Jil Sander (ジル サンダー) 2018年春夏コレクション - 真っ白い会場でデビューコレクションを発表したルーシー&ルーク・メイヤー
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Jil Sander (ジル サンダー) 2018年春夏コレクション - 真っ白い会場でデビューコレクションを発表したルーシー&ルーク・メイヤー
Jil Sander Spring Summer 2018 Collection
2018年春夏ミラノコレクションをファッションディレクター萩原輝美が速報レポート。Jil Sander (ジル サンダー) 2018年春夏コレクション
Jil Sander (ジル サンダー) は2018年春夏シーズンから Lucie Meier (ルーシー・メイヤー) と Luke Meier (ルーク・メイヤー) がクリエイティブ・ディレクターに抜擢された。Lucie Meier は Dior (ディオール) のアトリエでウイメンズ担当のデザイナーだった。Luke Meier は自身のメンズブランド OAMC が人気のデザイナーだ。
夫婦二人で Jil Sander、メンズ&ウイメンズ60点のデビューコレクションを発表した。大切にしたのは「ピュアな精神」会場は真っ白な壁と青い空を見上げるフィエラの屋外だ。白壁に囲まれた長いランウェイを爽快にモデルたちが歩く。
ファーストルックは白のコットンポプリンが優しく揺れ、光るフレアードレスだ。アシンメトリーにプリーツが施され、フォルムが変化する。シャツドレス、シャツは量感がありながらシャープなカッティングでデフォルメされている。ネイビーブルーのペンシルパンツスーツに白シャツを合わせ、初期の Jil Sander のコレクションを思い出す。
モスリンのシャーリングドレスは手仕事で小さなビーズがつけられ、コーティングレザーのペンシルスカートの裾にはレースが覗く。今までなかった繊細な技、装飾が加わる。
メンズ、ウイメンズのスーツのインナーにはプラスティック加工の光るシャツをのぞかせ、今年らしい着こなしだ。フィナーレ、マクラメの装飾がジャケット下から覗くスーツを並べた。デビューコレクションは歓声を浴びた。