TOGA 2018年春夏 コレクション - 20年という歳月が生んだトーガ流大人のエレガンス
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TOGA 2018年春夏 コレクション - 20年という歳月が生んだトーガ流大人のエレガンス
TOGA Spring Summer 2018 Collection
2018年春夏ロンドンコレクションをファッションディレクター萩原輝美が速報レポート。TOGA (トーガ) 2018年春夏 コレクション
TOGA (トーガ) は今年デビュー20周年を迎える。デビューコレクション発表後、あるジャーナリストに「目指すはストリートとモードの合体だね」と言われたそうだ。当時は意識していなかったが最近「私の原点はストリートとモードの合体だと確信している」とデザイナーの古田泰子は言う。
今シーズンのコレクションはロンドンブリッジのサウスワーク大聖堂で行われた。今まではギャラリーのような空間での発表だったが、今回は歴史と伝統を感じさせる場所だ。コレクションは英国調メンズのテーラーリングを思わせるルックからスタートした。スペンサージャケットにワイドパンツ。袖がバッサリ切り落とされたロングコートや背中がミドルフにカットされているジャケットが登場する。大胆なカッティングだが、秘めた技でシンプルに美しいシルエットを出している。布地をくしゅくしゅにした I ラインのギャザリングドレスはおうとつ感に加え、ボディの動きによって光沢を放つ。マルチカラーチェックのドレスが印象的だ。白地に黒の花プリントドレスはシンプルなのにプリーツ、たわみ、ギャザーなどの手法で表情豊かに仕上がっている。TOGA らしい PVC やグリッターも登場するが、控えめで大人のエレガンスを感じさせる。
東京を飛び出し、ロンドンで発表してきたストリートとモードの融合コレクションはぐっと大人服になった。この10月、20周年を記念して東京の新国立美術館でコレクションを行う。
HP: www.toga.jp