'Mike Kelley, Day Is Done' At WATARI-UM, The Watari Museum Of Contemporary Art

ウィットに富んだポップアート界の異端児、マイク・ケリーの展覧会「マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋」がワタリウム美術館にて開催

'Mike Kelley, Day Is Done' At WATARI-UM, The Watari Museum Of Contemporary Art
'Mike Kelley, Day Is Done' At WATARI-UM, The Watari Museum Of Contemporary Art
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ウィットに富んだポップアート界の異端児、マイク・ケリーの展覧会「マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋」がワタリウム美術館にて開催

'Mike Kelley, Day Is Done' At WATARI-UM, The Watari Museum Of Contemporary Art

ワタリウム美術館が、アメリカのアーティスト Mike Kelley (マイク・ケリー) の作品を紹介する展覧会シリーズをスタートした。第1弾は「マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋」。

サタンの鼻の穴「女々しいメタル/クローバーの蹄」シリーズより1989年 Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY  

サタンの鼻の穴「女々しいメタル/クローバーの蹄」シリーズより1989年 Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

ワタリウム美術館が、アメリカのアーティスト Mike Kelley (マイク・ケリー) の作品を紹介する展覧会シリーズをスタートした。第1弾として「マイク・ケリー展  DAY IS DONE  自由のための見世物小屋」が1月8日(月)から3月31日(土)までの期間で開催中だ。

Mike Kelley (マイク・ケリー) (1954-2012) は、アメリカの大衆文化を通じて、社会の奥深くに潜むさまざまな問題点をあぶり出しそれらをアートのフィールドに持ち込んだ、現代アートの最も重要なアーティストの一人である。60年代にポップ・アートの旗手として華やかに登場した Andy Warhol (アンディ・ウォーホル) を表のスターとすると、Mike Kelley は裏の帝王だろう。1980年代初頭からパフォーマンス、ペインティング、ぬいぐるみやサウンドを用いたインスタレーションを発表。1992年には親交のあったロックバンド Sonic Youth (ソニック・ユース) のアルバム『Dirty (ダーティ)』のジャケットを手がけ、一躍世界で注目されるアーティストとなった。その後もPaul McCarthy (ポール・マッカーシー) など他アーティストとのコラボレーション、音楽活動、アルバムジャケットの制作など幅広く活動した。階級やジェンダー、マイノリティーに対する差別、トラウマや暴力、性などを題材に皮肉やユーモアを交えた作品で知られている。

ファーム・ガール 課外活動 再構成 #9 2004-2005年 Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

ファーム・ガール 課外活動 再構成 #9 2004-2005年 Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

ワタリウム美術館では今回の展覧会を皮切りに、Mike Kelley のさまざまな作品を複数回の展覧会としてまとめ紹介していく。 第一弾の本展では、まず「Day is Done」(2004-2005) という高校時代の「課外活動」の様子を写したモノクロ写真の再生の中で映像やインスタレーション、写真作品へと広がっていった大作を展示する。 「抑圧された記憶症候群」をテーマにヴァンパイア、田舎者、ハロウィンの祭り、不機嫌な悪魔などを登場させ、ダンスや音楽、シナリオテキストなどすべてを Mike Kelley 自身がディレクションをしている。また、巨大なシルクに鍵十字や悪魔、男性器、ヘビーメタルといったモチーフと自身のルーツであるアイルランドの神話で幸運のモチーフとされる四つ葉のクローバーを組み合わせた「Pansy Metal/Clobered Hoof (1989/2009)」シリーズ、カナダの実験的アーティストの David Askevold (デヴィッド・アスクヴォルト) との共作「The Poltergeist」の一部で1979年制作の初期作品「Ectoplasm #1-#4」、アメリカ・ミネアポリスの農協「ランド・オ・レイクス」のバターのパッケージに描かれた少女をモチーフにした「Land O’Lakes」(1996) なども展示する。

「ぼくはカウンターカルチャーからアートの世界に入った。 そこでは大衆文化から素材をピックアップして “ひっくり返し”  別の意味に変化させるのが当たり前のやり方だ。 そしてその中に隠され、抑圧されているものを明らかにする。」と語った Mike Kelley の “見世物小屋”。ぜひ会期中に足を運んでみてほしい。

エクトプラズム#2 外に出るエクトプラズムの幻「ポルターガイスト」シリーズより1979年 Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

エクトプラズム#2 外に出るエクトプラズムの幻「ポルターガイスト」シリーズより1979年 Art © Mike Kelley Foundation for the Arts. All rights reserved/Licensed by VAGA, New York, NY

展覧会情報
展覧会名 マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋
会期 1月8日(月)〜3月31日(土)
場所 ワタリウム美術館
住所 東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間 11:00~19:00 (火曜日のみ21時まで開館)
休館日 月曜日 (1月8日、2月12日は開館)
観覧料 大人 ¥1,000円、学生 (25歳以下) ¥800、小・中学生 ¥500、70歳以上 ¥700
HP www.watarium.co.jp
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