Blondshell

目指すは、飾らない自然体。異国で見つけるブロンドシェルのオリジナリティ〈前編〉

Blondshell

model: blondshell
photography: shono inoue
styling: hiromi toki
text: mami chino
edit: manaha hosoda

奇をてらわずとも、かっこいい。正真正銘のオリジナルというのは、簡単に真似することのできない確固たるスタイルを持つ。2024年に初来日公演を果たした シンガーソングライターの Blondshell (ブロンドシェル)。ただひたすらに自分のインナーと向き合い曲を作り続けてきた彼女も、そんなオリジナルのひとりだ。

音楽を通して、狙うことなく、自分自身のありのままの姿を率直に伝える彼女は、初めて訪れた街でもいたって自然体。まったく気負った様子を見せずに、堂々とした着こなしをみせてくれる。彼女のそんな飾らない魅力を目の当たりにして、改めて考えるのは着飾るより先に、自分なりのスタイルを持つということ。注目の新鋭ブランドの最新コレクションからデイリーに着倒したいアイテムをピックアップしたスタイリングをお届けする。

Blondshell

目指すは、飾らない自然体。異国で見つけるブロンドシェルのオリジナリティ〈前編〉

シャツ ¥108,900、トップス ¥37,400/ともに MAGLIANO (マリアーノ)、パンツ ¥71,500/BAZISZT (バディスト)、サンダル *参考商品/SAMUEL GUÌ YANG(サミュエル グイ ヤン)、(左手)ブレスレット ¥55,000、(左手・薬指)リング ¥51,700/ともに soft mountains (ソフトマウンテンズ)、その他 *スタイリスト私物

東京の街並みを初めて堪能する Blondshell の足元には、浴衣と合わせる下駄のような、古き良き日本を感じさせてくれるトングサンダル。こちらは中国出身の新進気鋭ブランド SAMUEL GUÌ YANG (サミュエル グイ ヤン)のもの。抜け感ある MAGLIANO (マリアーノ) のシャツとパンツで旅行気分をプラスして。そんなときに聴きたくなるのが「Dangerous」。新しいことにたくさん触れると少々気も塞ぐが、うきうきした気持ちも混在する春らしい曲。