Jonathan Anderson Founds Annual LOEWE Craft Prize

Loewe (ロエベ) 主催、クラフツマンシップを讃える新たなインターナショナルプライズ「LOEWE Craft Prize」が発足

Jonathan Anderson Founds Annual LOEWE Craft Prize
Jonathan Anderson Founds Annual LOEWE Craft Prize
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Loewe (ロエベ) 主催、クラフツマンシップを讃える新たなインターナショナルプライズ「LOEWE Craft Prize」が発足

Jonathan Anderson Founds Annual LOEWE Craft Prize

その一方で、Loewe (ロエベ) にとってこの単語は、単なる職人技を超えた意味を持っている。手仕事の良さ、そして美しさは言わずもがな。170年という長い歴史の中で培ってきた伝統工芸に対する造詣を深めるとともに、常に新たな表現方法に挑戦すること。明確なアーティスティックビジョンを持ち、緻密な加工を施していながら素材の持ち味を存分に生かしていること。そして現在ブランドのクリエイティブ ディレクター、Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) の場合、これらに加え現代的であることも必須項目のひとつだ。

craftsmanship[名]職人の技能、熟練 (研究社 新英和中辞典)

昨今とかく耳にするようになった「クラフツマンシップ」という言葉。しかし本当の意味でその高い技術力を表しているケースはさほど多くないように見受けられる。

その一方で、Loewe (ロエベ) にとってこの単語は、単なる職人技を超えた意味を持っている。手仕事の良さ、そして美しさは言わずもがな。170年という長い歴史の中で培ってきた伝統工芸に対する造詣を深めるとともに、常に新たな表現方法に挑戦すること。明確なアーティスティックビジョンを持ち、緻密な加工を施していながら素材の持ち味を存分に生かしていること。そして現在ブランドのクリエイティブ ディレクター、Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) の場合、これらに加え現代的であることも必須項目のひとつだ。

日本人陶芸家の濱田友緒とのコラボによって制作されたオブジェ作品「TIE & CUBE」| © Loewe

日本人陶芸家の濱田友緒とのコラボによって制作されたオブジェ作品「TIE & CUBE」| © Loewe

このことを端的に表しているのが、2014年に日本人陶芸家、濱田友緒氏とのコラボによって誕生したポーセリンのアートピースであり、アクセサリーデザイナーの Ramón Puig Cuyàs (ラモン・プイ・クヤス) からインスピレーションを受け昨年発表された洋服たちであり、またイギリス人テキスタイル デザイナー John Allen (ジョン・アレン) とのコラボ第2弾にあたり本年度ミラノサローネにて出展される「マルケトリー イン レザー」だ。

Ramón Puig Cuyàs 作 | © Loewe

Ramón Puig Cuyàs 作 | © Loewe

John Allen とのコラボ第2弾、「ミラノサローネ 2016」にて発表される「マルケトリー イン レザー」| © Loewe

John Allen とのコラボ第2弾、「ミラノサローネ 2016」にて発表される「マルケトリー イン レザー」| © Loewe

「クラフトはロエベの真髄です。メゾンとしての私たちは純粋な意味でのクラフトなのです。ロエベのモダニティが存在するのもクラフトであり、クラフトはこれからも常にロエベと関わり合いのあるものとなります」と語る Jonathan Anderson。彼の考案のもと、ロエベ財団が新たに発足させたインターナショナルアワード「LOEWE Craft Prize (ロエベ クラフト プライズ)」では、あらゆる国籍、年齢、キャリアの職人たちを対象に、類まれな創造性を発揮した逸材を選出し、またモダンなクラフツマンシップの中にある斬新さと芸術的価値を次世代に継承することを目的としている。

Jonathan Anderson | © Loewe

Jonathan Anderson | © Loewe

陶芸、装丁、エナメル装飾、宝飾、漆塗り、金属、家具、皮革、テキスタイル、ガラス工芸など、あらゆる工芸品を対象にした本アワードで評価されるのは、機能的価値と美術的価値の両方を兼ね備え、伝統的手法を再解釈して制作されていること。審査員は、Jonathan Anderson はもちろんのことジュエリー アーティストの Gijs Bakker (ハイス・バッカー)、スイスで創業されたモダニズム家具の代名詞 Vitra (ヴィトラ) の元最高経営責任者Rolf Fehlbaum (ロルフ・フェールバウム)、日本が誇るプロダクトデザイナー深澤直人など精鋭達が名を連ねる。

アワードについて Jonathan は「私にとってクラフトはインスピレーションとして非常に重要なものです。だから、手作業で作り上げられるもの、陶芸家、かご編み職人、家具デザイナー、ジュエリーデザイナーや、その他真摯にクリエーションに打ち込み、まだ世の中にあまり知られていない職人たちが作り上げる作品にスポットライトが当たる舞台を用意したいと思ったのです。現実には、独自の製法がある、自分自身の言葉で語りかけることで、これまで存在しなかった会話が生み出される物を作り出す方法を見つけることより難しいことはありません」と語っている。

LOEWE Craft Prize (ロエベ・クラフト・プライズ)」の応募期間は4月12日から11月7日まで。ファイナリストに選ばれた14~15名の作品は20175月にマドリードでスタートし、その後ヨーロッパ、アジア、アメリカの各都市を巡回する『LOEWE Craft Prize 2017』展で展示され、同展の図録にも収められるほか、グランプリ受賞者には賞金として5万ユーロが贈られる。

詳しい募集要項、また応募方法は下記サイトをチェック。

HP: www.loewecraftprize.com