柳楽優弥が魅せる黒のロマンチシズム
valentino
with yuya yagira
model: yuya yagira
photography: taro hirayama
styling: masaaki ida
hair & make up: asako satori
edit & text: manaha hosoda
俳優・柳楽優弥が今年30歳を迎えた。華々しいスクリーンデビューを飾り、その後ドラマに舞台、コメディからシリアスな作品まで実に様々な作品に挑戦し、その都度異なる表情でわたしたちを驚かせ、楽しませてきた。
半生の大半を役者人生に捧げてきた唯一無二の存在。そんな彼が30歳という大きな人生のターニングポイントを迎えるにあたって、役者としての顔だけではない、等身大の素顔をさらけだし、自身の人生を振り返る『やぎら本』をリリースする。新たなステージに一歩踏み出した柳楽優弥を迎えてファッションシュートを敢行。2020年秋冬シーズンの注目ルックとともに、これまで見ることのなかったモードな姿をここに記録する。(全3回)
最初に見せるのは、Valentino (ヴァレンティノ) のとびきりエレガントなモノトーンルック。「ロマンチシズム」をテーマにしたというコレクションは、Inez & Vinoodh (イネス&ヴィノード) によって撮影された花々がちりばめられた。大胆に配されたフラワープリントはブラック&ホワイトで、どことなくかもし出される静謐な雰囲気が色気を演出。クチュールからストリートまで縦横無尽なデザインを繰り出す Pierpiolo Piccioli (ピエールパオロ・ピッチョーリ) の本領が発揮されたコートはタイムレスな魅力を放つ一枚だ。
柳楽優弥が魅せる黒のロマンチシズム