Monsieur Yves Saint Laurent (ムッシュ イヴ・サンローラン) の人生を辿る、夢のような美術館がパリにオープン

Monsieur Yves Saint Laurent (ムッシュ イヴ・サンローラン) の多大なる功績を讃え、10月3日火曜日パリにイヴ・サンローラン美術館がオープンした。パリの美術館は、イヴ・サンローラン財団の事務所であり、30年間 Monsieur Yves Saint Laurent のファッションハウスとして使用されていた建物の中にオープン。ナポレオンの時代から続く歴史的建造物として古くから知られている外観は、前を通るだけでも十分な迫力がある。Monsieur Yves Saint Laurent の魂が宿った立地に、訪れる人は彼を身近に感じることができるだろう。

Yves Saint Laurent dans son studio, 1986 © DR

美術館内では、イヴ・サンローラン財団が保存してきた5,000枚以上のオートクチュール・コレクションをはじめ、15,000個以上のアクセサリー、何千のスケッチやコレクションボード、写真などを展示。衣類作品としては、オートクチュールのみならず、プレタポルテ・コレクションである Yves Saint Laurent rive gauche (イブ・サンローラン　リヴ・ゴーシュ) に関するものも含まれており、滅多に目にすることのできない美しいコレクションの数々にきっと圧倒されるだろう。また、彼が若い頃から描きためたファッションデザインに加え、劇場や映画館、バレエシアターといったの非常に珍しいスケッチも公開。さらに、売上やクライアントのレコード、雑誌クリッピングやインタビューといった当時の空気を味わうことのできる貴重な資料も間近で見ることができる。膨大なコレクションは見て回るだけでも一日が終わってしまうほどのボリューム。展示のほか、Monsieur Yves Saint Laurent が利用したオートクチュールのサロンやデザインスタジオへの訪問も可能となっており、まさに彼の人生そのものを辿る夢のような施設が誕生した。

続く、10月19日(木) には Monsieur Yves Saint Laurent が頻繁に訪れたという、モロッコのマラケシュにも美術館がオープンする予定とのこと。両施設ともに人生で一度は行っておきたい話題のスポット、ぜひチェックしてみて。

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HP: museeyslparis.com