日本独占配信: ラフ シモンズが2013年春夏キャンペーン映像を公開

文: 編集部

RAF SIMONS S/S 2013 campaign film
Direction: Pierre Debusschere at Art+Commerce
Styling: Robbie Spencer at Intrepid
Art Direction: Marieke Van Dongen at RAF SIMONS
Models: Andrew Wesermann at Tomorrow is another day, Matthieu Gregoire at SUCCESS MODELS & Anne-Catherine Lacroix at HMM MODELS
Hair: Naoki Komiya at Julian Watson
Makeup: Adrien Pinault at MANAGEMENT+ARTISTS
Sound Design: Frederic Ameel at 254FOREST
Production: 254FOREST

『THE FASHION POST (ザ･ファッションポスト)』が RAF SIMONS (ラフ シモンズ) の2013年春夏キャンペーンを今週金曜日まで独占配信する。キャンペーン・イメージと映像のディレクションはベルギー人フォトグラファーの Pierre Debusschere (ピエール・ディバッシャー) 、スタイリングは Robbie Spencer (ロビー・スペンサー) がそれぞれ手がけている。

昨年6月にパリ・バスティーユのギャラリーで発表された RAF SIMONS の2013年春夏コレクションは、デザイナー Raf Simons が Dior (ディオール) にて初となるオートクチュールのショーを発表する数日前ということもあり、たくさんの注目を集めた。今季の Simons は、クラシックなテーラードとスポーツウエアを融合させ、オーバーサイズのシルエットとアンドロジナス (中性的) なスタイルのコレクションを発表。彼のブランドのルーツである音楽とユースカルチャーを掘り下げた原点回帰ともいえるコレクションでもあった。今回のコレクション制作に関して Nirvana (ニルヴァーナ) と 1990年代初頭のグランジ・ロック・シーンに影響を受けたそうで、Nirvana の元フロントマン Kurt Cobain (カート・コバーン) が花柄のドレスを着た有名なポートレートにあるような、花柄のプリントがテーラード・コートのプリーツされたバックにほどこされていた。

RAF SIMONS の真骨頂で、現在大きなトレンドとして注目されているショートパンツ・ルックも多く登場し、ロサンゼルスを拠点に活躍する現代アーティスト Brian Calvin (ブライアン・カルヴァン) とのコラボレーションによる大きな顔が描かれたオーバーサイズのTシャツを発表した Raf Simons。Dior のデザイナーに就任したとしても、1995年からデザインをしている彼のメンズウエアの方向性は変わらない、そう思わせるコレクションだった。

RAF SIMONS
URL: http://www.rafsimons.com