられ、快適で落ち着いた空間に仕上がったよう。

住所: 525 Greenwich Street, New York City, NY, USA

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THE MARLTON HOTEL (ザ・マールトン・ホテル)

“邸宅のような温かさと個性が光る、ロマンチックな一軒”。グリニッチビレッジの歴史のヒントを匂わせたこのホテルは、1900年に安宿としてオープンして以来、ジャック・ケルアックやブレイク前のジュリー・アンドリュースといった著名人が滞在したこともあるという建物を改装したもの。レトロでロマンチックな、パリっぽいお洒落さを持ちつつも、現実的な料金設定で収め、ユニークで幅広い客層を集めている。

住所: 5 West 8th Street, New York City, NY, USA

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PARK HYATT NEW YORK (パーク・ハイアット・ニューヨーク)

“期待を裏切らないラグジュアリー感と卓越したサービス”。ついにパークハイアットの旗艦ホテルがNYに誕生。場所は予想するまでもなくマンハッタンの一等地、デザインは数々のラグジュアリーホテルを手がけてきた設計事務所、ヤブ・プシェルバーグ(YABU PUSHELBERG)が担当。「アート・オブ・ホスピタリティ」という言葉で表現すべき、非の打ち所のない空間と究極のサービスは、世界中のホテルファンを虜にしてくれるはず。

住所: 153 West 57th Street, New York City, NY, USA

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THE STANDARD HIGH LINE (ザ スタンダード ハイライン)

ホテル王アンドレ・バラス率いる「スタンダード・ホテル」が、ようやくニューヨーク入り。これまで、既存の建物を才気あるリノベーションでスタイリッシュなホテルへと変身させてきたことで知られる同社。NY 進出に時間を要したのは、これが初めて挑む新築物件となったからでしょう。スタンダードは、あえて言うなら、ちょっとへっぴり腰になった国連ビルに下駄を履かせたような建物。下駄の歯にあたる部分は、今やセントラルパークに次ぐマンハッタンの憩いの場となった高架公園=ハイラインをまたいでいます。インテリアもまた、どこか空想的。北欧のミッドセンチュリー・モダニズムを取り入れたレトロな未来派スタイルは、ローマ様式気取りの派手なデザインが幅を利かせるミートパッキング地区では新鮮な印象です。マンハッタンの宿のしきたりに従い、客室はコンパクトですが、スマートな設計と大きな窓から見える広々とした眺めのおかげで解放感があります。この角度から眺めると、普段はしなびた風のニュージャージー州もなかなか魅力的に見えます。ガラス張りの浴室に一瞬怯むかもしれませんが、The Standard は恋人たちのためのホテルですから、問題はないでしょう。

住所: 848 Washington Street, ニューヨークシティ, NY, USA

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The NoMad Hotel (ザ・ノマド・ホテル)

NoMad の“M”が大文字になっているのは、このホテルがある場所と関係があります。マンハッタンのマディソンパークの北側は最近まで誰もいない寂しいエリアでしたが、The NoMad Hotel (ザ・ノマド・ホテル) ができてからはラグジュアリーさが1段階も2段階もアップしました。ブロードウェイにあるパリ・オスマン様式の建物は、ごくヨーロピアン。インテリアもパリを拠点に活動するジャック・ガルシアが手がけ、さらにそのスタイルを強調しています。小さなタイプの部屋でもニューヨークの基準からすると広々としたもの。より大きな部屋には猫足のバスタブが置かれています。革張りの椅子や重厚な木の床など、上質な素材使いは居心地のよさを重視しているからこそ。一見奇抜ですが質の高いアートなど、さまざまな要素が巧みにミックスされたインテリアには、親しい友人の家のような居心地のよさが感じられます。とくにスイートではニューヨークのホテルでは珍しい、貴族的なアート感覚が味わえます。The NoMad Hotel がスタイリッシュな仮住まいではなく、格調高いデザインホテルの風格を漂わせているのは、レストランのおかげでしょう。同じメニューを、広々としたアトリウムや暖炉のあるこじんまりとしたアルコーブなどさまざまな場所で楽しめるのです。2つのフロアにまたがるライブラリーで食事をすることも可能です。本好きにはたまらないサービスでしょう。メニューは近くの有名レストラン、イレブン・マジソン・パークのダニエル・ハムとウィル・グイダーラの監修によるもの。リピーターも多い二人のシェフの実力をぜひ自分の舌で確かめてみてください。

住所: 1170 Broadway (at 28th Street), ニューヨークシティ, NY, USA

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Ace Hotel New York (エースホテル・ニューヨーク)

