鬼才 M.ナイト・シャマラン監督の最新作『スプリット』が公開

『シックス・センス』(1999)、『アンブレイカブル』(2000) 等の作品で知られる、M. Night Shyamalan (M・ナイト・シャマラン) 監督の最新作『スプリット』が 5月12日(金)より公開される。女子高生３人の誘拐事件というストーリーの鍵となるのが、DID (解離性同一性障害) という障害のため23もの人格を持った犯人のケヴィン。そんな次々と人格が切り替わるといういまだかつてないキャラクターに挑戦するのは『ウォンテッド』(2008)『X－MEN』(2011) のようなアクション大作から『つぐない』(2008) 等の文芸作までこなす演技派俳優 James McAvoy (ジェームズ・マカヴォイ) 。観る者に恐怖と緊張と興奮を与える圧巻の演技に注目が集まっている。

衝撃的な展開が見どころのため、公開前に多くを語れない本作。物語について監督は「物語の構成を大事にしています。新しい物語を、新しい方法で皆さんに伝えていくことに、自分はワクワクします。例えば『スプリット』は、始めは『ソウ』(2004) のようなホラーなのかなと思っていたら、スリラーのような展開になり、すると『LUCY／ルーシー』(2014) のような覚醒する話になるかと思ったら、最後は全く違うジャンルになっているというような構成になっています。そして『スプリット』で使われている情報は、全て実際に使われているデータです。例えばプラシーボ効果のように、身体が脳に支配されているという状態があります。その最終段階が解離性同一性障害だと考えていて、重い物を持ち上げられていると考えていたら持ち上げられて、糖尿病だと思っていたらインスリンが必要になってくる。人間の脳の超常的な働きが、ケヴィンというキャラクターに反映されています。」とヒントをくれた。

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さらに、監督自身の twitter で本作の続編の公開日がすでに2019年1月18日に決定してるとの発表も。タイトルは『GLASS』で17年前に公開された Bruce Willis (ブルース・ウィリス) 主演の『アンブレイカブル』と今回の『スプリット』の二作から繋がるストーリーとのこと。ぜひ予習として『アンブレイカブル』も鑑賞しておくことをオススメする。

＜あらすじ＞
友人のバースデーパーティーの帰り、車に乗った3人の女子高生。見知らぬ男が乗り込んできて、3人は眠らされ拉致監禁される。目を覚ますとそこは殺風景な密室…彼女たちはその後、信じがたい事実を知る。ドアを開けて入ってきた男はさっきとは違う異様な雰囲気で、姿を現す度に異なる人物に変わっていく。密室で3人の女子高生 VS 23人の人格の熾烈な攻防が繰り広げられる中、もうひとり、“24人目” の人格の存在が生まれようとしていた―果たして彼女たちは脱出できるのか！？

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