【TFP推薦図書】『AMETORA（アメトラ）日本がアメリカンスタイルを救った物語』by W. David Marx (デーヴィッド・マークス)

2012年に TFP でもロングインタビューを掲載した、アメリカ生まれ、東京在住のライター W. David Marx（デーヴィッド・マークス) の新著『AMETORA（アメトラ）日本がアメリカンスタイルを救った物語』(DU BOOKS) が発売された。本書は、2015年にアメリカで出版され、瞬く間に話題を呼んだ書籍『Ametora: How Japan Saved American Style』の待望の翻訳版。

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アイビー、ジーンズ、ストリートウェアなど戦後アメリカから輸入したスタイルを、日本人は独自の解釈と評価を加え、研究し、マニュアル化し、継承してきた。そして、90年代以降は、アメリカや世界のメンズファッションが、日本を参考にしているという衝撃の状況を描いた傑作ノンフィクションだ。VAN、マガジンハウス、ハーネスト婦人画報社、小林泰彦、穂積和夫、くろすとしゆきなど、米国のスタイルを日本へ持ち帰った先駆者や、仕掛け人、関係者への細やかな取材と現存する資料をもとに、歴史的視点から紐解いた文化史で、ファッションやカルチャーに関心のある人、業界人、必読の1冊になっている。

Photo by Hiroki Watanabe | © The Fashion Post

＜プロフィール＞
W. David Marx (デーヴィッド・マークス)
ライター。1978年、アメリカ・オクラホマ生まれ。2001年にハーバード大学の東洋学部を卒業後、2006年に慶応義塾大学大学院の商学部で修士号を取得。現在はライターとして活躍。日本のファッションや音楽などについて、『GQ』『BRUTUS』『THE NEW YORKER』などで執筆するほか、『POPEYE』で連載を持っている。2017年、『AMETORA』の日本語版をDU BOOKSより刊行。東京在住。