Balenciaga's Fall Winter 18 Collection

シルエットに再び革命を！Balenciaga (バレンシアガ) 18年秋冬コレクション

Balenciaga's Fall Winter 18 Collection

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Mar 26, 2018 8:00 AM

シルエットに再び革命を！Balenciaga (バレンシアガ) 18年秋冬コレクション

Balenciaga's Fall Winter 18 Collection

by Manaha Hosoda

Demna Gvasalia (デムナ・ヴァザリア) による Balenciaga (バレンシアガ) 18年秋冬コレクションがパリにて発表された。

本コレクションは、ウィメンズコレクションとメンズコレクションが統合されてから初のランウェイショー。Demna Gvasalia がアーティスティック・ディレクターに就任して以来、数々の斬新なアイディアで世間の注目を集めてきた Balenciaga だけに、数多くの人が統合というブランドのまた新たな1ページに胸を高鳴らせていたに違いない。

会場の中央にお目見えしたのは、まるでスケートパークかのようにグラフィティが施された雪山。そこから連想されるのは、スノーボードだ。Demna Gvasalia は、今回このスノーボーディングパラダイスとともに、そのウェアのレイヤードに着目。コレクションでは、最大9枚ものアウターを重ねたボリューム満点のレイヤードスタイルや個別でも着用できるガーメントをふたつ組み合わせた「ツインセット」トロンプルイユを発表。シルエットやボリュームのバランスで遊ぶ Demna Gvasalia らしいコレクションに仕上げられている。また、本コレクションでは創立者 Cristóbal Balenciaga (クリストバル・バレンシアガ) の遺産である構築的なテーラリングを3-Dボディスキャンニングやデジタルフィッティングといった最新技術を用いることで再設計。かつてオートクチュールの巨匠が女性のシルエットを表現するために革新的な技術を採用したように、Demna Gvasalia も女性と男性の体格を精密に測定することで斬新なシルエットを生み出した。

また、今回のコレクションで Balenciaga は、世界的な飢饉に援助を行う世界最大の人道支援組合 The World Food Program (国際連合世界食糧計画、通称WFP) を「WFP」ロゴを配したアイテムによって支援。また、「Saving Lives, Changing Lives」といったスローガンを冠したアイテムもお目見えした。こうしたアイテムの売り上げの一部は、WFPに寄付される。Demna Gvasalia は、こうした取り組みについて「私たちは、このThe World Food Programmeとのパートナーシップを、ファッションを異なる方法で活かしながら、私たちの製品で、できる限り慈善活動をサポートしていく重要な一歩だと考えています。」とコメントしている。