進化を続けるカルトムービー界の巨匠が描く、極彩色の自叙伝『エンドレス・ポエトリー』が公開
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進化を続けるカルトムービー界の巨匠が描く、極彩色の自叙伝『エンドレス・ポエトリー』が公開
"Poesia Sin Fin" To Launch In Japan From November 18
2014年に23年ぶりの新作『リアリティのダンス』と、製作されなかった幻の超大作ホドロフスキー版「DUNE」の顛末を追ったドキュメンタリー『ホドロフスキーの DUNE』が公開され、往年のファンだけでなく若者をも巻き込みブームを呼んだ88歳の鬼才 Alexandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー)。待望の最新作『エンドレス・ポエトリー』が、11月18日(土)より公開される。
2014年に23年ぶりの新作『リアリティのダンス』と、製作されなかった幻の超大作ホドロフスキー版「DUNE」の顛末を追ったドキュメンタリー『ホドロフスキーの DUNE』を公開し、往年のファンだけでなく若者をも巻き込みブームを呼んだ88歳の鬼才 Alexandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー)。待望の最新作『エンドレス・ポエトリー』が、11月18日(土)より公開される。前作『リアリティのダンス』の続編として位置づけられた本作は、自身の青年時代を虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で瑞々しく描くことで、“生きること” を全肯定した青春映画の傑作となっている。
70年代に、John Lennon (ジョン・レノン) や Andy Warhol (アンディ・ウォーホル) が惚れ込んだという伝説の映画『エル・トポ』を発表。その後、『ホーリー・マウンテン』(1973)、『サンタ・サングレ/聖なる血』(1989) を発表し、カルト界の巨匠としての確固たる地位を築いてきた Alexandro Jodorowsky は御歳88歳。前述した通りその表現への活力は衰えることなく、本作でも多くの人々の心を惹きつけてやまない。撮影は、ホドロフスキー組初参加の Wong Ka wai (ウォン・カーウァイ) 監督作品『恋する惑星』(1995) など手持ちカメラを使った独特の映像で知られる Christopher Doyle (クリストファー・ドイル) が担当。Alexandro Jodorowsky 類い稀なき独特の色彩感を見事に切り取っている。
本作では、自身の青年時代を末息子の Adan Jodorowsky (アダン・ホドロフスキー)、その父親役に長男の Brontis Jodorowsky (ブロンティス・ホドロフスキー) を起用。それぞれ、役者だけでなくミュージシャンや演出家として幅広く活躍しており、本作で親子の芸術的なコラボレーションが実現した。先日東京国際映画祭のために来日した主演の Adan Jodorowsky は、前作に続き本作でもサウンドトラックも手がけており、作品全体の世界作りに大きく関わっている。底知れぬカルト的なカリスマ一族の描き出す予測不能なマジカルワールド、ぜひあなたも堪能してほしい。
<あらすじ>
故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住したホドロフスキー一家。さまざまな悩みや葛藤を抱えたアレハンドロ青年は、後に世界的な詩人となるエンリケ・リンやニカノール・パラら、若きアーティストとの出会いにより、自分が囚われていた現実から解放される。
作品情報 | |
タイトル | エンドレス・ポエトリー |
原題 | Poesia Sin Fin |
監督 | Alexandro Jodorowsky (アレハンドロ・ホドロフスキー) |
出演 | Adan Jodorowsky (アダン・ホドロフスキー)、Pamela Flores (パメラ・フローレンス)、Brontis Jodorowsky (ブロンティス・ホドロフスキー) |
配給 | アップリンク |
制作国 | フランス、チリ、日本 |
制作年 | 2016年 |
上映時間 | 128分 |
HP | www.uplink.co.jp/endless |
©︎ 2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE | |
2017年11月18日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国順次公開 |