西海岸で名を成したホテルグループ Ace Hotel (エースホテル) がいよいよ東海岸へ進出。その第一歩となる Ace Hotel New York (エースホテル・ニューヨーク) は、ブロードウェイと29丁目の角にあります。マンハッタンのど真ん中にありながら、この界隈は観光業も不動産開発者も注目していないことから、Ace Hotel ならではの割安な価格設定がニューヨークでも実現しています。また、観光客の知らないマンハッタンの素顔が覗けることもこのホテルの魅力となっているわけです。長年アーティストが集まる低コスト・アパートだった建物を改装したホテルで、その雰囲気をわざと残した設計になっています。デザインホテルとはいえ、一時主流となったイアン・シュレーガーの華やかなデザインとは異なる、ラフで気取らないインテリアがポイント。客室にはアウトレットやリサイクル家具、ビンテージのターンテーブルなどが並んでいます(レコードは館内のライブラリで貸出)。あると嬉しいスナックやドリンクの詰まった SMEG 社製の冷蔵庫や、現代的な iPod 対応ステレオなど、モダンなプチ高級アイテムを完備した部屋もあります。ファンキーかつミニマルなインテリアで、ホテルというよりも、アパート暮らしを楽しむという感覚の宿。ただし、毎晩ファッションピープルが集まるロビー階のバー、ウエストビレッジの人気グルメ・パブ「Spotted Pig」の姉妹店レストラン Breslin (ブレスリン)、マンハッタン屈指のコーヒーショップ Stumptown (スタンプタウン) に John Dory Oyster Bar (ジョン・ドーリー・オイスターバー) と、施設内ダイニングの充実振りはやはり普通のアパートとはかなり違います。宿泊価格がリーズナブルなので、集まる客層はこの街の一般的なザインホテルよりもバラエティに富んだ印象。「エース」は、例えば、駆け出しのジャーナリストやデザイナー、ニュージャージー州のモーテルを定宿にしていたミュージシャンなど、クリエーティブ・ライフを地で行く人たちを応援するホテル、といっても間違いないでしょう。

住所: 20 W. 29th Street, ニューヨークシティ, NY, USA

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The Bowery Hotel (バワリー・ホテル)

The Bowery Hotel (バワリー・ホテル) は、かつて場末と呼ばれた街の一画に登場した、最初にして唯一のデザインホテル。ミートパッキング地区の The Maritime Hotel の妹分に当たります。このホテルの登場により、ロウワーイーストサイドとイーストビレッジの境界線であり、今も少々いかがわしいこのストリートも開発が進み、そう遠くない未来に、ファッショナブルでトレンディな地区として生まれ変わるというのも十分ありうる話です。とは言え、今のところは低層建物が占めるこの界隈で、バワリーは Hotel on Rivington と同様に場違いなほど背が高く目立ちます。ロフト型の客室は洒落たセンスの開放的な空間で、高級リネン、iPod、そして一流のバス用品が備わっています。窓の外には、いつもと違う角度のイーストビレッジの眺めが広がっています。ここは至れり尽くせりの過保護なホテルではないため、公共スペースは簡潔な造り。高級ホテルに定番の贅沢な施設で散財するよりも、ナイトライフを楽しむべきでしょう。この界隈には、流行に敏感な人やバワリーの昔からの常連など、面白くて若々しい人々が集まります。また、ニューヨーク最後のワイルドな地域というスリルを味わえるうえ、ソーホーやトライベッカにも比較的近くて便利です。

住所: 335 Bowery, ニューヨークシティ, NY, USA

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The Mark Hotel (ザ・マーク・ホテル)

The Mark Hotel (ザ・マーク・ホテル) は、ロワーマンハッタンのヒップなブティックホテルが並ぶあたりから離れた所にありますが、その辺りのホテルとはスタイルが随分と違います。 最近の全館改装を経たマークは「伝統と時間を超越したアッパーイースト族の象徴」のようでもあります。このすっかり生まれ変わったホテルは「必ずしも、伝統= 時代遅れではない」ということを証明しています。ニューヨークの有名なフレンチシェフ、ジャン・ジョルジュが経営するマークのレストランは、その良い例です。午後の薄めの紅茶も夜のロブスターテルミドールの影もありません。メニューは、ニューヨークのどんなレストランにも劣らぬ内容で、 インテリアはセントラルパークの両脇(アッパータウンとロワータウン)に並ぶスタイリッシュなレストランにも引けを取りません。ホテルのロビーは、白と黒のアートデコ調のデザインで、クラシックな豪華さに目が眩むようですが、客室は繊細な印象です。そんなマークのユニークでスタイリッシュな優美については、徐々に理解が深まって来るでしょう。基本的に、アッパーイーストサイドの住人に、The Mark Hotel のデザインや雰囲気、伝統的おもてなしをモダン過ぎると感じる人はいません。エレガントな魅力がわからないと感じるダウンタウンの住人がもしいたら、一度ミッドタウンを訪ねてみれば良いのです。

