Happy Feet: An Interview with Viktor Tell and Mikael Soderlindh of Happy Socks

靴下業界の革命児!?Happy Socks (ハッピーソックス) の設立者、ヴィクター・テルとミカエル・ソーデルリンのインタビュー

Happy Feet: An Interview with Viktor Tell and Mikael Soderlindh of Happy Socks
Happy Feet: An Interview with Viktor Tell and Mikael Soderlindh of Happy Socks
News/

靴下業界の革命児!?Happy Socks (ハッピーソックス) の設立者、ヴィクター・テルとミカエル・ソーデルリンのインタビュー

Happy Feet: An Interview with Viktor Tell and Mikael Soderlindh of Happy Socks

「デザイナーたち自身とまわりの友人たちをハッピーにする」というシンプルな目的で立ち上げられた Happy Socks (ハッピーソックス) 。ミニマルなデザインと荒涼とした気候で知られるスウェーデンから発信されているこのブランドは、4年前に設立され、低価格帯のカラフルなソックスという新たな市場を生み出した。“everything and nothing”というデザイン哲学、そして“all play, no work”という考え方を持つ Happy Socks の設立者 Viktor Tell (ヴィクター・テル) と Mikael Soderlindh (ミカエル・ソーデルリン) を、香港のDSTRTのオフィスで取材し、ソックスから柄、そして多方面にわたるコラボレーションについて話を聞いた。Happy Socks の2012年春夏コレクションは『HYPEBEAST』のオンラインストアとHappy Socksにてチェック可能。

提供: HYPEBEAST

©Hypebeast

「デザイナーたち自身とまわりの友人たちをハッピーにする」というシンプルな目的で立ち上げられた Happy Socks (ハッピーソックス) 。ミニマルなデザインと荒涼とした気候で知られるスウェーデンから発信されているこのブランドは、4年前に設立され、低価格帯のカラフルなソックスという新たな市場を生み出した。“everything and nothing”というデザイン哲学、そして“all play, no work”という考え方を持つ Happy Socks の設立者 Viktor Tell (ヴィクター・テル) と Mikael Soderlindh (ミカエル・ソーデルリン) を、香港のDSTRTのオフィスで取材し、ソックスから柄、そして多方面にわたるコラボレーションについて話を聞いた。Happy Socks の2012年春夏コレクションは『HYPEBEAST』のオンラインストアとHappy Socksにてチェック可能。

– まず簡単に自己紹介をお願いします。

Viktor Tell | ©Hypebeast

Viktor Tell | ©Hypebeast

M: 僕の名前はミカエル。Happy Socks という会社の運営をしていて、4年前に一緒にスタートさせたヴィクターは昔からの友人なんだ。

V: 僕はヴィクター。Happy Socks のクリエイティブ・ディレクターなんだけど、まだ見習いかな。

– Happy Socks を立ち上げた理由と、どうやってはじめたのか教えてください。

M: 結構シンプルな感じでスタートしたんだ。ヴィクターが「Happy Socks」という名前のブランドを作って、いい感じにデザインされたソックスを作るっていうアイデアを考えついたのさ。

V: それと、自分たちの生活をよりハッピーにするなにかをしたかったっていうのもあるね。当時の自分たちの仕事に嫌気がさしていて、他のことに全力で挑戦したかったんだ。いまは自分たちがやりたいことができていると思う。

Mikael Soderlindh | ©Hypebeast

Mikael Soderlindh | ©Hypebeast

M: ブランドをはじめた初日からやっていることは、自分たちの好きなことをやって他のみんなをハッピーにすることなんだ。

V: ベタな言い方だけど本当にそうだね。

– なぜ“ソックス”にしたんですか?

M: ただヴィクターと僕がソックスをオタクになるぐらい好きだからだよ (笑)。カラフルなソックスが好きでね。ソックスは日々の必需品だけど、僕らがはじめたころはだれもあまりカラフルなソックスを作っていなかったんだ。

V: なにも描かれていないキャンバスでスタートを切れた感じだね。

M: 僕らがソックスのビジネスをはじめたときは、普段買い物をしているショップに黒いソックスは売っていたんだけど、低価格帯のカラフルなデザインは売っていなかった。そこを突こうと思ったんだ。

– 普段の着こなしのなかで、ソックスの重要性とは?

