Roberto Cavalli (ロベルト・カヴァリ) の新クリエイティブ・ディレクターに Paul Surridge (ポール・サリッジ) が就任

Toni Thorimbert

イタリアのラグジュアリーブランド Roberto Cavalli (ロベルト・カヴァリ) の新クリエイティブ・ディレクターに Paul Surridge (ポール・サリッジ) が就任した。

前クリエイティブ・ディレクターの Peter Dundas (ピーター・デュンダス) が2016年10月に退任して以来不在だったブランドのクリエイティブ・ディレクターのポストに新たに任命されたのは、英国生まれの Paul Surridge。セントラル・セント・マーチン卒業後、90年代の Calvin Klein (カルバン・クライン)、Christopher Bailey (クリストファー・ベイリー) 率いる Burberry (バーバリー) で経験を積んだ Paul Surridge は、2007年 Raf Simons (ラフ・シモンズ) のもと Jil Sander (ジル・サンダー) のメンズ部門のデザインディレクターに就任。2011年からはイタリアの老舗紳士服ブランド Z Zegna (ジー・ゼニア) のクリエイティブ・ディレクターを3年間務めていた。最近では、Acne Studios (アクネ・ストゥディオス) のクリエイティブコンサルタントを手掛けていた彼は、今後 のRoberto Cavalli の全てのラインを担っていく。

Roberto Cavalli SpA のCEOである Gian Giacomo Ferraris (ジャン・ジャコモ・フェラリス)は、以下のようにコメント。
「ポールとは共に仕事をしたことがあり、その創造的な才能や管理能力を高く評価してきました。彼はブランドおよびブランディングに関して全方位的なビジョンを持っています。情熱的かつ成熟した素晴らしいチームプレイヤーです。我々経営チームを完璧にし得る理想的なメンバーであり、ロベルト・カヴァリの野心的な発展計画を実行してもらう最良の人材であると誰もが信じています。そしてそれはステークホルダー達の合意を得ています。」

Paul Surridge は、「このイタリア生まれの類まれなブランドの伝統を引き継ぎ、さらに発展させることができることを光栄に思います。これは女性のもつ美しさや官能性、パワーをポジティブに表現するロベルト・カヴァリの世界において新たな章を切り開くという唯一無二のチャンスです。ロベルト・カヴァリ氏が築いたブランドの基礎となる規範やビジョンに対する私の情熱を表現しながら、イタリアの卓越したクラフツマンシップを称えることが出来ればと思っています。」と語っている。

Paul Surridge によるデビューコレクションは、2017年9月にミラノで開催される2018年春夏シーズンのランウェイショーで披露される予定だ。

HP: www.robertocavalli.com