Exhibition; 'Porno Movie Esthetica' At Vacant

ポルノ映画の100年の歴史を辿る展覧会『ポルノ・ムービー・エステティカ』を開催

Exhibition; 'Porno Movie Esthetica' At Vacant
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ポルノ映画の100年の歴史を辿る展覧会『ポルノ・ムービー・エステティカ』を開催

Exhibition; 'Porno Movie Esthetica' At Vacant

本展覧会では、長澤 均による著作『ポルノ・ムービーの映像美学』の刊行に連動し、さまざまな写真、映像資料とともに過去100年間のエロティック・フィルムの歴史を辿り、これまで語られることの少なかった欧米のポルノ映画史をトークショーなどとともに辿る。

『Camille 2000』(1969)

『Camille 2000』(1969)

ファッション史、またカルチャー史に関わる本を書いてきた長澤 均による『ポルノ・ムービーの映像美学』をテーマとした展覧会「ポルノ・ムービー・エステティカ」が 原宿の VACANT で開催される。

本展覧会では、長澤 均による著作『ポルノ・ムービーの映像美学』の刊行に連動し、さまざまな写真、映像資料とともに過去100年間のエロティック・フィルムの歴史を辿り、これまで語られることの少なかった欧米のポルノ映画史をトークショーなどとともに辿る。

1895年にフランスのリュミエール兄弟によって発明されたといわれている映画。長い映画史とほぼ同時期に始まったポルノは、1907年には最初のハードコア・ポルノが制作されていたほど掘り下げれば歴史は深い。同展覧会のテーマとなった『ポルノ・ムービーの映像美学』は、「視線」と「扇情」をキーワードに映画草創期から存在したポルノ・ムービーを時代のエポックとともに、映画の内容、撮影技法の変遷を辿り、女優や監督たちの知られざる個人の物語を紡ぎ、独自の視点によって映画に登場する流行風俗や身体文化を「拡張したエロティシズム」の世界像として読み解いている。

セクシュアルながらも映像美学に満ちた名作・奇作の数々。ポルノは男性のためだけのものではなく、女性のためのものでもあるというメッセージを秘めたこの貴重な展覧会へぜひ足を運んでみては。

<プロフィール>
長澤 均 (ながさわ ひとし)。グラフィック・デザイナー/ファッション史家。美術展や本の装丁、CDジャケットなどのデザインのかたわらファッション史・カルチャー史に関する論考を執筆している。著作に『流行服 洒落者たちの栄光と没落の700年』(ワールドフォトプレス)、『昭和30年代 モダン観光旅行 ~絵はがきにみる風景・交通・スピードの文化』(講談社)、 『BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974』(ブルース・インターアクションズ)、 『パスト・フューチュラマ ~20世紀モダーン・エイジの欲望とかたち』(フィルムアート社)、『倒錯の都市ベルリン ~ワイマール文化からナチズムの霊的熱狂へ』(大陸書房)など。

『ポルノ・ムービーの映像美学』(長澤 均 著/彩流社)

『ポルノ・ムービーの映像美学』(長澤 均 著/彩流社)

展覧会情報
展覧会名 ポルノ・ムービー・エステティカ /ポルノムービーの映像美学
会期 2016年9月18日 (日) 〜23日  (金)
開館時間 12:00 – 20:00 (開催期間中無休)
18、19、22日はイベント開催の為、展示は17時まで
会場 VACANT/2F
住所 東京都渋谷区神宮前 3-20-13
入場料 ¥1,000 (ノベルティステッカー付)
主催 VACANT
監修 長澤 均
制作 VACANT、papier colle
協力 早川 均、DESIGN UNDERGROUND、沼野 亮佑
HP www.vacant.vc