生ける伝説、佐伯俊男最大規模の個展『雲然』が開催
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生ける伝説、佐伯俊男最大規模の個展『雲然』が開催
NANZUKA Presents Toshio Saeki's Largest Exhibition
伝説に名を残す絵師、佐伯俊男の個展『雪然』が2018年1月20日から NANZUKA にて開催される。佐伯俊男のオリジナル作品をまとめた個展としては過去最大規模の展覧会となっている。
伝説に名を残す絵師、佐伯俊男の個展『雲然』が2018年1月20日から NANZUKA にて開催される。佐伯俊男のオリジナル作品をまとめた個展としては過去最大規模の展覧会となっている。
佐伯俊男は、ブラックユーモア溢れ、性的タブーを露わにするエロティックな作品で知られ、その作品は現代の春画、妖怪画とも呼ばれている。日本のアンダーグラウンドシーンのイラストレーションという文脈だけに留まらず、近年はイギリスやフランス、イスラエル、アメリカ、カナダ、香港、台湾など世界各国で展覧会が開催されるほどの人気を誇っている。また、『Rêve écarlate』や『夢覘―佐伯俊男画集』、『佐伯俊男70』など作品集も精力的に発表するなどして、国内外から高い評価を獲得している。
1945年に宮崎県で生まれた佐伯俊男は、幼少期を大阪で過ごした後、1969年に上京。エロスであったり、ユーモアやホラーを織り交ぜた独特の作品が、寺山修司や澁澤龍彦ら錚々たる面々から賞賛を浴び、1970年に『平凡パンチ』にてデビューを果たした。同年に発表された『佐伯俊男画集』の原画展をパリで開催するものの、展覧会終了後に全作品が盗難に遭うという逸話を持つ。また、1972年に John Lennon (ジョン・レノン) とオノ・ヨーコのアルバム『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』に作品が使用されたことで一躍脚光を集め、国際的に広く知られるようになった。
本展では、70年代から80年代にかけて佐伯俊男が描いたオリジナル作品を中心に、新作も展示される予定だ。また、彩色を加えた巨大な壁画にも挑戦するという。是非ともその人間の内面をえぐるような刺激的で蠱惑的な作品の数々をその目で確かめてみて欲しい。
展覧会情報 | |
展覧会名 | 雲然 |
会期 | 2018年1月20日(土)~2月24日(土) |
営業時間 | 11:00-19:00 ※月曜・日曜・祝祭日は定休 |
会場 | NANZUKA |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB2F |
問い合わせ先 | 03-3400-0075 |
HP | nug.jp |