izumi kato x chiso

加藤泉×千總:絵と着物 vol.1

着物はモードか、それともアートか。約40cm×12m–––1枚の細長い布が、無駄なく、美しい物語を纏って仕立てられる。その構造美に、現代美術家・加藤泉が描いた“人型(ひとがた)”の書き友禅が躍動する。対峙するのは、今年創業470周年をセレブレートする京友禅の老舗・千總による伝統技術だ。<ミミズク>と<ゼンマイ>、抽象と具象が交錯するフォルムを、職人たちによる絞り、染め、刺繍の多彩な技法によってより鮮やかに昇華させる。古より日本が紡いできた衣装文化の新たな1ページとして、モード界の寵児・KOHEIが、着物と自由に戯れ、その身体感覚を通じ新たな地平を提示する。撮影したのは写真家・鈴木親。着物は、もっと自由になれる。時代を超えて、未来へ。

izumi kato x chiso

model: kohei
photography: chikashi suzuki
styling: koji oyamada
hair & makeup: ryoji nakashima
text: akiko ichikawa
edit: daisuke yokota

着物 (展覧会作品)/CHISO (千總)

ガウン 208,000円、シャツ 77,000円、パンツ 116,600円/すべて MA déshabillé
(エムエー デザビエ)

カフタン400,400円、ニットショーツ74,800円、レザーブーツ627,000円/すべて Rick Owens (リック・オウエンス)