Daido Moriyama Holds The First Exhibition At Foundation Cartier In 12 Years

写真家森山大道がパリのカルティエ現代美術財団にて12年ぶりの個展を開催

Daido Moriyama Holds The First Exhibition At Foundation Cartier In 12 Years
Daido Moriyama Holds The First Exhibition At Foundation Cartier In 12 Years
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写真家森山大道がパリのカルティエ現代美術財団にて12年ぶりの個展を開催

Daido Moriyama Holds The First Exhibition At Foundation Cartier In 12 Years

Cartier (カルティエ) が運営するパリのカルティエ現代美術財団 (Fondation Cartier pour l’art contemporain) にて、日本人写真家の森山大道の個展「Daido Tokyo」が開催。2003年にカルティエ現代美術財団にて初となる写真展を開催して以来、まさに12年の時を経て再び企画された本展では、同氏の過去20年間の活動の中であまり知られていない、それでいて際立った個性を放つ一面に光を当てている。

Daido Moriyama / Dog and Mesh Tights, 2014-2015 / Slide show of 291 black-and-white photographs, 25’ / Music by Toshihiro Oshima / Video Concept : Gérard Chiron Courtesy of the artiste / Getsuyosha Limited / Daido Moriyama Photo Foundation

Daido Moriyama / Dog and Mesh Tights, 2014-2015 / Slide show of 291 black-and-white photographs, 25’ / Music by Toshihiro Oshima / Video Concept : Gérard Chiron Courtesy of the artiste / Getsuyosha Limited / Daido Moriyama Photo Foundation

パリのカルティエ現代美術財団 (Fondation Cartier pour l’art contemporain) にて現在、日本人写真家の森山大道の個展「Daido Tokyo」が開催されている。日本を代表する巨匠として世界でも名高い森山大道。2003年にカルティエ現代美術財団にて初となる写真展を開催して以来、まさに12年の時を経て再び企画された本展では、同氏の過去20年間の活動の中であまり知られていない、それでいて際立った個性を放つ一面に光を当てている。

中でも象徴的なのが、展覧会名にもある「東京」をテーマにした作品群。森山の住む新宿をはじめ、東京という大都市を題材にした作品には、キャリア初期から知られるモノクロの写真、そして2000年代以降に新たな表現方法として果敢に挑戦してきたカラー写真を多数出展。また今回の写真展のために特別に依頼された作品「犬と網タイツ」では、2014年の7月から2015年の3月までの9ヶ月間に訪れた世界中の都市の景観を撮影。⾹港、台北、アルル、ヒューストン、ロサンゼルスなど日本人にとっても馴染みの深い街の「見慣れない」光景を集約した作品は、ジグソーパズルのように複雑に絡み合い、都市を通じて人々がコミュニケーションを取る現代社会の縮図を象徴的に現している。

Fondation Cartier外観 | P. Gries © Cartier

Fondation Cartier外観 | P. Gries © Cartier

展覧会名

DAIDO TOKYO
会期 201626日~65
場所 カルティエ現代美術財団
住所 261, Bvd Raspail, 75014 Paris
入場料 10.50ユーロ
HP fondation.cartier.com