いま最も注目されている若手フランス女優レア・セドゥのインタビュー | 映画「マリー・アントワネットに別れを告げて」
News
いま最も注目されている若手フランス女優レア・セドゥのインタビュー | 映画「マリー・アントワネットに別れを告げて」
Interview with Lea Seydoux, young French actress from 'Farewell, My Queen'
フランスで最も権威のある文学賞のひとつであるフェミナ賞に輝き、ベストセラーとなった Chantal Thomass (シャンタル・トマ) 氏作の小説が原作の映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」が、12月15日 (土) 日本で公開される。フランス王妃 Marie Antoinette (マリー・アントワネット) を中心としたヴェルサイユ宮殿の裏側を、過去のものとは全く違うアプローチで挑んだ本作品は、フランス映画の重鎮である Benoit Jacquot (ブノワ・ジャコー) 氏が監督・脚本と指揮をとった。今作主演を務め、いま最も注目されている若手フランス女優 Lea Seydoux (レア・セドゥ) が、インタビューのなかで作品について、そして自分自身について語ってくれた。
フランスで最も権威のある文学賞のひとつであるフェミナ賞に輝き、ベストセラーとなった Chantal Thomass (シャンタル・トマ) 氏作の小説が原作の映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」が、12月15日 (土) 日本で公開される。フランス王妃 Marie Antoinette (マリー・アントワネット) を中心としたヴェルサイユ宮殿の裏側を、過去のものとは全く違うアプローチで挑んだ本作品は、フランス映画の重鎮である Benoit Jacquot (ブノワ・ジャコー) 氏が監督・脚本と指揮をとった。今作主演を務め、いま最も注目されている若手フランス女優 Lea Seydoux (レア・セドゥ) が、インタビューのなかで作品について、そして自分自身について語ってくれた。
– あなたの演じる人物とストーリーについて教えてください。
私の役は、Sidonie Laborde (シドニー・ラボルド) という名の王妃 Marie Antoinette (マリー・アントワネット) に仕える朗読係。知られていないけれど、実在した女性なのよ。この映画の原作『王妃に別れを告げて』を書いたChantal Thomas (シャンタル・トマ) という女性作家は、ヴェルサイユに保存されている資料をもとに、想像を膨らませて物語を作りあげたのだと思います。
– 作品では、Marie Antoinetteのとてもプライベートな部分が大胆に描かれていますね。この映画を経験して、彼女に対する見方は変わりましたか?
そうね、貪欲な女性というイメージかしら?何でも欲しがって、甘やかされた子供のようだったと思うわ。
– この作品の魅力を教えて下さい。
宮廷内部の話や王妃の生活が描かれているのが面白い。使用人たちの暮らしが描かれているのも魅力だと思います。
– あなたは、自分が演じたシドニーのどんなところが好きですか?
彼女はこれまで世間では誰にも興味を持たれずに埋もれていたけれど、突然こうして小説や映画で日の目を浴びたことね。
– 本物のヴェルサイユ宮殿での撮影はどうでしたか?
とても素晴らしかった!宮殿をはじめ、すべてが美しくて、お城の中を歩く時にはうっとりして、とても崇高な雰囲気を味わったものよ。
– 監督のBenoît Jacquot (ブノワ・ジャコー) との仕事はどのような経験になりましたか?
とても面白かったわ。彼はとても女優というものを愛していて、女優に敬意を払う人。また、映画についても確固たる考えを持っていて、そういう人は今のフランスでは珍しいことね。Benoîtは女性と映画を愛する人よ。
– 監督はあなたのどこに惹かれたのだと思いますか?
私は大人になりきれていない、子供に近い感覚を持っていて、それを見せられるというところではないかしら。
– リアルであり現代的にアレンジされた今回の衣装を着ていかがでしたか?
コスチューム劇が大好きだというのも、この作品に出ようと思ったひとつの理由よ。女の子だから、小さい頃からプリンセスへの憧れもあったしね。
– 好きな洋服はどういったものですか?
シックなものが好きなの。でも撮影される時はオリジナリティーのあるものを着るのが好き。
– 好きな映画は何ですか?
Chaplin (チャップリン) の映画と『風とともに去りぬ』
– あなたの役は朗読係ですが、あなた自身は読書は好きですか?また好きな作家は?
ええ、とても好きよ。Albert Cohen (アルベール・コーエン) や Maupassant (モーパッサン) などが特に好きだけど、他にもたくさんいるわ。私は文学やユーモアがとても好きなの。
– 今後、どのような女優になりたいですか?
いろいろな役を演じられるカメレオン女優になりたいわ。そのためには確固たる自分を持っていないとむずかしいことだとは思うわ。
<映画情報>
「マリー・アントワネットに別れをつげて」
公開日: 12月15日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraルシネマにてロードショー
HP
URL: http://myqueen.gaga.ne.jp