Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ)、2019年クルーズコレクションを発表
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Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ)、2019年クルーズコレクションを発表
Bottega Veneta's Cruise 2019 Collection
by Manaha Hosoda
Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ) が2019年クルーズコレクションを発表した。 クリエイティブ・ディレクターの Tomas Maier (トーマス・マイヤー) が今回打ち出したのは、ウィメンズ、メンズのコレクションをどちらも3つのグループに分けてデザインし、デリバリーの時期もそれぞれ変えるという画期的なアプローチ。機能的でありながら、純粋なクリエイティビティが発揮されたコレクションに仕上げられている。
Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ) が2019年クルーズコレクションを発表した。 クリエイティブ・ディレクターの Tomas Maier (トーマス・マイヤー) が今回打ち出したのは、ウィメンズ、メンズのコレクションをどちらも3つのグループに分けてデザインし、デリバリーの時期もそれぞれ変えるという画期的なアプローチ。機能的でありながら、純粋なクリエイティビティが発揮されたコレクションに仕上げられている。
ウィメンズコレクションは、2018年秋冬コレクションの系譜を引き継いだグループ、寒色系のパステルカラーで構成されたグループ、春の雰囲気を感じさせるグループという3つのミニコレクションでお目見え。最初のグループは、秋の宝石のような深みあるオレンジやマリーゴールドイエロー、バカラローズといったリッチな色彩が特徴。ダブル・カシミヤやダブル・ウールといったブランドのシグネチャーを活かした冬らしい装いに Tomas Maier らしい遊び心が効いたコレクションに仕上げられている。「一年のうちでもっとも日の短い日々こそ、より明るい色彩を提案したいと考えました。」と彼が語るように、繊細な色彩が美しい第2のグループは、ボイルド・カシミヤや100年以上の歴史を誇るドイツの老舗繊維会社 Steiff Schulte (シュタイフシュルテ) 製のテディベア・ファー、手触りの良いレースなど上質な素材が採用されている。そして最後のグループでは、用いられているプリントやパターンのモチーフそれぞれが小さいドットからできており、遠くから見ると千鳥格子や壁紙プリントのように見えるというひねりの効かせたコレクション。細部まで計算し尽くされたデザインは、是非ともレイヤードで楽しみたいところだ。
メンズコレクションもまた、2018年秋冬コレクションのリッチな色彩を基調に、様々なグラフィックチェックを活かしたコレクションがお目見え。また、バブルガムピンクやミントグリーンを効かせた砂漠のトーンが新鮮なグループ、プリンス・オブ・ウェールズ、ウィンドウペン、格子といったクラシックなメンズウェアのチェックパターンを点描画で表現したユニークなグループが続いていく。メンズバッグには、春節にあわせて干支の「亥」の形をしたナッパレザーやクロック、イントレチャート・ナッパレザー製のチャームがついた、これまでに類を見ないアイテムが登場しているので、是非注目してみてほしい。