V: いままで以上にアクセサリーとしての重要性は増してきていると思う。ソックスは日々の着こなしのアクセントになる。ビジネススーツで仕事に行く人たちに特に Happy Socks を着て欲しいかな。足もとがカラフルになるだけで個性が出てくるでしょ?

M: まわりのみんなも笑顔になったりもするしね。もし僕がバスや地下鉄に乗ってどこかに向かっているときに誰かが僕のソックスを見たら、「あいつは何者なんだ?」ってなると思うんだ。

V: 特に空港でたくさんコメントをもらったりするね。

M: あと、朝起きてソックスをはくときに、いろいろなカラーや柄のソックスを持っていたら、「今日の気分だとどれがいいかな?」ってなる。今日ヴィクターはドット付きの赤いソックスで、僕はゼブラ柄をはいている。気分や感情とリンクしているんだ。

– Happy Socksは大胆な柄とカラーで有名ですが、そうそれらを決めているんですか?

M: それはヴィクターに聞いた方がいいね。

V: たいしたプロセスじゃないよ。イタズラ書きをして、パソコン上に柄とかを描いてみる。それからCADを使ってなにが合うか試したり、セールスチームや生産チームに見せて、彼らからフィードバックをもらうんだ。あまりニッチになりたくはなくて、できるだけ多くの人にたのしんでもらえるコレクションを作ろうと思っているよ。

M: いまでも好きなことをメインにやっていて、あまりトレンドとかは気にしていないね。それが僕ら。ソックス業界だと追随するブランドとかもなかったし、いまでも好きなことだけにフォーカスしていきたい。僕らが好きなソックスなら、まわりのみんなも好きになってくれると思うんだ。簡単なことだよね。だれかのマネをする必要はまったくない。

– インスピレーションはどこから得ていますか?

V: 僕らはとてもラッキーで、世界中を旅することができている。毎日iPhoneで建物や車のカラーリングのコントラスト、壁とかの写真を撮っているんだ。なんでも撮るよ。いろいろな形やカラーを見ていると、それがまとまってくる。だからトレンドを追いかけているわけではなくて、目の前にあるモノに影響を受けているんだ。だから秋は秋っぽくなるし、夏は夏っぽくなる。それ以上でもそれ以下でもないかな…

M: シーズン毎に新作を発表するようになったのは本当に最近のことなんだ。それまでは年に1回コレクションを発表しているだけだった。いまはファッションの世界に追いつくために年2回発表するようにしているよ。

– ここ2~3年で、プリントや柄モノがまた流行りだしていますが、一過性のトレンドでしょうか?またみんな黒やグレーのソックスだけをはくようになるんでしょうか?

M: 4年前に僕らのブランドを立ち上げたときはだれもカラフルにデザインされたソックスを作っていなかった。でもインターネットの影響もあっていまではたくさんのブランドが作っている。ソックスに対する興味が一般的にすごく上がったと思うんだ。そして上がり続けていくと思う。

V: 新しい形のソックスも登場してくると思うけど、カラフルなソックスをはかなくなることはないと思うよ。

M: 個性とスタイルを表現する新しい方法だからね。これまではあまりそういう風に考えられてこなかったけど。

– これまでに制作したソックスのなかで、個人的に特に気に入っているモノはありますか?

M: 実はこのことについてさっき話していたばかりなんだ。僕はあまりドットは好きじゃなくて、四角形の方が好きだよ。

V: 僕は最高にクレイジーな柄がおもしろくて好きかな。でも外せないのはドットだね。僕のソックスがしまってある引き出しを開ければたくさんドット柄があるよ。

– 好きな柄はお互いの個性を反映していると思いますか?

V: もちろん。僕らはいつも違うことばかり考えているし。

M: 同じソックスをはくことはないよね。

V: 新作を作るときも、一緒に同じ柄やソックスを決めているわけではなくて、僕がこれを選んで、ミカエルがそっちを選んでって感じなんだ。

– どういう風に作業を進めていくんですか?市場に出まわる商品に関して、同じ基準みたいのを共有したりしていますか?

