技巧が際立つ、新作フレグランス「ガブリエル シャネル」ボトルのストーリー
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技巧が際立つ、新作フレグランス「ガブリエル シャネル」ボトルのストーリー
The Story Of The Bottle For Chanel's New Fragrance 'Gabrielle Chanel'
Chanel (シャネル) が、9月1日(金) より新しいフレグランス「ガブリエル シャネル」を発売した。今年 Chanel は、メゾンの創始者のファーストネーム “ガブリエル” を讃え、様々なキャンペーンをローンチ。Chanel はこのフレグランスの発売とともに、細部に至るまでこだわりのつまったボトルが完成するまでのストーリーを公開した。
Chanel (シャネル) が、9月1日(金) より新しいフレグランス「ガブリエル シャネル」を発売した。今年 Chanel は、メゾンの創始者のファーストネーム “ガブリエル” を讃え、様々なキャンペーンをローンチ。最新フレグランス「ガブリエル シャネル」の誕生は、彼女の名を冠したハンドバッグ「ガブリエル ドゥ シャネル」に続く “ガブリエル イヤー” にふさわしいニュースとして世界中で話題を呼んでいる。Chanel はこのフレグランスの発売とともに、細部に至るまでこだわりのつまったボトルが完成するまでのストーリーを公開した。
シンプリシティが際立つボトルはクラフトマンシップによって生まれ、その開発までに数年を要したという。 スクウェアのかたち、複雑なガラスワーク、そして表面に象られたストレートなライン。 それは、フレグランスの輝きを透過させ、香りそのものの光を明らかにする。 ボックスは、ゴールドとシルバーのちょうど中間のような色合いで、中のライナーは特別な加工が施され、まるで貴重な宝石のようにボトルをそっと収めている。無駄を取り除き、美しいパッケージを生み出すまでの一連の流れをご紹介。
香りそのものを映し出す、美しいボトル
ボトルに使用されるガラスは、砂を熱で溶かすことによって生まれる。 砂とソーダ灰、そして石灰を、カレット (ガラス屑) と調合し、 この原料をおよそ 1600度 (華氏2099度) の高温で熱すると、その状態は変化する。溶けたガラスは滴状になり、その後ボトルを成形する鋳型に注ぎこまれ、ボトルの形へと変貌を遂げる。
ボトルに再び高温の熱が加えられることでガラスの表面はなめらかになり、その透明度と輝きが高まりまるという仕組みになっている。その後ボトルはゆっくりと冷却され、さらに透明度を高めてゆく。通常マルロケット (フレグランスのボトルの底にみられるわずかにカーブを描いた厚み) は、ボトルの内側で厚みを成し、フレグランスそのものの収容量を奪い、無駄な重さを与えてしまう。今回「ガブリエル シャネル」では、マルロケットを外へ押し出し、丁寧に削りとることでミニマルなボトルの誕生を実現した。
美しさの邪魔をしないパーツ
キャップは、特別設計の鋳型を用いて、斜めの縁のスクウェアに形づくられる。磨き上げられた後は、陽極酸化の溶液に浸され、これによりゴールドとシルバーをまぜたような、繊細で上質な色合いが生まれる。そして、それぞれのキャップには Chanel のロゴが象られ、一つひとつ丁寧にチェック作業が行われる。
さぁ、完成した「ガブリエル シャネル」をよく見て欲しい。究極の透明度にこだわったボトルの中で黄金色に輝くフレグランス。ボトルの向こう側まで透けて見える美しいデザインに、あなたも違和感を覚えるのでは。それもそのはず、ボトルの中に本来あるはずのチューブが見あたらないのだ。正確には、存在しており機能も果たしている。しかし、そのスプレー式のフレグランスにおいての必須パーツもまた、透明度にこだわり、最大限に存在を消している。美しさの調和を決して崩さないように。
完璧なまでにラグジュアリーな外装
このフレグランスのためにつくられた2つのオリジナルカラーは、ボックスの内面と外面に用いられている。ゴールドともシルバーともとれる、 上質な輝きをたたえた色合いは、メゾンに保管されているオートクチュールの生地からインスピレーションを得ており、フレグランスの放つ光と呼応する。さらに箱を開けると、ジャケットの裏地の完成度を彷彿とさせる、繊細で特別な加工が施された宝石箱のようなライナーが。 ボックスから取り出すとき、まず目に入るのはボトルを象ったシルエット。その美しい装丁にきっと心を奪われることだろう。
メゾンの創始者の名前を讃えた新作フレグランス「ガブリエル シャネル」は彼女の公私にわたるさまざまな側面から、常識にとらわれない気質、愛に溢れたその魂にいたるまで、彼女の人柄をありのままに表現している。「なりたい自分になると決めた、それが今の私」と語る Gabrielle Chanel という女性、またメゾンの創始者の美しさへの追求の姿勢が受け継がれたこのボトルにぜひ注目してみてほしい。
問い合わせ先/シャネル (香水・化粧品) 0120-525-519
HP: www.chanel.com