Maison Margiela
with Rinko kikuchi

菊地凛子とメゾン マルジェラ。雨の日だからこそ気分の上がるアイコニックな服を vol.3

Maison Margiela
with Rinko kikuchi

model: rinko kikuchi
photography & videography: chikashi suzuki
styling: michiko kitamura
hair: amano
make up: asami taguchi
edit: daisuke yokota & yuko igarashi
text: yuko igarashi

雨風が吹きつける早朝、撮影はスタートした。カメラの前に立つのは振り幅の広い演技で国内外問わず活躍する、女優・菊地凛子。笑顔を絶やさず、ほがらかな撮影現場を作り出す彼女だが、シャッターが回ると一変。ミステリアスな目つきやポージングで、独特の存在感を発揮する。今回、彼女のスタイリングを担当したのはスタイリスト・北村道子。当時、菊地百合子で活動をしていた彼女を「凛子」という名に改名し、二人三脚で歩んだという北村が、数年ぶりに菊地のコーディネートを手がける。

今の菊地に着せたいと、北村が選択したのが Maison Margiela (メゾン マルジェラ)。中でもメゾンのコードを反映して、普遍のスタイルとアイコニックなワードローブを再定義したジェンダーレスなコレクション「アイコンズ」を手に取った。そんな、大胆なデザインながらフォーマルにまとめられた装いを纏った彼女を写真家・鈴木親が撮影する。菊地の表情、あえて服とミスマッチにした撮影場所など、自然現象である雨さえも演出のように思わせるような独自の作風であらゆるシーンをとらえた。(第3回/全4回)

Maison Margiela
with Rinko kikuchi

菊地凛子とメゾン マルジェラ。雨の日だからこそ気分の上がるアイコニックな服を vol.3

テーラリングのチェスターフィールドコートの下にあわせたのは、クラシックなコートを解体して再解釈したストールと普遍的なシルエットのスカート。ストールの上からベルトでウェストマークすることで、タイムレスなエレガンスへと昇華する。足元はロングブーツであえて肌を隠して主張ひかえめに。

ロングコート ¥411,400、ストール ¥335,500、ベルト ¥49,500、スカート ¥154,000、ブーツ ¥209,000/以上Maison Margiela(メゾン マルジェラ)