Valentino (ヴァレンティノ) 2018年春夏コレクション | ユーティリティをエレガンスに収めるレイヤードスタイル
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Valentino (ヴァレンティノ) 2018年春夏コレクション | ユーティリティをエレガンスに収めるレイヤードスタイル
Valentino Spring Summer 2018 Collection
2018年春夏パリコレクションをファッションディレクター萩原輝美が速報レポート。Valentino (ヴァレンティノ) 2018年春夏コレクション
Pierpaolo Piccioli (ピエールパオロ・ピッチョーリ) がデザインする Valentino (ヴァレンティノ) の勢いが止まらない。7月にオートクチュールで見せたレイヤードルックをさらに進化させ、モダンでリアルな作品を並べた。
ファーストルックは PVC のライダースジャケットにフリルが裾から揺れるブラウス、カーキのショートパンツを合わせている。PVC はヴァレンティノカラーのピンクベージュで優しい透明感だ。ライダースには小さなケープがのせられ、強いアイテムなのにエレガントに仕上げらている。
ドローストリングのパーカーブルゾンは同系色のパッチワークでレイヤードを印象的にしている。グレイのカーゴパンツ、ピンクのコンビネゾンなど機能服も甘い色で、リボン付のパンプスを合わせフェミニンだ。アウトポケットがたくさん使われているが色、素材を変え、トリミングを施し手仕事の技が加わっている。
パステルカラーのオーガンジーにスパンコールを施したブルゾンはミニスカートと合わせているが、ロングドレスに重ねても素敵だ。プリントに無地をグラフィカルにつないだドレスにはフリルや刺しゅうが添えられ、カジュアルな服にもクチュールファブリックとテクニックがふんだんに使われている。ショルダーストラップとウエストベルトがついた新作バックが軽快だ。
U ネックのタンクミニドレスにはホルターネックのベルベットのインナーが覗く。マルチカラーの花が刺しゅうされたロングドレスは春の祭典のように華やかだ。ドレスも小さなホルターネックのインナーを合わせたレイヤードルックになっている。ラグジュアリーがぐっと身近に感じられるコレクション、圧巻の78ルックを披露した。
問い合わせ先/ヴァレンティノ インフォメーションデスク 03-6384-3512
HP: www.valentino.com