ブルガリの名作が生まれ変わる、フレグランスコレクション「スプレンディダ」の誕生秘話に迫る
News
ブルガリの名作が生まれ変わる、フレグランスコレクション「スプレンディダ」の誕生秘話に迫る
Splendida Diva: Where Bulgari's Iconic Fragrance Brought Back To Life
BVLGARI (ブルガリ) から新フレグランスコレクション「Splendida (スプレンディダ)」が新発売される。イリス、ローズ、ジャスミンのアイコニックな3つの花をテーマに、マスター調香師 Sophie Labbe (ソフィー・ラベ) の再解釈により同ブランドの新たな“理想”を表現する香りとして「Iris d’Or (イリス ドール)」、「Rose Rose (ローズ ローズ)」、「Jasmin Noir (ジャスミン ノワール)」が誕生。
BVLGARI (ブルガリ) から新たなフレグランスコレクション「Splendida (スプレンディダ)」が4月29日から発売される。新コレクションでは、フレグランス界における最もアイコニックな3つの花を表現。また、「プールファム」、「ローズエッセンシャル」、そして「ジャスミンノワール」の BVLGARI の代表作である、フレグランス界においても根強い人気を誇る名作たちを、マスター調香師 Sophie Labbe (ソフィー・ラベ) のフィルターを通してモダンな3つの香りとして新たに発表される。
「Splendida」コレクションがイメージするのは、BVLGARI のハイジュエリーを纏った輝かしい大女優(ディーヴァ) たち。Federico Fellini (フェデリコ・フェリーニ) 監督作品『La Dolce Vita (甘い生活)』によって一躍その名を世界に轟かせたイタリアの著名映画スタジオ、チネチッタのレガシーと、数々の名作で BVLGARI のジュエリーを纏ったディーヴァたちに捧ぐ新作の誕生秘話を、Sophie Labbe のコメントと共にご紹介しよう。
華やかなオーラ SPLENDIDA IRIS d’OR
BVLGARI の恐らく最も高名なフレグランスの1つ「プールファム」。1994年に誕生したこの作品を象徴するのは、可憐なイリスの香りだ。日本名ではニオイアヤメと呼ばれることの多いアヤメ科の一種であるイリスは、別名ブルーゴールドとも呼ばれ、1kgあたりの最高値が100,000ユーロという、ウードに次ぐ高値で取引される業界で最も高価な香料の1つ。その華やかなアコードを中心とした新作「Splendida Iris d’Or (スプレンディダ イリス ドール)」は、まさに “d’Or (フランス語で黄金の意味)“ の名に相応しい、リュクスな香りに仕上げられた。ミドルノートに用いられたのは、イリスのアブソリュート。その芳醇な香りを引き立てるのは、トップに用いられたバイオレットリーフのグリーンノート、そしてミモザの持つ甘美なアクセント。トンカビーン アブソリュート、サンダルウッド エッセンスが醸し出すバルサム調の柔らかなラストノートが全体をまろやかに包み込む。
最上級のフェミニニティ SPLENDIDA ROSE ROSE
言わずと知れた香料界の女王、ローズ。2006年に BVLGARI によって発表された「Rose Essential (ローズ エッセンシャル)」は、ローズの持つ官能性を最大限にまで引き立てた名作だ。
マスター調香師 Sophie が「世界で最も美しい女性を体現する花」と呼ぶこの香りは、まさにジェムセッティングの如く精緻な技術と大胆な創造性が求められる。合成香料では再現することのできない、300以上もの成分によって構成されるダマスクローズの複雑かつピュアな香りを表現するため、Sophie が用いたのはローズの中でも極めて高貴な香りとして知られるダマスクローズのアブソリュートと花びらから抽出したエッセンス。異なる表情を持つ二つのローズの対話を表現したコンポジョションは、ホワイトマルベリーのみずみずしいトップノート、そしてサンダルウッドやムスクの醸し出す柔らかなラストノートへと移ろっていく。
矛盾と気品をあわせもつ SPLENDIDA JASMIN NOIR
Sophie Labbe が2008年に作り出した「Jasmin Noir (ジャスミンノワール)」の要となるのは、ジャスミン。白く可憐な花びらと、ミステリアスで官能的な香りの二面性を表現すべく、ベースノートには高濃度のサンバックジャスミン アブソリュートをふんだんに使用。パチョリハートとカシミアウッドが生み出すウッディノートが、更にエキゾチックな印象を引き立てている。
「自分で作った香りを生まれ変わらせるため、ありとあらゆる試行錯誤を経て、ふと鼻腔をかすめたのが旧作の『ジャスミンノワール』。13歳になる娘が身に付けていた香りでした。その完璧な香りのバランスに余分なアレンジは必要無いと気づいたのです」と語る Sophie。そして生まれた「Splendida Jasmin Noir (スプレンディダ ジャスミン ノワール)」は、基本となる香調はそのままに、サンバックジャスミン アブソリュートの濃度を極限まで高めることで、更に高貴な香りへと仕上げられた。
問い合わせ先/ブルガリ パルファン事業部 03-5413-1202
HP: www.bulgari.com