巨匠ヴィム・ヴェンダースも絶賛するイタリア出身のアーティストロバート・ボシシオの日本初となる個展が開催
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巨匠ヴィム・ヴェンダースも絶賛するイタリア出身のアーティストロバート・ボシシオの日本初となる個展が開催
Robert Bosisio To Hold Exhibition At 104GALERIE & 104GALERIE-R
by Daisuke Yokota
池尻大橋にあるギャラリー、104GALERIE が2018年3月23日(金)から 5月20日(日)までの期間、イタリア出身のアーティスト Robert Bosisio (ロバート・ボシシオ) の個展「Paintings」を、104GALERIE、104GALERIE-R の二会場で同時開催する。
池尻大橋にあるギャラリー、104GALERIE が2018年3月23日(金)から 5月20日(日)までの期間、イタリア出身のアーティスト Robert Bosisio (ロバート・ボシシオ) の個展「Paintings」を、104GALERIE、104GALERIE-R の二会場で同時開催する。日本初となる本展では、近年描いてきた新作の人物画を中心に、長年に渡り研究を続けてきた、空間を描いた「インテリア」シリーズ数点を 104GALERIE、104GALERIE-R の2会場にて展覧する。
1963年イタリア北部トローデナ出身の Robert Bosisio は、ウィーン美術アカデミーを卒業後、ベルリン、ニューヨーク、ロンドンにて芸術を学び、現在はトローデナ (イタリア)、クルジュ = ナポカ (ルーマニア)、ベルリン (ドイツ) の3都市のアトリエを拠点に制作活動を続けている。作品との距離や当たる光の種類など、見るものの環境によって印象を大きく変化する彼の作品は、抽象画とも具象画ともカテゴライズできない独自の表現を特徴とする。ある作品は近距離で見ると曖昧な抽象画のように見え、数歩下がって全体を捉えるとイメージ全体の輪郭を見ることができる。そのような視覚効果は、作品に用いられるオイル、テンペラ、灰、砂、ワックス、石膏などが重なってできる 複雑なテクスチャーの層が織りなすことで生み出される。作品同様に、彼の深い思考はその制作過程にも反映されている。時には古典的とも言える手法で描かれた風景画や人物像の具象性、それが自身の持つ抽象性とせめぎ合い、独自の領域に昇華している。その交錯の中に潜む美が彼の作品の最大の魅力となり、観るものを惹きつける。
Robert Bosisio の20年来の親しい友人であり、良き理解者として交流のある映画監督 Wim Wenders (ヴィム・ヴェンダース) は、折に触れて彼に寄せるテキストや詩を発表している。以下、2010年に発表された『見ること、そして信じること… (原題: Seeing is Believing…)』より抜粋。「…フェルメールにとってもそうであったように、ロバートにとって見ることは最上の喜びにして神聖な行為というだけでなく彼の芸術において最も真なる主題である。(それは彼が目を描く時だけではなく…) 彼のキャンバスが並ぶ、その前に立ち彼は我々に (再び) その目で見させる、そして認識させる21世紀の今日においてもなお絵画が表層を超越し本質を捉え得ることを我々に (再び) 信じさせてくれるのだ我々の世界が単なるモノで溢れているのではなくそこには魂をもった確固たる物質が存在するのだということを..」
展覧会情報 | |
展覧会名 | Paintings |
アーティスト | Robert Bosisio |
会期 | 3月23日(金)〜5月20日(日) |
場所 | ⑴ 104GALERIE ⑵ 104GALERIE-R |
住所 | ⑴ 東京都目黒区青葉台 3-22-1 目黒ハイツ 104 ⑵ 東京都目黒区大橋 1-6-4 GARAGE |
開廊時間 | 12:00~20:00 |
休廊日 | 水曜日 |
観覧料 | 無料 |
HP | 104galerie.com |