住所: Madison Avenue at 77th Street, ニューヨークシティ, NY, USA

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Hôtel Americano (ホテル・アメリカーノ)

Hôtel Americano (ホテル・アメリカーノ) に向かう際、地図を二度、三度と確かめてしまう人は少なくないはず。ある人はメキシコシティに拠点を持つグルーポ・アビタがニューヨークに作ったホテルであることを確認するために、またある人は10番街の西、チェルシーにあることを確かめるために。アビタにとってはどちらにしても大胆な試みですが、彼らは辛抱強くベストのタイミングを待っていました。そして、その試みは成功しているといえるでしょう。ホテルは穴の開いたメタルという目立つ外観なので、近くまでくればすぐにわかります。そしてエントランスから一歩足を踏み入れた瞬間、あなたの選択は間違っていなかったことがわかるはず。ホテルのコンセプトは「都会の旅館」。スタイリッシュでありながら、心からくつろげるスペースです。広々としたベッド、木で仕上げられたスリーピング・ポッドなど、客室の設備や家具はあくまでもミニマルですが、過不足はありません。このホテルでは見た目のスタイリッシュさと快適さを両立させているだけでなく、お互いにその効果を高め合っています。すっきりとした線が落ち着きを感じさせ、ぜいたくな質感がより目を楽しませてくれる、といった具合に。備え付けのiPadでルームサービスを注文すると、ベントー・ボックスに入れられた食事が届けられます。階下のレストラン「ザ・アメリカーノ」で提供されるラテン・テイストのフレンチはスタイリッシュなダイニングルームの他、パティオや屋上のプールサイドでいただくこともできます。打ち放しのコンクリートに白い家具が映える「バー・アメリカーノ」ではニューヨークにいながらにして、メキシコ・シティにいるような気分が味わえるでしょう。ニューヨークは今も、他国の文化をどん欲に取り入れているのです。

住所: 518 West 27th Street, ニューヨークシティ, NY, USA

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Gramercy Park Hotel (グラマシーパーク・ホテル)

Gramercy Park Hotel (グラマシーパーク・ホテル) をヒップなホテルと呼びたければそれも良いでしょう。ただ、最近聞かれる「ヒップ」という言葉は、かつての意味とだいぶ違います。今流行りのデザイナーズホテルは、インテリアが冷たく白く、まるで氷に詰め物をしてカバーを被せたようです。そして、ロビーには無理に奇抜にしたデザインが溢れ、バーには、パーティーで写真に撮られるためにだけに集まっているような、着飾った外見だけの人々で溢れていなれば、正当なデザインホテルといえません。馬鹿らしく聞こえますが、これがかつての「クール」の王道でした。しかし、グラマシーパーク・ホテルの考える新しい「クール」とは、”まるで、ショウルームのような無味乾燥な雰囲気ではなく折衷主義的で自由奔放なデザイン”です。たとえば、大成功を収めた芸術家、ジュリアン・シュナーベルの住まいといった趣です。なんと偶然にも、画家であり、映画監督でもあるジュリアン・シュナーベルは、著名な英国人建築家であるジョン・パウソンと共に、グラマシーパークのインテリアをデザインしました。ベルベットのロープに沿って並ぶ中身が空っぽのパーティー出席者の列の代わりに、ここにあるのは正真正銘の特別な場所。本物のバーとは、お酒を飲み、人々との会話や交流を楽しむところで、うわべだけの人間の写真を撮るところではないのです。これがデザインホテルの新しいトレンドであるならば、これから2~3年のうちに、このホテルを真似たライバルホテルが続々と登場するはずです。快適な客室、特に広々として使いやすい浴室、プロフェッショナルなサービス、MoMA のような現代アートコレクションの数々、戦前(あるいは少なくともディスコが登場する前)の古き良き時代のマンハッタンの魅力的な香り、ホテルに備わるこんなアイテムの全てが支持されるでしょう。受賞経歴のあるレストラン、Danny Meyer (ダニー・メイヤー) のオーナー、グラマシー・タバン、ユニオン・スクエア・カフェのシェイク・シャックは、最近、かつて Wakiya があった場所に Maialino (マイアリノ) をオープンしました。このレストランは、デイビッド・ロックウェルによりデザインされ、イタリアをこよなく愛すメイヤーの影響を受けました。こんな素晴らしいレストランがホテルに加わるのは久しぶりのことです。さらに、会員制のプライベート・ルーフ・クラブ&ガーデンのほか、ローズ・バーとジェイド・バー、スパ&フィットネスセンターがあります。もちろん、ゲストはマンハッタンに唯一つの私設公園であるグラマシーパークの使用が許可され、鍵を渡されます。

住所: 2 Lexington Avenue, ニューヨークシティ, NY, USA

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