Björk (ビョーク) ミュージックビデオ「Notget」第2弾を公開、アバンギャルドなマスクデザインに注目

最先端テクノロジーを駆使したミュージックビデオ「Notget」を今年4月に公開し、話題を呼んだ Björk (ビョーク) が同楽曲から2作目となるミュージックビデオを公開した。引き続き、監督は Björk の長きにわたるコラボレーターである Warren Du Preez & Nick Thornton Jones (ウォーレン・デュ・プリーズ&ニック・ソーントン・ジョーンズ) のふたりが手掛けている。

4月に公開された作品ではモーションキャプチャ技術とCGIを組み合わせ、アニメーションかのような映像に仕上げられていた「Notget」。新たに公開されたミュージックビデオは、またひと味違った趣向がこらされた映像となっている。ミュージックビデオの前半では、モノクロの映像にパールやフェザーをあしらったマスクとコクーンのような衣装を身に纏ったBjörk が登場。この時点でもうすでに圧倒されてしまうのだが、中盤で転換を迎えると一気に映像は鮮やかに色づき、アーティストの着用する蛍光イエローのアバンギャルドなマスクはSF映画さながらの様相を呈する。マスクのデザインは、前作に引き続き Björk 本人と英国人アーティスト James Merry (ジェームス・メリー) のコラボ作品。映像美は勿論のことだが、彼女のクリエイティビティには毎度のこと舌を巻いてしまう。

通常、ミュージシャンは1つの楽曲に対してミュージックビデオを複数発表することはまずないが、Björk に限っては例外のようだ。彼女の世界観を完全に表現するためには、いくつミュージックビデオがあっても足りないのかもしれない。