M: そういった基準みたいのはなくて、ヴィクターが商品に関するクリエイティブな権限を持っているんだけど、僕もいつでも拒否できる権利を持っている。お互いをどれだけ理解しているかが問題だね。

V: 相互理解は大事だね。ブランド立ち上げ時からドットやストライプ柄のソックスを作っているけど、作り続けることになると思う。買ってくれるお客さんがいるかぎりやめることはないね。でもいつも議論はするよ。たのしい議論をね。数週間ひとりでこもって作業をしていて、だれも僕以外今度の新作がどういう感じになるのかがわからなかったりするんだけど、そういう感じが好きかな。

2/2ページ: 「好きなことをすればいいし、なにが正しくてなにが間違っているかなんて言いたくない。もしハッピーになれるならソックスをはくべきだと思うけどね。」

©Hypebeast

– 年2回コレクションを作ると先ほど言っていましたが、今シーズン特にお気に入りのソックスはありますか?

M: あせていくダイアモンドの柄のやつが好きだよ。いろいろなカラーにだんだん変化していくやつなんだ。

V: 春夏ものだったら、複数パターンのやつが好きかな。秋冬ものだったら、ドットとストライプが一緒になっているやつが好き。柄が少しミックスされているソックスが好きなんだ。

– Happy Socksはいま約50カ国で販売されています。今後どのようにブランドのビジョンを保っていくつもりですか?

M: なかなかむずかしい部分だと思う。だからたくさん旅行をして、僕らのブランドが売られている地域やディストリビューターを訪れるようにしているんだ。僕らと同じように Happy Socks を理解して欲しいからね。僕らのオフィスにいろいろな人を招待して、できるだけたくさんの人に会う努力もしているよ。でも僕らのやっていることはすごくベーシックだから、理解に苦しむことはないと思う。

V: 初期の段階で、それぞれの地域の地元のパートナーと仕事をする必要性を感じたんだ。僕らで海外のセールスを担当するのではなくてね。香港にもセールスを助けてくれる人たちがいて、スウェーデンにさせもそういう人はいる。世界中のPRエージェンシーにも同じことが言えるね。

M: 僕らはソックスを作ってパッケージングするところまでが得意で、残りは知り合いに任せることにしているんだ。

– Happy Socks はこれまでにいろいろなパートナーとコラボレーションをしてきています。どのように相手を選んでいるんですか?

M: 選んだりはしていないかな。でも2パターンあるかも。彼らが僕らの方にやってくるか、僕らが彼らの方に行くか。たいていは共通の知り合いを通して会うことが多いよ。例えば、だれかが Terry Richardson (テリー・リチャードソン) を知っていたり、だれかが adidas (アディダス) とつながっていたりね。もしお互い話し合っていい感じになって良い商品ができると感じて、相手側も興味を示してくれたらGoするって流れだね。

V: 双方がおもしろいって思わないとね。

M: 少し想定外な商品である必要もあるよ。少しいつもと違う感じのね。自然の流れでできるソックスだけど、最初の段階ではあまり考えつかないような感じソックスがいいね。

V: これまでやってきたコラボレーションは本当に幅広くておもしろいと思っているんだ。いまはインド人デザイナーの Manish Arora (マニッシュ・アローラ) と仕事をしていて、12月に発売されるよ。すごくおもしろい作品で、たくさんのカラーを使っているんだ。

M: ファッションの世界以外だと彼はあまり知られていないけど、インドではすごく有名で、Lady Gaga (レディ・ガガ) や Madonna (マドンナ) の衣装も制作したりしているんだ。彼はいまだにあまり名前を表に出していないけど、カラーの使い方が最高だね。最近だと Keds (ケッズ) や Be@rbrick (ベアブリック) とコラボレーションをしたよ。

– Keds や adidas とのコラボレーションをしていますが、シューズやその他の関連分野で近い将来展開をはじめる予定はありますか?

V: いまはソックスだけでハッピーなんだ。ひとつ分野を選んで、それを最高にすればいいと思う。

M: もし他のことをはじめるとしたら、そのことを熟知してからでないとね。

– 夏にソックスをはかない派の人たちになにか言いたいことはありますか?

V: 彼ら次第さ。好きなことをすればいいし、なにが正しくてなにが間違っているかなんて言いたくない。もしハッピーになれるならソックスをはくべきだと思うけどね。

– だれもが持つべきソックスがあるとしたらそれはなんでしょうか?

M: ストライプ柄のソックスかな。

V: 僕はドット柄だね。

M: やっぱりマルチカラーのストライプ!

V: それだったらマルチカラーのドット柄だね。

share