Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) に退任疑惑！？

The Business of Fashionさん(@bof)がシェアした投稿 – 2017 7月 26 10:17午後 PDT

Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) が自身の名を冠したブランドのクリエイティブ・ディレクターを退任する恐れがあることが明らかになった。

『Business of Fashion』によると、複数の情報提供者によると Marc Jacobs がブランドのクリエイティブ・デザイナーを退任、もしくは完全に会社を去る可能性があるという。2014年7月より Marc Jacobs のCEOに就任した Sebastian Suhl (セバスチャン・スール) は、今年5月に同職を退任する意向を明らかにし、今月 Kenzo (ケンゾー) の前 CEO である Eric Marechalle (エリック・マレシャル) が後任を務めることが明らかになったばかり。情報源によると、Marc Jacobs は Sebastian Suhl が推し進めてきたブランド改革に難色を示していたそう。Sebastian Suhl は、Eric Marechalle に業務を完全に引き継いだ後に退任することになっているが、Marc Jacobs に大きな変化をもたらすことは間違いないだろう。『Business of Fashion』の問い合せに対して、ブランドと親会社の LVMH の代理人からの回答は未だ帰ってきていないとのこと。

今年1月に LVMH の会長である Bernard Arnault (ベルナール・アルノー) が収支報告の場で出資者に向けて「アメリカの大統領よりも Marc Jacobs に懸念している」と述べているほど、Marc Jacobs の最近の業績は不調を極めている。ブランドのコンテンポラリーラインであった Marc by Marc Jacobs (マーク BY マーク・ジェイコブス) は2015年秋冬シーズンを最後にメインラインへと統合され、今年4月にはブランドのメンズラインからの撤退を明らかにした。現時点では、同氏の退任はまだ定かではないものの、ブランドが重要な局面を迎えていることは間違いないだろう。