忽那汐里が着るサカイ、ミッドセンチュリーのグラフィック

独自のアンテナとネットワークから生まれるさまざまなコラボレーションで、シーズンごとに新しい景色を見せてくれる sacai (サカイ)。2020年秋冬は「4次元」をテーマに、得意とする立体的なフォルムがこれまでとは一味違うダイナミズムを帯びている。服のラインはシンプルな印象だが、動きが加わることで意外なエフェクトを発生させ、歩くたびにドキッとするようなシルエットを見せたり隠したりする。女優・忽那汐里が着こなす。(第2回／全5回)

今季もウィメンズとメンズそれぞれに、複数のコラボレーションが並走していて話題が絶えない sacai の服。NASA とのタッグに続いて目につくのが、こちらの Alexander Girard (アレキサンダー・ジラード) とのコラボレーションだ。Girard はアメリカのミッドセンチュリーを代表するデザイナーで、sacai は今回、その代表作であるタイポグラフィを用いたアートワークを特別なカラーリングでアレンジ。フリュイドなトップスは、よく見ると “SACAI” のアルファベットが紛れ込んでいたりと、ブランドらしい遊び心がグラフィックのデザインの中で生きている。