銀座メゾンエルメス フォーラムが、「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展を開催
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銀座メゾンエルメス フォーラムが、「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展を開催
'Les mains sans sommeil' To Be Held At Ginza Maison Hermès Le Forum
by Daisuke Yokota
銀座メゾンエルメス フォーラムが、9月13日(木)より「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展を開催する。
銀座メゾンエルメス フォーラムが、9月13日(木)より「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展を開催する。
世代を超えて伝承される技をもつ職人と創造性豊かな現代アーティストが出会い、共有と協働を行うことを目的に、2010年以来エルメス財団によって定期的に開催されている本プログラム。今回は、2014年から2017年の間に3人のメンターによって選出された9名の作家たちが参加した。彼らは主にフランスに拠点を持つ Hermès (エルメス) の様々な工房に滞在し、その卓越した職人技に触れるとともに、シルク、皮革、銀、クリスタルといった Hermès の誇る最高峰の素材を使用し作品を制作。本展では、卓越した技術をもつ職人とともに試行錯誤を重ね、生み出されたアート作品の数々を二期にわたって展示してゆく。
「眠らない手」と題した本展は、とくに職人やアーティストの「動き」や「しぐさ」に注目する。多様な道具を用いつつ、緊張感や集中力を要する職人たちの世界において、言語を介さないコミュニケーションは非常に重要といえるだろう。職人たちのその手には、熟練の技と意思、感情といった強いメッセージが秘められているからだ。一方、アーティストたちは、 素材を「為すに任せる」大胆さで扱い、その手から自由な形やプロセスを誘い出してゆく。高度な技で洗練を導き出す反復的な無意識の動作の中に、抽象的な思考や偶然の身振りといったもうひとつの無意識が加わることで、素材が変容していくその過程もまたアートと言えよう。
会期中にはパフォーマンスやアーティストトークも開催。レジデンシー・プログラム期間中に制作された作品のみならず、各作家の過去の作品もあわせて展示することにより、若きアーティストたちの想像力と、Hermès の素材や技との出会いをより多角的に鑑賞することのできる貴重な機会となる。公式サイトでは本展のキュレーター Gaël Charbau (ガエル・シャルボー) を中心に、3名のメンター、9名のアーティスト、そして Hermès が誇る職人たちの4年間をまとめたドキュメンタリーを公開中。こちらも合わせてチェックしてみてほしい。
展覧会情報 | |
イベント名 | 「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展 |
会期 | Vol.1:2018年9月13日(木)~11月4日(日) Vol.2:2018年11月15日(木)~2019年1月13日(日) |
場所 | 銀座メゾンエルメス フォーラム |
住所 | 中央区銀座 5-4-1 8 階 |
営業時間 | 月~土曜11:00~20:00 (最終入場19:30) 日曜 11:00~19:00(最終入場18:30) |
定休日 | 不定休 |
観覧料 | 無料 |
HP | www.maisonhermes.jp |