日本のアニメ文化から生まれたイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が公開
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日本のアニメ文化から生まれたイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が公開
'Lo chiamavano Jeeg Robot' To Launch In Japan From May 20
日本のアニメ文化から生まれたイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が5月20日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで公開される。
『鋼鉄ジーグ』という70年代に放送された日本のロボットアニメをご存知だろうか?国内放映後、海外にも輸出され、特にイタリアでは『新世紀エヴァンゲリオン』に並ぶ高い人気を誇っている。なんと日本版オープニングテーマはイタリア版 Renault Clio のCM にも使用されていた。そんな伝説の日本アニメをリスペクトした本作はローマ映画祭でプレミア上映されるや熱烈に支持され、イタリア本国では年間ベスト5位にランクインするスマッシュヒットを記録した。映画賞レースでは、イタリア・アカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、最多16部門にノミネート、新人監督賞を始め、主演男女優、助演男 女優賞の演技部門を独占して、最多7部門受賞した。
監督を務めるのは、本作が長編デビューとなり、幼い頃から日本製アニメの大ファンだったという Gabriele Mainetti (ガブリエーレ・マイネッティ)。そして主人公エンツォには、『ジョルダーニ家の人々』(2012)、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006) などに出演する Claudio Santamaria (クラウディオ・サンタマリア) が、体重を20kg増量して臨んでいる。さらに敵のジンガロ役に、主演作が相次ぐ人気俳優 Luca Marinelli (ルカ・マリネッリ) がキャスティング。2人が激突するサッカースタジアムでのクライマックスは、本作最大の見どころだ。今回モチーフとなった原作アニメを手掛けた永井氏からも「犯罪と汚濁まみれのローマの下町で、アニメヒーロー『鋼鉄ジーグ』に憧れる女性のため、正義の戦いに立ち上がる“男の純情”が美しい!! 『ガンバレ、君は鋼鉄ジーグだ!!』」との熱いエールが届いている。
<あらすじ>
テロの脅威に晒される現代のローマ郊外。孤独なチンピラ エンツォはふとしたきっかけで超人的なパワーを得てしまう。始めは私利私欲のためにその力を使っていたエンツォだったが、世話になっていた“オヤジ”を闇取引の最中に殺され、遺された娘アレッシアの面倒を見る羽目になったことから、彼女を守るために正義に目覚めていくことになる。アレッシアはアニメ『鋼鉄ジーグ』の DVD を片時も離さない熱狂的なファン。怪力を得たエンツォを、アニメの主人公司馬宇(シバヒロシ)と同一視して慕う。そんな二人の前に、悪の組織のリーダー ジンガロが立ち塞がる…。
作品情報 | |
タイトル | 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ |
原題 | Lo chiamavano Jeeg Robot |
監督 | Gabriele Mainetti (ガブリエーレ・マイネッティ) |
脚本 | Nicola Guaglianone (ニコラ・グアッリャノーネ) |
製作 | IGabriele Mainetti |
出演 | Claudio Santamaria (クラウディオ・サンタマリア)、Luca Marinelli (ルカ・マリネッリ)、Ilenia Pastorelli (イレニア・パストレッリ) |
配給 | ザジフィルムズ |
製作年 | 2015年 |
製作国 | イタリア |
上映時間 | 119分 |
HP | http://www.zaziefilms.com/jeegmovie/ |
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5月20日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー |